8月11日(月)
ビルガー『炎を目の前にして』を読み終わった。ドイツの富裕家庭のユダヤ人である主人公が、一家でリトアニアに逃げて、ゲットーから収容所送りになり、怪我をしてそのまま焼却炉に放りこまれそうなところをなぜか助かったりと、数々の危ないところを生き残って、母と婚約者と共にイスラエルに移住した話。運って恐い。
8月12日(火)
この夏初のイノコズチげっと。
シャワー入る前に、ハダカで目を剥いて踊りながらヘロヘロ〜とか言ってるもぐを見て、やはり私には男児は育てられない、と弱気に。←いかなごがYMCAのキャンプでいないので、相手をする人がいない。
8月13日(水)
ペリリュー島のNスペ見た。ああいう映像は厭戦気分を引き起こすので大事だよね。それにしても、証言している人々がみんな90代で、日々さまざまな90代と接している身としては、色々考えさせられる。
8月14日(木)
仕事から帰って来たら、家の前の道路で、向かいのおじさんが竹を並べて流し素麺してた。キャンプ帰りのいかなごを迎えに行ったS君ともぐも帰って来たら、呼ばれたのでご馳走になってきた。来週の地蔵盆に向けて、竹の角度や水流を見るためのリハーサルらしい。2年前は市販の流し素麺器でやってたけど、今年は竹を支える板も自作したそうだ。いかなごともぐは、向かいのAちゃん家の子供らと一緒に、晩御飯分ぐらい食べていた。で、帰宅したら、今度は絵を描きなさい、と竹の支えの板を渡された。おじさん、本格的過ぎ(笑)。
8月15日(金)
最近、ネットで仔犬屋や犬の里親探しのページばかり見ているので、コジマのページをお勧めされた。つい見に行ったら、狆とパピヨンの雑種が可愛くて、ついつい京都のコジマに寄ってしまった。すると、とても可愛いゴールドのシーズーが目に入った。…隣にお目当ての狆とパピヨンの雑種がいたけど、とってもパピヨンだった。実際に見ないと分からないものだな。
で、なぜそのシーズーがとても気になったかというと、毛色はゴールドで異なるが、前のたあたんと顔が似ていたのだ。もちろん、よく見ると微妙に違うけど、表情は似てる。S君が携帯写真見て、たあに似てると同意したぐらい。しかも、生後3ヶ月ともう大きいので、かなり安売りされていた。
浸水しそうなゲリラ豪雨が19時頃から3時間ぐらい続いている。
ジメジメし過ぎて眠れない。というか、明日から仔犬が来るかもと思うとドキドキして…。
8月16日(土)
私の体幹前面をさわさわ触りながら「ママ乳山を越えました〜腹に到着しました〜また乳山を越えました〜そして戻って来て、乳山をまた越えました〜」ってやってる4歳児をどうにかしてくれ。
10時の開店と同時に、一家でペットショップへ。いかなごはシーズーが一番気に入ったようで、「犬は外」主義者のS君も諦めてるみたいだったので(もぐはトイプーが好きみたいだったが)購入を決定。ここの店は、ペット用品としてプラチナ還元水を使った消臭剤などをお勧めされるなど、胡散臭いところもあったが、仔犬の健康管理は一応ちゃんとしているっぽかった(ちなみに、前のたあたんを買ったブリーダーには、本当は生後5ヶ月なのに3ヶ月と偽って売られた)。
説明を聞いて、トイレやキャリーバッグなどを選んでいる間に、尋常じゃない大雨になり、すべて終わって車に乗り込んだ12時過ぎには、道路がやばいことに。御所沿いの丸太町は以前冠水していたのを見たことがあるので、烏丸丸太町から烏丸通りを上がったら、完全に川状態で、一歩間違えたら事故りそうな感じ。送り火を見に来たと思われる浴衣姿のカップルが今出川を歩いていたが、完全にずぶ濡れになっていて気の毒だった。
仔犬の名前は、いかなごが「茸に似ている」(薄茶と茶と手足は真っ白)というので「木乃」に決定(いかなごも、もぐも、コミも2文字なので、2文字にした)。正直もぐの言うこと聞かなさを見ると、犬を飼うのはもう1、2年待った方がいい気もするが…でもあまりにたあに似てたから待てなかったよ…。いかなごともぐのお下がりのガラガラが早速木乃のおもちゃとなり、大小はさらに小さなスティッチを発掘して木乃に与えていた。
あまりの大雨に、てっきり送り火は中止かと思ったら、普通にKBSの中継開始。小雨の中、いつものように外に見に行ったら、出だしの火のつきは悪かったけど、大は普通にぼーぼー燃えていた。中心がいつもより燃え具合が激しかったのは、ガソリンでも入れたのだろうか。しかし、帰宅してテレビみたら、左大文字はだいぶ苦しんでた模様。
木乃トイレでトイレする→一家で「木乃えらい!天才っ!ばんざーい!ばんざーい!」S君「この場合はみんなで尻馬に乗ってください」
8月17日(日)
木乃、あまり寝ている様子がない。赤子なんだからとっとと寝ていただきたい。
11時過ぎに家を出てラーメン屋(11時半までに入らないと待たずには食べられない)→日曜大工屋で、木乃用にケージやゴミ箱買い足したり。
午後からいかなごが、YMCAのキャンプで覚えてきたおやつ餃子を作った。親はオーブンで焼いてあげるだけでよくて楽だった。その後いかなごは自由研究の縫い物をはじめたが、私は妖怪「眠くて目が開けられない、起こされてもすぐ寝てしまう」がついていて、夜までほぼ意識なし。
8月18日(月)
S君が録画しておいてくれたBSドキュメンタリー『トレブリンカ 発掘された死の収容所』を見た。トレブリンカを空撮して、ガス室のありそうなところを掘ったら、タイルが数個発見された、という内容で、トレブリンカなかった派に対するそれなりの証拠ではあろうが、正直50分番組にするほどのものかと。
いかなご、風邪は全然ひかないが、今日は眼科でアレルギー点眼薬出されるし、相変わらずアレルギー性鼻炎で今日耳鼻科でステロイド点鼻薬出されたし、喘息の吸入薬と湿疹の外用薬は欠かせないし、微妙に私の遺伝が。
いかなごの前髪切ったら、もぐに「僕の可愛いいかなごの髪を切ってくれてありがとうございます。お礼にこれをあげます」と、S君からもらった古財布に入ってるお宝の中から、貝殻一枚もらった。
木乃にタオルの切れ端与えたら、嬉しそうに振り回して超遊んでいた。何をしても喜んで、延々と遊ぶので、疲労が恐くて、なかなか相手ができない。
8月19日(火)
グレゴリー『悪しき遺産』を読み終わった。今度はヘンリー八世の四番目の妻アン・オヴ・クレーヴと五番目の妻キャサリン・ハワード、それに『ブーリン家の姉妹』でいけずさ全開だった姉妹の義姉ジェーン・ブーリンが主人公。既に姦通容疑で斬首された前妻がいるのに、あっさり姦通容疑で斬首されたキャサリン・ハワードの描かれ方がさすが。そりゃ高1で、デブで皮膚潰瘍持ちの中年男の妻になったら、どうしようもないわな。そして仲間はずれの腹いせから泥沼にはまるジェーン・ブーリンも、その辺にいそうな感じ。
もぐが木乃と仲良く遊んどる。さすが同い年。
木乃はコミにも興味深々。いかなごがメヒシバをコミにあげたら、自分も食べようとしていた。
8月20日(水)
木乃はやっぱりたあに似ていて、ふとした表情がそっくり。他に身近にいたことのある3匹のシーズーは全然似てなかったから、縁戚関係にあるのではと疑いたくなるぐらい。
予想範囲内ではあるが、いかなごももぐも、やや赤ちゃん返り気味。本物の第三子じゃなくて良かったね。
酒井シヅ『絵で読む江戸の病と養生』を読み終わった。江戸時代の字入りの絵って凄いね。あと外郎売の外郎が薬だって初めて知った。