11月22日(月)

 眠すぎる。朝から同僚やら技師さんやらみんなに「顔が死んでる」などと言われる。はっきり疲れてるのが顔に出ているらしい。困った。昼間っから白昼夢まで見てしまった。目は開いているのだが、眠る寸前と同じような訳の分からない考えが頭をよぎる。
 木曜日、金曜日の分のMRIの所見もつけなければならない。ほとんどすべて放射線科の研修医におすがりして教えてもらい所見をつける。家に帰ったのは1時過ぎ。

11月23日(火)

 風邪を引いてしまったらしい。今日は当直。病院に行く途中、雨のせいか渋滞していて遅刻するかと思った。
 病院に着いてからも鼻水、くしゃみが止まらず、たまりかねて病棟を廻って風邪薬をもらうが、当直なので眠くなる薬は飲めない。助けて。

11月24日(水)

 6時前に入院が入る。5時間くらいは寝ているのだが、今までの蓄積があるので眠い。  午前中はMRIなので(MRIは技師さんが撮ってくれるので、その間医者はすることがない)、その間は来週と来来週の学会発表のスライド作りにせいをだす。ノートパソコンは便利だねえ。これでもう少し持ち運びやすければ……。B版はキーボードが打ちにくいので、A版を使っているのが持ち運びにくい原因なのだけど。
 風邪は悪化したまま。鼻水がとまらない。節々が痛んできたのでロキソニンを飲み、11時には寝る。

11月25日(木)

 風邪は鼻水から咳に移った。どうも去年の今頃ひいた風邪とパターンが一緒である。不吉だ。去年は咳がとれるまで2週間はかかった。絶え間なくごほごほいいながら(もちろんマスクはしている)、超音波の検査をする。午後のMRIの検査の間はほとんどうとうとしていた。体を動かすと咳がひどくなる。
 夕方またしても節々が痛くなってきたので、ロキソニンを飲む。早めに家に帰り、去年の風邪のときに出してもらった喀痰排泄促進剤などを飲んで(効くのか?)寝る。

11月26日(金)

 風邪は軽快していた。まだ咳は出るが、大したことはない。これはやはりよく眠ったせいと、病院でほとんど動かない(放射線科は体を動かす仕事はあまりない。患者を運んだりしないし、心臓マッサージもしなければ診察もしないし、第一複数の病棟を渡り歩いたりしない)せいに違いない。

 家に帰ってきてメールをチェックすると、先生から院試に受かっていたというメールが届いていた。合格発表の日付をはっきり覚えていなかったので、全然知らなかった。これで来年4月からの身の振り方が決まったというもの。

11月27日(土)

 12時まで寝ていたが、それでも眠い。院試の合格通知の書留が来た。なんでも入学手続きは2月の終わりから3月はじめの1週間の間に済まさなければならないらしい。いかにも忘れそうだ。院試を忘れるという関門を突破したと思ったら入学手続きという第2関門が待ち受けているとは。

 今日は当直。今日は京フェスのスタッフの打ち上げが田中邸で行われるらしいので、当直を代わってもらえるようにいろいろ頼んでみたのだが、内科研修医13人のうち、11人までが用事があるらしく代わってもらえなかった。残る1人は私と同じ日に当直なのであった(当直医は3人いる)。しくしく。ということで仕方なく当直。

 『飛翔せよ、閃光の虚空へ!』を読む。何年か前のSFセミナーの合宿の海外SFの部屋で、レビューされていたのがこの話。「男の人が女の人になんだか口ではとても言えないようなひどいことをするらしい」というレビューで、面白そうだ!と訳されるのを心待ちにしていたのだ。
 しかし、何というか、設定はすばらしい(エンパス能力のあやしい説明とか)があざとい。設定がきっちりしているわりには、ストーリーに無理がある。同じような話ならビジョルドの方が百倍おもしろい。だいたい、「同じローン系サイオンである」というだけで、性格もよくわからん(いくら融け合ったことがあるとはいえ)、だいぶ年下の坊ちゃん育ちの男と世界の果てまで逃げようなんて思うやつがいるだろうか?


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