8月11日(土)

 今日はS君が自転車に乗りに行くというので、1日子守予定だったのだが、朝方にゲリラ豪雨があって中止。友人と2家族7人で大津の子供遊ばせ場に行くことに。回転寿司で昼ご飯を食べた後(もぐは恥ずかしいらしく、友人と私に挟まれて超大人しく行儀良くうどんを食していたのには笑った)、子供を遊ばせながら、世の中の夫たるもの色々だなあ、という世間話など。彼女の夫は、子供と遊んではくれるが(子供も父親を嫌がらない!)家事は一切せず、家で作ったものしか口にしないので、当直(の時にご飯を作り置きしておくの)が大変なんだとか。

 遊ばせ場の隣の古本屋を見に行ったS君は専門書がオール100円だったとかでホクホクしていた。私は帰りに寄った文具屋でいかなごの缶ペンを買ったら、今プレゼントしてるんです、となぜかごく普通のホッチキスをもらった。それはともかく、これは可愛い、と気に入っていかなごに勧めた缶ペンの「センチメンタルサーカス」というキャラクターがSanXだったのには笑った。

 福引の残念賞でチュパチャップスのまがい物をもらったので、帰りの車の中で大小に食べさせたら、あめ大好きのもぐは「あめおいしいねえ」と何度も言いながら嬉しそうに食べていたが、そのまま寝落ち。そっと抜いておいたが、家に着いて起こされたもぐの第一声はやはり「あめ!あめ、どこ?」だったらしい。

 夜、予約していたウィリスの新刊が届いた。アマゾン遅し。しかし…『航路』を読んでいた十年前の自分に「十年後、お前は娘と息子に背中に乗られながら、銀背のウィリス読んでるよ」と教えてやりたい。

8月12日(日)

 午前中は病院。

 午後からは出かけようと思ったけど、もぐが風邪引いて熱出てるし、というか外暑いし、とだらだらしてるうちにS君は寝てしまい、私もうとうと。ふと気づくと、お腹空いたいかなごが一人で卵ご飯作ろうとしていたので、パックご飯を温めさせて…パックのシート開けるのが困難だったが、結構何でも自力でできるもんだな。

 ハリイ・ハリスン『死の世界2』を読み終わった。『死の世界1』の主人公が原理主義者的な男にさらわれて、科学技術の崩壊した部族世界の惑星に墜落。そこで原理主義者に散々邪魔されながら、次々と色々なものを「発明」してのし上がっていく、という王道小説。引き続き激面白い。

8月13日(月)

 せっせと退院させているのに、どんどん重症が来るので、入院が全然減らない。
 
 朝大雨で送ってもらったので(S君&大小はそのままピエリに行って、アンパンマンショーを見てきたらしい)帰りはバスで帰ったら…酔った上に1時間半かかった。鍵を持っていくのを忘れていたので玄関前でルンペン状態だったが、時間がかかったおかげで(?)7分待つだけで済んだ。しかしその7分も、一人だし気楽で楽しいわ、とか思ってしまった私は育児疲れてるのかもしれない。

 基本的に、家にいるともぐは常に私にレスリングをしかけてる状態(腕とったり、胸と机の間に潜ったり、背中から乗ったり…)なので疲れるんだな。

8月14日(火)

 2歳児に「ママったら〜」(←姉の真似)と言われた(ぷんぷん)。
 マーシャの話を読む度に、彼女に比べたら私は死んだ羊以下に大人しい、といつも思う。

8月15日(水)

 『死の世界』読んでるところなのに…R.I.P.ハリイ・ハリスン。

8月16日(木)

 もぐ人生2回目の散髪byママ。またカッパみたいになってしまった…どーしたらいいんだ(悩)。

 夜、いかなごがバレエのポーズする〜と色々踊っていたら、S君がクックロビン音頭を教え出して大変な事に。

8月17日(金)

 吉村昭『破船』を読み終わった。これは最近読んだ小説の中で最高かも。ただの海賊行為でも、因習的な小村の中では当然神格化される。

 いかなご「ママ!これ以上私を怒らせたらゲンコツよっ!」私「あ、ゲンコツなんかしたら、一生抱っこしないから」S君「いかなごの負け!ママの勝ち!」。

 そろそろいかなごのランドセルのチェックをはじめているが、どのメーカーもハートだの刺繍だのついてて、もう訳が分からん。

8月18日(土)

 真夏の定番、琵琶湖バレイに行ってみた。子供の頃よく家族で行っていたが、ここ20年ぐらい行ってないのでどうなってるかな、と思ったら、毎回命の危険をひしひしと感じていた4人乗りのゴンドラが、200人ぐらい乗れそうな大きなゴンドラに変わっていて、何の不安もなくあっさり頂上に到着。

 昔はリフトを4、5回乗り継いで、山をぐるっと一周ハイキングできたのだが、今は夏は動いているリフトは2つだけらしい。その分子供を遊ばせる施設が充実していたり、ハンググライダーをしている大人がたくさんいたりして、かつては秘境風だったのに、今は人でかなりにぎわっていた。

 ブランコに乗ったり、ロープのジャングルジムによじ登ったり、木に吊るされているハンモックで寝たり(私が寝るとなぜかもぐもいかなごも乗ってくるので、ハンモックでもやっぱりみっしり)、順番に叩くと「となりのトトロ」になる並んだ鉄棒を叩いたり(元吹奏楽部パーカッションのS君は君は叩き方が悪い!と頑張っていた)色々したが、その中でもいかなごは宝探し企画に夢中に。山のあちこちに立っている看板を探し、そこに書いてある言葉をヒントに、最終的に山の神様か何かを見つけるのだが、これがなかなか難しくて、結構彷徨い歩いた。

 途中で雷がゴロゴロ言いだし、雲がやって来てすっぽり覆われ、そのうち大雨になって、レインコートと傘を持って行っていたにも関わらず結構濡れた。この辺りはやっぱり琵琶湖バレイ。

 最後に坂にビニールシートをひいて水を流してある子供用スライダーを滑ったのだが、子供の自力だとなかなか滑らないが、大人が押すと、気持ち良いほど上から下まで滑り落ちる。ってことで、泣き喚くもぐは何回も滑らされて、横のリフトの観客にウケていた。その前から、疲れて抱っこして欲しいのにママが抱っこしてくれないとストライキ気味で、その辺で倒れて、周囲の人から行き倒れ赤子かと心配されていたもぐ、大迷惑。

 ところで、犬を連れて来ている人が多いのは分かるのだが(昔うちらもたあを連れて行った)アヒルを連れてきている人がいたのが凄かった。非常にお利口さんで、飼い主から決して離れない真っ白アヒルだった。

 で、山から下りてきたら、足が痛くて階段降りられなくなっていた。ちょっともぐ抱っこして坂道登っただけでこれだもんな。ハイキングとかもう絶対無理だわ。

8月19日(日)

 朝は病院。

 イオンで軽くランドセル見たり。いかなごはパール系だけは確定っぽい。

 最近、お手伝いをするとお金を欲しがるいかなご(みみちく貯金している)。それをいいことに、洗濯物たたみなどで使役している。それなりに役に立つのに1回10円なので安い(←搾取)。

 いかなごの今日の日記→「きょうわひさしぶりにかるぴすぎゅうぬうおのみましたおいしかったです」。逆向きの誤字が多過ぎて、目がちかちかする。

 「よーぐるとは?」「ぜりーは?」「ちょこれーとは?」と日々連呼しているが、滅多にもらえない(←ご飯をしっかり食べないのでデザートまで到達できない)もぐ。寝る前に、チョコレート系のフェルトのアイスを3つお盆にのせて、布団に持ち込み、嬉しそうに「ちょこれーと…」と呟きながら沈没していた。いじましい。

8月20日(月)

 最近私が好きなこと→もぐのほっぺた食べること。2歳児のほっぺを甘噛み。これだけは母親の権利として行使させてもらうぜ。



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