4月21日(土)

 新しい勤務場所になかなか慣れず、何かと忙しくしている後輩が、今日も病院に行かなきゃいけないから、来なくていいですよ、と言ってくれたので、仕事は彼女に任せて、有難く家でのんびり。

 午後からいかなごと昼寝。最近うつ伏せ好きになったいかなごは、よくその辺で突っ伏したまま寝ている。

 最近、いかなごの食事は、大人の食事を流用するように心掛けている(じゃないと、毎回同じメニューになる…)。3日前は残り物のシチューを薄めたもので、2日前は鍋の具をすりつぶし、昨日は炒め物をみじん切りにしてみた。今日のお昼は野菜と卵を炒めて、おかゆと混ぜてチャーハン風にした。でも夜のおかずは、いつもの冷凍かぼちゃと冷凍タラ。

4月22日(日)

 7時前に家を出て、一家3人で東京へ。今日はしおしおの結婚式。前々からこの日のために子守を頼んでいたのに、我侭な父親とそれに唯々諾々と従う母親のおかげで、子守して欲しいなら、前の日から実家に泊まりに来て、いかなごだけ置いていけ、という、とても飲めない条件を提示されたので(うちらも大変&いかなごの身も危険)、しおしおには申し訳なかったが、結局いかなごも連れて行くことに。いかなごは、初バス、初新幹線、初電車、初地下鉄、初東京に初結婚式であった。

 バスや電車の中でのいかなごは、周りの人を注視したり、手を出したり。しかしその割に、声をかけられたり、笑顔を向けられたりすると、恥ずかしいらしく、すぐに私の胸に顔を隠す。その繰り返し、10回余り。同じ行動過ぎて、面白いぞ。

 会場は瀟洒なレストランで、しおしおのお母さんと弟さんの合奏によるタイスの瞑想曲で始まる爽やかな展開。しおしおは素敵なウェディングドレス姿で、最初は頭に小さな冠を載せていて可愛かった。しかし、入場時も退場時も、行動が普段と変わらない(笑)。旦那さんとの背の差をなくすためか、超底上げ靴を履いていて大変そうだった。

 食事は美味しく、お色直しの時に風船を割り、妙な余興などはなく、プロ並編集のビデオが流れ、デザートは青々とした庭で食べ、実に綺麗な結婚式だった。旦那さんはしおしおの手を握って常にサポート。クリスマスに我が家に来てくれた時も思ったが、しおしおへの的確なサポートぶりが素晴らしい。個人的には、しおしおの家族が見られたのが嬉しかった。お母さんが、しおしおの母とは思えないほど、しっかりしてそうな外見でびっくり。

 そういえば、同席のしおしおの会社の人達に「『世界が破滅した時に一緒にいてたら大丈夫』としおしおが言っていた先輩はあなたですね?」と言われて激しくびびった。いや、私と一緒に行動したら、その日のうちに死にそうだけど。あと、「しおしおの入っていたサークルって何ですか?」「いや、それは本人の許可がないと、私の口からはちょっと…」「『UFOを呼ぶ会』とかですか?」…「SF研の人はUFOを呼んでいる」というのは、やはり一般人の共通認識か?

 ちょうどいかなごと同じ月齢の子供と結婚式に出席した後輩が、子供がずっと泣いててほとんど外に出ていた、という話を聞いていたので、最悪ずっと外に出ていることも覚悟していたのだが、いかなごは全くそんなことはなく、時々場違いな声をあげてはいたが、最初から最後まで、寝ず、ぐずらず、膝の上で大人しくしていた(驚)。これも保育園生活の賜物か。ぱちぱちと手を叩く芸は、的確な時にできなかったため、役に立っていなかったが(笑)。

 ちなみに、いかなごの服は、数ヶ月前にたまたまヤフオクで落とした黒ベロアのエプロンドレスが、ちょうどジャストサイズになっていたので、それをば。まさか連れて行くことになるとは思ってもみなかったが、備えあれば憂いなし(実感)。

 東京に留まるS君と地下鉄の駅で別れ、東京駅へ。いかなごは、私と2人だけになると、スリングの中でとっとと寝ていた。 帰りの新幹線でも「大声を上げる→ベビーボーロを一個一個ちまちま食わせていると黙る」「暴れる→隣の席のお婆さんが相手してくれる→恥ずかしいので顔を私の胸に押し付ける→そのまま寝てしまう」とか、実に扱いやすい赤子であった。天才かもしれん。

4月23日(月)

 今日もマラソンに勝利。後輩の人は今日も負けていた。

 長崎の元市長がどれほど偉い人だったか知らないが、娘の発言一つで、伊藤一長氏があんな娘を育ててしまった「この程度の存在」だったことが明らかになるとは。子育ては恐ろしい。

 いかなごは、今日東京から戻ってきたパパに、はいはいで擦り寄っていた。S君の妄言「大丈夫か、(帰ってくる途中に)スカウトされなかったか?」。

4月24日(火)

 丑三つ時にS君に叩き起こされて寿命が縮んだ。

 いかなご、いきなり上の歯が4本、にょきにょき生えてきた。

4月25日(水)

 最近毎日のように服が足りません!と保育園の先生に言われるので(散歩行った後と、ご飯食べた後と、2回はデフォルトで着替えるらしい)、今日は上下5着以上持って行ったら、半袖じゃなくて薄い長袖を入れて下さい、ロンパースも本当はやめて欲しいです、新生児用の下着はいい加減やめて下さい、と言われた。下着はともかく、今の季節、西松屋にも、もう長袖は売ってないんだよな…(暗)。

 仕方ないので、夜、楽天を彷徨うこと3時間、なんとか長袖を6着ゲット。これでロンパースを含めれば13着あるのでなんとか間に合うだろう。

 ここ3日間、いかなごは帰宅したらすぐに寝てしまい、晩御飯を食べない。今日も、お迎えに行った時、すでに指をくわえていて、早く家帰って乳飲んで寝たいんじゃっ、というのがアリアリ。でも、晩御飯を食べないと、さすがに腹が空くらしく、夜間ずっとぐずるんだよな(困)。

 最近のいかなご。
・正の走光性があるらしい。夜、寝室で枕元の電気をつけると、つけた方の親の元にはいはいして行く。
・ケーブルだのDVDプレイヤーだの、触っては駄目なものをいじっている時に「ダメ」というと、凄く嬉しそうな顔をして、うひゃひゃひゃと言う。
・カメラや携帯を向けると、はっはっと荒い息をしながら寄って来る&登って来るので、写真が撮れない。

・手の平を差し出して、ちょうだい、と言うと、持っているおもちゃを私の手の上に載せてくれる。
・「まーまーは?」と言うと、「まーまー」と言う、こともある(5割くらい)。
・体重8.2kg。

4月26日(木)

 午前中は大学に行って、論文のリバイズ出したり。

 午後から病院に行って、仕事&検討会。後輩の人が、画像の代わりにショートカットをフラッシュメモリに入れてきて、唖然。

4月27日(金)

 親切心で時間外なんて受けるもんじゃないと思った。医療崩壊が進むのがよくわかるよ。

 病棟の歓迎会。向かいに座った別の科の先生が面白すぎて、ジュースだけでも酔った気分。天理市は観光に行くと面白いらしい。

4月28日(土)

 ゴールデンウィークなので実家に行くことにした。まず、病院に行き、それから西松屋に行って、1枚150円の下着を12枚買い、ジャスコのフードコートで讃岐うどんを食べ(いかなごは卵ぶっかけうどんを食べた)、ついでにセールの子供服を買い、昼過ぎに実家へ。

 おばあちゃんは相変わらずテンションが高く、おもちゃを色々買っていた。マッドマグというマグネット付きブロックをもらったが、これがなかなか面白い(大人が)。小さい頃、レゴが高くて買ってもらえなかったなあ、などと思い出しつつ遊んだり。しばらくいかなごを見ていなかった親は、動きの素早さに驚いていた。

 で、そのまま夜も泊まっていくことに。いかなご初外泊?と思ったが、よく考えたら生後1週間から数週間、ここで生活していたのであった。

4月29日(日)

 時間にパンクチュアルな赤子、いかなごが、普段通り7時に起きたので、居間に移動して遊んでいたら、熱のあるおばあちゃんが起きてきて、「ここは寒いから暖かいところに行こう」と言って(←全然寒くない)、いかなごに布団かぶせて自分のベッドに連れて行こうとしたので、慌てて阻止。「あんな高いベッドに載せて落っこちたらどうするの!」と言っても「大丈夫、落ちるわけない」。

 昨日から怪しくはあったが、熱&疲労ですっかりおかしくなったおばあちゃんは(昨日おもちゃを買いに行ったのが悪かったらしい)、その後も危険性を全く省みない行動ばかりで、こっちは気が狂いそう。こりゃ、いかなごの世話を頼むどころか、今後は親の世話を考えないと…(頭痛)。

 昼過ぎに実家を出て帰宅。帰ってきたいかなごは、やたら嬉しそうに居間&台所を荒らしまわっていた。

4月30日(月)

 午前中は仕事。帰ってきて、いかなごをカタカタで立たせてみたら、コツを掴んだのか、するする歩くようになった。そういえば、数日前から、はいはいも速くなったな。

 いかなご、今日は後追いが激しい。朝トイレに行ったら、大泣きしながら、寝室から居間まで探しに来ていた。慌てて抱き上げると、即座に泣き止んで、満足そうににこっ。

 午後からカタカタ持って、自転車でデルタ近くの鴨川河原に。いかなごは、芝生の坂をカタカタで何回も登ったり降りたりして満足そう。連休中に植物園に行こうかと思っていたのだが、そんな遠くまで行かなくても、河原で十分な感じ(笑)。

 コレ、今の制度下では激しく意味なさそう。

 出産後、既に2回生理が来ているが、有難いことに生理痛が著明に改善している。以前は、4時間置きに鎮痛剤を飲まないと気絶していたのが(そして鎮痛剤の飲み過ぎで、その後3日間ぐらい胃痛に苦しんでいたのが)、今や鎮痛剤を全く飲まなくても、まあ痛いと言えば痛い、くらい。「お腹は痛いけど、薬飲むほどではない」と言っていた友達の気持ちが初めてわかったわ。



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