7月21日(土)

 朝から泳ぎに行こうと、一家で琵琶湖に向けて車で出発したはいいものの、山登ったぐらいから雨が降り出し、滋賀県に入ると大豪雨。北に行けば雨はやむはず、とS君がずんずん進み、うどん屋で昼ご飯食べ終わった頃にはすっかり雨が上がったので、その辺の浜へ。

 いかなごは喜んで、浮き輪でかなり長い間泳いでいた。遠浅なのは安心できるが、波打ち際が石ゴロゴロで痛いのと、やっぱり雨の後なので水が汚れていたのが難点。もぐは、S君に無理やり沖に連れて行かれ、ほらママに向かって泳げ、と自力で泳がされて大層迷惑そうだったが、それ以外は浜辺で石や泥を拾って、かなり楽しかった模様。

 ミーテク・ペンパー『救出への道―シンドラーのリスト・真実の歴史』を読み終わった。強制収容所の所長秘書として、こっそりスパイ行為を働いていた利発な若者ペンパー氏は、いわゆるユダヤ人の典型像的な感じがした。

7月22日(日)

 どうも眠くてしんどいので、夕方までもぐといかなごと寝室でダラダラ。もぐが鈴片手に「おもちゃのチャチャチャ」を延々と歌うのを聴いたり、「わには?」「ぱくっ」「しろくまは?」「がおー」「あざらしは?」「おうおう」などと話したり、「ママ抱っこ」「ママだいーすき」「あかちゃん」「にさい」などと言うもぐをひたすら抱っこしたり。もぐもだいぶママ分が満たされた模様。もちろん、妨害しようと必死のもぐを押しのけて、隣でケーキ作るゲームなどをやってるいかなごを無理やり可愛がったりもした。

 夕方から当直。

 ハリイ・ハリスン『死の世界1』を読み終わった。この展開の速さ、あっさりしていて、それでいて深みのある味。傑作やね、傑作。

7月23日(月)

 3時半に電話、4時半に救急車到着、病棟にあげたのが5時半、6時に電話、6時半に救急車が到着、てな具合で2時間強しか眠れず。

 直明けで13時過ぎに帰ったが、直前に良い知らせを聞いた。ヤッホッホー。

 帰宅して寝たら、プルの人がソチで真緑の衣装でロビンフッドを滑るという悪(?)夢を見た。

 夜、もぐが私の腕の間から顔を覗かせて真面目な顔で「ママ」「ママ」「ママ」→心残りだけど去ります、と去っていく→しばらくすると這い這いで近づいてきて(最初に戻る)というのを繰り返してた。

7月24日(火)

 ついに世間は夏休み突入で、外来は物凄いことに。おまけになぜか紹介だらけ。救急ばかりでオペに入る人手が足りず、みんなで交代しまくったり。それでもまあ、精神的には楽。

 午後に、同じ保育園に子供を預けている後輩2に「もぐ君が即お持ち帰りされてるの見ましたよ」と教えられ、今日はS君、大学の講義の日なのに、お持ち帰りってことは、休講にした?それとも連れてった?と頭真っ白に。帰宅して話を聞いたら、最悪連れてくつもりでおんぶ紐用意して、直前にもう一度連れて行ったら、熱が下がってて受け入れてもらったらしい。。

 2歳の頃のいかなごはピングー中毒だったが、もぐはノンタン中毒。

 S君「楽天のポイントあるんだけど何か買うものない?」私「今欲しい布ないからない」S君「楽天ブックスでもいいんだぞ」私「ない」S君「本も要らないとは、まあなんて欲のないお方でしょう」

7月25日(水)

 夏休み1日目。バレエ発表会のリハーサルの日なので、休みを取ったのだが、幸いいかなごは夕方に行けばいいだけなので、午前中はS君と買い物に行ったり、2人でからふね屋行ってパフェ食べたり…してるうちにすぐ夕方になって、用意していかなごをピックアップして、会場に出発。

 電車で行ったのだが、遠出はほぼすべて車のいかなごは、車窓の景色が珍しいわ、電車走行中に人が動いていると珍しがるわ、階段下りるのがべらぼうに遅いわ、少し歩いただけで疲れるわ…。会場の最寄り駅は、私がいかなご妊娠中にバイトに行っていたところで、色々懐かしかった。

 発表会のオープニングのリハーサルを見たが、父母祖父母の涙腺を刺激するアナウンスが付随した、マスゲームを取り入れた(?)オープニングで、入場行進好きの私はいたく気に入った。

 最近もぐの独占欲が強くて、いかなごが私の背後に立っただけで、「ママ抱っこ!ねえねめっ!」と発狂するのが困り物。

7月26日(木)

 朝からバレエ発表会会場へ。昨夜、今朝と木屋町を通ったいかなごは「ここ、千と千尋みたい」。大体合ってる(笑)。

 いかなごが化粧してもらうために並んでいたら、大きい子のお母さんに「え、6歳なの?!」と驚かれた。背が低いのもあるが、幼児体型なんだよな…太ってるわけじゃないのに、ぷよぷよだし。

 バレエ本番は、昨日今日のリハーサルより良い出来だった。いかなごは、待ち時間に仲間とカードゲームをしたのが楽しかったらしい。

 もぐは保育園の予定だったが、熱が出て途中でお持ち帰りに。S君がピックアップして、そのまま会場に連れて来て、私を見るまでは一言も喋らずに舞台を見ていたらしいが、着替えたいかなごと一緒に私が客席に行ったら、案の定騒ぎ出した。ので、S君はもぐとお帰りいただき、いかなごとロビーで休んだりしながら、残りの発表会を鑑賞。前の教室の発表会と比べるとこじんまりしているが、難しいことをやらせていない分、アラが見えないのが好印象。幕物の配役が、主役が中学生、小動物系は小学生で、妖精などの人間じゃない系が中高生のお姉さん達(彼らはその前に小品を踊っている)のも良い感じ。

 ところで、今の教室ではいかなごは初舞台なので、先生からお花をもらったのだが、前の教室の初舞台(年少の時)のことは全く覚えていないらしい。いかなごがもらった花束を見た、小1のお姉さんが「いいなあ」と言っていたが、彼女も初舞台が年少の時で、全く覚えていないらしい。。

7月27日(金)

 7時前に家を出て、白浜へ。10時過ぎにアドベンチャーワールド着。夏休みの平日ということで、人はたくさんいるが、並ぶほどではない感じ。まずパンダ館に行き、2歳の双子と6歳の双子と英明父さんを拝む。って、もぐ&いかなごと同年齢なのね。2歳児はまだ愛らしかった。

 もぐはどんな動物にも興味津々だが(なぜかカバを「ワニ」と言い張っていた>「わにだってば、わにだってば」)いかなごはウサギにしか興味がなく、ウサギウサギうるさいので、ふれあいコーナーへ。しかしウサギはお出ましになっておらず、インコにエサをあげて気を紛らわせる。インコって普通に舌があるのね。

 ご飯を食べた後、いかなごとS君はオプショナルツアーに行ったので(オウムやカバやエミューにエサをあげたらしい)もぐと私はペンギン見たり、土産物屋でぬいぐるみ見たり。京都のように、日陰でも死にそうに暑いということはないが、全くの晴天なので、時々クーラーに当たらないとくたばりそう。1つ80円のゴムの動物おもちゃがあったので、もぐにいくつか買ったら喜んでいた。

 その後はイルカショーに。正確には何なのか分からないが、頭が丸くて身体が長い、どう見てもクジラな種が仲間入りしており、ジャンプよりも、人間を頭にのっけて泳ぐのがメインになっていた。最後は水浴びせコーナー。クジラ、やり過ぎ(笑)。

 S君に唆されたいかなごが海水でびしょ濡れになって帰ってきたので、乾かすために次はサファリを歩きに。いかなごが1歳ぐらいの時も歩いて廻ったが、あの時いかなごはS君の背中で熟睡していたので、ムフロンにエサくれ、と襲われたり、きりんに手の平なめられたりするのは初体験。もぐは盛大にムフロンを恐がっていた(鹿だけどな)。あと、超至近距離でサイ見た。

 それから、いかなごが保育園の先生とピアノの先生にお土産買うというので、土産物屋へ。いかなご、自力で土産物を決めて、私からお金もらって、自力で買ってきていた。私はオルカのガラス細工を見つけて購入。まだ売れ残ってたのかしら。

 閉園と同時に出て、近くの安ホテルへ。部屋設備料理はズタボロだったが、なぜか深さ175cmもあるプールとボールプールが用意されており、いかなごはもちろん、もぐも大喜びでビニールプールでワニさんバタバタしたり、私と初遊泳したり。それから風呂に入ったが、大浴場にも子供用おもちゃがたっぷりで、もぐが全然上がろうとしない。さらに、風呂の近くの子供コーナーが充実していて、大小とも遊びまくり。おまけに、なぜか部屋の窓から(遠くだったが)花火が見えて、子供満足度が非常に高い宿だった。

7月28日(土)

 朝から五輪開会式。
・ウィギンスさんて、五輪二冠なのね。
・ナゾの演出も多かったが(「誰も医療を気軽に受けられない」ことで世界的に有名なNHSを宣伝、とか)女王自らダイブしたり、ミスタービーン出てきたりはさすがという感じ。
・入場行進、なぜこんなにタイトスカート率が高いのか。
・旗手に気を遣わなくていいので、夏は気楽。
・「ほらS君、虐殺で有名なアンゴラだよ(カンボジアだよ、東チモールだよ、ルワンダだよ…)」
・日本の制服は、あれはあれでいいと思うが、この際浴衣にうちわとかでもいいかもしれない。
・しかし最終点火者が7人の10代ってのはなあ…あのスライム聖火台は素敵だったけど、もう少しパンチが欲しかった。

 9時前に宿を出て、近くの海水浴場へ。いかなごは絶好調で、友達作って3時間近く泳いだり砂掘ったりしていたが(おかげでかなり日焼け…)、もぐは最初にママ抜きで海に浸けられたのがよっぽど嫌だったのか、はたまた波が恐いのか、砂が手につくのが嫌なのか(←普段から自分の手が汚れるのは嫌なタイプ)、海はきっぱり拒否して、砂浜のテントの中で、ぼーっとしたり、私の腹の上でフテ寝したり。海の感想は「どーなつたべた。あめたべた」だった。

 昼は地元で有名らしいてんぷら屋へ。ファミレス価格で揚げたててんぷらが食べられ、いかなごは喜んでいたが、もぐはここでもヘソを曲げたか何も食べず。

 あとはダイソーと(ずっと探してたラミネートフィルム見つけた)大阪南部でブックオフを2軒廻り21時頃帰宅。ブックオフで見たモケケグッズが可愛くてハマった。

 帰宅して風呂入ったら、いかなごは即寝落ちしたが、もぐは突然くっつき虫になって私から離れなくなったり、氷が欲しいけど口に入れたら嫌と泣いたり、もう訳が分からない。

7月29日(日)

 洗濯したり、バレエ発表会の時にしていたゲームをやりたいといかなごが言うので、似たようなものを作ったり(←既に手に入らないゲームだった)、開会式の録画を見たり、ラミネートフィルムでいかなごが5月に見つけた四葉のクローバーを栞にしたり、相変わらず機嫌の悪いもぐの相手をしたりしているうちに夜になった。

インド選手団凄いな。確かに全く違う衣装の人がいて、何なんだと思ったよ。

 相変わらずひたすら有力選手の試合の再放送ばっかりだな>五輪。

 エレキギター…ですか。。

 アゴタ・クリストフ『悪童日記』を読み終わった。激面白い。続編、続々編が楽しみ。

 あの柔道の判定何?凄いブーイングと間だと思ったら、青3本→白3本?訳分からなさ過ぎ。

7月30日(月)

 最近、もぐがよく「ちにん、ちにん」というので、死人?何だそりゃ?と思っていたら「きりん」だった(ちなみに姉は鈴だと力説していた)。「ちにん みた。ちにん みた」とか連呼されると微妙。

 保育園の帰りにカエルを見たらしいもぐ、家に帰ると扉の影に隠れ、手ついて「ケロケロ」。

 こんな審判では人気がなくなる、とは実にごもっとも>柔道。正直フィギュアスケートより酷いと思うわ。

7月31日(火)

 朝、ふと本棚の『図解スケート』を手に取ったら、口絵に可愛い少女が載っていて「イリーナ・ボドレゾワ」と書いてあった(笑)。ってエレーナじゃないのか?

 かりやんは解説委員様なのか。偉いからもう実況しないかな。



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