2月21日(水)

 親の治療のムンテラを聞きに、夜、親の通う病院へ。主治医は、親と同年代の常に疲れた人で(私の同級生の父親でもある)、常々親は「あの先生、あまりにも疲れてるから、何か質問があっても、可哀相で聞く気になれない」と言っていたのだが、確かに今日の疲れぶりも凄かった。目はうつろだし、生あくびしてるし、マウス操作もおぼつかないし…。時々医学的な質問をすると、その時だけ目が覚めたようにちゃんとした答えが返ってくるが、すぐに元通り。うちの親より主治医の方が先に死にそうな気がする…。で、とりあえず親は入院が決まった。

2月22日(木)

 S君がお風呂あひるだけでは寂しいと言うので、300円ショップでピンクのお風呂ぶたも買ってきた。最初はけげんな顔をしていたいかなごも、すぐにぶたに慣れ、お風呂で遊んだ後は、布団の上であひるとぶたを闘わせてあげたら喜んでいた。で、あひる&ぶたを手に取ろうとするのだが、前に進もうとすると崩おれ、進もうとすればするほど、後ろに下がってしまうのであった(哀)。

 ポン、ポンが見たかったよ。なんでまたコンテスティ?

2月23日(金)

 いかなご、最近うつ伏せ寝が好きになったようで、こないだもうつ伏せで遊んでいる時に、途中でクッションに突っ伏して熟睡し ていたし、今朝も朝6時に目覚めたと思ったら、私の腕にうつ伏せでダイブして、そのまま熟睡(笑)。

 海堂尊『チーム・バチスタの栄光』を読み終わった。最後の数章は蛇足だとは思ったが、このミス大賞にまさにぴったり、という感じの、よくできた面白いミステリだった。ごちそうさまでした。

2月24日(土)

 午前中はバイト。バイト先に車で迎えに来てもらって、初節句という名目で写真を撮るため、そのまま3人で実家へ。2時前に実家につき、ご飯を食べて、私とS君の着替え。私は親に色無地を着付けてもらい、S君はうちの父親のカッターとネクタイを借りて黒背広姿に。一休さん(←最近アニマックスでやっていて、親が録画している)を見ながら一眠りしてご機嫌さんのいかなご(なんでこんなに機嫌がいいんだ、と聞かれた。家ではそこそこ不機嫌なのだが)を連れて、近所のスタジオアリスへ出発。

 先客がいてしばらく待たされた後、いかなごを一つ身に着替えさせて写真撮影。赤ちゃん用の足袋や髪飾りも用意されていて、赤子&大人2人が綺麗に納まるセットもすぐに出てくるし、ちょっと感心。隣のセットには、撮影背景用の七段飾りもあった。

 まずは3人での撮影から。「お父さん、笑って下さい」「お父さん、もうちょっと笑って」とS君は何回も注意されていたが(←写 真撮影で笑うことができない人)、私はタンバリンやミッキーマウスを振るお姉さんや、カメラの後ろでハイテンションでいかなごを 呼ぶおばあちゃんが面白くて、笑顔出っ放し(←本気で笑ってただけ)。いかなごはノリノリで身を乗り出していた。

 次にいかなご一人で撮影したが、髪飾りが何度も落ちて、止め直されるのが嫌だったらしく、途中から本気で泣き出した。私もおばあちゃんも可哀相になって、「何枚かは撮ったし、じゃあこれで」と言ったら、スタッフのお姉さん達にマジ?というような顔で見られた。確かに横で撮影していた1歳の女の子の母親は、ぎゃんぎゃん泣いてても、衣装やセットを変えて続行していたし、それが普通なのだろうか(謎)。いやでも、わざわざ泣かしてまで撮るものでもなかろう、という気が…。

 洋装もどうですか?と言われ、断った時も不審な顔をされたが、まあドレスはまた今度にでも。水色が似合いそうなので(←合わせるだけ合わせてみた)水色ドレスがいいかな。で、親子とも平服に着替えて、写真選び。1枚は株主優待券を使ったので、大きなパネルになるらしい(…どこに飾るんだか…)。もう1枚はL判を千円で買い、プラス初節句キャンペーンでキャビネット判が1枚貰えるらしい。

 帰りに本屋で親に絵本を買ってもらい、イズミヤで買い物して帰宅。帰りの車の中でいかなごは熟睡していた。帰って来て、買ってもらった『ペネロペ いろであそぶ』を見たら、作者のゲオルグ・ハレンスレーベンって、リサガスの人なのね。しかも、こないだブックオフで買った『いいこいいこ』も同じ作者だった。

2月25日(日)

 最近、朝仕事に行かねばならない時は、いかなごをS君の布団の中に放り込むようになった(←今までは、つぶしそうだから、とS君が拒否していたのだが、大きくなってきたので大丈夫らしい)。ぬくい腕の中に放り込まれるいかなごは、大層気持ち良さそう。今日は病院から帰ってきたら、S君の腕の中でお目々ぱっちりになっていた(笑)。

 午後、こたつの横に座っていたいかなごが、大冒険に出発。前に進めなくても、結構動けるものだ。斜め後ろを見ながら下がり、タンスにぶつかると、方向を変えてまた下がる。ついに端っこに置いていた紙おむつの袋を発見、早速破壊していた。

 ドブ…初生ドブかと思ったのに…。

 久しぶりにごまおにぎりを1つ。

2月26日(月)

 夕方、保育園にお迎えに行ったところで、いかなごのマント類を病院に置き忘れたことに気付いた。仕方ないので、いかなごを抱えて、病院に逆戻り。服を取って着せていたら、同僚の人々に口々に大人しいね、と言われた。いや、一度に大勢の白い大人を見て、固まってるだけ。

 帰宅後、S君といかなごと一緒に、入院した親のお見舞い。見慣れぬパジャマ姿のおばあちゃんに最初は固まり気味だったいかなごだが、なぜか夜の見回りに来た看護婦さんに、盛大に愛想を振りまき出した。それを見て、おばあちゃん「外交能力があるわ〜将来はサッチャーさんみたいになるかも」…飛躍し過ぎ。

2月27日(火)

 朝、寝てるいかなごの頬に、頬っぺたをぎゅーっとくっつけたら、寝ながらいかなごがうひょっと笑った(笑)。

 自転車送迎を始めて1週間。ヘルメットをかぶせると泣き出し、前かごに乗せるとさらに泣き出して、移動中は体を反らせたまま、顔は空に向けて、恐いのかぴくりとも動かないいかなごだったが、今日初めて、前かごに乗せたら、泣かずにちゃんと前を向いて座った!前を向いて乗れば結構楽しいようで、ニコニコ笑っているではないか。4月からはずっと自転車の予定なのに大丈夫だろうか、虐待親と間違えられないだろうか、と毎日憂鬱だったが、これで安心して送迎できる(ほっ)。

2月28日(水)

 『<心配性>の心理学』を読み終わった。こないだ岐阜に古本屋巡りに行ったS君が、君は心配性だからこれを読みなさい、と買ってきてくれたものだが、この本の心配性の自己診断によると、私は心配性ではないらしい(笑)。まあ、心配性の特徴に当てはまる部分は色々持っているようだし(「悪夢をよく見る」とか)、なかなか面白かった。勝者敗者の心理(「僕はここにいていいんだ」てのが勝者の心理)は8歳までには決まるらしい。

 あと、『「子を持って知る親の恩」ではなく、「子を持って知る子の恩」』だとか。これは本当にそう思う。いかなごを産んでから、いかに「私が親にとって可愛い存在であるか」ということを実感した気がする。『幸福にはそれに至る道があるのではなく、「幸福な道」があるだけ』というのも、ここ数年で実感したな(ただし、これは差し迫った目標を持たない人にのみあてはまる気がする)。

 四大陸のペアSPをちらっと。雪ちゃん達のSP、ミラーな動きが多用されていて素敵だった。しかし相変わらずソロスピンの距離が…。あと、ラングロワが歳とってた。



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