11月11日(日)

 朝から予報通りの雨の中、京町屋の中にある、舞妓体験屋さんへ。いかなごの七五三には、前々から日本髪を結わせたいなあ、と思っていて(いかなごは私譲りの下膨れなのだが、下膨れには日本髪が似合うのだ)色々検索した結果(なかなか本物の日本髪を幼児に結ってくれる美容院はない)辿り着いたのが舞妓体験屋さん。そこで、髪を結ってもらい、着付けもしてもらう予約を取っていた。こういう時だけは京都に住んでいて便利だと思う。

 で、なんでも京都でも5人しか結える人がいないという(←行くまで知らなかったが)本格的な割れしのぶ(一般的には「桃割れ」)を結ってもらった。軽く化粧までしてもらうと(上眼瞼に紅い色も入れてもらった)、髪型な派手な分、派手な柄の着物と(古典柄好きの私としては、こんな現代風の…と思ったのだが、いかなごは古典柄が大嫌い)マッチして、なかなかバランスの良い姿に。

 さらに降りが強くなった中、S君に迎えに来てもらって、一家で八坂神社に。桃割れ頭はかなり目立つようで、その辺のおばちゃん達から「せっかくなのに雨だねえ」と声をかけられまくったり、色々な人から写真撮られまくったり、外人さんにツーショットを求められたりしていた(笑)。

 ちなみにもぐは、この日のために作ったセーラー服姿。一応もぐも数え歳3歳なので、正装させた方がいいよなあ…→でも、もぐにレンタルの着物着せて、外を歩かせるなんて絶対ご免(この考えは正しかった…)→洋装を探してみよう→男の子の七五三ってスーツしかないのねえ→でもスーツ自作しても地味で楽しくない→じゃあセーラー服にしよう。嫌がらずに着てくれるのも今だけだろうし(ピコーン)という発想で、一時期コスプレの人のようにセーラー服について学んで作った代物。

 しかし予想通り、もぐは大雨の中、傘から飛び出して、そこら中飛び歩き、服はびしょ濡れ(色は紺だし、自作なので安心!)、慌ててヤフオクで中古品を落としたブーツは泥まみれ、なのは予想通りだったのだが、頭がびしょ濡れになり…まだ産毛状態のもぐのアタマは、濡れるとハゲなのがバレてしまうのですよ…(痛恨)。

 それはともかく、何とかお参りを済ませ、一旦自宅に戻ってきて、口紅取れないようにフォークで小さく切った果物をいかなごに食べさせ、もぐの頭をドライヤーで乾かして、今度はスタジオアリスに写真撮りに。

 スタジオアリスでは、もぐにも羽織を着せ、両親も正装しているので4人写真も一応撮ってもらった。もぐは着物を見せると「やっともぐ君のターン!(キリッ)」てことで、別人のようにお利口さんになり、にこにこ顔で着替え、あっという間に撮影終了。いかなごの日本髪は、着替え・整髪担当スタッフのおばちゃん達が興味津々で、あちこちから髪の毛見られまくっていた。

11月12日(月)

 コミ、もう1kgもあるらしい。

 もぐ、家にいる時は7割方私にくっついているのに、常に「ボクうちの子じゃないんだ。ママとパパがいじめるんだ(パパはデザートにゼリーとコロッケとバナナしかくれなかったし、ママは自分がご飯を食べてる最中はボクを抱っこしてくれないんだもん)」みたいな顔してるのはナゼですか…。

 いかなご「もぐが完全に寝て、そしてママがまだ起きてたら…私いつでも待ってるから…」添い寝して欲しいらしい。

11月13日(火)

 朝起きたらまた風邪引いてた。喉が痛い。

 2歳のいかなご「にゃんにゃん」私「ママは犬のほうが好きだな」いかなご即座に「わんわん」。
 2歳のもぐ「にゃんにゃん」私「ママは犬のほうが好きだな」もぐ「もぐはどきんちゃんが好き」。

1月14日(水)

 当直。

 夕方、当直室でテレビつけたら、なんかすぐ解散することになったのね。

 家に電話をかけたら、もぐと初めて電話で会話が成立した。「ねえねと代わって」と言うと「やだよー」と言われたが、パパとは代わってくれた。

11月15日(木)

 命名は「嘘つき逃れ」解散が良かった。しかし、子供が「バカがつくほど正直です」なんて通知表持って帰ってきたら、将来が激心配だけどな。

 いかなご、バレエのレッスンで仲間共々「それが可愛いのか?!」と凄い勢いで「どうして可愛く踊らないのか」と怒られていた。怒られながら可愛く踊ってみせる、というのは、なかなか人生に役に立ちそうな訓練だ。

 いかなごに今日のマインの「ふわっとオムカレー」を作らされた。カレーソースはアンパンマンカレーで代用。まあ、10分もかからずに作れるし、ウマウマ食べるので楽は楽。

 昨日はもぐ、ねえねとロフトベッドで寝たらしい。最初はS君と布団で寝ていたそうだが、姉によると「パパと一緒に寝ると、夜中にうっかり『だっこ』とか言うと、パパ抱っこになっちゃって危ないから」姉と寝ることを選択したらしい。

 ということで、夜私がいなくても割と平気になったかと思ったのだが、夕方迎えに行ったら物凄い喜び様で、家に帰っても堅く抱きついてサルのように離れないもぐを見ると、やっぱり当直は辛い。

11月16日(金)

 朝、非常勤で来てくれていた後輩の不幸な事件を知って、全員一日中どよん。

 いかなごが、最近相思相愛を公的に表明したW君との保育園でのラブラブ写真を見せてくれたが、W君は三枚目系なので、我が家では評判が悪い(笑)。

 最近バイクの調子が悪いので、バイク屋に電話したら「あーSさんですか、いつもご利用いただいて」と言われた…きっと乗り方が悪くてロクに手入れもしないのに外国製バイクに乗ってるヤツ、として有名なのであろう。。

11月17日(土)

 S君が東京に行ったので、週末は子守缶詰。

 もぐが針山から針を引き出して遊び始めたので「ねえね、どうにかして〜」と泣きついたら、いかなご「はい、もぐ君。今からひつじのショーンがはじまります。背の順に並べっ!」→もぐ「はい!」。

 午前中にバイク屋さんがバイク取りに来てくれたが、バイク好きそーなお兄さんに「ブレーキ後輪効きにくいですが、気づいてましたか?」「タイヤの空気、最後にいつ入れましたか?」「オイル、あれは変えないと…(いや、変えなきゃとは思ってたんだけど…)」と詰問された。パソコンコード抜けてましたとか、熱傷したけど冷やさずに3日後に来ました的な扱い。

 午前中は掃除して、午後は大小にベビーブックとぷっち組を渡してみた。

 それにしても、大小と私のみだと、些細なことで争いまくる2人のうち、もぐを慰めれば「ママはいかなごのこと可愛くないんだ。もぐ君だけが可愛いんだ」とか言われるし、いかなごを擁護すれば、もぐが「ママ大好き!」と言いながら襲いかかってくるし…どうでもいいから2人とも静かにしてろ。

 ボルチーがおばさん風になっていたのがややショック。

 もぐがいかなごのお下がりのパジャマを着始めた。一見いかなご風だが、行動があの頃のいかなごと全然違う。。

 夜は、風邪が全然治らない上に(また腎臓傷めるんじゃないかと不安)腹痛(たぶんもぐの腹風邪がうつった)と頭痛(大雨なため)が酷く、おまけに髪の毛濡れてて(もぐがドライヤー使いに行くのを許してくれない)足が冷えてる(湯船にお湯入れ損なってシャワーに)ので、気絶しないかどうか不安だったが、もぐ、いかなごの順に添い寝して、寝落ちした後に抜け出して身体温めたら何とか回復。

11月18日(日)

 洗濯物干した後、子供遊ばせ施設へ。現地で近所に住んでいる友人と少しお喋り。
 
 帰りは御所を通って歩いて帰ったが、なかなか凄いお天気雨で、降ったり止んだり。鴨川では虹が出ていた。携帯で写真撮ったら、いかなごに「ママがパソコンでいつもやってるやつ、あれに写真出して」とアップを勧められた。

 リーザ、見かけが完全にゲデちゃんへの道を辿ってますな(楽しみ)。

 夜、いかなごともぐが「ママ見て。『ヒロイチャワンタケ』『シメジ』『普通のキノコ』」などと言いながら、いかなごの背中にもぐが乗って、もぐがお椀を頭に載せたり、2人で腕を開いたり、丸まったりする、というナゾの芸を披露してくれた。意味が分からんが何か凄そう。

 もぐ「たべべるは?たべべるは?」…キャラメルだった。

11月19日(月)

 お迎えに行ったら、もぐが積み木数個を前に呆然としていて、私にも気づかず、先生に「ママだよ」と声をかけられても、なかなか私を探せない始末。もぐ曰く「うっち君にこわされたの」積み木を壊された直後だったらしい。

 S君と中国三大悪女の話をしていたら(wikiによると、妲己、呂后、則天武后、西太后のうちの3人らしい)いかなごがそれ何、と言うので「中国というのは国の名前で…」と説明しかけたら、いかなご「中国という国があることは知っています」…す、すみません。

 バイクの修理に時間がかかりそうなので代車を借りたら、黄色ナンバーのバイクを渡された。黄色ナンバーとは50〜80ccのバイクで、一応二種なので見かけ原付でも30km制限はないらしい。

 橋下徹ヤバ過ぎ。

11月20日(火)

 もぐ、起きた途端「あめは?あめは?」(←一昨日夕ご飯を食べなかったので、引き出しを漁って見つけて、こっそり自分で封を破って食べようとしていた飴を取り上げられたことを覚えているのだ)。「さあ、どこにあるんだろうねえ」とごまかしてみたが「ご飯食べたよ」(←昨日の夜は夕ご飯を食べたのだから、食べさせろ、と主張している)と言われたので、冷蔵庫から取り出してきて渡した。この執念深さは誰に似たのか(謎)。

 仕事帰りにみんなでいつもの空いている小児科に行って、私以外のインフルエンザの予防接種。今日はそこの小児科にしては混んでいて待合室が一杯だったが、なぜかやっぱり待ち時間はゼロで、到着から15分で会計まで終了。凄過ぎ。

 赤ちゃんの泣き声を1時間聞き続けると、着陸準備中に座席に着席できなくなる人は飛行機に乗ったら駄目なことぐらい、大人なら予め理解していて欲しいものだ。



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