4月1日(金)

 いかなごはあやめ組、もぐはたんぽぽ組に無事進級。新しい制服に埋もれた新年少さんがちょろちょろしてて、可愛かった。1年前はいかなごも全く制服が身に添ってなかったのにな。

 職場は、今まで人員マイナス1だったのが、2人増員されるので、一気に楽になるはず…なのだが、今日は新しい人はオリエンテーションな上、ヘルプも来なくて疲労。

 年度代わりということで、医局がバタバタしていて勉強しづらい。

 もぐ、体重が8kgを超え、未熟児フォローも今日で終了に。

4月2日(土)

 例によって子育て支援施設に。今日はお弁当(いかなごお握りとトーストにハム・チーズ挟んだもの)を持って行って、お昼に食べていたら、また後輩の子と鉢合わせ。こんど年少さんの後輩の上の子が、水菜ときのことハムの炒め物らしきお弁当を食べていたのが衝撃だった(いかなごはキャベツ以外の葉物は食べない)。

 施設のアスレチックで、いかなごが3階に上がる登り棒を登りたいと言うので、下から押して3階に押し上げたら、他に降り口がなかったらしく、降りられなくなって、私が探しに行くまで、ずっとその場にいたらしい。

4月3日(日)

 日直。一日中外来で申請書類を作っていたが、完成には至らず。

 樋口淳『やまんばと3にんのこども』を読んだ。お母さんは2行で死亡、三男はあっさり骨ごと食われ、長男次男はお星様になる、という恐怖話だった。

4月4日(月)

 朝、一家で『にほんごであそぼ』を見ながら、「そこのけそこのけお馬が通る」の上の句は何だっけ、という話に。S君「『おうまのこ』じゃないか?」いかなご「『おかあさん、どっかいっちゃったよー、そこのけそこのけお馬が通る』だよ」…長過ぎ。

 エネルギーについて知っておきたい

4月5日(火)

 S君母からもぐの初節句にと、S君のものだったらしい破魔弓が届いた。オルゴール付なのでかけてみたら「年の始めのためしとて〜♪」…ん?これ正月のものなの?…で調べたら、初正月に飾る、羽子板と同種のものなのね。全然知らなかったよ。節句に五月人形と一緒に飾ってもいいらしいが、五月人形は買ってないしな。。ちなみに、S君の五月人形は、昔S君兄弟が破壊したらしい。

 夜、風呂から上がったいかなごに、タオル渡して体拭いて、と言ったら、突然「毎日辛い〜」と号泣し出して仰天。まあたぶん、ママがご飯を口に運んであげなかったり、体拭いてあげなかったり(←当たり前)、年中さんに上がってプレッシャー感じてるのが原因だとは思うが、この世で一番愛している4歳児に毎日辛い、と言われた日にゃ、私しゃどうすればいいのか(衝撃)。

 リンゲルブルム『ワルシャワ・ゲットー―捕囚1940‐42のノート』を読み終わった。歴史学研究者の著者が、ゲットーの出来事をあれやこれや(物価とか、その時流行ったジョークとか、数人が突然道端で捕まえられて、素手でトイレ掃除させられた、とか)克明に記録したもの。今までもそこそこ理不尽に迫害されてきたポーランドユダヤ人が、良い方に良い方に考えてゲットーで生きていたのが良く分かる。ほんの少しだが、ゲットーからの(絶滅収容所への)移送が終わって、残った少数のユダヤ人が収容所並みの生活を強いられていた頃の記述が凄い。

4月6日(水)

 もぐ、軟飯など味のないものを口に入れると怒る。おかずやバナナなど、味の濃いものを口に入れると、うまうまうま。分かりやすい。しかしなあ、姉は嫌いなものは、そもそも絶対口を開けなかったんだが。

 「黒もぐ」改め「悪魔のようなもぐ」。なんですぐ立つんだ、なんで投げるんだ、楽器大好きだが、投げたことしかないぞ。あまりに動き過ぎて、今日は風呂後のミルク飲みながら熟睡してた。

 夜、いかなごが紙に字を書こうとしていたが、小机を出すと、もぐが登りに来るので「ママ、もぐが邪魔しに来る〜。何とかして」「あんたが弟がいいって言ったからでしょ。ママは妹がいいって言ったのに」「じゃあ妹にする〜」「今からじゃ遅い!諦めろ〜」。

 もぐ、ついに母と姉を乗り越えた。

4月7日(木)

 数日前からS君がもぐを自転車で送迎しはじめた。いかなごは自転車に乗せた最初の1週間、泣き続けたが、もぐは初日から平然と乗っているらしい。今日は自転車部隊(S君+もぐ)をバイク部隊(私+いかなご)が追いかける形になり、いかなご「パパに追いつくかな」私「無理だと思うよ。あっちの方が出たのだいぶ早かったし」。で、保育園に着いたら、いかなごが「ママ!あれ!あのポン・デ・ライオンのシート!」と、歩道脇にとめてある自転車の前カゴの毛布を指差した(←もぐ包み用)。「あれがあるってことは、パパはまだ中にいる!ここで待ち伏せすればいい!」(パパ犯罪者状態)。ほどなくして、無事パパは捕獲されていた。

 保育園からもぐの園庭用の靴を持ってくるように言われた。が、まだ出産祝いで頂いた靴は大き過ぎる。ってことで、いかなごのお下がり、たれぱんだのピンクの靴を持っていくことに。ま、どうせすぐに履けなくなるから、しばらくこれで我慢しておくれ。名前シールも貼ったからさ。

 今日の晩ご飯:大人シチュー(小松菜入り)、いかなごシチュー(人参少な目、コーン大目)、もぐシチュー(ルーとコーン抜き)。

4月8日(金)

 もぐ1歳。今日も元気に家中を荒しまくり。

 誕生日ケーキは、りんごホットケーキバナナのせを焼いたが、もぐ食べ過ぎて、S君に「君食べ過ぎ」とお代わりを断られていた。

 いかなごの長袖服がほぼ全てちんちくりんになっているので、いい加減どうにかせねば、とヤフオクで服を探しながら「いかなご、服全部小さくなってるもんな。保育園であの子親から服買ってもらえない、って言われてるんじゃない?」と言ったら、いかなご「そんなこと言われたことないけど、みんな心では思ってるんじゃない」。す、すいません、すぐ大きいの買うから。

4月9日(土)

 今日は一日家。家にいるといろんな用事が片付く(嬉)。寝室の掃除→居間の片付け→洗濯→(念願の)お雛様片付け→買い物→パウンドケーキ焼く。ここでいかなごももぐも寝てくれたので、こないだS君母にもらった子供服の名前付けと試験申請書類の印刷。

 もぐ、いたずらしてる時に「ダメ」と言うと、にやっと笑う。

 ダマシオ『生存する脳』を読み終わった。訳が悪いのか、もともとそうなのか、どうも意味が取れない箇所が多かったが、「身体はなくても精神は精神たることをやめない」というデカルトの言葉は間違いだと語っているのは分かった。ただ、脳の特定部位が損傷すると感情を感じなくなり、かつ選択もできなくなるのは、何か選択をする時に情感が関わるからだ、という説は、色々説明していたが、結局よく分からなかったな。ちなみにS君説によると「90年代のその手の本は、適当に語るのが流行」らしい。

4月10日(日)

 朝からいかなご連れて、京都御所の一般公開へ。患者さんが常々案内役をしている人で、お誘いが来たので行かせていただいたのだが、色々面白かった。建物は150年ぐらい前に再建されたものらしいので、結構新しいのね。いかなごは暑いとか疲れたとか言って大変だったが、一緒にいた小学生のお姉様方が途中から手を繋いでくれて嬉しそうだった。

 帰宅して選挙(身元確認がバーコードとパソコンに変わっていた)→花見へ。と言っても、鴨川河原で桜を遠目に見ながら昼ご飯食べただけ。桜は7、8分ってとこかな。

 午後からは昼寝。今朝は昨日7時に沈没したいかなごに、6時に叩き起こされたので、まとわりつくいかなごともぐを断固無視して2時間昼寝。

 パリルーベが今日であることをTLで知った。ツイッターさまさま。

 東京都知事は78歳の生けるヘイトスピーチだし、神奈川県知事はホメオパシー騒動の人だし…。

 もぐ、絵本を指差した。


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