7月11日(水)

 今日の某三年目氏。大学の研究室に行ってコレコレを聞いて来い、と言われて、今日の仕事を放ったらかして、すぐに行こうとして止められたり、大学に行くための交通費(数百円)を、事務に請求するメールを延々書いたり、と相変わらずやることが人外。

 当直。2時間かけて搬送されてきた人とか。それより、当直室の掃除がなされていなくて、ゴミだらけだったのが哀しい。

 上野の子パンダ死んじゃったのね。白浜だと、なんか行く度に双子生まれてる感じなんだけど。ラウヒン、今年はまだ妊娠してるかどうか分からないのかな…などと考えていたら、世の中には子パンダが飲んだミルクの放射能汚染を心配する人とかいるのね(怖)。

7月12日(木)

 いかなごバレエ。衣装の着替えさせ要員として、直前のレッスンは親見学可なのだが、今日のいかなご達は驚異の揃いっぷりを発揮して、親達を驚愕させ、年中の子のお母さんは家では出来ていなかったのに、なぜいきなり…と呟いていた(笑)。ここの教室の発表会の振付は、前の教室より簡単で、年齢相当なところが良いと思う。いかなごも振付はしっかり覚えていて、先生の指導も今日はいつもより高度(ジャンプの時は爪先揃えろとか、この振付の時は自分の手を見ろとか)。しかし、技術的なことよりも先生が強調するのは「お客さんに向かって可愛く笑って」「写真撮られる時の笑顔!」「私可愛いでしょ、という風に手を振って」と、「とにかく自分を可愛く見せろ」ということ。実に正しい指導だと思います。

 いかなごに「ママ、最近水曜日に当直が多いのよ(←部長の指示)」「えっ、ママ、カレーの日に当直なの?」い、いやそーいう訳では…。

7月13日(金)

 いかなご、突然漢字の練習をはじめた。読める漢字もあるらしい。

 コスタ『文明はなぜ崩壊するのか』を読み終わった。世の中が複雑になり過ぎると、人間は理解できないようになり (=認知閾に達する)思い込みで行動するようになって文明は崩壊する、というのが著者の主張なのだが、その根拠はどうも「この世の中は複雑過ぎる」と私がひらめいたから(ひらめきは常に正しい)、だけのように思える。どんな案でも反対する方が楽だからみんな反対するとか、アラブ世界と西洋世界の対立は結局ミームの対決とか、面白いことも書いてあったが、宇宙太陽光発電があっさり可能な技術のような書き方をされていたり、インターネットが普及すると、情報が多過ぎて、トークショーの司会者が言うことを鵜呑みにするしかなくなるとか、首をかしげたまま戻らなくなりそうな箇所も多々あった。結局は「文明が崩壊する理由」を追求しているのではなく、今のアメリカの諸問題をだらだら述べているだけな印象。

7月14日(土)

 足がだるい。

 もぐ、朝っぱっから、トイレにひたすら座っていたいのに、ママが下ろしてお尻拭いたと激怒。素っ裸でトイレに座って、号泣しながら籠城。なんかこう、一旦やりたいことができると、欲望がリエントリーし続けてる感じ(頭痛)。

 昼前に家を出て、回転寿司(もぐが廻っていた生クリームののったティラミスを「アイスクリーム!」と連呼するので、デザートに取ったら、嬉しかったらしく「アイスクリーム おいしかった」と連呼)→図書館→靴屋でいかなごの靴とサンダルを買う→子供遊ばせ施設。

 「いかなご、大きくなったら医者になりたいの?」「うん」「でも…医者は色々大変だよ」「大丈夫!私どんなことでも乗り越えるから!」…さすが、将来の希望「1-プリキュア2-医者」なだけのことはある…。

7月15日(日)

 朝っぱっからヘリ跳びまくってるけど、何かあったのか、と思ったら、浸水してた。

 もぐ、朝から「よーぐると よーぐると…」と連呼してヨーグルトゲット。1つ食べ終わって「おかわり おかわり…」と連呼しながら、ゴミ箱の空の容器を漁ろうとして怒られる→大泣き→いかなごが半分食べた自分の分のヨーグルトを譲る→姉の分も食べて少し納得…。

 午後からバレエ合同練習の付き添い。今日は通し稽古があったので、いかなご達幼児から高校生のお姉さんまで、狭い部屋に押し合いへし合いして一斉に着替えていて、何かと物凄かった。

 練習が終わった後、メイクとサテンシューズのはき方講習があったのを途中で抜け出して東京へ。新宿駅から待ち合わせ先に辿りつくだけで、非常に疲労。電車も年に数回しか乗らないわ、梅田さえ何年も行っていないわ、高さ規制がある街で暮らしてるわ、の田舎者の身には、新宿駅の込みっぷりと地上の建物の高さが堪えた。

 夜は久しぶりに会うスケート友達とご飯をば。乾杯は「東京タワー」に。色々お話ししたが「バトル君の引き際は万人が納得する素晴らしさ」しか思い出せない。

7月16日(月)

 だらだら用意して、プリンスの最終公演へ。ひたすら現地調達し続ける我々は、気合なさ過ぎだと思った。

・毎回同じことを言っている気がするが、プリンスチームの群舞は、出来としては改善されてきていて、良いところも多々あるのだが、相変わらず「何かのコスプレをして何かを表現する」という基本姿勢が変わっていないのが…。
・ザルドゥア&スハノフは出てくる度に、女性の衣装の肉襦袢比率が上がっていくのがちょっとどうかと。でもペア男好きとしては満足。ペア男は、エレメンツ直前の滑走している時が最高に格好良いと思う。
・由希奈ちゃんは綺麗だった。群舞でのナゾのお姫さま役もよろしゅうございました。しかし、あのロケット芝居はもう少しどうにか…。

・これまた毎回同じことを言っている気がするが、じゅんじゅんは、もう10年近く、綺麗さも2Aも変わってない気がする。凄い。
・理紗ちゃんは、プログラムが合っていないと隣の人がしきりに言っていたが、可愛い。
・千香ちゃん、どっこいしょが少し改善されていたのに、引退なのね。残念。

・大輔君は素晴らしかった。スタオベした。
・飛び入り参加だったせいか、大輔君ファンが少ない、と友人が言っていた。確かにステップ踏んだり、壁際に近寄ったりする度に上がる黄色い悲鳴は聞かれなかった。
・美姫ちゃんは…ルッツ跳んでたけど、あのオーラはモロゾフが作ってたんだろうなあ、と思った。

・ゆづ君はフィナーレでクワド飛ぼうとして失敗して、ついでに土下座してた。
・プル、友人が昨日は「お祭りのようなロクサーヌだった」と言っていたが、今日も「お祭りのようなストーム」だった。
・最初に3T-3T、3A、3Lzを真面目に跳んで、あとはひたすらワッショイ、ワッショイ。
・会場は地響いていた。

・締めは荒川さん。この祭り状態を締められるのがさすが。
・フィナーレで武史氏が3A降りてた。
・ジェーニャは、バックフリップ〜と見せかけるだけ、という例のやつ。

・ふれあいタイム。プルも歳取ったなあ。
・なんて感想が一番なところが、我ながらどうかと思う。そりゃこっちも歳取ってるんだし、プルもいつまでも子供じゃないわな(しみじみ)。
・友人との結論→GPは出ない。

 朝から胃が痛いし、昼ご飯のパスタもお八つ(?)の中華も食欲が全くなくて不審に思っていたら、帰りの新幹線の中で気分が悪くなり、やばいと思ったのでS君(+半分寝かけの子供2人)に迎えに来てもらった。こういうことに慣れているS君、八条口に救急車が来ているのを見て「あれか?」と思ったらしい(笑)。

7月17日(火)

 結局夜中に吐いたが、仕事は何とかできた。なぜかというと、今日の外来予約が、なんと驚くべきことに、普段の3分の1ぐらいしかなかったから。連休明けだってんで調節していた過去の自分、GJ過ぎる。

 ところで、ヘロヘロと出勤した途端、ジェーニャの着ていたJAPAN012Tシャツを着た太ったおじさんがいきなり目に入ったのは衝撃だった。

 で、無事に外来終わってほっと一息ついたところで、携帯が鳴り、うっかり取ってしまったら(おい)、保育園からもぐ38.7度のお知らせ。慌てて仕事を済ませて、1時間半後に早退させてもらったが、外は暑い上にタクシーがなかなか捕まらなくてぐったり。もぐは「みずあそびした」「シャワーした」(←午前中は熱なかったらしい)「パパは?」と若干不審気ながら、例によって元気だった。ただ熱いだけ。

 アレクサンドル・デュマ『メアリー・スチュアート』を読み終わった。え、デュマがそんなもの書いてたんだ、わくわく、と読み始めたのだが、ごく普通のメアリー・スチュアートの単なる伝記だった。なぜ最近出版されたのだろう…。

7月18日(水)

 まだ熱が高く、家に据え置きのもぐは、今日一日「ほいくえん いこ」と「ママ」しか言わなかったらしい(子守S君談)。

 げっ、兄ちゃん利尿剤出たの…。

7月19日(木)

 いかなごバレエ。まだチュチュが微妙に大きいので、ムシの移動だけじゃなくて、スナップもつけろってことに…。

 バレエの発表会の持ち物リストにソーイングセットがあり、こないだ東京で持っていなくて不便だったこともあるので、家にあるものを探してみたら、出てくる出てくる、小学生の頃のから、誕生日プレゼントで友達に貰ったものやら、飛行機で貰ったものやら、北京GPFの時に、道端で転んでズボンと膝が破れて、フロントで惨状を見せたらホテルの人がくれたものまで、種々さまざま。その中から色々組み合わせ、その辺に転がっていたいかなごのクママスコットを携帯針山に改造して、同じくその辺に転がっていたいかなごのミニポーチに収納してみた。

7月20日(金)

 今日も三年目氏に精神的ダメージを受ける。理由は色々あるが、とりあえず、なぜ不明熱の「不明」部分の理由を書かないサマリ1つ書くのに3日もかかるのか。

 で、憔悴して帰ってきたら、もぐが私のノーパソの蓋に白いクレヨンで全力でお絵かきしていた…。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。