4月11日(水)

 今年度から新患担当外来日が週3日から週2日に減り(そもそも私が上司より新患日が多いのがおかしかったのだが…)水曜日が新患日ではなくなったので、とても楽になった。3月までは、水曜朝になると、いつも仕事行きたくない、と愚痴っていたのだが、新患日でないだけでこれほど幸せとは。で、私の代わりに水曜新患担当になった後輩が、上司に「先生ね、あそこの席で外来するというのは、修練なんですよ」と言われていた。私しゃ今まで週3回修練してたのか。

4月12日(木)

 昼過ぎにテレビをつけたら、さっき通ってきたばかりの川端四条を東に入ったところで、5人心肺停止の交通事故だというので仰天。次第に情報が入ってきて、車が暴走したのは、丹波屋の西の通りではないか(丹波屋のおばさんインタビューされてるし…)。今日行こうかどうか一瞬迷ったのだが、寄っていたら、たぶんその暴走した通りを、ほぼ事故が起こった時間に通ってたよ…。

 で、いかなごをバレエに送って行ったら、ヘリ飛び過ぎ。耳鳴りしそう。

 夕方、暴走車の運転手がてんかんだったと知ってがっくり。俺は運転中は大丈夫、ってそういう人多いんだよな…もうなんか、ひたすら悲しい。

 夜、寝室に行くのが面倒くさいと居間でうだうだしていたら、S君が「こうすれば全員ついてくるので効率的」と私を持ち上げて寝室まで運んでくれた。確かに、いかなごは面白がって、もぐはママがパパにさらわれたと号泣しながらついてきたので、効率的ではあるだろうが、腰痛めるぞ。

4月13日(金)

 失敗すること前提で周囲に準備された挙句、日本から観察できないレベルで失敗するというのは、やっぱり哀しい。

 暴走中に発作を起こしていたかどうかはともかくとして、てんかんと診断したら、医師に全例届出義務を課して、それを運転免許の管理センターと連動させれば、ああいう事故はかなり減るだろうけどねえ。ただ、てんかんの診断基準とか、コントロール良好の判断基準とか、てんかん患者&神経内科医師&運転免許の管理者の手間増大とか、問題は山積みだけど…。

4月14日(土)

 朝は病院。帰りに最近できたライフのパン屋で昼ご飯のパンを買った。

 S君も私も疲労気味なので、午後からは家でダラダラ。S君といかなごは2階でプラレール広げたりも。

 はじめてファスナー用ミシン押さえを使ってみた。凄い(感動)。

 で、縫ったはいいものの、後でスライダーがないことに気づいた(間抜け)。なんとかしてスライダーを入れようとしたが入らず、これはもう縫い直しか、とがっくりしていたら、S君が直してくれた。有能過ぎる(尊敬)。

 もぐ、粉ミルクの空き缶の中に顔突っ込んで、「アンパンマン、アンパンマン」と叫んで楽しそう。

4月15日(日)

 午前中は家でウダウダ。いつものように悪行三昧のもぐを捕まえて「そんな悪い子は〜」といつものように言ったら、もぐ「ぱ ぱ だっこ」。そうそう、ようわかってるやん。

 昼前に家を出て、カナートで弁当を買って、鴨川で花見。葉桜直前な感じだが、時々舞う桜吹雪がいい感じ。ちょうど亀石の前だったので、みんなで渡ったら、もぐは浅瀬に石を投げるのに夢中。いかなごも色々拾ってきては、投げたり弟に渡したり。たぶん放っといたら五時間でもやってるだろう。

 いかなごが飽きてきたので、また亀石を伝って戻ろうとしたら、私の誘導の仕方が悪かったらしく、いかなご見事に川に転落。ま、一度は落ちてみるものよ。

 最近のもぐは片言なども喋り、顔も行動も愛らしく、2歳児として人生における可愛さの頂点を迎えようとしている(?)のだが、誰に似ているかと言えば、相変わらず父にも母にも似ておらず、くっきり昔のいかなごに似ている。良かったな、姉がいなけりゃ誰の子か疑うレベルだぞ。

4月16日(月)

 いかなごが「字が多いと疲れるので、なるべく字が少なくて絵が多い本がいい」というので、図書館でそのような本を探してみた。しかし問題はだな、そういう本はすぐに読み終わってしまうのだよ。。

 もぐが新しいおむつを持ってトイレに行ったまま出てこないので見に行ったら、おむつ脱いで自慢げに便器の中にはまっていた…。救出して念入りに洗ってきたが、こりゃ外からトイレに鍵がいるかも…。最近のもぐ、保育園でトイレトレーニング真っ盛りなので、うちでもトイレのことばかり考えてる感がある。すぐにズボン脱いではこうとする(が自分ではうまくはけない)のも困りもの。。

4月17日(火)

 朝、S君がママの相手をしてくれない、と不満を述べたら、いかなごが私のところまでやってきて「ママ、今日、当直で大変ねえ」。どうしていかなごはママの操縦法を熟知しているのだ?

 当直。22時頃まで、上司に見学につけと言われた新人さんと一緒に救急してたが、あまりにも危機感のない新人さんの考え方に呆然(疲)。

4月18日(水)

 恐ろしい当直だった。

4月19日(木)

 仕事で医者相手に不愉快なことがあった。昔から医者相手で不愉快なこととなると、9割方循環器の医者なのはどうにかならないのだろうか。

 もぐのお尻の座ると当たる部分がとてもすべすべ。

4月20日(金)

 楊海英『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』を読み終わった。日本の敗北後、もともとモンゴルと統一したかった内モンゴルが、大国の反対で中国に編入され、内モンゴルに進入していった共産党の漢民族(ほとんどが教養のない人々)が文化大革命を理由にモンゴル人のインテリを虐殺しまくって、今は内モンゴルにモンゴル人の知識層はほとんどいなくなり、チベットのように独立運動を起こす人間すらいなくなってしまった、という話。内モンゴルについて全然知らなかったので、そうなっていたのか、という感じ。ただし、非常に繰り返しが多く、一般向けとしては読みにくい文章なのが難点。

 いかなごに「ねえママ、犬縫える?」と言われた。ゴールデンレトリバーのぬいぐるみの足がほつれていた。さすが15年物。

 今日のもぐ。
・私が諸トラブルで遅めに帰宅したら、玄関先に出迎えに来て「ママ かい(おかえり)」。
・家のトイレで見事に用を足したらしい。



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