11月11日(水)

 いかなごの学芸会のために午前半休を取った。もぐ「もぐ君もお休みします」…保育園児は姉の学芸会のためにお休みは取りません。

 折角半休取ったし、と郵便局行ったり、布屋行ったり、電話かけたり、眼鏡作りに行ったりして、やたら忙しかった。学芸会は今年は合奏だったが、まあ可もなく不可もなく。なんか一人一言ずつ叫んで説明するところで間が空いて、あ、忘れてる子がいる、と思ったら、うちの子だったけど…。

 眼鏡は前回作ったのが6年ほど前で、いい加減作り直しなさい、と前々から眼鏡屋さんに言われていたので、作り直しに行った。レンズの値段がかなり下がっていて、びっくりした。目の周りのクマやくすみをカバーしてくれるというので、薄い色がついているものにしたが、果たして…。

 ファロン『サイコパス・インサイド』を読み終わった。まず最初に、最近の本とは思えないほど翻訳が酷く、さらに校正も甘くて、超読みにくい。神経科学者でベンチャー立ち上げて成功して、3人の子持ちの成功者である著者は、ある日自分の頭の画像がいわゆるサイコパスの脳の特徴を備えてることを知る。そんなバカな!ありえねえ!俺には妻子もいて成功してるし、そもそも反社会的ではないぞーと思いつつも、じっくり自分の人生を思い返したり、周りの人々の意見を聞くと、反社会的ではなく犯罪は犯してないという一点を除くと、衝動的で浅薄で、平然と嘘をつき、何か悪いことをされた時はずっと覚えておいて後でこっそり復讐し、親切だが他人への共感性は低く、平気で約束を違え、妻が病気をしている時に浮気を繰り返し、孫を家に一人で置き去りにして、そのことを忘れるという、とんでもないヤツであることが判明する。しかも、そのことを若い頃から繰り返し周りから指摘されていたにも関わらず、本人は俺が成功者だから嫉んでいるだけだ、と思い込んでいたという…最後に「私は人から好かれている」と本人は書いているが、そう思ってるのはアンタだけじゃないのか、と他人への共感性が低く、平気で浮気を繰り返し、自分のことしか考えない父親を持った私は思いますね。

 それはともかく、画像のみでサイコパスと疑われた人が、やはりサイコパス的特長を備えていると分かったことは凄いと思うし、それを自分で確かめた著者も凄いと思う。著者は常に軽い躁状態だそうだが、それがプラスに働くんだろうな。サイコパス的特徴を持った人が反社会的になるには幼児期の虐待が必要、という著者の考えも、何世代も争いがない平和的な部族でも、攻撃性の高い遺伝子は他の地方の人間と同じ位のパーセンテージで存在するとか、生まれつきサイコパス的特長を持つと分かっていれば、社会的被害を減らすように育てられるかもしれないという考えも、興味深かった。

11月12日(木)

 今日の晩御飯:さんまの開きと炊き込みご飯とおかかキャベツと昨日一昨日のおでんの残り。

 昨日の学芸会の動画をみんなで見たら、いかなごが合唱の時に激しく首を縦に振っていた。私も中学の時に、自分が合唱でどれほど首を縦に振っているかを見て驚愕した覚えが…そんなとこ遺伝しなくていいから!

11月13日(金)

 放射線治療の勉強会チラ見。今世紀に入ってからコンピューターのおかげで凄く進歩してるのね。

 ペルヌー『王妃アリエノール・ダキテーヌ』を読み終わった。資料から構成された12世紀のイングランド王妃の伝記。主人公はまだあまり統一されていないフランスの大領主の後継者として生まれ、フランス王と結婚するが、イヤになって離婚し、直後に当時はフランスの大領主でもあるイングランド王と再婚し、今度は子供達と手を組んで浮気した夫と対立し、夫と子供の多くが死ぬまで活躍して82歳で大往生。

 フランスのルイ7世との間に娘2人、イングランドのヘンリー2世との間に8人生んだが、死んだときに生き残っていたのは2人。最愛の息子リチャード獅子心王は子を残さずに死に、生き残ったのは後にフランスの領地をほとんど失ったジョン失地王と、スペインに嫁いだ娘だけだが、この娘が産んだ子を通じて、ヨーロッパ中の王室に子孫がいるという。聖地エルサレムを奪還しようとえらい遠くまで十字軍しに行ってたのね、とか(巡礼でもあるので妻子連れが普通らしい)、封建領主は個人関係が大事なので領主の性格が大事とか、やっぱり教会の力が強いとかはともかく、ライバル同士の2人の王を渡り歩いた挙句浮気した夫と対立とかマジ凄い。

11月14日(土)

 ツイッターだけが情報源なので、何が起こってるのか、さっぱり。

 エリック・ボンパールは動画で少し。ははあ…そのいかがわしさをインド的に有効活用しようと…>ヴォロトラ。…てか、モーゼルとモロゾフがでか過ぎます。

 コフトンさん、少し上達していらっしゃる気がしたのに、当然だとは思うが中止で残念。

 テレビ「古代エジプトの女王クレオパトラの…」もぐ「ありのーままのー♪」S君「…女王に反応したのか」

11月15日(日)

 姉としりとりをしながら「ラではじまる言葉は3つしかない!ラジオとラクダとラビリンス!」とか曰う本日の主役をS君がスケート教室に連れて行き、途中で私といかなごは下ろしてもらって、髪結い屋さん(舞妓変身処でもある)へ。

 初めはS君が付き添う予定と伝えておいたのに、私が付いてきたので、結い終わった後、髪結いさんに「しっかりしてはるから、(お父さんでも)大丈夫でしたよ」と言われた。いえ、いかなごが大丈夫なのは分かってます、心配なのはむしろS君の方。

 ついでに着付けもしてもらい、帰りのS君&もぐに拾ってもらって帰宅し、もぐの着付けをして平安神宮へ。平安神宮って実は行ったことなかったが、普通に神社なのね。15日ということもあって、被布や着物、羽織姿の家族連れが超わらわら。中国人観光客、喜んで写真撮りまくり。もぐ「もぐ君、大きくなったら実況者さんになりたい、って神社でお願いした」それは趣味でやってね。

 お参りした後、一旦帰宅して休憩し、スタジオアリスに行って記念撮影。階段上り下りしたり、遊びまわったりして着崩れしていたので、2人とも着付けし直してもらった。当然こちらも混んでいたので、撮影が終わると一旦帰宅し、2人とも身ぐるみ剥がしてゲームを与え、貸衣装を送り返す用意をして、S君と2人だけで写真選びに出直し。ついでに食料品の買い物もしたけど、子供がいなくて始終怒鳴らなくていい買い物はなんて楽なんだろうと。

 てことで、七五三無事に終了。3年前の七五三の時はずっと大雨だったので、何とか降られなかったのは良かった。もぐ感想「疲れきって、何もいいことはなかったです」(いや待望の千歳飴もらったやん。なぜか姉も)こちらも身体がしんどいです。

 なんか警官と装甲車が出てるな、と思ったら、日仏会館のイベントだからだわ…。

11月16日(月)

 診察室で怒鳴りだして「お前の家探して、両親に文句言うたる!」とか言い出した人とか、今の症状と全く合わない1年半前の薬を出せ、とかいう人が来て、両方有名な人だけに、受付さんや看護師さんから盛大に同情された。

 寝ようと立ち上がると、寝室からゾウさん抱いた五歳児が出迎え、居間で寝てた犬が一緒に寝室に行こうと立ち上がり、飛び出たウサギが跳ねて逃げる。

 facebookの知り合いか?欄に大学の同級生の顔を発見して、今の姓と3年前に出産していたことを知る。嬉しいけど、一方的に情報啜るのは何か気持ち悪い。女性で下の名前がありきたりだと、消息探しにくいので便利ではあるけどねえ…。

11月17日(火)

 バイクが動かなくなったので、昼間いつものバイク屋に電話したら、家に帰ったら代車に変わっていた(有難や)。いかなご「あれ、バイク違うのになってる?」私「そうなんですよ、お嬢さん。バイク壊れたんですよ」いかなご「あら、お粗末さま」…なんか使用法が…。

 子供達的には、透明人間も貞子も、ろくろ首や唐傘おばけと同じ古典妖怪らしい。

 白鳳が猫だまししたんかい…。

 「自分の身体は自分が一番分かっている」「飲む必要がある時しか飲まないから出せ」「医者なら患者の言うことを聞いていればいいんだ」「金を払うのはこっちだ」とかいう人もたくさんいるからな。国が年寄り受けする俳優を使って、CM打つのがいいと思うよ>多剤耐性菌対策。

 もぐのトイレにつきあってあげるいかなご「そんな恐がりじゃ、実況者さんになれないぞ」もぐ「ホラゲーなんてしないからいいの、いいの」

11月18日(水)

 男の子のおしっこの仕方は分からんので、男同士で話し合っていただきたい…。

 ゾウさん抱えて寝ているもぐは本当に愛らしい。この子の最大の長所は、必ず22時過ぎには自力で寝ていることだな。

11月19日(木)

 リプさんはこのタイミングでウル様なんだ…。

 もぐの発表会の衣装用に、体操服を紙袋に入れて持って来るように保育園に言われたので、551の紙袋に入れて持っていったら、隣のロッカーの子はmikihouseの袋に入れてきていて、ちょっと凹んだ。

 今日の晩御飯:三色ご飯、ほうれん草とベーコンときのこ炒め。

11月20日(金)

 外来が多い上に、紹介状や返事を書く人ばかりで、しかも入院も入って、ムンテラもあって、てんてこ舞い。おまけにここ数日、いかなごの来年度の塾のコース選びやクリスマスプレゼント選びや京フェス食事会の連絡で、メールばっかり打ってる気がする。

 夜、一緒に寝かせてくれと私に懇願して断られたいかなご「もぐなんてすぐに大きくなって、ママと一緒に寝られなくなってしまえ!」



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