9月1日(土)

 朝から一家で病院→西松屋→美容院→ゼスト御池。美容院の時間が決まっていたので、大急ぎで仕事し(しかも救急外来に呼ばれた)、大急ぎで西松屋でいかなごの服を選んで(最近太ももが大きくなってきて、きついズボンがでてきたので、買い足しに行った)美容院へ。いかなごを席に座らせ、私がいつも切ってもらっている人にお願いして、初ちゃんとした散髪。こないだ私がすきばさみで多少切ったが、それでもうっとおしそうなので、諦めて専門家に委ねることにしたのだ。15分くらいで終了すると、前髪が短くなって、昭和初期の幼稚園児みたいになった。それから、御池駐車場に車を入れてから来たS君にいかなごを渡して、私の散髪。

 御池駐車場の駐車券を手に入れるために3000円分の買い物をしなければ、ということで、美容院から出た後、ゼスト御池をウロウロしたが、全然買うものがない。本も最近新刊を読む習慣がないしな。パンを買った以外の1700円分を買うために、どうしてこんなに苦労せねばならんのだ(悲)。結局S君が本を買って終了。

 帰宅後は昼寝&いかなごファッションショー。8着3200円(値引き後の夏物が多かったため)だが、2着買ったワンピースがなかなか可愛い。

 いかなご、ゼリー用プラスチック容器を口に持っていって、ごくごくごく、と飲む振りをする。

9月2日(日)

 最近遅寝早起きないかなごのおかげで、一家総寝不足だったが、今日は午前中も午後もいかなご昼寝&両親も一緒に昼寝。

 隆慶一郎『一夢庵風流記』を読み終わった。面白いのは面白かったが、隆慶一郎だから面白かった感じ。

 普通のコルネを作った。

9月3日(月)

 病院帰りのおばあちゃんが夕方家に。いかなごが不審な顔をして、おばあちゃんは軽くショックを受けていた。

 思うに、プルは女を選ぶ時にもう少しアタマ使った方がいいと思う。いやアタマ使わなくても、偶然いい人に当たる人もいるし、確かに「喧嘩は多かったが、そのうち分かり合えるようになった」カップルもいるだろうから、運が悪いという言い方もできるかもしれないが、それにしても、もうちょっとアタマ使った方がいいと思う。

9月4日(火)

 疲れた。

 最近のいかなご、私の肩に手をかけるのがブーム。

9月5日(水)

 いつものように、昼ご飯の時に後輩の愚痴を聞いていたら、「私外来してると、いつも患者さんに、あ、コレも診て下さい、と追加で言われるので、(外来の速度が)遅くなるんですよね」と言われた。その時は黙っていたが、「もしかして、みんなそうですか?」と聞かれたので、思わず、みんなそうだと思う、と言ってしまった。後輩の気持ちを思いやった発言をしなかった私は大人気ないだろうか。

9月6日(木)

 週末の旅行の用意をした。子連れの旅行は始めてだし、かなりドキドキ。

 いかなごがあんまり寝ないので、私先に寝る、と布団で本読んでたら、いかなごがやって来て、私の肩に片手をかけ、満面の笑みで私の顔を覗き込んで「ばあ」。マ、ママはこんな可愛いこと、教えてませんよっっ。

 そのうち、眠さのあまり不機嫌になって愚図りだしたので、S君に抱っこして寝かしつけてもらったら、S君、いかなごを布団に移動させながら、「口がぱかっと開いたら、完全に寝た証拠だ。アサリみたいなもんだな」。

9月7日(金)

 後輩が当直中に揉め事にぶち当たったらしく「私が女で頼りなげだからあんなこと言われると思うんです」と訴えていた…。女だからってアンタそんな言い方はないだろう…頼りなげって私より年上やん…。患者さんから「お前の名前覚えとくぜ」みたいなことを言われたらしいが、残念ながらうちの病院ではそんなこと日常茶飯事なので、部長からは「そんなんよくあること」と言われたらしいし、上の先生には「だからって女医を責任者からはずす訳にはいかん」と一喝されるしで、やや気の毒ではあったが、それにしてもねえ…。

 いかなご、熱出して保育園早帰り。明日は下がるだろうか。

 プルの自伝の、マーシャに関するところをS君に見せたら、「まあ、こんなもんだよ、女ってものは」だって。

9月8日(土)

 6時半に起きて、7時半頃に旅行に出発。いかなごは平熱より1℃ぐらい高いが元気。

 奈良でブックオフに2軒寄った後、和歌山の山中にある有名らしいパン屋へ。本当に山の中にあり、迷って辿りつくのが大変だった。確かに美味しかったので、京都に移って来て欲しい。

 宿に着いたのは5時過ぎ。車の中ではずっとコルネのクリームを作ってた。本読むのは酔うけど、縫い物は酔わない。

 晩御飯は海鮮鉄板焼き。この鉄板焼き、ウェブの感想で「ポン酢を持っていくべき」と書かれていたそうだが、確かに持っていくべきだった…焼肉のタレが用意されていたが、全く合わない(結局醤油をもらった)。それはともかく、いかなごが途中から機嫌が悪くなって大変。食堂は狭い個室なので、多少騒いでも大丈夫なのは有難かったが(隣の部屋から皿が割れる音とか響いてたし)、なんせパパ抱っこは一切受け付けないので、私がなかなか食事を取れない。

 で、後は部屋でテレビ見たり。昨日のゲームの方が凄かったが、阪神強し。いかなごは湯呑みを重ねたり、部屋付属の注意事項の冊子を読んだりしてご機嫌。

 いかなご、私が眼鏡をしていないのが納得いかないらしく(いかなごにすぐ取られるので、大事をとって旅行中はコンタクトにしていた)、目の中に手を突っ込まれた。

 ドブ、4トウ跳べるようになったのか(嬉)。4Sの跳び方がどうなっているのかも見ものだな。

9月9日(日)

・8時半にアドベンチャーワールドに到着。バックヤード系ツアーの一つに申し込んでいたので、パンダ像の傍で待機。
・ツアー内容は大して物珍しくはなかったが、パンダも近くで見られたし、ゆっくり説明も聞けて、赤子連れにはなかなか良かった。
・パンダ舎では、生後10ヶ月の双子パンダが可愛げに木登りしたりしていたが、一時期パンダカメラにはまっていたせいか、あまり物珍しさがなかった(笑)。

・パンダにリンゴあげたけど、可愛いというより、普通にクマだよ>パンダ。
・いかなごは、ペリカンやアヒルは喜んでいたが、パンダを見ている時に、自分の麦わら帽子のゴムで遊んでいて、バチンと顔にやってしまい、大泣き→その後は愚図りっぱなし。折角パンダと一緒に写真撮ってもらったのに、泣き顔だった。
・午後からは暑くなるだろうと思い、いかなごは大泣きした後寝かけていたが、とっととサファリに行くことにした。
・普通はバスで巡ることが多いが、今回はS君がいかなごをおんぶして、二人乗り自転車で回ることに。
・二人乗り自転車に乗るのが、我々の当初からの大きな目標だったのだが、いきなり前が見えないまま下り坂を疾走するハメになり、一度は恐さのあまり私がギブアップ(私はジェットコースターは絶対駄目だし、加速系乗り物に弱い)。
・しかし平地で再挑戦したところ、「えっほっ、えっほっ」と掛け声をかけながらペダルを踏めば、そう恐くもないことが判明。ドロンジョ様達が掛け声をかけているのは、故なきことではないと知って感じ入った。

・途中で自転車を止め、ムフロンがたむろっている所に行ったら、えさは?えさは?と寄って来たので、横の自動販売機で容器入りのえさを買い、あげようとしたら、なかなか容器が開かず、周りから群がってきたムフロンに「はよよこせ!」と前足で蹴られまくって恐かった。
・座ってえさを手に載せてあげれば、ムフロン蹴りを食らわずに済んだらしい。

・次に、キリンやダチョウが見られる高台に。キリン来ないかな、とじーっと見ていたら、気付いたのか、一匹やってきたので、えさを買って、あげた。キリンにエサは、なかなかできない経験かも(嬉)。
・キリンはとても馬面だった。血圧300あるらしい。
・この頃には、いかなごはS君の背中で暑そうに熟睡していた。

・サファリは日が照っていて暑かったので、身体を冷やすためにレストランへ。紙のテーブルクロスにクレヨンで絵を描けるサービスがあって、目を覚ましたいかなごが喜んでじーじーしていた。
・いかなご、初メリーゴーランド。アシカに乗ってみた。いかなごは、横の馬が上下するのを見て大喜び。

・アシカ&イルカショーも見た。オルカが死んで、いなくなっているとは、昨日まで知らなかったので、がっかり。
・最初の飼育員登場前のイルカ総跳び上がりもなくなっていた。
・他の動物を動員したりして、色々頑張っていたが、パワーダウンの感は否めない。
・でも初見のS君(イルカショーというものも初見らしい)は感心していたので、それなりなのかも。

・ペンギンやアシカなども見に行ったが、いかなごはS君抱っこだと激泣きするので(もちろん私がトイレに行ったりすると、周囲に響き渡る声で泣き叫ぶ)、結局私が抱っこかスリング抱っこしている時間が長く、非常に疲れた。
・旅行に行くのは、両親のどちらに抱かれても泣かないようになってからにするべきだったと思った。

・ポニーにも乗せたが、二人乗りはできなかったので、いかなご的には「ママと引き離された恐怖体験」だった模様。
・どちらかというと、ママの傍でメリーゴーランドのアシカに乗ったり、つくりものの象に乗った方が楽しかったらしい。

・ふれあい広場で、色々な動物に触らせてみた。ミニホースにはびびっていた。リスザルは恐かったらしい。オウムも触った。カピパラとは仲良くなれなかった。ミニブタには腰がひけていた。
・アヒルは面白かったみたいだが、一番喜んでいたのはポッポ。鴨川にもいるけどな(白くはないけど)。

・夕方から土産物探し。いかなごはスリングで熟睡。
・昔は売店でぬいぐるみ売っているのを見て、物凄く欲しかったし、可愛いぬいぐるみもたくさんあったように思ったが、今見ても特に欲しくないし、これぞ、と思えるものもない。いかなごがいるからか(謎)。
・その代わり、子供服とか、ぬいぐるみリュックとかには目が行く。

・で、パンダワッペンのついた体操服と、ウミガメのリュック(みたいなもの)を買った。
・どうせこの冬までに、いかなごのリュックを買うつもりだったので、嬉しい。
・パンダ帽子も気になったが、あんまり可愛くなかったのでパス。

・アドベンチャーワールドには子供の頃から何回も来たことがあるが、今まではサファリやショーを見ながら、常に心配事があった気がする。親の機嫌とか、受験とか、将来への不安とか。今は楽しいけど、家に帰ったら大変だ、みたいなことをいつも考えていたような覚えが。
・でも今回は、考えていることは、いかなごが楽しんでいるかどうか、だけ。幸せなことだと思う。

・いかなごはさすがに疲れていたらしく、宿の部屋に着くと、ひいてある布団にいきなりダイブして寝ていた。
・今日は、晩御飯にポン酢を買って持っていったのに、鉄板焼きではなく蒸し料理で、ちゃんとポン酢がついていた。いかなご対策に、スプーンとおやつとシールを持っていったが、すべて使った後、やっぱりいかなごは不機嫌に。結局またママ抱っこで、ご飯はなかなか食べられず。
・もちろん温泉に入るのもママと一緒。パパと一緒だと、泣き出した時に収集つかないから。

9月10日(月)

・夜中にいかなご、39℃台の発熱。
・座薬入れて朝には37℃台になり、本人もそこそこ元気だが、やはり旅行すると子供は熱出すよな。
・いかなごの抱き過ぎで上腕に身が入って痛い。

・宿をチェックアウトして、白浜に。こんな砂一杯あるところだったっけ。曇っていて、人もおらず、いい感じ。
・いかなごは、貰い物のハワイ土産速乾性Tシャツ&水泳用おむつ姿で、波打ち際に置いてみたら、意外に恐がらず、波が来て私がざっぱーんというと、一緒に「ぱー」「ぱー」。
・海から離れて砂遊びもお気に入り。
・しかし、S君が「やっぱり海につけなきゃ」と、いかなごを胸まで海につけたらギャン泣き。

・泣いてる子は抱かねばならん、てことで、母子ともども砂まみれに(悲)。
・コインシャワーでざっと砂を流して帰宅の途へ。
・基本的にこの年齢だと、「ママと一緒に遊ぶ」以外は困難なのね。

・和歌山で一端高速を降りて、ブックオフ一軒と昼食。
・和泉ナンバーに囲まれたのと、ギリギリで車線変更しまくる車多発の高速が恐かった。
・6時前には帰宅。夜、病院帰りのおばあちゃんがやってきた。最近いかなごが警戒するので、せっせと顔を見せねば、と思っている様子。でも今のいかなごは、ママ以外は総仮想敵だからな。

 いかなご、「えーんって言って」と言うと、手を目に添えて、「えーん」と言う(新技)。しかし、もちろん「えーん」と泣いたことは一度もない。



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