5月1日(木)

 週1非常勤でうちの病院に来ている同級生が私の外来を受診したので、四方山話を少し。そこそこの地位について一部で有名になってる同級生がいるとか。あとで検索してみたけど、羨ましいという気持ちがカケラも湧かないのは、その子と同様の働きぶりで体を壊した別の同級生の存在を知っているからか、そもそも興味がない分野だからか。もう10年ぐらいシンガポールで働いている同級生もいるらしい。

 昨日学校で買うように言われたいかなごの絵の具バックが届いたのだが、もぐがずっと「もぐ君がいかなごぐらいになったら買ってくれる?」と言いながら、羨ましそうにそれをスリスリしている。

5月2日(金)

 病棟で知らない職員さんに呼び止められて、勤務の関係で受診できないので今ここで診ろ、薬出せとは言わない、市販の薬買うから薬の名前を教えろ、とよく考えたらかなり失礼な物言いをされた。

 今日のいかなご、丸過ぎる。1つくくりにしたのが敗因か。「丸過ぎる」と言ったら「ママに似たから」と平然と言われた。

 もぐが遠足があることを聞き込んできて、背負うやつは?弁当箱は?と備品を何度となく確認してうるさい。

 いかなごピアノ。
・「指示しないで!自分でやる!」→「この音符読めない!」→教える→「そんなこと分かってる!」
・「お嬢様、そのシはフラットでございます」→「どこのシよ!楽譜で言ってよ!」→「申し訳ございません、こちらのシになります」
・「どうして鍵盤足りないのよ!」→「それは出だしが1オクターブ下だからでございます」→「なんで早く言わないのよ!」→「申し訳ございません。先にお教えしておけばよろしゅうございました」

 「息子に『ばばあ、メシまだ?』とか言わせちゃダメなんだよ、『お母さん、ご飯はまだですか?何か作りましょうか?』と言わせるように育てなきゃ」とS君が力説してた。

5月3日(土)

 連休初日は途中渋滞に遭いながら滋賀の農業公園へ。いかなごは、カフェのイチゴ氷パフェ作り体験に大変満足していた。色々材料がある訳でもないが、器があるし、後片付けしなくてもいいし、値段も高くないしで、親的にも満足。もぐも親が手を添えつつも、意外にしっかり作って、ほぼ完食していた。

 ヤギや羊、馬がいるミニ動物園は凄い風と雨で短時間しか楽しめなかったが、折り紙&お絵描きコーナーや竹ぽっくりなどで、そこそこ楽しんで帰宅。

 夜、TBSの特集番組。正直ちょっと期待してるぐらいだったのに、予想を遥か遠くまで上回る本格フィギュアスケート&プル特集で、あまりの凄さに目が離せず、カレーうどん伸びた。
・いきなりCSKA特集。ブイアノワさん登場。
・キャンドルもできる望結ちゃんの滑りも練習風景もきちんと流す。バレエレッスンも流す。
・関大にはハーネスないのね。
・てか、ポリーナ多過ぎ。

・そしてプルマスターコース。吹き替えだったのだけが残念だが、視聴しやすさを考えると止むを得ないか。
・「滑らずにはいられない」…こらっ!
・表現力、というのかどうかは分からんが、全身を動かしながらアピールするのは大事よね。
・ジェーニャはそこは揺るぎなく幼い頃から優れてるからな。
・しかしトリプルサルコウ教え出したのには笑った。
・意外にしっかり教えてる、もしかしたらコーチもできるかも、とそこら中でプル株急上昇。どれだけ信頼されていなかったかがよく分かる。

・プル新邸公開。最早不動産番組のノリ。
・チべタン・マスティフ…L字型だとなんかいいんですか?
・当たり前だが、写真で日々見てるので、子ども部屋以外はどこも見覚えが。
・てか、あのリュックは何?
・非常に豪華で散らかっていないが…プル邸っつうよりヤナ邸だからな。

・…アンドレイが普通に実子扱い。
・まあ普通取材に来たTV局に、この2人は妻の連れ子で、僕にはもう1人別に長男がいて…なんて言わないわな。
・それにしても、なぜ子供全員に風呂が要るのか。
・メダル部屋が屋根裏部屋。トリノのリボンが既にボロボロなんだけど、大丈夫か。
・ODRIってダウンジャケットのブランドなのか。毎回ダウン着てファッションショーしてるので不思議だったんだよ(←馬鹿)。

・それにしても、せいぜい20分ぐらいの特集だと思ってたら…TBS凄い。
・普通のノービス選手なら、初めての海外でCSKAとプルの前で練習なんて緊張するだろうし、子役兼務の望結ちゃん起用だからできた特集よね。TBSありがとう。
・史上最高の日本語プル特集だったことは、もちろん間違いない。プルのエキシビの説明写真の並びを見るに、製作者陣には誰かプルファンが…。

5月4日(日)

 朝から少し家を片付けてみたが、10分の1も終わらないうちに疲れた。

 昼は定番の子供マクド&親サブウェイ。サブウェイは満足度が高いわ。

 昼過ぎに新しく出来た遊び場を目指して梅小路に行ったら、京都水族館のチケットを買うための行列が一時間待ちで目がテン。20時まで営業してるから余裕があるとはいえ…。

 梅小路の水場でしばらく遊ばせた後、新しい総合遊具がある遊び場へ。大小リリースして、隣の手作り市でS君とミニチュアを物色したり、店を見たりして戻ってきたら、もぐが行方不明に。すわ迷子かと、広い公園中を探し回ったり、放送かけてもらったりして、大層疲労したが、結局遊具にいるところをS君が発見(←遊具は数回見たつもりだったのだが、発見できなかった)。本人は遊具の中にずっといたらしく、迷子になっているつもりもゼロで、帰りたくないとゴネられた…。

 「そういえば、いかなご、小さい頃『パパと結婚する!』とか言ってなかったよね」と言ったら「私、ママと結婚したい!」…そういえば、幼少時からそう言ってたわ…。

5月5日(月)

 『ガラスの仮面』の50巻が出ないことにしびれを切らしたいかなごが、朝から50巻を製作→表紙の一部と前回のあらすじを書くだけで疲労して「漫画を書くのは大変だと分かった」そうだ。

 延々と雨なので、昼にもぐの水筒買って、ピザ買って帰った以外は自宅でゴロゴロ。ポケモンのビデオを流したら、大小とも一言も口をきかなくなって、やっと快適に→その後なぜか珍しくいかなごも昼寝し、もぐも寝落ちしたので(S君はその前から寝ていた)起きてるのは私だけという超自由時間に。うふふふふ。

 ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊』を読み終わった。例のホムンクルスの配線がズレていることにより、フェチになる(だから足フェチの人とそうじゃない人がいる)、幻肢痛の人に鏡を使った装置で幻肢が自分の思う通りに動いていると錯覚させると幻肢が改善する、生まれつき肢がない人にも幻肢がある、盲点につじつまを合わせるための「書き込み」が起こる、外耳道に冷水を入れることで、疾病失認を一時的に改善できる、お母さん細胞と扁桃体の連絡が障害されたために、お母さんをニセモノと認識してしまう(が、音は別経路なので、電話だとニセモノだとは思わない)などなど、知らなかったことが一杯。

5月6日(火)

 朝からいかなごが裁縫するというので、昨年の誕生日にあげた裁縫セットを使ってお付き合い。30分もたたないうちに満足したので、滋賀県の公園へ。しかし、日向は暑いが、風が強くて日陰は寒いという天候のせいで、早めに退散。博多うどんを食べて帰宅。

 車の中でずっとコナンのビデオをかけていたのだが、いかなごが「ねえ、あざらしって何?」と「あざらし」と「雨ざらし」を言い間違えたため、S君がいかなごに「あまざらし」というのは「突然出てきたアザラシに上に乗られる(そして死ぬ)こと」だと教え、いかなごはすっかり信じたみたいなのだが、果たしてどうしたものか(笑)。

5月7日(水)

 産む前は女の子2人がいいなあと思っていたのだが、最近は女と男で良かったかも、と思えてきた。というのも、いかなごは「私は親が大好きです」「趣味:親に甘えること」とか言うような子で、もぐは「僕が先に生まれた」と主張し、いかなごを褒めようものなら「ふん、どうせもぐ君なんて可愛くないって言うんでしょ」と拗ね、いかなごが悪いことをして叱られれば「いかなごはバツ。もぐ君えらい子」と喜び、自分が褒められれば「もぐ君はいい子、いかなごは悪い子」と姉を貶めるという、どうかと思うような体たらくだからだ。今は女の子の中ではいかなごが一番可愛く、男の子の中ではもぐが一番可愛い、ということにしてあるが、これが同性だったらと思うと、たぶん私には取り扱い困難。

 オルツィ『紅はこべ』を読み終わった。凄く面白かった。大金持ちのハンサムな若者(ただし発言と振る舞いは愚鈍)と結婚した、賢明さで知られていた絶世の美女が、愚鈍そうな夫が実はフランス貴族を革命政権からこっそり逃がすことで有名な英雄紅はこべであることを知るという話で、確かに宝塚で上演された理由も分かる感じ。ただ後半の美女大冒険は美女が全く何の役にも立たず、思いっきりただ見ていただけというのが、話としてちょっとどうなんだという感じ。

 いかなご、ハノン始めるらしい。1オクターブだけの『こどものハノン』。『こどものチェルニー』といい、最近は低学年でも色々あるのね。

5月8日(木)

 職場変わってから、木曜日が一番忙しくて、3月まで最悪の日だった水曜日が一番暇。

 オペ着のズボンのゴムがゆるゆるで、スクラブとして白衣の下に着るには不適なので、100円ショップでゴム買ってきて入れ替えた。もっと早くやれば良かった。

 患者さんに「(治療は)従前通りでいいですか?」と言われた。初めて聞いた>「従前」。

 小保方実験ノートの破壊力たるや。「条件を記載する」という習慣がない人を理研はなぜ雇ったのか?その前になぜ早稲田は博士にしたのか?

 小さい頃『不思議の国のアリス』が大嫌いだったことを、もぐに絵本を読んでて思い出した。論理的整合性がカケラもない。

5月9日(金)

 朝からしんどくて不機嫌で、なかなか着替えないいかなごともぐを横目に見ながら「しんどい!」とS君に訴えたら、寄ってきたいかなご、私の顔を見て「どうしたらママはしんどくなくなるの?」。だからおのれは親操縦法を熟知し過ぎ。

 職場変わってから、昼ご飯が弁当か食堂の定食になり、毎回決まっていて選択の余地がなくなった。好き嫌いの多い私には、食べられるおかずがない日もある。こないだは巨大なトンカツ弁当で、肉が分厚くて脂身だらけで、全く食べられるところがなくて…とその恐怖を語ったら、同じく肉の脂身嫌いで、好き嫌いの多いいかなごが「うん、うん、良く分かるよ、恐ろしかっただろうねえ…よしよし」と非常に同情してくれた。昨日は「きゅうりとササミの酢の物と、コロッケと一口トンカツで、肉は脂身が全くなくて、とても美味しかった」と報告したら一緒に喜んでくれた。ちなみに今日は、脂身が全くないチキンカツともやしだった(幸)。

 夜は、超うっとおしい学童バザー会議。副会長(去年は会長、ここ6年ずっと要職)の人のために、どーでもいい会議が3時間かかるという(去年4個のから揚げが3個になったから、何だというんだ?)…でも、少しでも逆らうと、余計話が長くなることを全員知ってるので、みんなひたすら我慢。あまりにたるいので、横に並んだ2年生の母だけで四方山話してたんだけど、うちの保育園は「あそこ超入りにくいんだって?凄い忙しい人しか入れてくれないんだって」という噂が流れているらしい。

5月10日(土)

 昨日帰宅したいかなごに、どうしてもアナ雪が見たい、「友達はみんな既に見たか、見てない人も今度の土日に見に行くんだって」と懇願され、3Dがいいというので、今日S君がしぶしぶいかなごを映画館に連れて行ってくれた(私は3D見るとたぶん酔うのでパス)。家では、残されたもぐにアンパンマンを延々と見せる会。

 突然料理のやる気が光臨したので5品作った>キャベツのおかか和え、菜っ葉の煮付け、菜の花の胡麻和え、ナスとピーマンの炒め蒸し、すき焼き風煮物。

 代理人の弁護士「実験ノート全体を出したら出したでいろんな問題が発生する」…そりゃそうだろうなあ…むしろ見たくない。

 ラマチャンドランさんはソムトウ・スチャリトクルとお友達なのか。

 ピンクに塗られた白馬気の毒。



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