3月1日(水)
夜、CSフジをつけたら、1979年のヒットスタジオをやっていた。アリスが出てきて、帽子をかぶったイケてないポリクリ学生みたいな坊ちゃんが「谷村君」と呼ばれていた。この人が将来、デュエットしながら女の胸に手突っ込んだりするのか。出ている女の人の髪型とアクセサリーが変だった。いやー、それにしても都はるみは歌が物凄く上手いねえ。
3月2日(木)
FSUでKerrをどう発音するか、というのが話題になっていた。英語圏の人でも悩むのね。NHKは「カー」と言っていたが、トリノ現地アナウンスでは「ケアー」。で結局、Kerrsのご両親と話した人によると、自己紹介で「care」という発音をしていたらしいので、ケアーが正しい模様。初めて見たロシア杯で勝手に呼んでいた発音に近いので、私としても「ケアーズ」が呼びやすい。
3月3日(金)
目覚まし時計が止まっていて、10時間ぐらい寝てしまった。
でも体調悪し。夜診友達に替わってもらった。
3月4日(土)
朝、新幹線で東京へ。有明の会場は、開場時間前から長蛇の列。なのに照明の具合が悪いとかで、15分以上開場が遅れ、しかも入り口が一つなため、開場が始まっても、客がなかなか入れない。おいおい。
TOIの感想。
・会場はすり鉢型で見やすく、客席も多く、北アメリカかと思った。
・でも特設リンクだけあって、リンクが狭い。特にロングサイド。
・案の定、ミッドラインやストレートラインを滑られた方々は苦労しておられた。
・寒かった。
・演出はCOIチームらしい。グループナンバーは今年のCOIと一緒なんだろうな。外国人出演者達はCOIサマーツアーの一部だと思ってたのかも。
・オープニングは無意味にスモークをたき、謎の6人娘の踊りから始った。しおしおが6人娘について、「この体型は日本人ではあり得ない」と言っていた(笑)。ロロガールみたいなものか。
・6人娘はその後も、たびたび登場。COIでも、公演地ごとに変わるメンバーに対応して、その穴を埋めるのかな。
・オープニングのトトマリ、次のプルが突進してきたためか、出入口に戻るタイミングを失って、リンクの反対側でぼーっとオープニングが終わるのを待っていたのが面白かった。
・前座の日野龍樹君、剣の舞(プルとほとんど同じバージョン)で素敵なステップとスピンを披露していて、非常に可愛らしかった。この子はいいぞ。
・最初のボナリー、コールが「3回五輪に出場しながらメダルに届かず」とか言っていて、日本語わからないからいいようなものの、随分失礼な言い方だと思った。3回も出場してるんだからえらいやん。three times Olympianと言うだけでいいのに。
・ベセディン&ポリシチュクは白鳥の湖。ベセディンは背中にちゃんと肉襦袢を着ているのに気付いた。ポリシチュクがブレードを乗せるところは、きちんと覆われた肩や詰め物をしてある胸で、見かけだけではなく、よく考えられた衣装なんだなあ、と感心。何回見ても楽しいプログラムだ。
・ペト様、帽子とステッキのプログラム。素敵でしたわ、ええ。最後の帽子かぶったり脱いだりしながらのスピンがもう、うっとり。
・渡辺木戸組はOD。ミッドライン、端の方で停滞していて大変そうだった。やっぱり試合用のプログラムは良い。
・タケシは相変わらず地味な衣装で、プログラムもまさにタケシという感じ。終わった後、マイクを持って挨拶したと思ったら、ペト様が花束を持ってWelcome to the proffesional worldと言いに出てきた。そして、いきなりtonightと言っておられた(まだ昼です)。
・グレゴリアン、初来日だったの?今回はフープだけじゃなくて、四角い箱も廻していた。次は是非傘で急須を廻していただきたい。
・アニシナ&ペイゼラは、相変わらずアニシナが。。アニシナって、胸がでかいのねえ。プログラムはちょっと長過ぎる感じ。
・製氷が終わると、例の6人娘の4人と歌手が観客席に登場し、歌い踊って観客を踊りに引きずりこもうとしていた。が、日本人観客は嫌がる人多し(笑)。そりゃ、うちらスケートを見に来たのであって、マキシム・ロドリゲスと踊りたいわけじゃ。
・美姫ちゃんはいつものエキシビナンバー。コールがオリンピック日本代表だけだった。
・大ちゃんもエキシビプロ。このプログラムは滑りが堪能できて素敵。
・グルゴンは生歌に合わせて滑り、端っこでダンサーも踊っていた。ダンサーが踊る必要はないんじゃないかと…。
・ベセディン&ポリシチュク、2回目はカルメンのナンバー。このプログラム、ビデオで見た時は今いちと思ったが、生で見るとなかなか素敵。
・トトマリ、マリがさざえさんヘアーを固めていて、衝撃的だった。
・プルはトスカ。滑る前からストレートラインが心配だったが、なんと途中から大きく端に迂回し、半分サーペンタイン状態でステップを踏んでいて爆笑。えらいやん!
・荒川さん、助走→スパイラル、助走→スパイラルだけでもたせるプログラムが凄いと思った。
・エンディングは、椅子を氷上に持ち出して酒場形式。一人ずつ寸劇っぽい滑りを披露するのだが、トトミアニナがあまり似合わない大きな黒い帽子をかぶって現れ、あまり似合わないトレンチコート姿のマリの腹を3発銃撃して殺していた(笑)。殺されたマリ、背泳ぎ状態でリンクの端まで遁走。
・ジェーニャは半袖ネクタイ姿で現れ、ひとわたり滑った後、美姫ちゃんの相手役を務めていた(良かったね、美姫ちゃん)。美姫ちゃんの襟巻きを持ってあげたまでは良かったが、肩にかけられず苦労していた。
・リンク上の椅子にほぼ最初から登場し(寒いのに大変だ)、ひたすら酔っ払いの演技をしていたペト様がトリ。マイウェイで格好よく締めていた。そうよ、マイウェイというのはこういうふうに滑るものなのよ!(力説)
・フィナーレの踊り、例によってプルは音楽からズレズレ。言っとくが、ペト様はきっちり合ってたぞ。
・最後の1列になっての挨拶、プルは当然のごとく中央に位置を占めていたが(なんせ、2位だったユーロでもエキシビを仕切ったヤツ)、お辞儀の指示をしていたのは、一番端のペト様でした(えへ)。
全体的には、かなり満足のいくショーだった気がする。ロロショーの値段と内容を考えると、こちらの方がずっと良い。というか、今回私は、ペト様の格好良さにすっかり満たされ、ものすごく満足していた。プルがプロに行ったとしても、ペト様のようになっていただけるなら、それはそれでいいかも、という気分にさえ。
終了後はみんなでご飯。民主党の永田議員が逆イナバウアーと言われている、という話に爆笑。最早何でもアリだな。で、逆イナバウアーとはどういうものかという話に。足を両方内向きにすればいいのでは。バトル君ならできそう。
3月5日(日)
本日のTOI。
・日野君は今日も可愛らしくステップを踏んでいた。昨日聞いたところによると、ロシア人とのハーフだそうなので、きっと数年後にいきなりデカくなるに違いない(笑)。大期待。
・ボナリーは今日の方が良かった。音楽にぴたっと合っていて、素晴らしい出来。
・前半でいきなりトトマリが出てきて、これは…と思ったら、次にプルが出てきたので、これは早く帰るな、とわかった。
・今日のプルは、2回目のアクセルで3Aトライしてステップアウト。多少動揺したのか何なのか、ストレートラインは曲がりが足りなくて、最後リンクの端から飛び出しそうになっていた。
・でもトスカを(そしてあのサーキュラーを)正面から生で見たのは初めてなので、非常に嬉しかった。
・演技終了後、マイクを持って、いきなり可愛らしい声でhelloと言い出したので、何かと思ったら、早く帰る言い訳だった。our president Putinに呼ばれてるので、フィナーレに出られなくてすいません、ってちゃんと挨拶するところがえらいやん!可愛らしい声が聞けて満足だよ。
・しかしまあ、忙しいスケジュールだし、2日目をキャンセルしても不思議ないのに、よくちゃんと出てくれたものだ。
・荒川さんの演技を見ながら、That's lifeと呟いていた。
・エンディング、ジェーニャの代わりはタケシが務め、トトマリの代役はグルゴンだった。帽子もトレンチコートもグルゴンの方が良く似合う(笑)。
・今回は日本なので、もちろん荒川さんが中心だが、COIの時はどうするんだろう。ベルアゴが中心?それともサーシャ?
・今日はプルの笑顔に癒された。『ファンとは愚かなもの』by速水真澄。
終了後はとっとと帰京するはずだったのだが、新幹線の自由席が満員で、途中で乗り換えなどしていたため遅くなった。帰ってきて、フジの放映をちらっと。予想では、半分はしーちゃんのトリノプレイバックで、残り半分が美姫ちゃんと大ちゃん、他の出演者は一瞬のみ、だったんだけど、まあ似たようなものか。産経新聞に言わせれば「荒川静香に金メダリストのプルも花を添えた」ショーらしいから、はなから期待してなかったけど。
3月6日(月)
風邪引いた。しかも、動悸息切れが。昨日じゃなくて良かった…。
S君が唐突に「知らなかったんだけど、口がでかい人3位だったんだね。よかったね、口がでかい人」と言っていた。
3月7日(火)
昨夜は全身痛くてどうなることかと思ったが、今日の日中は、昨日よりはややマシ。
プル、数年休んで英気を養うのは悪くない考えだとは思うが、今までのプルチームの行動からすると、間違えてアマ資格を失うプロ試合に出てしまう危険性が高そうなので、もし復帰する気なら1年程度で戻っていただきたい(切望)。
3月8日(水)
亜紀ちゃんの写真が京都新聞に載っていて癒された。さすが京都新聞(←真央の写真はない)。同僚の子が興味を示したので「亜紀ちゃんは一押しだよ。3ルッツが斜めで可愛いんだよー」と言ったら、マニアだと言われた…。
今夜も1979年のヒットスタジオを見た。先週も思ったのだが、歌で下手で目も当てられない人が多いのは、カラオケが普及していなかったからなのだろうか。しかも、今と流行が違うので、顔さえ可愛いとは思えないアイドルが多い気がする。郷ひろみは歌が上手いが、野口五郎は予想外に下手だった。それと、メジャーデビューしたての化粧の薄い小林幸子が出ていた。あと、ピンクレディーはケイの方が体の動きが良いのね。子供の頃は、そんなことには全く気がつかなかったよ。
3月9日(木)
テレビでユナ・キムの特集を見たが、15歳の子が1日7時間練習ってマジですか。韓国って、小学生を大学に入れてみたり、特殊教育が好きなのか。
ヴィンジ『雪の女王』を読み終わった。童話の雪の女王が嫌いなので敬遠していたのだが、意外と面白いサイエンスファンタジーだった。他惑星も色々支配しているのに、女性差別ばりばりの超身分社会なところが効いている。
3月10日(金)
風邪からやっと復活。やっぱり寝るに限る。
表彰台に上った瞬間に肩の荷が降りたのを感じた、というプルのインタビューを見て、そうだよな、当然だよな、大変だったよな、と思いつつも、がっくり。(プロに行ったら)かえって日本に来る機会が増えるのでは、とS君は言っていたが、そういう問題ではないんだよ…。まあ、闘う相手が常に自分ではしんどいわな…。