１２月１１日（火）
引き続き忙し過ぎ。オペ入れ過ぎだっつうの。
最近のいかなご、箸を見るだけでおかしい年頃らしい。ママが廊下でおまるに足ぶつけようもんなら、けらけら笑いが止まらない。
１２月１２日（水）
よく分からないが、どうもクリスマスツリーが物足りない気がする、と言ったら、Ｓ君が「それは綿の雪がないからだ！子供の頃、あの綿が一番好きだったんだ！」と力説するので、綿を載せてみた。それに、最近ヤフオクで落としたオーナメント５種（メリーゴーランド、かばん、ティーセット、気球、花の載った車、という、統一性のないセット。包装を開けた途端、いかなごが喜んで振り回し、メリーゴーランドは端が欠けたり、馬が取れたりしたのをボンドでくっつけてある）を飾ったら、何となくマシになった気がした（よく分からん）。
プルの練習動画を見た。ダビッドなのが嬉しい。
最近、いかなごを寝かせる時は、お話を聞かせることにしているのだが、桃太郎とマザーグースの「ばあさん市場で豚買った」「これはジャックの建てた家」しか、レパートリーがなくて苦しんでいる。いかなご、見かけは聞いていないようでも、話の最後に「おしまい」と言うと、必ず「ふん」と返事するので、実はしっかり聞いていると思われる。桃太郎もちょっとどうかと思う話だし、かと言って、暗闇で語れるほど熟知しているお話というのは、いざ話そうとしてみると、ほとんどない。どこかで学んでこなければ。
１２月１３日（木）
ここ数ヶ月の懸念事項であった歯医者にやっと行った。ネットで評判の良さそうなところに行ったのだが、今から何をどうするか、を説明してくれて、なかなか良かった。
今週は寝かしつけ負け続け。毎日のように私が先に寝ている。Ｓ君は、がらっと寝室の扉を開けて居間に出てくる勝者が、私かいかなごか、毎晩楽しみにしているらしい。
１２月１４日（金）
夜、私と一緒に小袋の柿の種を食べたいかなご、食べ終わった後、なんと、何も言われないのに、自分で袋をゴミ箱に捨てに行った！天才かもしれん！
帰ってきて、その話を聞いたＳ君「既に君を超えたな」。うるさい。
１２月１５日（土）
一昨日の夜から、googleで検索して来る人が怒涛のように増えてびっくり。クラナドというアニメに関係しているらしい、ということを突き止めたのは、毎度のことながら有能なＳ君。しかも、このアニメ、ＭＢＳでは今夜放映らしい。
おととい、ウサギ、鹿などで検索して来られた方へ。「おとといは兎を見たわ、昨日は鹿、今日はあなた」というのは、ロバート・Ｆ・ヤング「たんぽぽ娘」の中の有名な一節です。現在は絶版ですので、読みたい方は古本屋で『海外ロマンチックSF傑作選』か『ＳＦマガジン 2000年2月 創刊40周年記念特大号』を探すか、河出書房新社の奇想コレクションで近刊予定のヤング『たんぽぽ娘』が出るのを待たれるのがよろしいかと思います。
今日は日直。有名なハズレの先生とペアで、色々色々大変だった（疲）。
ＧＰＦ、ステファンが持ち直したのと、真央ちゃんのコンボ失敗にびっくり。
１２月１６日（日）
午前中は病院。午後から昼寝。
昼ご飯はドライブスルーで買ったマクド。いかなごにはじめてハンバーガーを食べさせてみたら、自分でかじって、３分の２食べた。
最近のいかなご、激しく同意するのが得意。「ごはん食べる？」「（うんうんうんうん）←うなづきまくり」。病院行った時に、椅子で遊ぶいかなご＆Ｓ君と仕事中の私がすれ違い、Ｓ君が「今の人、ママに似てたね」といかなごに言ったら、激しく同意していたらしい（笑）。
１２月１７日（月）
今週の目標：添い寝で勝つor勝てなかった場合は朝起きる。朝起きるのも結構リスキーで、６時前後になるといかなごは眠りが浅くなって、布団を出る時に見つかる（そして泣かれる）ので、５時には起きないといけない。それでも、いついかなごががらっと扉を開けて、泣きそうな顔で居間に登場するか、戦戦兢兢。
マルケス『予告された殺人の記録』を読み終わった。事件自体は、舞台をどの国に移しても全く違和感のない話だと思った。２５年間手紙を書き続け、送られた方が全く読まずに束ねていた、というエピソードが印象的。
１２月１８日（火）
１週間ほど前から、腰痛（背部痛）に苦しんでいる。内臓疾患でないとしたら、原因はうすうす分かっていて、重いもの（現在９．３ｋｇ）の運び過ぎと、無理な体勢で縫うことが多いオペ。
お話レパートリーにわらしべ長者を追加。
１２月１９日（水）
目標虚しく、今週も連敗中。いかなごが寝付くまでは、こちらも起きてられるのだが、すぐに布団を出ると察知されるので、寝てからしばらく待つ、この数分が起きていられない。なにせ相手は、自動追尾装置つき湯たんぽ。とてもじゃないが勝てる相手じゃない。
そして朝も、抜け出しに成功しても、６時前後になると、私がいないことに気づいたいかなごが、目も開かないまま、よろよろと居間に出てきて、私にぴとっ→結局何も出来ず。
１２月２０日（木）
久しぶりにおばあちゃんが子守りに来た。隙あらばママに抱きついたり、膝にダイブしたりするいかなごを見て「本当にママべったりだね」。私が小さい頃は違ったのか、と聞いてみると「こんなにべたっとしてなかったわよ」。さらっとした親子関係だったらしい（笑）。
今日のいかなごの所業。
・棚からビニールテープやガムテープをせっせと取り出し、積む。
・それを見たおばあちゃん「そんなの積んでもしょうがないでしょ。積み木はどこ？積み木は」。
・…考えてみれば、いかなごが自ら積み木を積んだところは見たことがないが、テープは日々積んでいる。
・最近、ものを運ぶのがブーム。椅子やゴミ箱、ブロックの箱を毎日のようにせっせと運んでいる。
・ふと見ると、台所の引き出しから、醤油のボトルや酢の瓶まで運び出して、床の上に並べていた。君はそれをどうする気だ。
・スナップボタンをはずしたいお年頃らしい。
・お風呂上って、スナップボタンの服を着せたら、全部はずして脱ぐこと数度。諦めてボタンの服に着せ替えた。同じ理由で、最近ベストも着てくれない。
講演会があったので、遅く帰宅して、居間のドアを開けたら、Ｓ君が叩くタンバリンに合わせて、いかなごが踊っていた。
夜、布団の中で例によって「いかなごは可愛いねえ。ママの赤子だねえ」とべたべたしていたら、いかなごが普段よりトーンの高い、実に可愛いらしい声で、私の顔に向かって、一生懸命語りはじめた。愛の言葉だと思っておくことにしよう。
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