6月21日(木)

 京大の前の道路で見事なカタツムリを見つけたので誘拐してきた(名前は「かたさん」)。S君がDVD大量買いのケースで急造した容器に入れたら、透明部分に張り付いてなかなか見事。案の定もぐが喜んでいた。

 バレエに行ったら、発表会の衣装が出来てきたとのことで(初出場の子だけ、衣装を作ってくれる)試着してみたのだが、胴回りが5cmは小さくて全然閉まらない。採寸したのは2ヶ月前だし、最近ぐんぐん大きくなっているので、入らなくなったのかなあ、と先生にも「いかなごちゃん、おやつ禁止!」と言われ、本人もじゃあ今日からゼロカロリーゼリーだね、家族3人ともダイエットだね、とやる気になっていたのだが、後で聞いたら、同じ時に採寸した年中組の2人も全く入らなかったらしい。3人とも2ヶ月で入らないほど大きくなったとは思えないし、何か間違っているんじゃ…と衣装屋さんに戻すことになったとか。そんなことあるんだ。。ちなみにいかなごの役(?)はメロンで、衣装はメロンつきまくりのチュチュ(なのだが、果肉がピンクなので、みんなにスイカと言われまくり)。役は先生がイメージで決めたらしい。いかなごはメロンのイメージなのか(笑)。ちなみに他の2人はオレンジとパイナップル。

 携帯が調子悪くなり、発表会の練習動画(先生が横で見本で踊ってくれている)が撮れなかったので、レッスン仲間のお母さんに動画を送ってもらった。便利な世の中になったものだ(有難や、有難や)。しかし、いかなご達の踊りは、先生が踊っているのとは全く別者だな(笑)。

 もぐ(2歳2ヶ月)が自分の名前(の短略形)を初めて言えた。ぱちぱち。

 吉村昭『雪の花』を読み終わった。北陸で種痘を広めた医者の話。他の作品のような迫力は乏しいが、軽く読める。

6月22日(金)

 3年目氏と往診に行った後(←今日は2人で往診番と部長に決められたので同行)もうオペの時間だから先生行っていいよ、と言ったら「オペ、入らないんで」「え?」「私夕方からシュライバーするんで(←カルテ打つだけ)、その前にオペ入ると疲れるんで」…そ、そうですか。疲れるんですか。私も疲れるから外来やめてもいいですか。

 晴れたのでかたさんは庭にリリース。

6月23日(土)

 早朝からミシン→ピアノ練習→掃除→学会→掃除。夜何か忘れてると思ったら、いかなごを美容院に連れて行くのを忘れていた。。

 いかなご「ねえ、そういえばママ猫エネルギーだったっけ?」…私は猫アレルギーです。。

 吉村昭『高熱隧道』を読み終わった。こうやって黒部ダムは作られたのね。動物も登れないような場所に資材持って登るとか、ほう雪崩で宿舎ごと飛ばされるとか、技師の労働者に対する葛藤とか、実に圧巻な作品。

6月24日(日)

 10時過ぎにS君母到着(←発表会もぐ子守要員として来てもらった)。が、もぐは超警戒して、机の下に隠れまくり。

 午後からいかなごのピアノ発表会。もぐは私が会場にいるのを見ると、絶対泣き出すので、私はいかなごと先に会場に行き、もぐに見つからないよう、いかなごを斥候に立てて、隠密行動。

 で、いかなご本番。ソロはノーミスだったが、連弾はたくさんある小ミスポイントを2つ踏み抜き、やったことのないオクターヴミスをし、ほぼ間違えたとのない最後の和音を間違える、というなかなか散々な出来。でもまあ、その後の大人には、頭真っ白で同じフレーズを繰り返す人とか、しばらく止まったまま再開できない人とかもいたので、もともと波があることを考えると、これぐらいで済んで良かったかという感じ。本人的には、最後の和音をはずしたのがさすがに心残りだったらしい。

 家に帰って録画を見ると、いかなご客席を見まくり(演奏中も)。ちらっとじゃなくって凝視してるし…そりゃあれだけ見てりゃ、間違えるわな。来年の目標は客席を見ないことじゃ!ちなみに私は、目立つところで1箇所大ミス。伴奏だから許してたも。

 夜はS君母のパンダとメロンパンナぬいぐるみを使った人形劇(?)にもぐが心底夢中になったり。

6月25日(月)

 S君母は午前中はS君と北の天満宮の縁日に行き、午後はいかなご連れて京都水族館に行ったらしい。京都水族館は規模は大したことないが、ガラスが綺麗だそうだ。

 で、夜はS君母がいかなごと晩御飯作ってくれたり。

6月26日(火)

 山盛りのサトイモと人参をオペ室でメスでむく夢みた。メスはむきにくかった。

 S君がひたすら熟睡していた。たぶん母接待疲れ。

 S君「(S君母は)ひど過ぎる」いかなご「なんで?やさしいママじゃない」S君「いかなご、じゃあ君のママはやさしい?」いかなご「好き」。…いかなごは常に母の正しい扱い方を知っている。

 もぐ「ぼくもだっこちて」とか言うように。字面で見ると愛らしいが、実際は自己主張がよりはっきりしてきて、大変なだけだったりする。

6月27日(水)

 上司はようやく三年目氏に大いなる問題があることを認めたらしい(←三年目氏は上司にも「無理です」と言いまくったり、噛み付いたりしている模様。相手を選ばない行動の統一振りは凄いと思う)。「院長は来るもの拒まずで受け入れて、各科に押し付けるからなあ…」と上司は愚痴っていたらしいが…そもそも三年目氏が見学に来た時に(みんなが一目見てやばいと認識したのに)勧誘したのはあなたなのでは…誰ですか教育しろ教育しろと言っていたのは…。

 当直。夜遅く、誰もいない病院の、誰もいない大部屋で、一人で地道にトランジッションの点数を8.75、8.50、と打ち込んでいるところに、とんとん、と後ろから肩を叩かれて「誰のプロトコールですか?」と聞かれたら恐いだろうなあ…と思いながら、プロトコールを打ったり。

6月28日(木)

 もぐに「やんちゃるもんちゃ」のビデオを見せたら、案の定はまってはいたが…ビデオさえ集中力が持続せず、見ながら「アンパンマン」だの「ノンタン」だの連呼するのはどうにかならんものか。いかなごが物凄く集中力のある2歳児だったような気がしてきた。

 岸本達也『写真の裏の真実―硫黄島の暗号兵サカイタイゾーの選択』を読み終わった。前に読んだ『放送禁止歌』の時も思ったが、テレビのディレクターの人は、おしなべてこういう自己陶酔的な文章を書くようになるのだろうか。それ以外は、この著者が私と同世代ということもあって、サカイタイゾー氏の選択に対する葛藤も含め、色々と興味深かった。

6月29日(金)

 いかなご…バレエの振付全部覚えてる…できてるかどうかはともかくとして、はっきり全部覚えてる…。1年半前はあれほど大変だったのに。

 2週間ほど前からもぐが連呼するようになった「おにちち」というのは、どうやら「おにぎり」らしい。ちなみにミルクは「みくる」だ。朝はいつも「みくるみくる、みくるみくる」と連呼される。

6月30日(土)

 朝は病院→ニトリ→ロイホ→青山(私は寝てた)。ニトリにはマットレスを買いに行ったのだが、飾りとして売っていた、ビスクドールのまがいもの人形(1000円)をいかなごが欲しがって購入。本体はかなり適当だが、服や帽子は結構凝っていて、いかなご「これセンス良過ぎ」「ママ、ねえ、これって本当に呪いの人形かも(わくわく)」などと喜んでいた。

 午後からは『しずくちゃん』に書いてあるからやりたいというので、スイートポテト作ったり。去年の芋掘りで掘った最後の芋を消費。



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