3月11日(火)

 上司がまたとんでもないことを言い出したらしく、後輩2がブチ切れ。入院も新患も自分では診ないわ、手術もしないわなのに、勝手に仕事だけ増やすなよ…しかも後輩1のあの手術の遅さで廻るとでも思ってるんかいな…私は一抜けたから知らんけどな。

 NIHのサイトから、序文を博士論文にコピペって斬新!

3月12日(水)

 いやあ、序文コピペはともかく、本文にリファレンスの番号がないのに、リファレンスがついているって…なんつーか、総平仮名で書いた論文を平然と通してるみたいな…もはや小保方さんがどうこうというより、早稲田大丈夫か?もう脱力感しかない。

 話を初めて聞いた時、まだこんなことを実験した人いなかったんだ、凄い、と思ったのだが、本当にプリミティブな発想のみだったわけ?

 夕方、病院の凄い人が、私の机の周りで騒ぎを起こした。

 夜、S君に肩揉んでもらって風呂に入ったら、異様な身体の脱力を覚えて動けなくなった。

3月13日(木)

 うわあ、細胞の写真が業者さんのホームページの写真の切り貼りとか…予想だにしなかったわ…凄いわ。凄いわ。

3月14日(金)

 出回ってる博士論文は下書きなんだ。じゃ、今からリファレンス番号つけてね^o^

 雪ちゃんと弘博兄さんちの子が可愛ええ。

 夜は病棟の送別会。送られる人は、私を含めて各科1人ずつ計3人。他所の科の先生の愚痴聞いたり、エレキギター&歌聞いたり。他科の若い先生が、病棟で写真撮りまくって、結婚式のように音楽に合わせて流したビデオを作ってくれていて、凄かった。あと、望外にバラだのガーベラだのたくさん入った綺麗な花束をもらって嬉しかった。が、同時にもらった色紙には、「サバサバ」「男前」「ズバッと話す」などと書かれまくっており、ちょっと自分に自信を失った。そういえば、イメージに合わせたという花束は、赤・ピンク・紫・オレンジ・黄色が混ざっていた…どんなイメージ?しかも最後に師長さんに、「先生、白衣着てたら大きく見えるけど、脱いだら小さいのね」「いつもビシッと説明してるイメージだわ」とか、どんだけ恐そうやねん。。

3月15日(土)

 病院→スシロー→図書館→近くのSC行ったら、改装前で半分以上閉まっていたが、何とかいかなごのドリルと、いかなごともぐの靴を買う→学会なので、私だけ途中で降ろしてもらう。

 どうも朝から頭痛がするし、車の中で寝てしまうし、学会行ったら、全く起きてられなくてずっと眠ってしまうので、途中で離脱して帰宅。

 すると、昼過ぎから右足が痛いと泣き言を言っていたいかなごが、今度は人生で初めて頭痛いとか言い出したので、熱を測ったら38度越え。挙句の果てに、幼児の頃から決して昼寝しないいかなごが8時前に寝落ちしてしまった。かなりの重病だわ。

 なるほど。しかし修論をコピペで作るからって、natureに投稿する論文もコピペで作るかどうかは…。

3月16日(日)

 昼前に近くの美容院で、もぐ人生初散髪(今までは髪を切りに行くのを嫌がっていたので、ママカットのおかっぱだったが、4月から年少になるのでさすがに外注)。耳がくっきりした。嫌がってた割には、一言も喋らず、動きもせずの相変わらずの内弁慶。

 いかなごは引き続き発熱していて、昼から居間で眠っていたり。

 S君の誕生日なので、いちごババロア作った(スポンジケーキだとカロリーが高いため)。プレゼントは私からは黄色のオタマトーン、いかなごからは数十枚の「しんしつこもりカード」。寝室に篭るのではなく、寝室で(もぐの)子守をしてくれるカードだそうだ。

 S君は(ソルフェージュが不得意だったから)オタマトーンより、昔プレゼントしたナゾのリコーダーの方が音を出しやすいらしい。でも、なんかもぐと2人で笛とオタマトーン鳴らして喜んでた。似とるな、この父子。

 『戦時下のベルリン』を読み終わった。ベルリンは最後はボロボロに破壊されたこと、ロシア軍が進撃してきて市民が強姦されまくっていたこと、ベルリンのユダヤ人はポーランドのゲットーに次々移送されたが、しばらくは殺されない予定だったこと、占領地から大量の労働者を連れてきて働かせていたが、例によって出身地により待遇に差があったこと、などなど。

3月17日(月)

 一応学校を休ませたいかなごは、熱もなく一日退屈そうだった。と思ったら、夜からまたしんどそうに。

 『明治時代の人生相談』を読み終わった。新聞雑誌記者というのがお偉い存在だと思われていたことはよく分かった。しかし『大正時代の身の上相談』と比べると格段につまらなかった。

3月18日(火)

 夜中にいかなご、また39度近くまで発熱して、突然起きて泣き出すわ、4時ぐらいに居間に行くからママもついて来い、とコタツに移動するわ…(もちろん、もぐもついて来るので、もともとコタツ寝のS君含めて家族全員がコタツに)。

 てことで、S君に朝病院に連れて行ってもらったら、あっさりインフルエンザBと診断され、イナビル吸入と相成ったらしい。二層性の発熱じゃなけりゃ、昨日には分かってたのに。

 姉のコートをかぶった3歳児「おれはキンリンコンレンってかいじゅうだ。つよいぞ、とっても」。

3月19日(水)

 出席停止中のいかなごは、ほぼ平常運転。ただ、やたら寝てる。

 今はまだ7歳だから抱っこできるけど、あと3年もするといかなごを抱っこできなくなるという事実に気づいて、生きる気力が半減。

3月20日(木)

 外来の送別会。開始の挨拶で、上司がいきなり「今回、S先生が栄転されるということで」…栄転なのか?部長っても一人常勤だぞ?それはともかく、すぐに出来上がって「S先生にはもっと残って欲しかったのに(…いや、それならどんどん仕事増やすなよ)」「僕は酒飲んで話するのが好きなんですよ(知ってます)」「先生はあまり自分のしたいことを言わないが、これからはもっと言っていかなきゃならない」などと言いながら、ナゾの構想をぶち上げられた。ひたすら頷いて一言も喋らないでいたら、そのうち諦めてくれたが。

 で、最後に餞別に名前入り文庫用ブックカバーをもらった。この前、後輩2に「先生のうちって、本一杯ありますよね。文庫本と単行本とどっちが多いですか?」というナゾの質問(あまりにナゾすぎて、家でもS君と悩んでいた)をされたのはこのせいだったのか!!革のブックカバーに入れると、古いボロボロの本でも立派に見えて嬉しい。



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