9月11日(土)

 友人3人で福井FOI。始まるまでの話題は…(ヤナがジェーニャが練習していたと呟いていた)変なジャンプとは何か(私はスピンからの3ルッツを提唱)とか、メジャー選手からマイナー選手まで、各選手の練習DVD集が欲しい、もちろん創刊号は790円で、とか。

・席は一番上だったが、新潟よりだいぶ見やすかった。
・群舞の振付は、新潟と一緒なのね。でも、昆布踊りはディマの歌の方が合ってる。
・つーか、ディマ歌上手い。伊達に声楽科出てないな。
・プルはちゃんと真面目にやっていた。

・今井遥ちゃん。私「今風のプロだねえ」友人「なのに曲はレトロだねえ」。
・トマシュのコール「来年東京で開かれる世界選手権で活躍が期待される…」を聞いた友人「出れるのかしら」「……」。

・ゆづ君、笑顔がジョニーに似てる気がする。綺麗な3Aだった。あと、最後は死なないらしい。
・炭鉱労働者、ベセディンが戻って来ていてびっくり。さすが元本職。引退したんじゃなかったのか。で、やっぱりこの組は、ベセディンだから面白いことを確認。
・後でプログラムを見たら、あっさり「戻って来た」と書かれていたが、理由は何なんだろう。引退後の事業が失敗したとか?そして、あの代理の相方は今?

・章枝ちゃんのアルビノーニ、ステップもなめらかで(リンクが正方形なので苦しんでいたが)ジャンプもこの時期にしては調子良く、とても良いプロだと思った。友人も◎だと言っていた。
・ナハロ&お仲間達の赤いダンス。悪くはないけど「いつまで絡んでるんだ」と思ったのは秘密。

・ディマ&ジョニーよりは、ディマ&トマシュの方が良かった。相性の問題かな。
・ステファンとしーちゃんのコラボは相変わらず「同じ曲で滑ってる」感が。友人曰く「愛がない」。別に愛があれとも、ペアになれとも言わないけど、同時に滑られると勿体ない。

・ジェーニャのトスカは、3T-3Tステップアウト、2A、3Aステップアウト。衣装が懐かしい&最近はお目にかかれないサーキュラーが嬉しい。ショーで延々滑っていたプログラムなだけあって、マートンとのコラボが慣れきっているのも素敵。
・間の製氷には、ミニザンボがたくさん出ていた。可愛いけど、製氷できる範囲が狭くて大変そう。

・新潟でも思ったが、群舞ダンサーズがお上手じゃないのよね。日本で調達した方が絶対良い気がする。
・町田君、体硬い、と言ったら、随分マシになったんだと友人に突っ込まれた。

・エアリアル、2人でやるのは大変そう。体重ちょっと変わっただけでもタイミングズレそうだし。
・ペシャブル、終了後に「あれ今期のFD?」と友人が言ったのを聞いてびっくり。←あまりにお上手ではなかったので、引退したと勝手に思い込んでいた。

・ここで本日のハイライト。先程滑ったジョニーのネックレスがないので、ジョニーとスタッフが探します、とアナウンスが。既にフィナーレ用の衣装に着替えていたトマシュとジョニー、スタッフ数人がリンクに出て、真剣に失せものを探し始める。一部はすぐに見つかったものの、シルバーの鎖がなかなか見つからず、トマシュ「鎖、身体の中に残ってない?」ってことで、ジョニーが本気で探したりも。
・そこへ次の出番の某ロシア人が登場。私「余計なのが来たぞ」友人「絶対探してない人が来たぞ」。ジェーニャは必死なスタッフ&ジョニー、トマシュ、荒川さん、ゆづ君の前で「探してるふり」「最前列の観客とハイタッチ」「2A」「オペラグラスで観客鑑賞」などを披露し、場を盛り上げていた。
・しかし、この時最もGJだったのは、「最新情報です」「『鎖の一部』が見つかりました」と状況を細かく知らせてくれたアナウンサー。おかげで非常に楽しめた。
・結局、全員で一列に並んで端から探していくことで、ネックレスは無事すべて発見。ジョニーは申し訳ないと謝っていたが、お蔭様で滅多に見られない光景が見られた。

・で、プルのビリーブ。久しぶりの生ビールマンスパイラルが嬉しかった。ジャンプは3T、3Aでハーフビールマンスピン付き。
・それにしても、ディマ上手いわ。本気でCD欲しくなった。身体の動きも良いし。正直、ゴスペラーズは生な意味が分からなかったが、ディマは生の方がいい。
・ユーロビジョンで(三馬鹿)トリオが優勝したと知った時は、ふと目覚めたらリザルトの中にジュベールの名前がなかったモスクワワールドの時と同じぐらい驚いたが、これなら優勝して当然かも。

・超楽しみにしていたステファンのウィリアム・テル。3T根性降りも2Aステップアウトもステファンのうち。最後のスピン連発は、まさに一芸は身をたすく。
・しーちゃんはネッスンドルマだったが、なんか途中から適当な感じに。どこかでズレたのかな。

・フィナーレで堂々と先頭を務めるゆづ君が、慣れきっていて素晴らしい。
・ファンっつーのは、手振ってもらうだけで幸せなのだ。
・会場近くの荒川&鈴木ツイッターお勧めのケーキ屋に行ってみた。確かに美味しかった。
・終了後はだらだら歩いて鯖江駅へ。暑い&周囲に何もなかった。

 サンダーバードで無事に帰宅。家の前で鍵を取り出そうとがちゃがちゃやっていたら、いかなごが鍵を開けてくれた。で「ママ会いたかった〜」「ほら、いかなごお土産よ」と福井限定キティちゃん箸ストラップを渡したりしていたら、横でもぐが頭むくっ「ぼくもいるんですけど」。ご、ごめん、忘れていたわけでは…。

 で、帰宅した途端、なぜか大小とも耳垢取り。もぐから巨大な耳垢が出てきて仰天。あんた5ヶ月も生きてないのに、なぜ姉よりでかい耳垢が。

9月12日(日)

 朝は病院。昼前から、いかなごのバレエの衣装合わせへ。最初は割と機嫌が良く、周りのお母さん達に「今日はいかなごちゃん調子いいですね」と言われ、実際に衣装を着ての演技でも、1曲目は笑顔で大過なく終えていたが、2つ目の演目は衣装の数が多い(チュチュ、タイツ、Tシャツ、鼠耳に軍手)上、衣装合わせの会場は、大勢の生徒と年少者の親でごった返しているのに、冷房が効いていないため、「暑い」「痒い」(←アトピーなので、汗をかくとすぐに痒がる)と始まる前からグダグダに。直前まで大声出したり、確保している先生から逃げようとしていたので、これは踊るのは無理か、また端っこで一人お休みか、と覚悟したが、なんと曲が始まると、みんなに混じって最後までやってのけてびっくり。よしよし、頑張ったぞ。

 ジョニーとプルのファンに対する呟きを比較すると、笑ってしまう。いや、プルファンとしては、バーシプルだけでも十分でございます。

 もぐが咳風邪に。赤子が咳をしているのは哀れ気。私も全身痛い。

9月13日(月)

 朝起きたら声が出ない。

 最近のいかなご、寝る前に保育園であったことを少し話してくれるようになった。今日は○○ちゃんと猫ごっこしたとか、運動会の歌歌ったとか。その中で、いかなごともう一人の子だけが、昼食をスプーンで食べているらしいという驚愕の事態を知った。家での夕食時はスプーンで妥協していたので、これではやばい、と慌てて無理やり箸を使わせてみたら…普通に使えるやん。使えないのではなく、面倒くさいらしい。さすが、今でも丼物と納豆ご飯は面倒くさいからスプーンで食べている私の娘だ(ははは)。なんて言ってる場合ではない。これからは毎晩箸にさせねば。

9月14日(火)

 新薬の説明会があったので、ギリギリで病院を飛び出し、四車線道路の右車線をすっ飛ばして、最短記録19分でバレエ教室に到着。やっぱり頑張って小型二輪の免許取っておいて良かったわ。渋滞関係なし、50km以上出せて、一人なら子供を運搬できる乗り物は便利過ぎる。

 自分がそうだったせいもあるのか、幼児というものは、ひたすらウルサク喋ったり叫んだりするのがデフォルトだと思っていたのだが(当然いかなごもそう)そうではない幼児もいるのね。

 辻静雄『舌の世界史』を読み終わった。辻氏がどんなものを着てどんなものを食べたか、という話。何書いてあるのかさっぱり分からないので(「Aに合うのはBで、Cを食べる時はやっぱりDが基本だが、Eも捨てがたい」A〜Eはすべて何か分からない固有名詞)「あらびき胡椒は辛くない」しか覚えてない。

 私が咳をする→音でびっくしりたもぐモロー反射&泣き出す。という羽目になるので、寝室で咳ができなくて辛い。

9月15日(水)

 朝からいかなご「遊ぶところがいい」「餡パンなんて嫌」「保育園行きたくない」「ママとずっと一緒がいい」私「無理」いかなご「もう人生嫌〜」と大荒れだったが、服を全部着替えさせてやり、チーズを口の中に入れて、リッツでジャムサンド作って渡したら復活。自分で着替えるのが面倒くさかったとみた。割を食ったのはもぐで「遊んで」「ミルクは?」と目でしきりに訴えるも流され、挙句の果てに時間切れで、ミルク半ばでパパに預けられて大泣き。すまねえな、君が腹の中にいる時は、ママ寝たきりで姉ちゃんが割食ってたので、おあいこ(?)ってことで…。

 昼過ぎに、もぐ8度1分ってことで、強制送還の連絡が。しかしS君と連絡が取れず(S君も私も保育園も、それぞれ小ミスがあった)すったもんだの末、早退する羽目に。担当の手術が一例目で良かった…。しかし8度1分では、当然もぐは元気で、咳をし出すとひどいので、念のため夜診に連れて行ったが、医院内では一度も咳をせず、先生「元気そうやなあ」。横で咳が止まらない私がゲホゲホしていたら「お母さん、大丈夫ですか?」「すいません、こういう咳を時々この子もするんです」(笑)。

 ふと気付いたが、いかなご最近全然おもらししない。

9月16日(木)

 田代のあの姿を薬物防止キャンペーンのポスターに起用すれば、かなり効果がある気がする。ちなみにS君「まあ薬で良かったよ。これでまた覗きだったら可哀相過ぎる」。どちらも治りにくいという点では同じだろうが、その気持ちは分からんでもないかも。

 いかなごのバレエは、今日が発表会前の最終練習。いかなご、以前から考えるとかなり改善してきてはいるが、まだ大人しくレッスンに参加という状態からは程遠い。しかし、いかなごにチョッカイかけて、引っ張ったり、押し倒したりする男の子が仲間にいるので、なかなか真面目にするのは難しかろう。

 バレエが終わると、大抵いかなごに家用ワンピースを着せて連れて帰るのだが、バレエ仲間のお母さんに「手作りですか?」と見抜かれた。見抜きポイントは「大き目に作ってあるから」らしい。さすが(笑)。

 福井で友人に、眠れない時に羊を数えるのは「シープ」と伸ばすと眠くなるからだと教わった。確かに「いっぴき、にひき」じゃ目が冴えそうだもんな。で、私「わんしーぷ」いかなご「わんしーぷ」私「つーしーぷ」いかなご「つーしーぷ」と数えていたら、10匹越したぐらいで、あっさり寝てしまった。恐るべし英語羊。

9月17日(金)

 いかなごのバースデーベアにチュチュを作った。

 アフリカの某地域では、生理になると、暗い色の服を着て、家の中でなるべく動かないようにしているしかない、らしいが、そんな状況だとずっと妊娠・出産を繰り返している方が生活が楽なんだろうな、とふと思った。まあ私だったら、その場合ずっと悪阻なので、早いうちに死ぬとは思うが(その前に、抗生物質が普及していなければ、乳児期に確実に死んでたので、あんまり関係ない)。

9月18日(土)

 寒くなってきたので、もぐに長袖ロンパースを着せて見た(わくわく)…しかし、ますます赤子の頃のいかなごに似ただけだった。つまらん。

 急に寒くなってきたので、慌てて(長方形コタツ用の)コタツ布団を探して注文。

 病院に行った後、焼肉&食べ放題屋→ブックオフ→ピエリへ。ピエリはついにスーパーも閉店するらしい。で、5本指靴下とか、いかなごの髪ゴムとか、セール靴下とか、念願の贅沢品とかを買った。

 もぐに下の歯が生えかけているのを発見。ちなみに、最近のもぐはうつ伏せにしておくと、右方向に回転していく。

 いかなごが突然「ねえママ、エレベーターって知ってる?」「知ってるよ。ママお仕事先で毎日乗ってる」「え?なんで?」「ママのお仕事先は七階建だから」「ななかい?いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち…」通り過ぎてますがな。

9月19日(日)

 午後からいかなごのバレエの発表会。出番は4時過ぎだが、2時には集合。いかなごは初舞台ということで、親付き添い可なのだが、控えの大部屋に入ると、もう凄いことに。京フェスオープニングのさわや大広間並みの人口密度で、幼児から中学生くらいまでの子供が嵩張る衣装に着替えたり、並んで先生達に化粧してもらったり、髪飾りつけたり、衣装の細かいところを縫ってもらったり。衣装着たまま虚ろな顔で、お母さんらしき人にぐったり抱かれている幼児とかもいたり。

 いかなごは予想通り化粧を嫌がり(そもそも「そっと目をつぶる」ということができないので、それも大きな障害に)先生2人に断られた挙句、じゃあお母さんにしてもらいましょう、って、口紅はいいとして、私しゃバレエ用のアイラインなんてひけませんが…。てことで、演目前の写真撮影は、目の上下に不規則なナゾの線が入った珍妙な顔で撮ることに。。

 その後、再度宥めて化粧してもらい(いかなご、基本が甘えんぼなので、すぐグズグス言い出す割に、抱っこして数分ヨシヨシすれば、復活するところが扱いやすい)、何とか他の子と同程度の隈取顔で本番に出発。私は、もぐが不機嫌で外に出ていたS君と合流して、観客席へ。一演目目は無難に終わり、いかなごもちゃんと振付をすべてこなしていた。付き添いの親達と「無事に終わって良かった」と言い交わしながら控え室に戻る。いかなごに「良かったよ。凄く上手だった」と言ったら「ほんと?ママどこで見てたの?もっと褒めて」。

 二つ目は、結構なミスがあったが、他の子達も色々できていなかった上、大ミスをした子がいたので、あまり目立たなかった感じ。最後に初舞台の子数人が舞台に呼ばれて、先生から花束贈呈。真ん中のいかなごは一番小さかったので、なかなか可愛かった。ビデオに撮れなかったのが残念。

 で、いかなごは周りのお母さん達から「いかなごちゃん、今までで一番良かった」「おばちゃん、心配してたけど本当に良かった」などと言われまくっていた。如何に期待値が低かったかよく分かる(笑)。練習での状態があまりに酷かったので、すっかり「本番に強い子」と認識されてしまった模様。

 そういえば、いかなごと同時期にはじめた年中さんの子は、真央ちゃんを見てやりたい、と言い出したらしい。「スケートじゃないんですか?」とお母さんに聞いたら「あんまり分かってないみたい」。そ、それでいいのか。

9月20日(月)

 今日は1日だらだらラブラブするといかなごと約束していたので、だらだらラブラブ。久しぶりに庭の雑草を抜いたり、コタツ布団カバーを解体したり、少し掃除したり、いかなごがプリキュアごっこをするのを寝ながら眺めたり。

 昨日もらったお祝いの花のつぼみが、まだ咲かないのか、まだ咲かないのかといかなごがうるさい。

 本城靖久『十八世紀 パリの明暗』を読み終わった。街灯を設置していたとか、乳児を田舎に預ける習慣から、幼い時に事故で怪我をする子が多かったとか、話自体は面白かったが「現在のように育児をないがしろにするいわゆる進歩的な女性が増えてくると」などなどの一言がちょっと。



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