9月1日(金)

 今日から仕事復帰(でも足を考慮して1ヶ月はベッドフリー&月曜は休み)。金曜日は戦力が少なく、とても困っていたそうで、大勢の人から復帰を歓迎されて有難かった。

 午後からいかなごのBCGのため、保健所へ。結構混みあっていて、うちの区にこんなに赤子がいるのかと驚いた。どの子もうちの子より小さく見えたのは、遠近法のせいに違いない(いかなごは最年少)。いかなご、接種前の健診の時は熟睡していてぴくりともしなかったが、BCGの液をへらで腕にのばされた途端、ふぎょーと泣き出した(他の子はほとんど声をあげていなかった)。何にせよ、BCGが終わって、ちょっと安心した(来週から保育園だし)。

 BCGの時のいかなごの様子をうちの親にメールしたら、「それだけ賢く、感覚が優れているということです(断言)」。ちなみに、9月から保育園です、とS君母に伝えたら、「保育園行くなら、毎日お出かけだから、服がたくさん要るわね(断言)。早速買いに行ってきます〜」。祖母馬鹿揃いです。

 TBSの皇室特番を見た。S君「親王と決まったような作りだな」。

9月2日(土)

 午後からバイト。5時ぐらいには終わると聞いていたので、その後医局行事に行く予定だったのだが、なぜか50人近く来る、稀に見る盛況ぶり(看護婦さん談)で、とても間に合いそうになかったので、慌てて秘書さんに電話して、行事はぶっち。微妙な罪悪感が。

 う。右第一趾は陥入爪、右第二指は爪囲炎になってしまった。痛い。

 でんでん太鼓はジェイムスン教授に似ている。

 『0歳児がことばを獲得するとき』を読み終わった。チンパンジーが母音様の音を出せない理由を初めて知った。もう少し早く読んでいれば、いかなごが乳を吸うのを休んでいる時に、私がいかなごを揺さぶっているか(←生得的な行動らしい)実際に確かめられたのにな(惜)。

9月3日(日)

 午後から、いかなごと一緒に昼寝した。

 チャンネル1のショー番組のオープニングを見た。プル、もの凄いカメラ目線で、はっきり発音しながら司会。良かったね〜。

 いかなご、人の動きを目で追うようになった。具体的には、一人で寝かされている時に、私の動きを目で追っていることが多い。明日から保育園なのに…(不安)。

9月4日(月)

 10時から慣らし保育。生まれて初めてベビーベッドに寝かされたいかなごは、「何?何?」という顔で、多少固まり気味にベッドメリーを見つめていた。

 いかなごを保育園に送った帰りに、特価一斤百円のパン目当てに、ちらしで知った今日オープンの健康食品屋に寄った。うちはお客さんを一定時間に集めて、説明してから買って頂く形式です、とか言っていて、激しく詐欺っぽかった。

 12時半にお迎え。いかなごはすぐに熟睡したらしく、うるさいところでも平気みたいですねー、と保母さんに言われた。ちなみに、この話を聞いたおばばは勿論、「大物ですね」とメールしてきた(笑)。

 『グリム童話−メルヘンの深層』を読み終わった。やっぱりユングはいかれてる、と改めて思った。それはともかく、メルヘンの構造の話や、グリム兄弟の一生は全然知らなかったので、かなり面白かった。もっと詳しい本を読みたい。

9月5日(火)

 朝から大学。自分の机に着いて、リュックから搾乳用の哺乳瓶を出してたら、上の先生に笑われた。

 いかなごは慣らし保育2日目。今日もよく寝て、よく飲んで、大人しくしていたらしく、明日は2時半まで預かってくれるらしい。親孝行な子だ。

 チャンネル1のショー番組、トトとコスを見たが、コス組はともかく、トト組はインストラクターと生徒にしか見えません。相手の俳優を全然知らないせいもあるだろうが、やっぱり男が素人だと厳しい。

9月6日(水)

 親王殿下ご誕生おめでとうございます。皇室典範改正法案提出直前に懐妊し、40歳にして親王様を出産された紀子様、凄すぎ。今回のご懐妊に医療の手が関与していたことは間違いないと思うので(他に、秋篠宮邸にエコーの機械があった理由を思いつかない)、なおのこと紀子様の根性には感服。私は男系維持派ではないが、ナゾの病名を基にナゾの静養を繰り返す皇太子一家が皇位を継承していくのはどうかと思うし、その意味でも今回の親王誕生は素晴らしい。
 それにしても、男の子を産み分けることより、天皇の夫を見つける方が難しい現状では、皇族には男の子を産んでいただくことにした方が、長期的な皇室の存続にはよいのでは。

 今日は、ばばの保育園の先生への面通しも兼ねて、ばばとS君と3人でいかなごのお迎え。いかなごはベビーベッドであーあー言っていて、その姿があまりに可愛かったので、一瞬ベビーベッドを買わなかったことを後悔した。

 一端帰宅して、ばばに子守を任せ、大学へ。大学からの帰り、雨の中で急ブレーキをかけたため、原付で転倒。手足に長い擦過傷を負い、右半身を打撲。痛い。

9月7日(木)

 バイト帰りに、無人販売所で売られていた、やたら長い茄子4本100円を買った。その後、四条の300円ショップで、あひるの風呂おもちゃと、ピンクのぶたタオルを買った。

 2時半に、S君の車に拾ってもらい、いかなごのお迎え。長いもの好きのS君が茄子にウケていた。

 夜は勉強会。

 いかなご、あひるに興味を示してはいたが(目で追い続ける)、まだ自分で手に取れるほど発達してない。

 髪の毛が抜けてきた。すごい猫毛。

9月8日(金)

 う。肋骨が激痛。ひび入ってるのかも。

 慣らし保育最終日。今日は5時まで預かってくれた。

 いかなごが生まれる前に、S君と保育園を下見に行ったのだが、その時に4、5歳の子がトイレから出てきて、スリッパを揃え、手を洗って、ちゃんとその手をタオルで拭いていたのを目撃して、「うちらがしつけするより、絶対いい子になるわ〜」と、私もS君もいたく感銘を受けた。いかなごが保育園に行きだしてからも、周りの子は礼儀正しく、今日もお迎えの時に、通りすがりの1歳ぐらいの子に挨拶された。ちなみに、いかなごは今日、お誕生会に参加したらしい(笑)。

 最近のいかなごの可愛い瞬間は、S君がお風呂に入れている時。洗い場でS君の膝の上でうつ伏せにされ、鎌首をもたげて周りをキョロキョロしているところを、湯船の中から見るのが最高に可愛い。

9月9日(土)

 学会関係の用事で、昼前に大学へ。あまりに右胸部が痛いので、途中で救急に寄って、胸部レントゲンだけ撮ってもらった。見た感じ大きな骨折はなかったので、まあ、少しは気が楽になったかも。痛いけどな。

 で、COI静岡。
・会場のエコパアリーナは、ワールドカップの会場として造った箱物だそうで、田舎に無理矢理造りました感ありあり。
・駅から15分ではつきません。結構な上り坂で、蒸し暑かったのもあって、しんどかった。途中で休憩している人多数。

・定刻より少し遅れて、外国人のパフォーマンスから始まった。要らん。いきなりスケーターががんがん出てくるオープニングから始めて欲しい。
・オープニングは白衣装。同行の方によると、本当のCOIではフィナーレの衣装らしい。おおお、サーシャもスルっちもいるよー。あ、タケシもいる。あの髪が黒くてくねくねしてるのは?あ、ステファンか〜。
・ステファンの短いソロがあった後、個人演技開始。

・トップバッターはタケシ。おお、アランフェスじゃないか。私はアランフェスは好きではなかったが、あの衣装を見ると、やっぱり懐かしい。3Aは失敗してたけど、長めのイーグルも素敵で、よろしゅうございました。
・アニシナ&ペイゼラは、例の緑ショールよりも、後半のスター・ウォーズの方が良かった。ライトセーバーを手に「ダースベーダーは黒い黒い」に合わせて踊る2人が面白し。後半は脳内チェンジャンだった。
・エレナ&アントンは素晴らしかった。前半のスローも綺麗だったし、後半のプログラムは見たいと思っていたチャップリン2。本当に引退するのかねえ…。

・アクロバット、前半はシンプルな服で白鳥の湖と全く同じことをやっていた。同行の方から最後に箱を積み上げると聞いていたので、わくわくしていたのが、結局箱はナシ。そんなー。後半の変身プログラムは良かった。やっていることは同じなのに、何回見ても楽しめるところが凄い。例によって観客にも馬鹿ウケ。
・ペト様、格好よかった。あのジャンプの着氷とスピンは、1年に1回は見て心を洗いたいところ。長く滑って下さいませ。
・オープニングとフィナーレを見て思ったこと→ペト様は、たとえキラキラ星に合わせて手をひらひらさせているだけでも格好いいに違いない。

・スルっちは、後半の方がよかったな。フォッシーはサラのイメージが強すぎて。イリーナには、単調でリズミカルな音楽が似合うと思う。ふくよかになっていて、ループも跳べていなかったが、来てくれただけで嬉しい。
・荒川さんのアヴェマリアは綺麗なお人形さんみたいだった。
・ステファンは本領発揮という感じ。四季が見られたのも嬉しかった。でも、ジャンプを跳んでいるところを見て、ここで2Aを降りるか、3Aを降りるかが、トリノ金と銀の違いだよな、と思った(けなしているわけではない。金の人には、あんな凄いスピンは不可能だから)。

・章枝ちゃんは第一部の最後でゲストとして出演。プログラムはなかなかだったが、あの紫パンツは細過ぎるのが一際目立つような。エキシビでもサルコウを跳んでいるのが凄かったが、回転が、回転が(泣)。あれは試合では厳しいかも。相変わらず、ストローキングは速い、速い。最後の高速スピンもレベルアップしていた。
・サーシャ、盛大な拍手に迎えられて登場。黒い瞳が見られて嬉しかった。2A転んでいたが、そのくしゃっという転び方もいかにもサーシャで、久しぶりの来日を堪能させていただきました。
・ドロバナは特に好きなカップルではないが、海賊プロが実にリタ様なプログラムで格好よかった。

・フィナーレは、カップルになってスケーター達が登場。曲はロクサーヌのタンゴ。タケシ&章枝ちゃんの組み合わせが、日頃見ない組み合わせで面白かった。ボナリー&ステファンは、似合わなさ加減がステキ。
・ロクサーヌの盛り上がりに合わせて、中心でステファンがスピンしていて、それが曲に凄く合っていて素敵だった。横で荒川さんがスピンしていたが、あの演出はちょっと。章枝ちゃんとのスピンの速さ対決だったら、もっと凄かっただろうに。

・フィナーレで一番びっくりしたのはサーシャ。みんな踊ってるのにサーシャがいないな、なんで出てこないんだろう、と思っていたら、凱旋公演で一番目立つはずの荒川さんが登場して、みんなでひとわたり踊った後、サーシャが一人で颯爽と登場。爆笑しましたよ。五輪チャンプやトゥータイムズワールドチャンピオンを吹き飛ばす、4年半ぶりサーシャ来日パワー。さすがサーシャ様。

・最初の方で、COIがどういうショーかを説明し、それが日本に初上陸、みたいなアナウンスをしていた。ほー、これが本場のCOIレベルのメンバーだと、あくまで言い張るつもりですか。
・タップダンサーの腰振りダンスと、スペイン人女歌手の生歌で、スケーターの少なさをごまかすのは止めて欲しい。

・とはいえ、メンバーの少なさのせいで、2つプログラムを見られたスケーターが多かったのは、かなり嬉しかった。
・それにしても、ここにジェーニャがいたら良かったのに、と心から思いましたよ。ペト様もアントンもいたし、参加していたら、さぞや盛り上がっていただろうに。

・帰りは、同行の方の先読みで、フィナーレ途中から出口近くで待機。花火が上から散って終了した途端、駅までダッシュ。おかげで、人波に巻き込まれず、無事に新幹線に乗ることが出来た。
・そういえば、産後初の生スケートだった。やっぱりスケートはいいよ、うん。

 家に帰ったら、いかなごの顔が腫れていてびっくり。なんでも午後から、1時間泣いては30分眠る、の繰り返しだったそうで、泣き腫らした模様。

9月10日(日)

 いかなごは小食になったが(満腹中枢ができてきたとみえる)、最近手足がかなり長くなってきた。もう、低月齢児じゃなくて、普通の赤ちゃんっぽい。指しゃぶりが大好きで、いつも右親指を吸っている。

 夕方、相撲を見ていたら、皇太子一家が観戦に来ていた。愛子ちゃん、相撲ほんとに好きなのね。

 例によって、S君が風呂でいかなごをうつ伏せにしたら、今日は鎌首をもたげない。「疲れてるの?」「位置が悪いんだろう」と2人で言った瞬間、いかなごがすくっと首を持ち上げた(笑)。ちゃんと自分で上げられるらしい。



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