5月21日(月)

 明け方から、いかなごが頭to頭で私に頭突きを繰り返すので、頭が痛くて痛くて。ふと夜起きる→とりあえず横のママにちょっかい→眠いので頭重い→ぐらっ。という経緯を辿って、ぶつかるのではないかと想像。

 昼ご飯だけは食べられた。まだ調子悪い。

5月22日(火)

 いかなご、午前3時頃に、枕元の棚に頭突きしたらしく、泣き出した。で、しばらくご活躍。

 いかなご、「ご飯が嫌でパンなら食べる」のではないことが判明。どうやらスプーンが嫌だった模様。手で食べさせれば、ご飯も食べる。でもママはインド人じゃないので、手でご飯を食べさせるのは上手くないのだ。

 夜、日課の居間探検をしていたいかなごが、寝室に姿を消した。と思ったら、しばらくして、嬉しそうに手に紙切れを持って戻って来た。あんた、そりゃ七王国の玉座の帯の端切れじゃないかっ!この帯好き娘めっ!

5月23日(水)

 S君が腹部膨満、気分不良、異様に眠い等の症状を訴え始めた。いかなごと私はもう治った。

 『英国の貴族』を読み終わった。内容はイギリスの有名な公爵家の歴史のまとめ。公爵というのは、主に王の庶子が開祖らしい。で、昔なので当主や跡継ぎが夭折することが多く、すぐに断絶スレスレ。基本は男系を辿って次の当主を探すので、そこら中、光仁天皇だらけらしい。てか、公爵夫人も浮気しまくりで、血統が正しいかどうか、よく揉めるらしい。

5月24日(木)

 午後に病院に行ったら、行く途中日が当たりまくりで、眩しいやら暑いやら(病院はうちから見て西にある)。こりゃ夏の間は午後の移動は苦しいな。

 夕方から新制度導入の説明会。よくわかってないお偉いさんがアホなことを言い出し、中堅どころに突き上げをくらって紛糾。傍から見ていれば面白いが、私しゃ、うちの科の対策委員なので、直接被害を蒙りそう(鬱)。

 最近のいかなごはママ好きで、その辺で遊んでいると思ったら、すぐにはいはいで近づいてきて、私の膝にぴとっと顔をうずめる→ちょっと横を向いて指を吸う(翻訳:乳欲しい)、を繰り返す。

5月25日(金)

 朝から6度7分だったいかなご(←普段5度台前半)、昼過ぎには38度超えになり、予想通り保育園を早退。しかし、本人はいたって元気で、普段と行動が変わらない。

 仕事で8ヶ月の赤子を見た。自らはいはいして甘えに来る今も可愛いが、赤子体型としては、お座りできる頃の8ヶ月ぐらいが一番可愛いかも。

 ちょうちょ結びといい、生を注入するといい、あの21人の弁護士、どうにかならんのか。

 最近のいかなご。
・手に持ったものを親に渡すのが好き。私もS君もブロック貰いまくり。
・こたつ机の上のコップの中にモノを入れるのも好き。麦茶の中に積み木入れられた。
・ご飯は結局、小さなお握りにして食べさせている。お好み焼きも食べる。
・ぱぱぱぱぱぱ。ばばばば。まんまんまんま。

 いかなご、夜になっても全く寝る気配がなく、真っ暗な寝室の中で、父母の布団の間を行ったり来たり。さらには、寝ている私の枕に手をかけ、顎で私の額をコン。退屈だからって起こすな〜。

5月26日(土)

 午前中は例によって、いかなごS君付き添いで仕事へ。帰りにカナート寄って買い物して帰宅。

 髪が伸びてきてうっとおしそうなので、ピン留めでいかなごの側面の髪を留めたら…そこには、どこかで見たような顔が…。あれ、私にそっくりだわ(驚)。1年目にして、ようやく血の繋がりを実感した瞬間であった(笑)。

 250GBの外付けHDを導入した。贅沢贅沢。

 2、3日前から、Jスポで毎晩やっているイタリアの自転車レースの生中継をS君と一緒に見ている。景色が綺麗なのと、スピード感があって面白いので、結構はまり気味だが、さっぱりルールが分からない。

5月27日(日)

 朝早く目が覚めたので、洗濯して布団干して掃除した。が、布団は黄砂まみれにしただけのような気もする。

 S君が起きてきたので、いかなご対策の部屋の模様替え。寝室の枕元にあった本を二階に上げ、替わりにダンボールを置いて、いかなごのおもちゃ箱に。こたつ机の上で、いかなごにいじられまくっていたパソコンを、いかなごの手が届かないダイニングテーブルの上に。なんかネカフェみたいになってしまったが(←S君と私のパソコンが背中合わせ)。

 昼ご飯は、S君がガソリンスタンドの景品でもらってきた3斤のパンでサンドイッチ。S君はサンドイッチと言えば、いかなごが生まれた時のことを思い出すらしい。翌日食べようと、サンドイッチ用のパン、レタス、ハムなどを買って来た日の夜に、私が破水して入院したので、その処理に大変苦労したんだと(笑)。

 午後はバナナケーキとプリンを焼いた。

5月28日(月)

 1日早いが、昨日ケーキ焼いたので(それに生まれたの午前2時だし)、いかなごの誕生日パーティー。プリン乗せバナナケーキにろうそく差して、歌うたった後、ケーキはそのままいかなごの晩御飯に。

 プレゼントはおばあちゃんからのレゴボックスと、私はペネロペの絵本。早速ボックスを開けて、遊びだす両親(笑)。いやあ、レゴって面白いわ。子供の時欲しかったんだけど、買ってもらえなかったのよね(←こればっかり)。

 正直、いかなご的には、レゴや絵本より、CDが一杯に詰まった棚から、自由にCDを引き出して無茶苦茶にする権利、とか、新刊本が一杯に詰まった棚から、全部本を引き出して帯を引きちぎる権利、とかの方が嬉しいに違いないが、両親にはそこまでの金と場所の余裕はないのだ、許せ。

5月29日(火)

 いかなご1歳。
・赤子としての旬は過ぎたので、これからは子供の魅力で勝負だ。
・身長測ったら70cmそこそこ。体重はともかく、身長はついに10パーセンタイルを切ってしまった。
・まあ、私の子だから仕方ないのだが、この子もチビかと思うと不憫で。あと12年ぐらいしたらニョキニョキ伸びるからな。

・「パパ」と言えるようになった。私が「パパー」と叫ぶと、よく後から「パパ」と言っている。
・最近、とにかくママ好き。ママの顔を見ると嬉しいらしい。
・「いただきます」と「ごちそうさま」はできるようになった(手を合わせるだけ)。忘れてご飯を食べさせると、途中で自分で「いただきます」してたり。

 田山花袋『蒲団』を読み終わった。「世間に衝撃を与えた私小説」という教科書的知識により、「作家が弟子を手篭めにして逃げられて、蒲団に顔をうずめる話」だと思い込んでいたのだが、読んでみたら「恋心を抱いていた女弟子と彼氏との交際を、清い交際である、という前提で認めていたのに、実は体の関係があったと知って、女弟子を故郷に帰らせて、悔しさと寂しさで蒲団に顔をうずめる話」だったか。この内容で世間に衝撃が与えられるとは。私しゃ明治時代をなめていたよ。

 眠くてジロ・ディ・イタリア見られなかった。22時スタートで0時過ぎに佳境というのは、ちょっと無理。

5月30日(水)

 昨日の夜からおかしかったのだが、朝起きたら声が出なくなっていた。仕事場で、ヘリウムガスを吸った後の声みたい、と言われまくり。喋る商売なので、怪しいことこの上ない。入院を勧めても、全く説得力ないし。午後を過ぎると、囁き声しか出なくなって、さらに怪しいことに。

 いかなご、S君とおばあちゃんに連れられて、MRワクチンを受けてきた。一緒に二十歳代の人が受けていたらしい。

 乳原孝『「怠惰」に対する闘い』を読み終わった。昔の「怠惰な人間」という言葉には、失業者も含まれていたらしい。それは分かるとしても、どうも著者は、『「怠惰」はいけないことだ、という発想はいけないことだ』と、主張したがっているように思えてならない。それはともかく、「救済に値しない貧民」(ハンディがある人以外)に対する対策は、現代でもかなりの問題だよなあ、と改めて考えさせられた。

5月31日(木)

 声はさらに悪化。囁き声以外出ない。

 病院の売店で、『マミイ』を買ってみた。いかなごは、おまけのタンバリンにいたく感動。タンバリンとして気に入ったのではなく、タンバリンの面に写真がプリントしてあるのが面白かったらしく、手に取ってじっと見つめていた。

 いかなご、できる事がどんどん増えている。さすが1歳児。
・マグマグを自分で取って、両手で持ってお茶飲んでた(驚)。
・仕掛け絵本の仕掛けを自分でめくるように。
・はいはいで風呂まで行く。
・ちなみに玄関まではいはいで行くと、必ず玄関マットの上でお座りする。
・ということは、そこに段差がある、ということは分かってるっぽいのだが、座った後、必ず身を乗り出して、段差から落ちようとする。

 最近S君は、いかなごを寝かせる時に、説得戦術を取っている。今日の説得:「な、ほら、藤川が投げてるよ。さて、次にいかなごがすることは何でしょう。1−寝る。ご飯食べて風呂入ったら寝ないとな。2−寝る。いかなごも眠そうだからな。3−寝る。パパもママももう疲れてるからな」。が、今日の説得は功を奏さず、そのあと寝室で私と1時間闘い、それでも寝ないので居間に連れて行ったら、ピアノ叩きまくって、乳飲んでやっと寝た。



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