5月1日(火)

 予想通り外来が混みまくり。オペ直前までずっと外来してた。トイレ行けないのが悲しかった。今日1日で何件オペ予約入れたか分かんない。上司が中途半端に手伝って、その後私に廻そうとしたが、私が延々終わらないので、諦めて自分で診てた。そんな感じ。

 仕事帰りに子宮がん検診に行ったら、医者が面白い人で、エコーしながら「子宮のついでに卵巣見ても値段はおんなじ」。

 いかなご、相変わらず日記書いてる。「『ちょ』ってどう書くの?」とか「30って3と10?」とかよく聞かれる。ちなみに昨日の日記は絵日記で、シマシマの猫が描いてあり、「きょういえにおにわにとらねこがいました。でもみたしゅんかんとらねこにげてしまいました」。私もこまめに日記書こうと思った。

5月2日(水)

 夜は病棟の歓迎会。4月ずっと私についていた研修医に「一番最初に先生に会った時、凄い不機嫌じゃなかったですか?あれ見て、僕の1ヶ月は終わった、と思いましたよ」と言われた。。よく考えたら、あの日は胃腸炎明けでヘロヘロだった上に、病棟も外来も仕事山積みで、上司が研修医を紹介しに現れた時も「何のんきに紹介なんかしてんだよ!?邪魔すんな!」状態だったことを思い出した…自分も不機嫌であることでヒトを怯えさせる年齢になってるんだから、もっと態度に気をつけようと思いました(反省)。

 22時半頃に帰宅したら、いかなごがママを待って起きていた。ちなみにS君は私が飲み会であることをすっかり忘れていて、8時過ぎまで連絡も取らずに遅いなあとみんなで心配していたらしい。早く電話しろよ。

5月3日(木)

 雨が降ったり止んだりだったので、いかなごとS君で室内遊具施設に行き、私ともぐは留守番。もぐは始終ねえね、ねえねと姉を求めていた。

 最近のいかなご「ママ、趣味は何?」「読書」「読書って何?」「本を読むこと」「じゃあ趣味ってどういう意味?」とか「ママ、好きなもの何?」「いかなご」「人じゃなくてモノ!」「ポンカン」「食べ物じゃダメッ!」とか色々可愛い。

 横溝正史『仮面舞踏会』を読み終わった。かなりの傑作だと思った。

5月4日(金)

 S君が自転車乗りに行ったので、今日は1日家で子守り、の予定だったが、午後になっていかなごが外に行きたいとゴネ出したので、近くの公園へ。以前は空気読まずに見知らぬ子供に話しかけまくっていたいかなごも、ちゃんと人を見るようになっていて一安心。もぐは行き帰りに今一番大好きな「排水溝にモノ(特に石)を入れる」が出来て満足気。

 シャボン玉液がなくなったというので、近所に探しに行ったが、売っていなかったので、仕方なく家で作ることに。石鹸と水とガムシロップと片栗粉と少量の台所洗剤入れてみた…超しょぼいけど、一応納得したみたいだからいいか。

 「息子を産むのは誇りだけど、娘を産むのは喜び」byマキャフリイ先生。いや全くその通り。

 えげつない

 いかなご「ああ、いかなごはつらい。今日もお野菜が待ち構えている…」。白菜一切れでそんなに悩むな!

5月5日(土)

 天気もいいので、昼頃家を出て植物園に。駐車場に入るのに結構待った。
・いかなごはスケッチブックとクーピーで花の絵を描いていた。
・つつじかと思っていたら、しゃくなげだった。
・もぐの帽子が見当たらなかったので、行きに100円ショップで麦わら帽を買ってかぶらせたら、なぜか通りすがりのおばさんに「まあ可愛い帽子」と褒められていた。

・いかなごが「あ、四つ葉のクローバー」と本当にいきなり四つ葉を見つけていた。凄え。私自生してるの見たの初めてだよ。
・S君がカタバミを見て、クローバーだ、と素で言っていた(驚)。
・いかなごとS君は尺取虫見つけて喜んでいた。

・遊具コーナーに行ったら、もぐが突然、網を登る→滑り台を降りる、を繰り返しはじめた。今のいかなごなら登れる程度の網だが、2歳当時のいかなごなら絶対登れなかったわ。私の子なのに、運動神経が悪くはなさそうなのが信じられない(驚)。ゾウさんがこっち向いただけで恐がるのに、網は恐くないのか(謎)。よっぽど気に入ったらしく網登り→滑り台を繰り返し、また翌日歩けなくなると困るので、捕獲しようとしてもすり抜けて網に突進。そのうち、疲れて転けて泣いて終了。

5月6日(日)

 朝は一家で病院。いかなごはスケッチブックを持って行って、私が仕事している間に病院で絵を描く、と張り切っていて、何を描くんだろう、と思っていたら、病院に架かっている巨大な絵を模写していた(笑)。ちなみに、もぐは仕事に行く私が目の前で走っていなくなったのがショックだったらしく、待っている間非常に機嫌が悪かったらしい。

 子供の頃に折った前歯に差してある差し歯がグラグラしはじめたことに気づいた(困)。

 午後はいかなごが粘土細工作ったり。もうは姉に教えてもらえるので幸せそうだった。

 今日いかなごが可愛かったところ:「今からいかなごを紹介します。5歳半です。もうすぐ6歳です。来年は小学校です。お茶目で元気な女の子です」「お茶目って意味知らないけど、漫画とかでよく言ってるから使ったの。ごめんね」

 もぐ、ズボン脱いでおむつ姿で、首からテディベアのリュックかけて、こいのぼり持って走り回ってる。意味不明。

5月7日(月)

 仕事場の歯科でグラグラの義歯を仮止めしてもらった。で、今までよく持ちましたね、と言われた。よく考えたら、高校生ぐらいの時に差し替えたのが最後だから、20年ぐらいは経ってるわけか。まだ使えますがどうしますか、と言われたのだが、以前から歯茎が後退して金属部分が見えていたので、これを機に作り直すことに。

 黒田清子さんは伊勢神宮の祭主になったのね。

「ママ、ほら渦巻きだよ」といかなごが指紋の存在に気づいたようなので『呪いの指紋』を渡してみた。ふふ。

 最近もぐが、駄菓子の入った缶を発見した。中にはいかなごが見向きもしなかった小袋包装のお菓子が詰まっているのだが、もぐはそれを一定の場所に置き、夜になると缶を持ち出してきて、私が「一個だけよ」と言うと、一個取り出しては、缶を元の場所に置きに行き、その一個の包装を私に開けてもらって、超嬉しそうに食べている。

5月8日(火)

 もぐ、初二語文。「おむつ ぬいだ」。

 昼過ぎにS君から電話があって「今保育園から連絡があった。いかなごが遠足のバスで転けて、上の前歯が2本抜けて、下の前歯も抜けた」。前歯は乳歯だから、ちょっとした打撲で抜けることもあろうが、下の歯はまだ生えかけの永久歯。親子揃って前歯なしか!?(私は上の前歯を10歳の時に事故で折っている)というか、上の歯も下の歯も折るなんて、他のところは大丈夫か!?と超動転したが、生憎仕事はムンテラが入っていて(しかも家族が遅れてきて)抜けられず、後で園に電話したら、近くの歯医者に連れて行ってくれていて「遠足のバスに乗りに行くために道を歩いていて余所見していて道路で転けた。抜けたのは前歯だけ。下の永久歯は無事。下の歯が1本ぐらついている(元から)」ということが判明して安堵。…しかし全然最初の話と違うぞ。

 抜けた乳歯は、先生達がわざわざ探しにいって見つけてきてくれた(有難や)。いかなごは全然元気で(だから先生達も、そのまま遠足に連れて行ってくれて、帰って来てから、一応歯も抜けているし、ということでS君に連絡したらしい)鼻に結構な擦り傷を負っていて、前歯はすっぽり抜けたのだが、気にしてるのは膝の擦過傷(←軽症)だし、私が慌てて家に駆け込んだ時は、チャチャの漫画読んでて返事もしないし、歯医者も別に恐くなかったらしいし(「先生がこれから大人の歯が生えてくるって言ってはった」)、行きのバスの中ではドラえもん見て、遠足で行った海遊館ではエイを見たらしいし、お弁当は美味しかったらしいし…。もうなんというか、親だけが寿命縮まった感じ。

 で、前歯すっぽり脱落したいかなごは、見かけが子鬼みたい。「また余所見をして、手を前につかずに転けて歯を折っても、もう生えてこないからな!」とS君に言われたらしい。

 我が家にプラズマテレビがついに導入された。十数年前にS君と一緒に買ったブラウン管テレビと同じ値段なのね。やっぱり画像が綺麗だし、よく分からないけど奥行きを感じるし、音も立体的でなかなか素敵。

5月9日(水)

 当直だと思っていたら、当直じゃなかった。事務しっかりしてくれよ…。

 今日いかなごが可愛かったところ:「お弁当についていたタンポポの花がない!ない!あれを髪につけて可愛くしようと思ったのに」と超ゴネていたので「タンポポなんてつけなくても、いかなごは可愛いいよ」と言ったら「本当?じゃいいんだ、タンポポなくても。タンポポなくてもいかなご可愛いって言われたら落ち着いた」。

 もぐが近づいてきても素知らぬ振りをしていたら、抱きつかれて「ママだーい(す)き」。それでも素知らぬ振りを続けていると「ちゅっ、ちゅっ」とキスしてくれる。面白い。

5月10日(木)

 バレエに連れて行くために、いかなごを保育園からピックアップするついでに、菓子折り持って事務室に挨拶に行ったら「本人も前から(前歯は)なかったと言ってるし、元気だし…」→遠足から帰ってきたから、転倒したことを一応親に連絡しておこうかねえ→S君「え、前歯はまだ抜けてませんが?」→「マジで?!探せ、探せ!」という経緯だったらしい。

 いかなごが普段からよく躓いてるという話も聞いた。体操教室は今日もメタメタだったらしいし、もうね…運動壊滅の私と同じ道を辿る我が子が気の毒で。。



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