4月1日(日)

 午後から中○君ご一行が家に遊びに来た以外は、だらだら。

 最近のいかなごの技。
・「いやいやいや」と言うと、首を左右に振る(新技)。
・「ぱんぱんぱんは?」と言うと、手を叩く(技グレードアップ)。
・ちょっと目を放すと、文庫本の帯を破ったり、表紙をはずしたり(泣)。さまざまな最近の新刊が犠牲に。

4月2日(月)

 朝から任命式みたいなだるい式に出席。隣の席の同時赴任の内科の人が、大学で以前から変な人だと噂があった人だった。手続きの最中に2人きりになる機会があり、仕方なく話をしたが、噂通り変だった。「僕はここに左遷されたんですよ」「まあいいですけどね、仕事する気ありませんから」「そのうち医局と喧嘩しますから、はは」…いや別にどうでもいいですけどね。その後も、妙な発言満載で、同時赴任の他の先生達も引きまくり。

 今日はお役所仕事の恐ろしさを思い知らされた。

 式や手続きの合間に外来に行って、診察したり、検査したり、入院させたり。オリエンテーションの講義が色々あったが「なるべく出てください」とのことだったので、全部パス。

 8年前とは言え、2年間顔を合わせていた人々の顔は、結構覚えていることが判明。そもそも、はじめて外来に行ったら、看護婦さん「あれ?先生どっかで見たことある?前に代診で来てくれた?」私「あれ?前に5階の病棟にいました?」…外来婦長が知ってる看護婦さんだった。その後も、エレベーターで患者さんを運んでた看護婦さんとお互い「あれ?」「あ!」、廊下ですれ違う事務や検査技師さん、薬局の人も知ってる人ばかり。

 おまけに、研修医から最も嫌われていた某横暴な偉い先生とすれ違った時には、向こうから「あれ、先生」。がーん…顔覚えられていたのか…(ショック)。そりゃ一緒に患者持ったこともあるもんな…。嫌いな人から覚えられていることが、こんなにショックだとは。

 いかなご、前進はいはいを覚えて以来、夜添え乳をしても、満足するまで飲むと、くるっと寝返りして遊び出すようになった。明るいのが悪いのかと思い、寝かしつけて電気を消して寝たふりしても、すぐに起き出して、まず私の顔に頭突き。それでも寝た振りをしていると、布団の前の本棚に頭ぶつけて泣き出したり。今日も、風呂の途中で熟睡していたのに、布団に入れた途端、腹這いになってすくっと顔をもたげ、「ここに来たからには這わねばならん」とばかりに進み出した。君はゾンビか。

 風呂上りから寒気がしだし、胃痛、むかつき、寒気、関節痛で眠れない。1時ぐらいに諦めて起き出し、その辺の薬をわんさか飲んで、S君に布団増量してもらって再度就寝(辛)。

4月3日(火)

 いかなご、朝起きたはいいものの不機嫌で、私が一歩でも傍を離れようもんなら激泣き。仕方ないので、自分の着替えを放っぽって、抱っこして、可愛いねえお利口さんだねえ、と誉めまくってみたら、納得したのか一人で遊び出した(笑)。この単純さは私に似たのかもしれん。

 今日も本来はオリエンテーションがあるのだが、上の先生、後輩には行きなさいと言うのに、私には「先生は前にいたからわかってるよね」(いや、昔とシステム違うんですけど…)。訳に立たない上にたるいオリエンテーションを聞いていても仕事が廻らないので、私は別に構わないが、人手を失いたくない気配濃厚。

 昔とシステムは違っても、人は変わらない。今日は病棟で「私、先生どっかで見たことある。昔ここにいた?」と看護婦さんに言われた。事情を説明すると、同時期にいた内科研修医の名前をあげて、「あの先生とあの先生は結局結婚したん?」。8年も前なのに、よくそんなこと覚えてるな(ちなみに、その二人はすぐ別れた)。さらに、午後から外来に手伝いに来た看護婦さんと、救急の看護婦さんも知ってる人だった…。

 今日もお役所仕事の恐ろしさを実感。

 4時ぐらいまでは元気だったが、夕方から再び寒気、胃痛、関節痛。なんか知らんが、早く治ってくれ。

 さくら組に進級したいかなごは、部屋が変わったのが影響してか、昼ご飯を食べなくなったらしい(困)。

 いかなご、今日DVDの蓋を開けていた(怖)。

 今日知ったことで何がショックって、ヴォロがモロゾフと同棲してるってことだ。いや、他人の幸せ邪魔するつもりはないが…パートナーと恋人は話が別とも言ってるが…でもねえ。

4月4日(水)

 昨日、一昨日は朝薬を飲んでから仕事に行っていたのだが、今日は飲まなかったら、昼前からどんどんしんどくなってきて、昼飯時にめまいも併発。午後のオペまでには何とかしようと思い、ウィダーインゼリーと薬飲んで、医局のソファで死んでいたら、後輩が上の先生に、あれは目がいっちゃってて、とてもダメです、と報告してくれたらしく、帰ってくれ、と言われたので、最低限の仕事だけ済ませて早退。

 最近のいかなご、どんどん言葉がわかるようになっているっぽい。軽く意思疎通が図れている気がする。少なくともバナナはわかってる。

4月5日(木)

 風邪ひいても食欲がなくなることはない私なのに、昨日から全く食欲がなく、おかしいなと思っていたら、午後から腹を下しだして、ようやく一連の症状が、いかなごからもらった感染性胃腸炎と判明。ロタだぜ。ちなみにいかなごは数日前に柔便と微熱だけであっさり回復。

 今日は無理を言って、親に少し来てもらった。自分もケモ中なのに、昨日父親が家で足首を骨折して入院したらしく、父親の世話&孫の守りで大忙し。後で冷静に考えたら、ロタなのに親に来てもらったのはまずかったかも。

4月6日(金)

 あまりに忙しくて、休めたのは昼にジュース1本飲んだ時だけ。まあ、どうせご飯食べられないしな。

 今日も朝から、昔お世話になった先生に遭遇。「あ、やっぱり先生だったのね。名前見てそうじゃないかと思って…」(←予想通り)。相変わらず、どこの病棟に行っても、知ってる看護婦さんに会いまくり。

 夕方病棟にいたら、回ってきた感染症班の人々が、ロタが流行っていると言っていた。うーん、今年は病気の流行にはすべて乗ってる気がする。

 で、S君も下痢が始まったらしい(笑)。

4月7日(土)

 ようやく復活したので、朝から本当に田中邸になりそうだった家を掃除。いかなごも朝から起きていたが、箱からティッシュ引き出したり、こないだ親の友人がくれた立方体の木のパズル(←お気に入り)やコロコロで大人しく遊んでくれていたので、横でせっせと片付け。疲れたのか午後からは昼寝してくれたので、洗濯もできた。

 最近、横になっていると、すぐいかなごがやって来て、顔に襲いかかる。食う前にこっちが食われそう。

4月8日(日)

 朝は病院。午後から昼寝して、3時ぐらいから選挙と鴨川に軽く花見。

 昨日からいかなごがご飯を食べなくなった。でもパンは食べるので、今日の食事は、ひたすらフランスパンの中身。

4月9日(月)

 朝から胃が痛くて痛くて。昼食を少し食べたら著明に悪化し、帰宅後は寝たきり。薬飲んでてそんなんなら深掘れじゃないか、と周りから言われて鬱。

 しかし私が寝たきりだと、いかなごはご飯を食べないのであった。どうしてS君があげるとご飯食べてくれないのだ(困)。

4月10日(火)

 とりあえず、ウィダーインゼリーとヨーグルトしか食べなければ胃は痛くないことが判明。低血糖はジュースだら飲みでしのぐ。虫歯になりそう。

 いかなご、ご飯を食べさせてる最中に寝てしまい、その後も全然起きないので、風呂も入らずに二人でそのまま寝た。


過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。