12月1日(土)

 8時前に出て、飛行機乗って仙台へ。飛行機乗るのは(その前に電車乗るのも)久しぶりでキョロキョロ。

 初東北の仙台は京都よりずっと暖かく、装備が重くて暑くて。ホテルに荷物を置いて、その辺をウロウロし、「あまりありがたそうじゃない(byS君)」福の神ストラップを買ったり。昼ご飯を食べようと、適当に道端の店に入ったら、小京都をモチーフにしているらしい、竹篭に入ったお昼のセットを出すところで、料理が出てくるのにもの凄く時間がかかったものの、美味しいし凝ってるしで満足。

 友達と喋って、観光して、ご飯食べて、この時点ですっかり充足してしまったが、メインイベントはこれから。会場は非常に傾斜がきいた作りで、上の方でも見やすいのは良かったが、アイスクリスタルの席の悪さには改めて呆然。こんな席しか確保できないのでは、スケートファンクラブとしての存在意義がない。

 男子SP。
・練習滑走、ファン5年目にして初の生ドブリンを、天辺席から食い入るように見つめる。もっとデカいかと思っていたのに、意外に華奢で子供っぽい。そしてトウループを跳んでる!3トウ、2トウ、ミーシン先生とこに戻って指示を受けて、4トウ2トウ!

・南里君、ステップがいまいち合っていなかったが、ジャンプをきちっと決めて良い出来。
・チェンジャン、剃りこみがステキ。4トウ2トウ、3A、3Rを華麗に決めて、超嬉しそうにガッツポーズしていたが、例によって点数は今いち。いや、スピンもステップもレベル2は取れてるのよ、2は。でも、加点が全くついてない。
・アボット、果敢に4トウに挑戦して転けていた。

・ドブリン、超ミーシンチーム風味になっていた(笑)。ミーシン編集にしてはまともな繋ぎの火の鳥で、ジャンと鳴るたびにポーズを取り、しっかり4トウ3トウを降り、着氷の時は手を下から上に差しあげる。スピードはやはり遅く、その上3Aステップアウトで疲れたのか、ストレートラインは止まるかと思ったが、全体的にはなかなかの出来。滑りがもう少し良くなればねえ。

・ダビドフ、シンドラーのリストは非常にぴったりだったが、最後シット、シットで終わる構成はちょっと。
・キャリエール、特に惹かれるものは感じなかったが、とにかくお上手なのは良くわかりました。
・トマシュ、素晴らしい出来だった。でもリップついてたらしい。
・大ちゃんは3Aのミスがあったが、この白鳥の踊りは大好きなので、とても楽しめた。

 FD。
・第1グループの方々は…ウクライナ組が暴走していて、とっても危なそうだった。
・フレイザー&ルカニンのタイタニックは、薄味というか、あまり似合わないというか…。

・久しぶりのケアー姉弟。相変わらずリフトが凄い。プログラムもケアー姉弟らしくて楽しめたが(去年の方が好きだけど)、今いち点数が上がりそうにない気が。
・ホフロワ&ノヴィツキー、禿山は実にぴったり。突き出されるホフロワの足が恐かったよう(犬神家風)。

・練習の時、一組だけ爽やか衣装で浮いてるな、と思っていたテッサ&スコットだが、これがもう凄かった。平然とクルクル廻るツイズル、何なんだと唖然とするぐらい連続で繰り出されるリフト。スコット君はなぜにあんなに体力があるのだろう。結局、フリーは男女ともグダグダ試合だったので、私が今回見た中では、このシェルブールが1番の演技だった。

・次のデロションは、非常に申し訳ないが、中年夫婦のように見えてしまった。実際テッサ達とは10歳ぐらい差があるのね。ナイマンも悪くはなかったが、シェルブールが圧倒的過ぎた感じ。でも、総合ではデロションが優勝。CDで4点以上差がついていたのね。アルゼンチンタンゴは爽やか過ぎて、テッサ達には踊れなかったのではないかと(想像)。同行の人々も、ワルツだったら勝ってたのでは、とか言っていた。

 女子FS。
・ホーカーのキスクラで久しぶりにキャラハンを見た。つやつやしてお元気そうだった。
・ゲデちゃん。練習滑走は調子悪げだったが、本番では最初のルッツはしっかり降りていた。でも、やはりフリップは降りられないらしい。それからグダグダになって、後半はやや投げやりだったが、ちょこまか本当によく動くわー。小動物みたい。ゲデちゃんが小さいせいか、キスクラの横のセロフが巨大に見えて、本当にセロフかと思ってしまった。

・奈也ちゃん、男らしいオトナルだった。最後の2A2トウ2トウが凄い。
・サラちゃん、軽くグダグダ風味。残念。
・あんみき、最初のルッツの転け方がもの凄くて、また肩がどうかなったんじゃないかと、演技中ずっと心配だった。
・グダグダ女子を締めくくったのがコストナー。盛大にダブり、最後の最後をシングルアクセルで締めておられました…。でも、それでも、やっぱりコストナーは生で見るに限る。滑りが本当に素晴らしい。あの、リンクを半分しか使わないスパイラルはあり得ない、ということで友人と一致。

・奈也ちゃん、牛タン食べるために頑張ったかのようなインタビューが可愛かった。
・亜紀ちゃんはかえって出なくて良かったかな。不調から脱出するのは難しそうだけど、スルツカヤを目指して気を取り直して欲しい。

 終了後は仙台駅に出て、みんなで食事。乾杯はトマシュに、だったかな。

 食事後は、ホテルでテレビ見ながら話など。WFSの章枝ちゃんインタビューで、ヤグが「人生つまらない」「やることがない」と言っている、という話が出ていたが、さもありなん…。あと、朝青龍のいない相撲はつまらない、白鳳は優等生過ぎる、と思っている人が私だけじゃなくて嬉しかった。

12月2日(日)

 男子FS。
・関係者席に松岡がいた。あんまり興味なさげだった。
・アボット。なぜワルツなのでしょうか。それに全然ワルツっぽくない。出来が良かった印象はあまりないのだが、廻りきって転けた4トウ&他がオールミスありの影響で、終わってみれば4位。
・グリャーゼフもグダグダ。練習じゃないんだから、繋ぎで手を下げたまま滑るのは止めて欲しい。

・ドブリン、悪くはない出来だったが、4トウがダウングレードされて点数は伸びず。グリャーゼフに0.4点差で負けていた。今年も露スケ連は、男子のユーロ、ワールド選考でアタマ痛めそう。
・ダビドフ、ジーザスクライストでも最後はシットスピン…。でも、サーキュラーがとても素敵だった。
・南里君、美しい3A3トウに高いルッツ(←フリップだったらしい。eついてた)、滑りも良くてすばらしい、と思っていたら、次のループから激崩れに。

・キャリエール、やはりお上手。だから、3トウ2トウ2トウでも3位なのはわかります。
・大輔君、最初の4トウ転倒以外は無難な出来。結局、勝敗はこの4トウが認定されたかどうかで決まった模様。ストレートラインの時に、モロゾフが全身で肯きながら、進んでくる大輔君を力入れて見てるのがとても面白かった。
・トマシュ、始まる前に会場モニタにアップにされた時は、よくみんな笑いをこらえているな、と感心した>勇名トラ。演技は素晴らしく、あのシングルアクセルがせめてダブルだったら、心からスタオベできたのに、と残念。シングルにした後、すぐに3Aを跳び直すところが凄い。
・最後の獅子舞スピンが素敵だった。あれを考えた人は偉い。でも、何だか混じってるのよね。曲は中国風だけど、衣装は漢字にカタカナ混じってるし、でも背中は龍だし。

 EX。
・花束投げ込み禁止なおかげで、サクサク進む進む。1人5分かからない。
・いつぞやもこうやってくれれば、男子1位の人のEX放映が途中でブチ切られることもなかったのに(無念)。
・結弦君が前座で出るのでは、と期待されていたが、サフショルの椅子運びだった。

・ホフノビが1アクセル跳んでた(笑)。
・奈也ちゃん、これぞ奈也ちゃんって感じ。
・テッサ&スコットはエキシビも凄いねえ…ワルツが見られて嬉しかった。
・トマシュは、何と言うか、さすがです。予想通り。
・コストナーはSP仕様のプロをまるまる滑っていた。

 カロリーナを見終わったところで、友人達と一緒に会場を出て空港へ。荷物検査が混んでいて、結構ギリギリだった。元々、離着陸を見るのが好きな方なのだが、帰りは窓際で夕方、しかも伊丹だったので、とても夜景が綺麗だった。ビルが点灯する赤い光がまばゆいほどで、たっぷり堪能した。

 今回のN杯行きで学んだこと→仙台は岩手ではない。嬉しかったこと→ドブリンがミーシン先生にしっかり世話をされていたこと。

 家に帰り着いたのは22時過ぎ。昨日から、S君母がいかなごに会いに来ているのだが、おしゃべりなおばあちゃんに2日間マンツーマンで遊んでもらった影響か、いかなごが無茶苦茶おしゃべりになっていてびっくり。楽しそうに遊んでいるので、いかなごはおばあちゃんに任せて、私は先に就寝。いかなごの遊ぶ声を聞きながら、ゆっくり寝られるなんて、なんて楽ちん。

12月3日(月)

 いかなごがパパと遊んでる(驚)!可愛い子を置いてママは旅をせよ!ということか。

 それにしても、いかなご、フェルトの食べ物セットが大好き。ずっと遊んでるよ。もっと増量してあげるべきか。でも、一緒に遊んでると、ママは縮尺の不出来が気になって仕方がない…。

12月4日(火)

 DVDレコーダーのHD残量がゼロになっていた(恐)。N杯まではちゃんと録れていたが、その後いかなごがいたずらで録画ボタンを押した分で満杯になった模様。早く移さねば。最早、いちいち内容を記述しているヒマはない。

12月5日(水)

 朝、化粧をしていたら、いかなごがリップライナーと口紅を化粧袋から取り出して、一生懸命自分の口に塗っていた(笑)。まだ蓋を取れないのが可愛いところ。

 今年はとても紅葉が綺麗な気がする。家の玄関横に勝手に生えたツタも紅葉していて、とても綺麗。

12月6日(木)

 いかなご、最近は布団が一緒なだけでなく、私の枕に頭を載せて寝るようになってきたので、さらに安眠できなくなってきた。いかなご用枕を買わねば。

 2、3日前から、私が「ちゅってして」と言うと、首振りながら「や」と言うようになっていたいかなご、今日試しにS君に「ちゅってして」と言わせてみたら、なんとあっさりパパにキスするではないか!!すっかりショックを受けて、それから20回近く「ちゅってして」と言ってみたが、その度にきっぱり「や」と拒否された。生きる気力を失いそうになったが、昼寝と夜寝の時に、まとめて5回ずつぐらいキスしてくれたので、まあよしとしよう。ツンデレか?ツンデレなのか?

12月7日(金)

 プルが久しぶりに試合に出てきて、ジャンプ全部ポップして、かなり下の順位になる、という夢を見た。でも、それでも、試合に出てくれて嬉しかった。

 朝から病院で発表があるので、1時間早く起きたら、いかなごにバレて大泣きされた。時間がなかったので、いかなごをS君の布団に入れて顔を洗っていたら、激泣きしながら洗面所まで追って来たいかなご、ママに抱きついて腕がコアラ状態。…これではママは着替えられません…。

12月8日(土)

 朝から、いかなごのお遊戯会。保育園に行って、いかなごを先生に引き渡して、舞台のある部屋に入ると、既に詰め掛けた保護者達で満員。プログラム1番は、歩けないけど自力で座れる赤ちゃん達(去年のいかなごは、これにも出られなかった)が、ちゃんちゃんこに鉢巻姿で登場。一応お遊戯の音楽は流れていたが、泣かなければ合格という風情。

 いかなごの出番は次のプログラム2番。演目は「いないいないばあ」の「ぐるぐるどっかーん」。幕が開くと、いかなごは舞台中央の一番目立つ位置にいたが、お遊戯が始まっても、全くの棒立ち(笑)。すぐに踊りだした子もいたのに、最後のバイバイ以外は何もしなかった。まあ、周りも半分ぐらいは棒立ちだったし、あれだけみっしり詰まった保護者達を見たら、大人でもびびる気はするが。とりあえず、エプロン姿がとても似合っていて、別人のような感じで可愛かったよ、うん。棒立ちだったけど。

 はじまる前に超ドキドキしたわりにはあっさりお遊戯会は終わり、その後病院→ラーメン屋→スーパー銭湯(いかなご、露天風呂の休憩場所で、私の歌にあわせて「ぐるぐるどっかーん」を一式踊っていた。踊れないわけではないらしい)→学会。学会は、忘年会を兼ねて出てきた年寄り達が、若い発表者に細かい因縁をつけたり、答えられない質問(治療法にまだ議論があるのはわかっているのに、その治療法は一般的なんですか?と聞いてみたり)をしたりで、全く発表が進まず、半分寝かけた。にも関わらず、私の発表の時は、全く質問が出なかった。当たり前すぎて面白くないですか、そうですか。

 夜、S君がキャベツが高かったと言って、紫キャベツを買って来てお好み焼きを作った。味は普通のキャベツより美味しいかもしれないぐらいだが、見かけが非常に不味そう(というか、危険そう)。小麦粉にも青い色が移って、とても食べ物とは思えない。

12月9日(日)

 朝起きて、いかなごに「おはようのちゅっして」と言ったら、また速攻で「や」と言われたので、「じゃあ、ママもう抱っこしない。ちゅっしてくれないなら抱っこしない。ちゅってして」と、再度迫ったら、あっさりちゅってしてくれた。脅しは有効らしい(笑)。

 午前中、近所の小学校で餅つき大会があったので行ってみた。餅以外に豚汁も配っていたが、これは災害用炊き出し訓練らしい。いかなごは、校庭で小学生達に混じってボール蹴ったりしてご機嫌。

 帰ってきて、眠かったので布団に入ったら、いかなごも自分で布団に入ってきて、2人で2時間以上熟睡。起きた後は2人でだらだら。

 抹茶メロンパンを作って、これでパンセット完成。S君が買った本ともどもラッピングして、いかなごのクリスマスプレゼントの準備完了。

12月10日(月)

 朝、いかなごを送っていったら、いかなごを迎えに出てきた2年目の保育士さんが、溜息をついて「いかなごちゃんは可愛いねえ…」。どうしました、先生、人生辛いことだらけですか?

 仕事忙し過ぎ。



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