9月21日(木)

 いかなご、朝6時前からご機嫌さんでうきゃうきゃ。機嫌がよいのはめでたいが、相手をする母は眠い、眠い…(ばたっ)。そして思う存分うきゃうきゃしたいかなごは、8時前にはばたばたと支度する母を尻目に、再び熟睡していたのであった…。

 スワンウィック『グリュフォンの卵』を読み終わった。スワンウィックと言えば『大潮の道』、『大潮の道』と言えば役人と書類カバン&面白くない、と思っていたので、なかなか読む気になれなかったのだが、いざ読んでみると素晴らしい短編集だった。解説の「新しさはないかもしれないが、SFファンなら誰もが共感できる作品ばかり」というのがまさにぴったり。どの作品も標準以上だが、硫黄の中に飛び込むラストが印象的な『死者の声』と、実現する願いが素晴らしい『世界の縁にて』が特に良かった。

 いかなごを産んだ産院の院長がブログを書いていて、こないだ見たら院長の自己紹介企画がはじまっていた。それによると院長は、某○崎医大附属高校を無期停学になったという、もの凄い履歴の持ち主らしい。いかなご、凄い人に取り上げてもらったな(笑)。

9月22日(金)

 いかなごのお迎えの時に、保育園の先生にどうでした?と聞いたら、「よく笑って、たくさんおしゃべりしてはりましたよ」。うむうむ、関西女はしゃべりでなんぼだからな。

 こないだ買ってきたロディにS君が空気を入れてくれた。思ったよりずっと楽しい。大人でも頑張れば楽しめる。これは子供は大好きだろうな。リンク先を見ていると、ベビーカーと色を合わせて水色のにすれば良かったかなあ、とか思ったりするが、黄色もなかなか。夜、目を離した隙に、去年買った黄緑のミドルサイズロディ(体高20cm)を、S君が黄色ロディの上に乗せていた(笑)。

 帰宅後は大たそがれのいかなご。スリングに入れて「♪いかなごはいつでも泣いてばかり、いかなごはいつでも泣いてばかり」(節は「おつかいありさん」で)と歌いながら、ゲームボーイでキリキリバッタやあばれうしどりと戦いつつ、延々と家の中を歩き回った(疲)←座ったり止まったりすると泣くのだ。

9月23日(土)

 午後から、御所→なかむら→カナート。3時間ぐらいしか外出していないのに、とても疲れた。カナートの食品売り場が盛大に混んでいたのと、スリング移動だったのが疲れた主因か。

 ロディは、とりあえず前にいかなごを乗せて2人乗り。それなりに楽しんでいる様子。

9月24日(日)

 軽く掃除して、洗濯して、午後から紅茶のケーキを作った。今までスポンジものばかり作っていたので、今回はムースもの。味はそれなりだが、相変わらず見かけがねえ…。いかなごが小さいうちに練習しておかねば。

 刈屋アナ…優勝インタビューくらいまともにして下さい…折角の可愛い朝青龍のひと時なのに…。

 今日のいかなごはわりと大人しかった。プレイマットの上であーあー遊んでいること多し。

 S君がどこかで買ってきたナイチンゲール『看護覚え書』を読み終わった。今から見るとそうなの?そうなの?と思うことも書いてあるが、意外と今でも通用することも多くて(いかに観察力が大事であるか、とか)勉強になった。列記されている「見舞い客が患者にかける有害な励ましの言葉」というのも、現代の怪しい民間治療業者が並べ立てる文句にそっくりで面白かった。全体的に、ナイチンゲールおばさんの世の中の風潮に対する嘆き節、という感強し。ちなみに、こないだ読んだ『図解メイド』の年表によると、この本、『種の起源』と同じ年の出版らしい。

 出産前に買っておいて失敗したもの→搾乳器(使わず。手で絞ったほうが早かった)。成功したもの→スリング(新生児の頃から使いまくり)。

9月25日(月)

 最近、悪夢ばかり見て、夜よく起きる(←いかなご関係なし)。眠い。

 9月は月曜は休み、のはずだったが、今日は人手が足りないということで大学へ。本当に人がいなかった(疲)。来月からは、ローテーター(研修医)が4人も来るらしい(←ローテーターは教えなきゃいけない存在なので、使える人手ではない)。ポリクリだけでもウンザリなのに、さらにローテーターまで…(前途多難)。

 今日は家で、ばばが子守り。意外に名言の多いばば。「ごねるのに理由はない!」「赤ちゃんの靴下というのは脱げるものだ」。

 丹波哲郎、亡くなったのね。中学の頃、図書室で大霊界の類を読んだが、あれは衝撃だった(←その手の本の初洗礼)。

 いかなご、ほぼ4ヶ月。
・お腹に宿ってから、1年ちょい。もう1年生きてます。
・今日、唐突に、膝に載せると自力で首をずっと持ち上げているようになった。
・昨日体重を測ったら、6.5kg。
・歌を歌うと、笑う。

・私が好き。そろそろ相思相愛になってきた模様。
・パパやばばが抱いていても、私が近くにいると、私を目で追っている。
・寝かせているところに私が近づくと、にっこり笑う。
・あんまり私だけを好きになられると、この先色々困る気が…(心配)。パパも好きになろうね。

9月26日(火)

 麻生太郎、官房長官じゃないのね(がっかり)。期待してたのに。

 いかなご、よく首を持ち上げてきょろきょろするようになってきたので、急いでネットでハイローチェアを探した。ダイニングテーブルにもこたつにも合うように、高さを4段階変えられる木製の椅子にしてみた。

 人力ロディは疲れる。

9月27日(水)

 昨日の悪夢は、例によって就職できない夢で(そんなに不安なのか>私)、今日の悪夢はウケない芝居を演じる夢だった。

 いかなごのお迎えの時、違う人の汚れ物袋を持って帰ってしまい、慌てて返しに行って来た。なんか重いと思ったんだよ…(←布おむつだった)。そりゃ近所で服買った時のビニール袋を流用してるんだから、同じ袋の人もいるわな。見分けやすいように、たれぱんだシールを貼ってみたが、効果あるだろうか。

 帰宅後のいかなごはご機嫌さん。新庄の引退セレモニーを興味深げに見ていた。

9月28日(木)

 疲れた…。

 S君が昨日から風邪をひいていて、私も喉が痛い。でも、いかなごは元気。S君「母乳だからな」…いや、所詮私が作るIgA、そんな大したもんじゃないと思うのだが…。

 いかなご用の椅子が届いた(はやっ)。早速、夕食の時にダイニングテーブルに設置し、バスタオルと膝掛け毛布で詰め物をして、いかなごを乗せてみた。予想以上に安定して座っていて、機嫌よく静かにしているので、初めて2人でゆっくり夕食を取れた(今まではS君と交代で1人ずつ食べるか、いかなごを抱えながら片手で食べるか)。有難や、有難や。簡単に高さ調節できるし、うちの家にはそぐわない高級感もあって、素晴らしい(なんせ定価は2万以上。半額以下だったけど)。

 味を占めて、今度はヤフオクでスタイを落としてみた(この頃よだれが多いし、濡れると寒いからな)。次は離乳食用の食器を探さねば。

9月29日(金)

 保育園で勝手に離乳食始められてた(大ショック)。乳とミルク以外何も飲ませたことなかったのに…。せめて前日に一言言っておいてくれれば、その前にお茶でも飲ませたのに…。野菜スープとお茶をスプーン1杯ずつ飲ませたらしいが、どんな顔して飲んだかも分からないなんて…なんかもう、立ち直れない…。

 阪神戦凄し。でも、ショックが大き過ぎて、凄い試合も現実感がない。

 とりあえず、慌ててラシェーズロングのプレート一式と、ナルミのブレーメンの茶碗一式を注文した。離乳食は6ヶ月から始めるつもりでのんびりしていたが、どんどん進められそうなので、用意だけはしておかなければ…。

9月30日(土)

 朝からNHK杯のチケ取り。5時間かけ続けて、結局繋がらず(疲)。NHK杯って、ここまでしなきゃいけないものなのか?→で、でも章枝ちゃんもゆかりんも織田君も出るし…と、自問自答し続け。この混みようでは、ワールドが恐い。

 家でも離乳食開始。椅子に座らせてスプーンを口元に近づけると、いかなごは自分から首を前に出し、薄いほうじ茶はあっさり口の中へ。まずくもなければ、うまくもなさそう。自分から食べたのにちょっと驚いたが、よく考えたら、最近のいかなごは、私の指もがらがらもスタイも、口に近づいたものは何でもすぐに口の中に入れるのであった(笑)。その後、野菜スープ(キャベツ、人参、玉ねぎ、大根)も一匙飲ませたが、特に反応はなし。

 夜、大たそがれのいかなごを抱いて、鴨川まで散歩。土日はダメだな、やっぱり。



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