6月11日(月)

 いかなごのお迎えに行ったら、担任の先生に「もぐ君、具合悪いんですか?」と聞かれた。何の話だ?と思ったら、「いかなごちゃん、七夕の短冊に『もぐ君が元気になりますように』と書いてました」。いかなごによると、「(1年に1回ぐらいしか熱を出さない)私と同じぐらい、もぐが丈夫になりますように」という意味らしい。

 図書館から借りていた『しずくちゃん』がなくなり、そこら中(ソファの下とか、たんすの裏とか)探し回っていたら、突然「あ、いかなご思い出した。『しずくちゃん』読み終わって、お風呂行こうとして廊下に置いたんだった!」…廊下のダンボールの下から発見された。危うく数ヶ月の謎になるところだったぞ…。

 ふと気づいたが、S君はプルと同じ体重減少を体験したのね(身長が違うがな)。

6月12日(火)

 いかなご「1時間目−抱っこ、2時間目−抱っこ、3時間目−抱っこ、4時間目−抱っこ、5時間目−抱っこ、6時間目−抱っこ」S君「いかなご、学校はそんなに甘くない」。

 うんうん、女の子だといいね。

 発表会2週間前のピアノのレッスン。超不出来で、先週との落差の激しさに「こんなに差がある子も珍しい」と先生に驚かれた。集中したらちゃんと弾けるっぽいが、集中する時がほとんどない…。

 あまりにもいかなごのピアノが不真面目なので「ママも子育て不真面目にする」と宣言して、いかなごが「ねえ、ママはいかなご産んだ?」と聞いても「さあ、産んだかどうか覚えてないなあ」ととぼけていた。するといかなご「あなたのママはどうでしたか?あなたのママはよく怒りましたか?」「そうですねえ、私のママは一旦怒ると3日間以上怒りっぱなしで恐かったです」「そうですか、ではあなたは何日ぐらい怒りますか?」「私ですか?私は1日ぐらいかなあ」「そうですか」「私はいかなごと言います。あなたの子です」「さあ、産んだかなあ。覚えてないなあ」「そうですか、明日になれば分かりますよ、じゃ」とっとと本持って寝室に消えて行った…。

 しかも寝る前に「不真面目でも、怒ってても、怒ってなくてもママ大好き」と言われたでござる。

6月13日(水)

 最近のいかなご「ねえママ、木は切ったら年齢が分かるんだよ。ねんりんって言うんだよ」などと色々知識増加中。

 『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』を読み終わった。元々子供向けなだけあって、簡略化され過ぎているきらいがあるが、笑気使って抜歯した歯科医が薬物中毒になって自殺したとか、何Gまで耐えられるかの実験をした人の話は興味深かった。

 あと、以前から凄いなあと思っていた、初めて自分にカテ入れた人は、私は何の根拠もなくなぜかガイドワイヤーを入れたのだと思い込んでいたのだが、実は尿道カテーテルを入れたらしい(なるほど、それなら納得)。で、カテを入れるよりも造影剤を入れる方が恐かったらしい(そりゃそうだわな)。折角カテ入れて写真撮ったのに、だから何よ状態で学会から軽くあしらわれ、それ以上の実験は続けられなかったらしい(気の毒)。後に泌尿器科医になって、しかも奥さんも泌尿器科医で、ドイツ人で第二次大戦末期に前線から連合軍側に逃げて投降して、後でノーベル賞をもらったらしい(凄)。

 もぐ「みずください」←みずください、と言えたぞ、と自慢してるだけなので、水は欲しくない。

6月14日(木)

 バレエの見学日。いかなごと年中さん2人が、全然発表会の踊りの振付を覚えていなくて、先生怒り心頭。「家で練習して来なさいっ」とのことなので、慌てて携帯でビデオ撮ったり。しかし、普段親は見学していないので、どんな振付か分からず、家でビデオ再生して本人に聞いても、正しいのかどうか不明だし、もう訳が分からない。

 しかしまあ、いかなごは相変わらずレッスン態度は悪かったが、他の子よりも1年年長なだけあって、振付の覚えはややマシで、他の子はいかなご見ながら踊っている状態(1年半前のいかなごと同様、右回りと左回りが理解できていない)。いかなごが振付抜けると、全員立ち往生するかも、というのだけは恐いが、最低の状態も見ている親としては、何とでもなるだろう、というのが本音。というか、ピアノだけで手一杯で、バレエまで気が廻らない。

 それはともかく、相変わらず態度が悪いので、「次に態度が悪いところを目撃したら、口縫うから。ママ本気だから」と言っておいた。

6月15日(金)

 未だに外来で「先生の名前何て読むんですか?」と聞かれ、答えると「綺麗な名前ですね」とお世辞を言われることが多いが、その度に「いえ(それは親がつけた名前)、(私がつけた)『いかなご』って名前の方が可愛いですよ!!」と力説したくなる。

 相変わらず、3年目氏の信じられない言動で、下っ端3人はストレス溜まりまくり。「午後から一緒に処置しようね(←教えてあげようという好意)」「私、午後からオペが」「あ、オペ入るんだ」「さあ」さあってなんだよ…と産休明けの後輩が今日もダメージを食らっていた。仕事をしないのも、やる気ゼロなのもまだ我慢できるが、彼女の発言による連日の精神的ダメージが辛い。

 歯医者。今日は差し歯の型取りだったが、その前に仮歯がはずれず、先生がトンカチで必死に叩いていた。歯医者って大変。

6月16日(土)

 朝から病院(S君達はその間業務スーパーで買い物)→くら寿司(珍しくビッくらポン一個当たった)。

 来週末S君母がピアノ発表会子守要員(←私が連弾に出るので手が足りない)として来てくれる予定なので、帰宅した後は家の小掃除。

 バイアステープ45度で取った!

いかなごが十字のダンボールを頭につけて「ララパ!」と言うのがお気に入りなのだが、それを見たもぐが色々なものを頭に載せて「ららぱ」と言うように。それをいいことにいかなごが「ほら、これがララパだよ」ともぐの頭に色々なものを載せはじめた。「それアルパカやろ!」「それ虚無僧やろ!(丸いブロックの入れ物)」「それメロンパンナやろ!」

 いかなごは相変わらずピアノ絶不調で、明らかに2週間前より下手。毎晩練習を聞いてるS君によると、私は練習を重ねているので以前より上達しており、連弾といかなごソロとの解離が激しくなってるらしい。もうどーしたらいいのやら(頭痛)。

6月17日(日)

 遅めに起きて、玄関と洗面所の掃除など→午後から少し子供遊ばせ施設。

 「おかわりください」「バイキンマン、バイキンマン(←なぜか「おやつ」という意味)」「おやつたべたい」と連呼する不機嫌もぐに、youtubeでアンパンマンショーの動画を見せたら、やっと機嫌良くなった。アンパンマンのアニメには興味がなく、キャラクターショーじゃないと駄目らしい(謎)。

6月18日(月)

 いかなごの喘息発作が改善しないので、S君に病院に連れて行ってもらった。代わりに、もぐが初バイク送迎。

 朝から某科の某先生が、うちの病院に来たばかりの時に、私物の白衣を洗濯に出したら「病院指定の白衣以外は焼却処分にします」というメールが来た、焼かんでもいいやろ、焼かんでも、と愚痴っていて爆笑。

 午後に某科の部長から電話がかかってきて「こういう患者さんなんですけど、とりあえず明日まで何出しといたらいいですかね?」と問われ、診ないと分からない感じだったのでそう言うと、「じゃあ僕が付き添いますので、今から行きましょう」…突然暴れ出したりするので、一人では危ないんだって。

  6月19日(火)

 朝から「くもり止めクリーナー」をこれはおやつだから開けて食べさせろ、と要求し、断ると絶望する2歳児をどうすればいいのか。

 同じ保育園に子供を預けている後輩に「先生、今日どうしますか?」と聞かれ「うちは(暴風警報は)出ない予定」と答えたというのに(S君なんて「出るわけないだろ」と余裕だった)、午後1時過ぎにあっさり京都南部にも暴風警報発令→即ち保育園はお迎え。幸いS君も仕事先が休講になったので、お迎えに行ってもらい、ピアノのレッスンも土曜日に移動になったので、6時前にバイクでびくびく帰宅(ちょっと恐かった)。

 S君「今日の晩御飯は、いかなごともぐはハヤシライス、ママはビーフシチューです」私「ま、まさかそのハヤシライスとは、ビーフシチューをご飯にかけたものじゃないでしょうね!?」S君「肉は細切れです」…(私はシチューをご飯にかけるのは不許可)。

 夜、風呂で顔を洗っている最中に仮歯が抜けた…。

 サウジ王家って、ふと調べてみたら、第2代から現国王まで全員年齢順の兄弟相続で(全員初代の子)皇太子は70代、一夫多妻の上にみんな多産なため、第6世代まで入れると直系だけでも王族は2000人、って凄過ぎ。プリンスがたくさんいるはずだわ。

6月20日(水)

 後輩1と後輩2と喋っていて、三年目氏が何か言った時はみんな「あれは幻聴だ、あれは幻聴だ…」と自分に思い込ませていることが判明(笑)。あまりにもレベルが低いので、いくら何でもこれは…と注意する時には、思わず三歳児に言うような言い方になってしまう(「ダメ!〜しなさい!」)のが今の悩みの種。

 もぐは歌を歌うのが大好きで、日々「かちかちかっちんおとけいさん」とか「でんでんむしむしかたつむり」とか、ひたすら歌っている。



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