11月11日(火)

 プルさんの御講話が出た。「個人的意見としては、グランプリに過ぎないし、こんな小さな試合で健康をリスクにさらすべきではないと思う。ともあれ、ユヅルはプロフェッショナルな真のガキ!」ガキかい。

 木乃をカットに出した。できるだけ短くと頼んだのだが、顔と尻尾は長めだった。そして、実は四肢が白に茶色いぶちが入っていることが判明(毛が長いと単なる白に見える)。逆バンビ状態。

 医学史の本読んでたら、ビルロートさんという外科医が出てきて、なんか聞いたことある名前だよなあ…何だっけ…と思ってしまった。歳は取りたくない。。

11月12日(水)

 いかなごの学習発表会のビデオ見た。演物はスイミーで、いかなごはスイミー役の3人のうちの1人だったので、前の方にいることが多くて(親的に)お得だった。同じ3人でも、マグロ役は出てきている時間が少なくて(親が)気の毒。

 なぜか年中その辺に転がってるサンタ帽子(使い古されて穴が開いてる)を木乃にかぶせたヤツがいて、本人も暖かいのか気に入ってる。

 ちょ。凄くね?神過ぎる>Arte1195のFSジャンプ構成は4Lz-3T、4S、4T-2T、3F、3Lo、3Lz、3A-2T、3Sです。

 茨木保『まんが医学の歴史』を読み終わった。茨木先生、こんな普通のマンガを描いてるのね。全体的にとても分かりやすく、特にややこしい全身麻酔の下りは、この本で初めて流れが分かった気がする。ウェルズの死に方、凄いな。あとは、ヴェサリウス超ヤバそうとか、ゼンメルワイスさん早死にしたとか、チンダル現象のチンダルさんもアオカビの抗菌作用を発見していたとか、リスターが吸収糸作ってたとか。前半で、実験にされる動物がいちいち丁寧に縛られてるのが笑えた。それと羊が全部可愛い。

11月13日(木)

 なぜ子供はこれほど忍者に惹かれるのか。

 なんかもう、プリン解禁会見みたいな報道だが、よく考えると、私が本格スケート好きになったそもそものきっかけは、章枝ちゃんだった。アウェイで2枠をもぎ取ってきたバンクーバーワールドの惑星、極寒全日本の月光が一番記憶に残る。今後のさらなるご活躍を心からお祈りします。

 これ1回で撮るの、猿タイプライターでシェイクスピア何冊分相当?

 木乃が私のセーターの袖を噛む→木乃を捕まえて「噛まないで」。それを見たS君「犬には甘いのう。コミが噛んだ時なんて『ウサギ汁にするぞ』だったのに」。

11月14日(金)

 寒い。

 もぐが帰宅してまずやること→姉のランドセルを漁る。スナック菓子嫌いの姉が学童のおやつを持って帰ってくることが多いのだ。

 なんか道行く犬が、どの犬もどの犬も服(しかも立派なパーカーとか)着てて、まるで服着せないで散歩させると、虐待してるかのようだ…いや寒いけどさ。たあ飼ってる頃は、服着てる犬なんて金持ちの犬だけだったのに。

11月15日(土)

 うわー、意味分かんねえけど元気が出るCM。Vicksやるなー。さっぱり意味分かんねえけど。

 昨日避妊手術を受けて一泊していた木乃を引き取りに動物病院へ。取った子宮と卵巣を見せてくれた。傷だけつけて取ってないんじゃないか、などと因縁つけられたことでもあるのかしら。組織分けて卵巣露出してくれて、一緒に来ていたいかなごがひいてたよ。木乃はエリザベスカラーをつけていて、昔より小型化されている気はしたが、やっぱりかなり不便そう。耳掻けないし。

 その後、いかなごとS君は学童のフィリピン料理体験に出かけたので、私は木乃ともぐの守りをしながら、犬服の型紙を直したり。まだもう少し大きくなりそうだから、どれぐらいで作ったらいいのか(悩)。

 カラーのためにソファの裏(←コミがいる)に入れない木乃はずっと怒っていた。

 午後から木乃を散歩に連れて行ったら、もぐがその辺のおじいさんおばあさんに「避妊手術!」「避妊手術!」と最新木乃情報を触れ回って対応に困った。

 ロシア杯女子フリーをチラ見。
・スタヴィツカヤ誰かに似てる…知合いかなあ…遥ちゃんにもちょっと似てる。
・ポゴはお疲れ?コーチ怖そう。
・理華ちゃん、実にカルメンっぽくてガッツポーズも素敵。と思ったら優勝おめでとうございます。いきなりGP優勝とは凄過ぎ。
・シャルトランは巻足気味?ジバコはアリッサを思い出すな。

 膝の上で寝落ちしたもぐを移そうとしたら抗ったので、反射的によしよしよしよし言ってしまったが、もう赤子ではないので、背中を床につけても泣かないのであった(笑)。

11月16日(日)

 朝から既に割れてるんじゃないかと思うぐらい頭が痛い。1日中ダラダラしていたが、昼寝しても、紅茶飲んでも、肩と首揉んでもらっても、アンメルツよこよこ塗ってもらっても、改善しない。

 考えてみれば、妊娠中は一日中居間で寝てただけなのに、毎日今の五倍ぐらい体調悪かったな。あれほど死を身近に感じていた時はなかった。

 とりあえず、お歳暮の注文と庭の剪定の予約取りと年賀状の注文はやった。

 いかなごがもぐ手下に寝室で映画撮ってたけど「突然、地球以外の全太陽系が地球を襲ってきました!」から始まる超恐怖映画っぽい。

 いかなご「ママ!『案ずるより産むがやすし』って意味知ってる?」「知ってるよ」「ママ産んだ時、心配してたより簡単だった?」「いや、想像通り大変だったよ」「じゃあなんでこんなことわざあるのよ!違うじゃないの!」

11月17日(月)

 いかなご「『イクラチューブ』って何?」→イラク中部でした。

 犬用パーカーサンタ帽子の製図なんてことをする日が来るとは思わなかったね。人生何があるか分からんもんだ。

 いかなごの寝る前の挨拶「大大大一万倍一万倍一万倍一億倍一億倍一億倍大好きなママ、お休み」。

11月18日(火)

 看護師さんと、胃婁は強い、という結論に至る。

 ミーシン先生のインタビュー見て久しぶりにソルトレイクの表彰台見た。当時は気づかなかったが、ヤグ凄くはしゃいでたのね。確かにオヤジの言う通り、今の長命ぶりの原点はあの敗北だったんだろうけど、それでも表彰台見て今でもダメージ受けてる自分が恐い。ついでにバンクーバーの表彰式も見たけど、そっちはあんまりダメージ受けなかった。きっと既にオリンピック・チャンピオンになっていたから、そして10kg痩せて復帰して良い演技をしたこと自体が勝利に近いものがあったからじゃなかろうか。

 もぐお手伝いロボ。あ:あっちに行く い:犬くさいところを拭く う:うさぎくさいところを拭く え:絵の具を塗る…お手伝いが台無し。。

11月19日(水)

 最近ガーゼの種類の名前が出てこない。そして2時間半のオペで腰が痛い。

 今年もいかなごの任意個人懇談に担任から呼ばれた…いかなご「ママ、元気出して」…お前が言うな!

 へえ、私あれ間違えることが多くてマジイラついてたんだけど、今度から頑張る。でも英語圏オンリーだな。

11月20日(木)

 抜糸は明日の予定だが、傷もくっついてそうなので、木乃のエリザベスカーラーはずしてあげたら、幸せそうに手や足をせっせと舐めてた。傷の存在なんて全然気づいてない(笑)。

 モンテフィオーリ『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち』を読み終わった。超面白かった。レーニン死後のソ連を支配していたのは、大学サークルのような少人数のボリシェビキ仲良し集団。細かいところまで自分で指示しないと気がすまないが、反面面倒見が良いところもあるスターリンおじさんは、最初は仲間をうまく操りつつ、情緒不安定な妻に自殺されたりされながら、権力を徐々に掌握。クラーク撲滅はやらねばならないこと、ウクライナの大量餓死も特に悪いことではないと、サークル全員が思っているところが凄い。1938年の大テロル後、ドイツが襲ってくるわけないもんと言い続け、1941年に結局ドイツに侵略されてしまい、もうダメだと引退する素振りを見せるが、引き止められて復活するスターリンがもう圧巻。その後も無茶苦茶やっていて、よく大祖国戦争持ちこたえたよな。スターリンは大量拷問虐殺で有名なあのイワン雷帝を目指していたとか、読書家だったとか、相手を安心させてから逮捕するのが大好きだったとか、エジョフやベリヤはやっぱり異常者とか、妻を逮捕されてどこの牢獄にいるかか分からなくてもスターリンに絶対忠実な重臣達とか、もう凄まじい。上下本でちょっと分厚いのが難点だが、とてもお勧め。



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