4月1日(火)
4月から、うちの科には2年目と3年目と4年目がいることになる模様。
昨日から保育園が休みなので、いかなごは家にいるのだが、最近家からママがいなくなっても、仕事行ってくるからね、と言うと、泣かずにバイバイしてくれることが多いので助かる。
親に電話をかけたら、昨日子守りに行った時に、いかなごにいかに歓待されたかを語ってくれた。なんでも、親のコートとマフラーを脱がせて、ハンガーのある隣室に持って行こうとしたり、お茶とおやつを勧めたり、ティッシュが欲しいな、と言った親にティッシュを渡し、使い終わるのを待って、よこせと言って、ゴミ箱に捨てに行ったりしたらしい。
最近「お風呂入るよ」と言うと、「パジャ、パンツ」と言いながら、パジャマとおむつを取りに行き、風呂から上がると「くーちゃん、くーちゃん」とくまを探しに行く(←寝る時に必要。寝ないけど)いかなご、昨夜は私が布団に入った後、私が何も言わないのに「けーたい、けーたい」と言いながら、居間に私の携帯を探しに行って、枕元に持って来てくれた(役に立つ)。あまりに適切な行動を取るので、私もいかなごに負けまいと、風呂に入る前にコタツを消したぐらいだ(←面倒くさいのでよくほったらかし)。この律儀さは赤子に共通するものなのか、それともいかなごの性格がS君に似ているのか。
4月2日(水)
最近どんどん就寝時間が早くなっているが、昨夜は8時半に寝てしまった。我ながらどうかと思う。
後輩がいなくなったため、今まで後輩がやっていた仕事を、私や新任の人々がやっているが、やればやるほど後輩の能力と責任感の低さが感じられて、今更ながらびっくり。
仕事から帰って来て、買い物に行くつもりだったので上着を着たままでいたら、いかなごが寄ってきて、私のダウンジャケットを脱がせながら「ふく、ふく」「ぬぐ、ぬぐ」下着だけになると「ばんじゃい、ばんじゃい」とすっぽり脱ぐことを要求。すっかり脱ぐと、私の部屋着を持ってきながら「ちち」。はいはい(笑)。
その後、いかなごと買い物に行ったが、帰りに散々隠れんぼを要求された。
4月3日(木)
今日からいかなご、うめ組さん。いきなり組の先生が3人に減ってびっくり。大丈夫か、という親の心配をよそに、いかなごは当たり前のように通園カバンをぶら下げ(←初めて)、当たり前のようにタオル掛けにタオルをぶら下げて(←初めて)新学期スタート。
4月4日(金)
今日の外来の看護婦さんは妊婦2人で圧迫感が(笑)。しかも2人とも3人目で、腹がでかい。
最近まで韓国にいた人にユナ・キムって知ってる?と聞いてみた。知っているのは知っていたが、即答ではなかったのは、非常によくある名前だから、らしい。
最近のいかなご、寝る前に枕元にお気に入りを全員揃えるようになった。わんわん1(大きなスヌーピー)、わんわん2(小さなシーズー)、ぺんぺん、きりん、ぱっぱか(ミドルサイズロディ)、そしてくーちゃん。昔の美姫ちゃんの観客席のようだ。しかも1匹でもいないと、探しに出る。それにしても、子ペンギンは私が卒業旅行の時に買ったものだし、子きりんに至っては、中学の時に友達に誕生日プレゼントで貰ったものだ。こんな後になって役に立つとは。
4月5日(土)
朝起きて、いかなごを連れて近所のスーパーに買い物に行き(最近荷物を持つのが好きないかなご、もちろん「もつ、もつ」)、花見用のおにぎりと卵焼きを制作。S君が起きるのを待って花見へ。紆余曲折の末、植物園に行ったが、駐車場には「2時間待ち」の看板が。いくら何でも2時間もかかるのか?と思いながら並んだら、30分も待たずに入れた。赤のチューリップと種々の桜に溢れた植物園は混んでいたが、桜の下で弁当食べられたし、満開の桜もしっかり見られたし、花見らしい花見ができて満足。
夜、携帯を持ったいかなごが、もしもししながら、ばあば、ばあば言うので、ばあばに電話をかけた。オウム2級のいかなごは、一生懸命ばあばの言うことを繰り返していた。
4月6日(日)
今日はケーキバイキングに行こうという話になり、15時開始のケーキバイキングと休日出勤の合間を埋めるために、S君お勧めの桜が咲いている寺巡り。凄い立派な伽藍と凄い立派な桜がある寺があったが、穴場らしく閑散としていてお得な気分。ちなみに、その近くの公園に行ったら、3つあるゆらゆら揺れる遊具の1つに乗ったいかなごに「ママ!」「パパ!」とそれぞれ残りの遊具に乗るように指示された。最近要求が厳しい。
ケーキバイキングも穴場っぽいところで、ケーキだけでなく、美味しいパスタやピラフがあって満足。パウンドケーキをぼそぼそ食べていたいかなごも、パスタを発見してから「ちゅるちゅる!ちゅるちゅる!」と俄然目の色が変わり、一人でせっせと食べていた。
昨日も今日もS君は私といかなごを立たせて、せっせと写真を撮っていたが、あまりにも桜が立派過ぎて、激しく合成写真に見える。
ところで、気に食わないことがあると、地面に大の字になって泣くのは幼児のデフォルト設定なのか、それとも保育園で覚えたのか。あまりに典型的なので、いかなごが大の字になる度に、思わず笑ってしまう。
いかなご、寝る前にくーちゃんに自分の枕をかけて、とんとん叩いて「やすみ〜」とか言うのはまだしも、フェルト食べ物の入った箱を取りに行って、布団の上でお気に入り御一行にモノ食わすのは止めてくれ。ぺんぺんは、おにぎりぱくっとか食いませんから。
4月7日(月)
朝から風が強くて、鴨川付近は桜吹雪(というか桜渦巻き)が舞いまくっていた。
保育園のタオル掛けやタンスの引出しには、それぞれの名前とともに、識別用のマークが貼ってあるのだが(いかなごは人参)、今日行ったらいかなご「にんじん…」と呟きながら自分のタオル掛けを探していた。順応早っ。
最近のいかなごのナゾの言葉に「のこっ!」(後ろを高く上げて発音)というものがある。意味は全く不明。
4月8日(火)
4月に入ってから外来患者さんの数が激減している。うちの科だけではなく、どこの科もヒマそう。後期高齢者制度がはじまったので、様子見で受診抑制がかかっているんじゃないか、という噂が流れているが、果たして。
最近、いかなごの晩ご飯食べないぶりがエスカレートしていて、昨日はぶち切れたが、看護婦さんと話していたら、ご飯を嫌がって、ちゅるちゅるしか食べない子は多いらしい。私「でも、うどん1玉作ると余るのよね」看護婦さん1「うちは1歳でも1玉食べてました(←男の子)」看護婦さん2「うちは2人で分けるから(←双子の女の子)」……。それはさておき、今夜のいかなごは、ちゅるちゅるでも食べなかった。駄目だこりゃ。
サンクトの聖火リレーとロンドンやパリの聖火リレーの差が凄い。
「ソーダー屋さんのソーダーさんがソーダー飲んで死んだーそうだー。葬式饅頭うまかったそうだー」の「ソーダー」というのは、苛性ソーダなのね。知らなかったよ。
4月9日(水)
今朝のいかなごの第一声「ぼーしなかったよぉー」。ぼーし(帽子)なかった(←なぜかいつも過去形)よぉー(←なぜか語尾が「ぉー」とのびる)。で、なんで朝から帽子を探してるんだ(謎)。
夜、突然いかなごがミニピアノを叩きながら「は る きった どこ きた」と弾き語りはじめた。
4月10日(木)
朝起きて、ちち…と言ってる横のいかなごに「トイレ行って来るから待っててね」と言って、トイレに行って戻って来ると、布団の中のいかなごが嬉しそうに「…まってた」。な、なんておりこうさんなんだ!
携帯失くしたかと思って一時青ざめたが、無事見つかった。止めるのも解除も電話一本で出来るのね(感心)。