5月11日(水)
もぐ、ようやくテレビに興味を示すように。今日はおかいつを見ていて、ママがその場にいないことに気付くのに2分ほどかかった。
長雨のせいで足が痛くて。時々歩けなくなる。
こんなに雨降ってるのに、予約の人、一人残らず受診した(疲)。
家の前の壁にナメクジがたくさんいるのに気付いたいかなご、「なめくじ逃げ逃げ」を歌いながら喜んでいた。
夜、いかなごが、布団にくるんだ本と紙をくれた。紙には「よほん いかなごより」と書いてあった。…やっぱり「えほん」のこと「よほん」だと思ってるな。発音が常に「いえほん」だからおかしいと思ってたんだよ。。
今年のジロは最初の15分しか見てない(10時以降は起きてられない)。お通夜もほとんど見ていないが、「チャオ、ワウテル。一番厳しいステージでは、俺たちがアシストするよ」というのは素敵なバナーだと思った。
寝る前からムカムカしだして、夜中に吐いた。
5月12日(木)
昨日に引き続き胃腸の調子悪し。
夕方、医者の集まりがあった。経営陣の方針のせいで、最近予定入院も入らないほどベッドが混んでいるのに、待遇は全く改善されていないので、ストでもしかねない雰囲気。
新規開店のブックオフに行ったS君が(当たりだったらしい)スィフト『奴婢訓』とか『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』とか、ゾラの『製作』とかをくれた。昔から「本をたくさん持っている人」と結婚するのが夢だったが、「私の読みたがりそうな本を古本屋で買ってきてくれる人」と結婚した私は幸せ者だと改めて思った。
100円ショップでピングーの球形入浴剤(←いかなごが大好き)を売っていたので買ってみた。パイナップルの香りなのが難点だが、中に入っているピングーフィギュアは可愛かった。
ついでに買った平仮名練習帳を、夜いかなごがせっせとやっていた。
5月13日(金)
夜中に私が寝言で騒いだら、もぐが泣き出した。いかなごは私がどんなに騒いでも起きたことなどなかったのに(その代わり、いかなごも寝言言う)。
昨日のピングーフィギュアが可愛かったので、入浴剤を10個大人買いした。これで5種類のフィギュア全部揃うかなあ、と言ったら、S君が確率を計算してくれた。よくCやPの計算の仕方覚えてるな。んで57%だって。微妙。
もぐ、私の腕にチュッてするようになった。
『おひさまいろのきもの』という絵本をいかなごに読んだ。舞台は昭和初期ぐらいで、母子家庭の貧しい盲目の女の子が、秋祭りのために自分で布を織って新しい着物を作る、という話。確かに面白いし、いかなごは気に入っていたが、最後の秋祭りの場面、同じ年頃の友達2人は裾模様が入った着物で、普通の帯にちゃんと帯揚げして、髪飾りもつけているのに、主人公は新しい着物ながら兵児帯なのが、なんとも現実的で哀しかった。
5月14日(土)
午前中は病院。
午後からは庭で水遊び→洗濯→掃除。玄関の掃除をしていたら、いかなごが靴箱の中から、S君がとっておいた数年前の朝顔の種を発見。今晩水につけて、明日蒔いてみることに。
いかなご、絵本が「よほん」になるのは「読む本」だかららしい。なるほど、だから私の本も「はい、ママのよほん」となるのか。
今日のいかなごお手伝いロボ。おむつ替え一式(おむつ、おしり拭き、ゴミ箱)を持ってくる→タオルを畳む→靴を並べる→花に水をやる→豆を莢から出す(晩御飯のえんどうの卵とじ用の豆を全部むいてもらった)。
夜はいかなご、105円ショップの幼児用教材に夢中。間違い探し難し過ぎ。
最近のいかなごヒット絵本は『猫山』。再現劇する、とうるさい、うるさい。
5月15日(日)
午前中は洗濯。昼頃に家を出て、図書館→イズミヤでご飯&バーゲンでもぐの服買う→ナカムラで食糧調達→家の近くの公園。例によっていかなごは自転車で行ったのだが、私が歩くのと同じぐらいの速度では進むので、自転車で行く意味はある感じ。ただ、どれだけ注意しても道の端っこを進まないので(白線があればそれを目安に進むが、目印がないとすぐに真ん中に出て行く)、私が怒り狂って「もう知らない」とベビーカー押してがんがん早足で進んでも、「端っこ行ってるもんね〜」と言いながら、私の速度に合わせてどんどん追ってくるいかなごにもうぐったり(「速く行きなさい」と言っても進まないくせに)。
晩御飯は、カレイの煮付け、インゲンのゴマ和え、黒豆だったが、いかなごはカレイ食べただけで、あとは真面目に食べず、私に皿さげられて大泣き(疲)。
そして昼間から夕方までかなり寝ていたもぐは、21時過ぎから活性化。目をらんらんと輝かせて家中荒らしまわっていた(疲)。あ、でも初めて「ま(ん)ま」と言うようになった。
5月16日(月)
もぐ、保育園で先生に「もぐ君、ヨダレがだらだら出るんです」と言われたらしい。S君「牛かよ」。
職場で昼に、京都人の後輩1が「私の姉が大阪に住んでるんですけど、タクシー待ちで先入りされたり、道端で男子高校生に後ろから蹴られたりして、京都に帰りたいと毎日泣いてます」上司(←大阪中心部生まれ)「僕はそんなことされたことないけどな」後輩2(←奈良生まれ、当然大阪には慣れてる)「私も別に怖くないですけど」私「そりゃ、てきぱきして周りに目を配ってないとそういう目に合うかもねえ」。後輩1「そういえば姉はとろくて、信号も青になってから渡るか渡らないか決めるような人です」。
もぐ、一人で立つのは立つが、歩かない。
コンタドール変速過ぎだよ。
5月17日(火)
こないだ京都動物園で羊の毛刈りを見た時に貰った羊の毛から、羊毛フェルトでも作ろうかと思い、何か染まらないかなあと思って、ツツジ拾ってきて適当に加熱したり、酢入れたりしたりして染めようとしたが、全く染まらない。仕方がないので、結局インキで染めた。青紫色に綺麗に染まった。恐るべし化学染料。
コリアー『最底辺の10億人』を読み終わった。経済学者が世界の最底辺の国に住む10億人を助けるためにはどうしたらよいかについて語った本。専門家が非専門家向けに書いた啓蒙書な感じで、素人にも読みやすい。最底辺の10億人が住む国は、罠に捕らわれているらしい。それは、国家がグダグダな罠(最近の失敗国家は、アンゴラ、中央アフリカ、ハイチ、リベリア、スーダン、ソロモン諸島、ソマリア、ジンバブエらしい)、紛争の罠(内戦の再発率はかなり高い)、内陸国の罠(周囲の国のインフラに依存せざるを得ないから。ちなみにスイスは内陸国だが、囲んでいる国はドイツ、フランス、イタリア、オーストリア)、資源の罠(貴重な資源が国にあれば、国内の他の産業は発展しない)。
で、この罠から抜け出すためには、軍事介入(紛争時に軍事介入し、紛争終了後も軍事費を使わないで済むように、かなりの年月平和維持活動を行う)が有効なこと、援助も有効だが、何の分野に重点を置くかで官僚が争うため、効率的な援助が難しいこと、NGOも適当な根拠を元に訳の分からないスローガンを打ち出すことがあること、貿易政策も重要だが、フェアトレードには意味がないこと(援助の下で特定の商品を作らせているだけだから。競争が必要)、教育を行っても有用な人材は国外に出てしまうことが
多いこと、リスクが大き過ぎるので国外からも国内からも投資が行われないこと、などなど、いちいち「ふーん」「へー」と興味深かった。
5月18日(水)
てことで、フェルトニードルで羊毛をチクチクして、雪だるま作ってみたが、私しゃ造形能力が皆無なんだな、これが。あんまし可愛くない(泣)。
夜、ソファに座っていたら、もぐが泣きながらやって来た。と思ったら、ソファに掴まり立ちしたまま、お尻ゆらゆらさせて寝てた。
5月19日(木)
朝起きたいかなご「いかなご、うさぎさんに会って一緒に疲れるまでぴょんぴょんしたい」。一瞬で疲れそう。
最近いかなごがレオ・レオニのねずみにハマっているので、ねずみのぬいぐるみとぜんまいねずみのストラップ(←私の携帯用)を買った。ねずみはSを買ったが、Mでも良かったかも。でも可愛い。
夜、仕事関係の講演会に行って帰って来たら、もぐが満面の笑みで迎えてくれて可愛かった(←もちろん、私がいない時は延々泣いていたらしい)。
いかなご朗読計画。今のところ「ママ、ママ、いかなご」のペースで世界名作アニメ絵本の類を毎晩読んでいるが、行を飛ばして読むことが多いのに、それを指摘するとキレたり、すべて1回小声で下読みしてから読み上げるので、やたら時間がかかったり。やり始めた頃よりは滑らかに読むようになっているので進歩はみられるが、付き合っているこっちは眠くなるのが欠点。…自分で本を読んでくれるレベルまでの道は果てしなく遠い…。
5月20日(金)
もぐ、机の上の触ったらいけないものを触って、ママに「もぐ君ダメ」と言われると、「へへへへ」と嬉しそうに笑う。その後、また同じものを触って、ママに吊り上げられて机から遠ざけられると、床に伏して「僕、ひどいこと言われました」泣き。赤子面白過ぎ。
夜はいかなごと『チャーリーとチョコレート工場』を見た。どんな話か知らなかったので、どんどん子供が減っていく場面ではどうしようかと思ったが、いかなごは割に平気で、最後まで面白そうに見ていた。