5月1日(水)

 最近のいかなご、ピアノの練習の間に、すぐ5分休みだの中間休みだの言って逃げ出すようになった。しっかり学校に適応している(違)。

 後輩が「叶姉妹って男の方でしょう?」と素で言ってて、そういう見方もありだな、と思った。

5月2日(木)

 いかなご遠足。昨夜、おかずの位置決めから、ふりかけまで用意しておいたため、もぐが途中で起きたにも関わらず1時間で出来て楽だった。

 いかなごがバレエに行っている間に初家庭訪問。家庭訪問って、自分が小学生以来だし、その時だって目撃していたわけではないので、かなりドキドキしたが、今日はうちだけで暇だったらしい担任の先生と、なぜか先生の息子さんの病状相談や、先生のお父さんの既往歴の四方山話など。

 もちろん、いかなごの普段の行状も教えてもらったが、相変わらず個人情報を進んで担任の先生に話しまくっていたり、授業中に関係ない話をしようとして先生に制止され「はい、分かりました!」と返事だけは良いとか、遠足で集合時間に遅れ気味で他の全員を待たせているのに、急ぎもせずにのんびりやって来たとか(後で本人に聞いたら「疲れていて急げなかった」らしい)、それで先生に「何かみんなに言うことない?」と聞かれて、手でラッパ作って「みなさん、お待たせして、すみませんでした!」と大声で叫んだとか…。先生「まあ、そんなんで、うまいことやってはります」。…ず、頭痛が。。

 で、時間に遅れ気味で慌ててバレエのお迎えに行ったら、30分以上延長していて、いかなご達は踊りまくって疲労困憊していた。

 その後、学校健診で受診するように言われてきたいかなごを連れて眼科へ。他の患者さんが「ありがとうございました」と出て行って、マジで「お大事に」と口から出そうになったのはともかくとして、いかなごは思っていたより、かなり視力が悪かった。眼鏡は「1年生だからまだちょっとね〜」と言われて、作るようには言われなかったが、たぶん時間の問題。遺伝だから仕方ないとはいえ、S君も小学校高学年までは悪くなかったらしいし、私が視力が落ちてきたのは中学に入ってからなので、数年は大丈夫かと思ってたのにな。。

 夜、家庭訪問のために急遽片付けたこたつを、S君が再び出してくれたのを見て、もぐが「すごい、パパすごい、すごい!」と感動していた。

5月3日(金)

 イリヤ・クリヤキンという金髪美青年スパイがいることを初めて知った。

 いかなごともぐが、紙の鯉のぼり持って遊んでいた。いかなご「さあ、今から出席を取ります。もぐ君」「はーい」「こいのぼりお父さん」「こいのぼりお母さん」「かざり君」「かざぐるま君」「棒君」…なんか大変そう。。

 夜は当直。準夜帯が忙しかった。

5月4日(土)

 明けてコミの草採って帰宅。午前中にちょっと遊ばせておこうと、大小連れて鴨川の亀石へ。いかなごは一人でひょいひょい渡れるようになっていた。菜の花が生えていたので、採ってみたが、コミ嫌いみたい。

 雨が降ってきたので、引き上げて横綱でラーメン→図書館→帰宅。

5月5日(日)

 朝家を出て、淡路島&香川県方面にに一泊旅行。昼前に淡路島に着いて、道の駅で文旦買ったり、地元回転寿司を食べたり。

 それから目的地のやたら広い公園へ。まずは、期間限定設置中のふわふわ遊具。いかなごはウサギ(の風船像)を倒す同世代の男の子と闘っていたらしい。

 それから子供用アスレチック広場に行ったが、いかなご&もぐは、わりとすぐ行方不明に。あまりに広いので、あらかじめいかなごに携帯を持たせておいたので、しばらくして、いかなごから電話がかかってきたが「パパ?もうどこにいるのよ!(がちゃっ)」という調子なので、生存確認以外にはあまり役に立たなかった。すったもんだの末、無事合流したが、とりあえず親と合流するまで、もぐの手を離さなかったのはマルだ。

 その後は、お絵描きヘリウム風船コーナーへ。いかなごはもぐ用に、青のハート風船を選んで、アンパンマンを描いてあげていた(おまけにカタカナで「アンパンマン」と明示)。もぐ大喜び。

 と、いかなご、近くにやって来た男の子を指差して「あ!さっきのウサギいじめっ子!」…いや、ウサギ像を押し倒しただけでそんなに目の敵にせんでも…。

 さらにもう1つのアスレチックコーナーまで、よく整備された丘を延々と歩く。デイジーみたいな花が密に植えられた実に綺麗な花畑とか(凄い迫力!)背の高い木と綺麗な芝生が並ぶ丘もあるし、引退したらここの近くに移住したいわ。

 アスレチックコーナーの隣の池でもぐが2歳女児を泣かした後、公園から引き上げて、素人ペンション的な安宿へ。

5月6日(月)

 ひたすらうるさいウグイスの泣き声で目を覚ます。宿はベッドに分厚い毛布が敷いてあるのが禍々しかったが(洗ってるのか?)朝食は多様だった。

 早めに宿を出て、しろとり動物園へ。
・開園後すぐに行ったのに、駐車場が一杯で超びっくり。今まで平日か冬に行くことがほとんどだったので空いていただけなのね。
・GWだと人だらけで、そのせいで、えさをあげても、象以外はあまり食べない(笑)。
・なんというか、混合飼育が少なくなって、面白みはさらになくなった感じ。
・とはいえ、まだ整備は進む模様。S君が「ダチョウがいなくなった!」としきりに探していた。売られたのか?

・仔ウサギがいた。コミが我が家に来た時よりもずっと小さく、激可愛い。
・一部の大人ウサギは柵の中に入れられていたが、相変わらずその辺に放し飼いされているウサギも。
・オウムが片足でリンゴやオレンジを持って、齧っていたのが可愛かった。
・シマウマはキャベツは拒否するが、みかんの皮は好きらしい。

・ふれあいコーナーで本物のハリネズミとアルマジロを見た。ハリ痛い。
・いかなごが首に蛇をかけてもらった。凄え、私なら絶対イヤだわ。
・もぐは、一部の動物には餌をあげられるようになっていた。子やぎとか。
・ネコ好きのもぐは必死にネコに餌をあげようとしたが、お腹空いてないらしく拒否されまくり。
・フレンチブル可愛いわ。ママこの犬がいい、ともぐに言ったら、「もぐ君はこのネコがいい」と言いたさにネコを探しに行ったもぐ、一時的に迷子に。
・最後にもぐは初乗馬(ポニーだけど)。とても楽しかったらしい。
・いかなごは同じく3歳の時にここでポニーに乗っているので、今度は腕に鷹を乗せてもらった。

 久しぶりのしろとり動物園を堪能した後は、うどん屋経由で、またしてもどでかい自然公園へ。昨日よりもさらに延々と歩く。かなり日差しが強かったので大変。もぐはママがいると「もう歩けない。ママ抱っこー」になるが、もぐを抱っこして歩ききるほど足が良くないので、とっとといかなごと先にすすんだら、もぐ激泣きで立ち往生していたらしい(S君談)。

 高所恐怖症なので、高い橋をいかなごに手を握ってもらって渡り、ようやくアスレチック遊具場に到着。最近○と×が好きなもぐは、いつぞやのいかなごと同様、遊具の注意書きに夢中。遠くに翻る鯉のぼりを指差して「あれが欲しい。もぐ君は小さいから、小さい鯉のぼりでいい」と言ったりも。

 遊び場(謎の触感の山とかあった)で遊んだ後、また駐車場まで歩いて戻り、ブックオフ一軒経由で帰宅。家に着いて、車から出た途端、いかなごが昨日アンパンマンを描いたヘリウム風船の糸を離し、風船は高々と空を飛んで行って、あっという間に見えなくなりましたとさ。

5月7日(火)

 仕事疲れた。連休なんて嫌い(しくしく)。

 ジゴロってロシア語でもジゴロなんだ…。

 そういや、コミは近寄ってきて私の手舐めたりするようになって、結構可愛くなってきた。相変わらず私にしか懐いてないけど。

 もぐが大泣きしながら「ママなんか嫌い!」と40回ぐらい言ってる→そのうち「ママがいい〜」に変わった。

 寝る前のもぐ「大きいお馬さんと小さいお馬さんがいたねえ。もぐ君は小さいから、小さいお馬さんに乗ったねー。大きくなったら、大きいお馬さんに乗るのね」。

5月8日(水)

 ここ1ヶ月ぐらいずっと右の下腿が痛いので、自分の患者さんの相談したついでに整形外科の先生に聞いてみたら、鵞足炎かもしれません、と言われた。原因は使い過ぎ、治療は安静だよ…。

 当直。no callだった(嬉)。

 当直室のテレビで(BS1は映らないが、なぜかBS2が映る)コロンボ見た。女同士が愛してるとか言ったら、よっぽどの同性愛者じゃない限り母娘だよな。

5月9日(木)

 文系に変わろうと思うが、古文が全然ダメなので無理、という夢を見た。

 両親の結論:うちの3歳児には、面倒をみてくれる「耳の遠いおばあちゃん」が必要。「車ズボンはきたい 車ズボンはきたい 車ズボンはきたい おなか空いた おなか空いた ママおなか空いた もぐ君のくまさんは? もぐ君のくまさんは? これ首飾りなのよ これ首飾り これ首につけるの? これ首につけるの? ママこれ首につけるの? ママどっちのほっぺたが痛いの どっちのほっぺたが痛いの ママどこなの左って どこなの左って どっちの耳が痛いの どっちの耳ママ どっちの耳 こっち? こっちが痛いのママ それともこっち?」てな感じでずーーーーーっと喋ってる。

 夜、風呂から不本意にあげられたもぐ「お風呂入りたかった お風呂入りたい お風呂入りたい 入りたい お風呂入りたかった お風呂入りたかった お風呂入りたかった…」と15分近く絶叫していた。

5月10日(金)

 こないだ、もぐを保育園に連れて行った時、階段の下で靴を脱いで、もぐがその靴を階段を上りながら、横にある靴箱に入れようとしたところ、靴がころころっと段を転がって落ちた。もぐはそれを呆然と見ていて、そばにいた他の親御さんが笑ったのだが、それがもぐには非常に印象深かったらしく、それ以来、朝保育園に行くたびに「靴がころころってしたねえ」「人が笑ったねえ」と毎日言われる。

 切迫になったバイトの人の代わりに、3月までうちで研修医していて、4月から大学に入った子がバイトに来た。「いやもう、この1ヶ月ですっかり馬鹿になった気がして不安で」…大学ではほとんど診療もオペもしてないのに、週1しかバイトもさせてもらえないという状況で、滅入っているらしい。今日1日で今まで1ヶ月分ぐらいの患者を診たらしい。

 大学にいる医者はその余った時間は何をしてるかってえと、うちの病院では看護師さんや助手さんがする仕事をしているのだ。機械を患者さんの部屋に持って行って、30分照射するのをぼーっと見ていて、またその機械を片付けたりしているらしい。看護師さんに頼むとそれは医療行為だから、医者がやれって言われるそうだ。ちなみに、大学では今、医師6人で患者4人を担当してるんだって。うちは医師3人で今入院17人だけどね。

 日曜日は母の日ということで、もぐは、保育園で自分が書いた絵と造花を、いかなごは学童で作った紙粘土の飾りがついたクリップ(結構可愛い)と一昨日当直のときに自分が描いた絵ともぐに描かせた絵をくれた。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。