2月11日(土)

 開会式。入場行進、観客の顔を映している時が多かったのが不満。選手を映せ〜!ケビンの顔が旗に隠れてほとんど見えなかったのが不憫。でもバフタンは素敵だったし、カロリーナも可愛かった。あと、中国コーチの姿を見た。演し物は全体的にのんびりしていたが、ソルトレイクよりは良かった。バレエとか鳩とか。歴史絵巻はさすがアメリカと違って豪華さ著明だし、アメリカ的な寒い演出もなかったし。それにしてもNHK、パバロッティの歌の途中で中継ぶった切るとはいい度胸だ。普通歌の途中で切るか?しかも「誰も寝てはならぬ」だぞ。生で見ていたすべてのフィギュアファンを敵に廻したのは間違いなかろう。

 開会式見終わって、9時に病院行って、帰ってきたらあまりにも眠かったので、S君に寝かされた。

 2時過ぎに起こされてだらだら。NHK、再放送では歌の最後までやっていた。なんで生でこれができんかね。

 ということで、今から風呂入って寝ます。

2月12日(日)

 昨日は6時には布団に入ったのに結局眠れず、入眠したのは11時ぐらい。こんなことでは先が思いやられる…。

 ペアSP。初めは会場がスカスカで驚いたが、除々に客が埋まっていった。イタリア人、出足が遅いのだろうか。リンクの壁は赤一色という感じではなかったのが意外だった。

・いきなり驚いたのが、もちろんれなちゃんず。まさかショートでスロー3Aをやるとは。ボールドウィン偉いぞ。とても綺麗な3Aで感動。後で日本語でインタビューされていて、れなちゃんが何聞かれてるかわからないボールドウィンが、間を考えずにれなちゃんを抱き寄せているのが面白かった。

・パントンが調子を戻してきていて嬉しかった。パンちゃんのパンツルックもなかなか。
・雪ちゃん達は、宏博兄さんは3トウを綺麗に降りたが、雪ちゃんが痛恨のお手つき。デスドロップはレベル1だったし、かなり緊張気味だったし、やはり怪我の影響ありあり、という感じ。アキレス腱という、即引退してもおかしくないような怪我から短期間で復帰して五輪出場を果たしたのは嬉しいが、もし怪我がなくて事前に試合に出られて調整できていたら、と思うと、残念で残念で。点数もPCSが結局トトマリと1点差だっただけに…。

・ジャンジャンは予想通りの良い演技。でも2人揃って茶髪はちょっとどうかと。
・刈屋アナは予想通りうざかった。やたらサレペルの話をしたがるし、「たぶん雑」とか言うし、サフチェンコ達の出来を断定するし…。とにかく、出来るだけ静かにしていただきたい、喋るな。途中で放送事故みたいのが起こったときは、ちょっと期待したんだけどな。

・私はトトマリの演技が好きな時と好きじゃない時があるらしく、2年前のSPはもの凄く好きだったし、去年のフリーもわりと好きだったが、今年のプログラムは両方とも今いち。今回のSPも演技としては好きではなかったが、とにかく1つ1つのエレメンツが凄くて、1位独走なのはよーくわかりました、脱帽、という感じ。
・しかしトトマリが衝撃だったのは、演技ではなく、キスクラでマリニンが着てたベストだ!変過ぎです、あんなものを支給するな〜>露五輪チーム!

 それにしても、れなちゃん達以外は予想通りの展開で、見ているこちらは4年前と違って緊張感がまるでなかった。なんかGPを見てるみたい。雪ちゃん達は厳しいだろうな→やっぱりダメだった、ジャンジャンとペトティホはそこそこやるだろうな→やっぱりやった、トトマリは完璧ノーミスだろうな→やっぱりノーミスだった、サフチェンコはなんとなくジャンプでミスしそう→スローで躓いた、みたいな。いや、みんな頑張ってるんだから、そんなことどうでもいいんだけど。

 上村、事前の報道では、コークスクリューを決めたらメダルみたいな感じだったが、やっぱりそうでもないのね。いや、美姫ちゃんが4サル降りたらメダル決定、みたいな話だろうと思ってたんだけど。

 ありゃあ、クワン本当に辞退なのか。エミリー好きの私としては、エミリーが五輪で見られて嬉しいが、さすがにちょっと寂しい気もする。

 バレンタインデーが間近だが、14日はケーキ作ってる場合じゃないので、今日のうちに1年分の愛を込めたケーキを作成。本当は間に苺ムースを挟もうと思っていたのだが、一昨日S君がりんごジャムの瓶を落として割り、早く消費しなきゃいけなくなったので、間はりんごジャムにした。それにしても、去年のバレンタインデー後に買ったケーキカッターとケーキパレットの威力は凄かった。ケーキが真っ直ぐに切れるよ〜もっと早く買うべきであった。で、味の方は、上に載せた苺とチョコが合わない、と評判が悪かったのであった…。

2月13日(月)

 男子を前にして、既に激しく体調不良。と、とりあえず今週一杯持てば、あとは生じゃなくても…。

 さて、SPが近づいてきたが、やっぱり4年前よりは少し安心かな。あの時はとにかく怪我をしている、という話しか伝わって こなかったが、今回は練習動画まで見られるし。技術の進歩に感謝。あと、ダヴィッドさんが復帰したのも安心材料。ダヴィッドにはジェーニャもなついてるし、やっぱりキスクラはあのむさくるしい2人&ミーシン先生が一番安心する。
 それにしても…サーキュラーが凄いことになってる…あれ振付したのダビッドなんだろうな。音に合ってて、一時期どうなることかと思っていたトスカがちゃんと仕上がっているのは嬉しいが、あの物凄い足裁き、本番で転けたりしないだろうか…かなり心配。。

 夕ご飯の時にハーフパイプの予選を見た。…これは、転けまくるのがデフォルトな競技なのかな。今いち採点のポイントも 分からない。その後、ショートトラックのハイライトをちらっと見たが、こちらも勝負のポイントが今いちわからず。普段見慣れ ない人が見たら、フィギュアスケートもこんな感じか?ついでに、なんで今井メロ選手の表記はMeloなの?

2月14日(火)

 ペアフリーが始まる前にNHK総合をつけていたら、スピードスケートが押していて、NHKのアナが「フィギュアスケートは第 3 グループから放映します。レナは見られますので、フィギュアファンの皆さんもご安心下さい」とか言ってて唖然。「フィギュアフ ァ ンの皆さん」がそれでいいわけないだろ〜。言葉をつつしめ、NHK。

・ベラグロソワが泣きそうだった。身長も伸びてしまったし、この組の未来や如何に。。
・ヴォロソジャー、久しぶりに見られたけど、やっぱり上手いわ〜。もう19だって。そろそろ誰かもそっと良い男を。体型 がヴォロソジャーと合っていて、上手くて力のある歳が似合いの男を〜(個人的にベフ以外希望)。

・ポーランド組、ミスはあったけど、素敵だった!
・雪ちゃん達、頑張ったよー。今の状態では、かなり良い出来なのでは。SPの時は、以前の演技と比べるとやっぱりレベル が…とも 思ったが、今日は本当に頑張った!という感想しか出てこない。
・ボールドウィン…やっぱり3トウでも無理ですか、そうですか。

・ところで、雪ちゃんの時もれなちゃんの時も、刈屋アナがうるさくてうるさくて。今日はマジで殺意を覚えた。お前の喋りを聞 くた めに、夜中に起きてきてるわけじゃねえんだよっ。刈屋アナの喋りはすべて字幕にして、CNNみたいに下に流しとく、という のはどう だろう。音消すわけにはいかないんだから、刈屋アナの声を聞かずに済むなら、多少画面が小さくなるぐらい構わないが。

・ティホさん達、ソロジャンプの2ミスと、途中から目に見えてがくっとスピードが下がったのが痛かった…。
・パン&トン良かった!セカンドが1Tになったけど、復調おめでとう〜。でも、点数低いな…と思っていたら、ソロ3トウが2ト ウ評価されていた…。
・トトマリ、遅かった。トトマリといえども慎重になるのねえ、と妙に五輪の実感が。

・ジャン&ジャン、中断した時は「スロークワドやらないでも、ノーミスだったら銀だったのに」「というか中止しようよ。まだ若 いんだよ、あんたら。まだまだ先があるんだから」などと思っていたが、再開してもジャン♀はあの足で2A-3Tも2回目のスロ ー も決め、ちゃんと銀メダルを獲っておられました(凄)。中断時も、キスクラでも、その後バックステージに向かうところでも、終 始 ジャン♂がジャン♀を気遣っていたのも、男らしくていい感じ。

 2位以下の順番は、ジャンジャン、雪組、パントンということで、パン&トンの出来が良かっただけに、なんか今いち納得が いかな い採点だったが、よく考えると、この3組がどの並びでも、やっぱりちょっと納得がいかない気がするので、個人的には仕方な いという 気分。

 昨日のプルのジャンプ練習動画を見たが…うーん…クワドクリーンに降りられるかなあ…。あと数時間でSP開始かと思うと 、遅れば せながらドキドキしてきた。滑走順2番というのは、本人はいいかもしれないが、もし失敗したらファンはあとの数時間針の ムシロだよ なあ…と、4年前を思い出したりして。あの時は、転けた後、頭が真っ白になり、もう絶対優勝できないんだ、という実感が わいたの は、しばらく経ってからだった。直後から何も食べられなくなって、怒涛のように体重減らしながら、毎日暗い気分で動物実 験してたな あ。今回はどうなることやら…。

 病院で同僚やMRさん達が、どうして日本はメダル取れないんだ、みたいな話をしていてびっくり。そんな、本当に取れる と思って いたのか…。「あとは期待できるのはフィギュアスケートだけ」とか言っていて、やーめーろーという感じだった。

 ところで、TBSの取材クルーが何やら選手に失礼なことをして、取材禁止になっているそうで。やっぱりイケてなさ過ぎる ぞ>TB Sスタッフ陣。

2月15日(水)

 男子SP。第2滑走のプル、ウォームアップの時から緊張してるし、出て来た時には顔面蒼白で、これはやばい、と思うほど。落ち着け、落ち着け、いつも通りに。最初の4トウは突っかけてズルっといきかけ、転けはしなかったものの、一瞬セカンドが2トウになるかと思った。スピードがないのは、緊張するといつものことだから仕方ないとして、次の3Aがすっぽ抜けるんじゃないかと気が気じゃなかったが、綺麗に降りた。えらいっ。よくやった!ルッツはあっさり跳んだので、あまり心配する時間もなかった。最初にジャンプを3つ集める構成は、ファン的には実に心臓によろしいことが判明(笑)。

 転けるかんじゃないかと心配だったサーキュラーは、練習が凄すぎたのと、練習映像とアングルが違ったので、あれこうだったっけ?と一瞬思ったが、音に合っていて良い感じ。あとはいけいけ、思い切っていけ。ストレートラインは転ける気がしなくて安心だったが、最後のスピンはよろけるんじゃないかと心配で。終了直後のガッツポースがよろしゅうございました。本人ももの凄くほっとしていて、キスクラでは緊張が抜けて、やっと元通りの顔色に。で、点数を見たときの激しく嬉しそうな顔と言ったら(笑)。しかし良かったね、第2滑走で。氷荒れてなくて、ズルっ、だけで済んで。

 今回の演技は、特にジャンプは慎重に慎重に跳んでいたし、全体的に緊張しまくりで、ヤグのソルトレイクのウィンターを思い出した。あの時も、ヤグはとにかく慎重に慎重に滑っていて、「ノーミスなヤグ、あんたは偉いよ」と心から思ったものだった。今回は、プルとジョニーが偉い。凄い点数が出ていたが、これは予想通り。五輪はお祭りだし、点数ばんばん出すだろうから。

 イリヤは新衣装が衝撃的だった。前の方が曲に合ってたと思うんだけど…それに尻がでかく見えるよ。下手したらデブに見えてしまう。最初の3Aを綺麗に降りた時は、なんかびっくりしてしまったが(おい)、クワドの回転を途中で止めるとは…。
 あと、その旧採点のアタマをどうにか…今回はステップからの3トウにとってもらえたから、まだ良かったけど、そうじゃなかったらどうするよ?フリーでも変なことやるんじゃないかと激しく心配。ただでさえ、滑ってる最中の変更が多いんだから。って、それも含めて今回は準備不足ってか。もちろん出てくれただけでも嬉しいけど…3Aも4トウも戻ってきて嬉しいけど…でもねえ(ぶつぶつ)。

・あー、頑張ったよ!3A綺麗だった。
・ステファンは突然曲を変えていてびっくりした。スピンも流れていたし、怪我の影響があるのかな。曲はワンス・イン・メキ シコよりは、今までのステファン路線に似ていると思ったが、前のも悪くなかったのにな。
・ジョニー、赤い手袋が、こちらが眠いせいか、激しく嘴に見えて、とても素敵だった。しかし、森アナ「白鳥がしなやかに氷の上に舞い上がりました」って、どう見ても瀕死の白鳥なんですけど…舞い上がってどうする。

・その森アナ、だいぶポエムが入っていたが、新人なせいか、昨日の刈屋アナよりはかなりマシなせいか、あまり腹が立たなかった。大きなウソは「旧採点の時ではありますが、サンデューはプルを破ったことがあります」ぐらい(プルが負けたのは、新採点のルールをわかっていなかったため)。五十嵐さんも、あの時は解説の撮り直ししたりして大変だったんだから、訂正していただきたかった。それにしても、森アナが途中で読み上げていたポエムは、激しく刈屋節だった。ポエムの原稿は、刈屋アナが書いたに違いない(断定)。

・そういえば、森アナは誰かがジャンプを転倒する度に「−1の減点です」と言っていた。間違いではないが、誤解を招く表現だよな(本当は−1以上のダメージになる)。あと、妙にヴァンデルペレン、ヴァンデルペレンとケビンに期待していたのと(名前で強そうな人を選んでないか?)、「プルシェンコが今放送席の隣を…」と興奮していたのが笑えた。

・民君、なんか格好良くなってるよ。クワドは相変わらず綺麗で、アクセルはダブルにしたとは言え、珍しくノーミスの出来。
・出口の人、3A綺麗!と思ったらフリップが…(がっくり)。
・ジュベール、背番号で007と名乗る以前の衣装に戻していた。そんなに自分が誰かわかってもらえるかどうか不安なのか(謎)。
・バフタンのグループの時は、眠気がピークで、半分寝ていたが、それにしてもあの演技はちょっと…(泣)。
・コヴァレフスキー、あなたプルファンなのね。あらゆるところを真似してる気が。おまけに、顔も体型も小さい頃のプルに似ている。

・ライサチェクは衝撃だった。ライサはあまり崩れない印象だったが、あそこまで自爆してしまうとは。アメリカ人にはかなりのプレッシャーがかかっているのかな(哀)。
・チェンジャンと先生が危なかったので、SP後半は上位の順位より、ひたすら誰がSP落ちかを気にしていた。
・プル、観客席の上の方で最終グループまで、ダビッドと仲良く並んで観戦していて、普通の顔に戻っていた。ミーシン先生が斜め上で張っているのが面白かった。

 SPが終わると、慌てて仕事へ。しかし、SPトップというか、ノーミスがこれほど嬉しいものとは。寝不足で頭がぼーっとしていたが、世の中すべてが祝福するかのように明るく見えたよ。4年前の同時期の、暗黒の地底に突き落とされたような気分を思い出すと、あまりの差に唖然。そうか、これほど嬉しいものなのか。

 夕方読んだ記事によると、プル食中毒だったって…まだそれがあったか。食中毒で調子崩すスケーター多いもんなあ。あと、朝6時40分から練習に出て4-3降りた、というレポを読んで、えらいなあ、気合入ってるなー(間に合うようにプルを起こしたミーシン先生が)と思った。その後、ベッドに帰って寝てたんだろう、とか言われてるし。そりゃ寝るわな。

 イリヤは、物凄く綺麗な写真やインタビューが出ているのを見て、ああ、五輪に出られて良かったねえ、と心からしみじみ。イリヤの戦略(今回は順位ではなく、注目浴びるのが目的)は正しいとは思うが、フリーも頑張っておくれ。

 大学で「スピスケ1回目までは起きてられるけど、2回目は3時前なので起きてられないのよねー」と言ってる人がいた。こっちはその後から起きるんですけど(笑)。

2月16日(木)

 日本テレビ…またまたTBSと同じようなことを…S君が泥縄だと言っていた(笑)。

 大学で悪事が露見してしまった。五輪終わるまで放っておこうと思っていた論文を出してないのがバレて…しかも即座に教授にまで伝わってるし…仕方ないので、慌てて出してきた。

 予想通り、プルのサーキュラーステップは腕動かしてるだけだとか(足元見てないんじゃないか?)、トスカに合ってないとか各所で非難轟々だが、今さらそんなこと言われても。音楽がゆっくりだから、まったり滑ればいいってもんじゃないし、倍速で動いているように見えても、リズムや音には合っている。まあ、ジュベールも大口叩きだとか、ジョニーやバトル君もクワドがないことで散々非難されているし、大試合の後で各選手に文句がつけられるのはいつものことだが。それにしても、ミーシン先生の「哲学的」というのは、「後で非難される」という意味なんじゃないかと(笑)。
 あ、でもペルティエのレベル1発言にはかなり引いた。ペルティエが本当にプルのステップをレベル1だと思ってるなら激引きだし、そうじゃなくて貶めるためにレベル1だと言ってるなら、さらにどん引き。

 さすがに夕方ともなると心配になってきて、もしこれでジェーニャ負けたらどうしよう、いや4Tと3Aを1回ずつ決めれば勝てるとは思うんだけど、ステファンがクワド2回と3A2回決めて神演技だったら…などと諸々。なまじ完璧を期待されてるだけに、プレッシャーも大きいだろうし…とはいえ、私もノーミスの良い演技が見たいし…。

 夜BSを見ていたら、「ランビール」と言ってましたが「ランビエール」です、と言っていた。NHK、今夜からランビエールに統一することにしたのか。

 なんかだいぶ緊張していたのか、夜8時には寝たのだが、10時過ぎに電話がかかってきて、慌てて居間に飛び出して、電話を取らずに、まずテレビをつけてしまった。混乱しすぎ。

2月17日(金)

 3時から男子フリー。

・リンデマンのトリプルアクセルのトライ回数、数えたのか>森アナ。今日は転倒の場合は4点減点されます、と言っていた。ショートが終わった後に勉強したのだろうか。
・チェンジャン、ルッツ降りたよー。2回目の3Aも降りたし、頑張った。ストレートラインで叫んでたし。
・先生…失うものはないのに…4サル決めて欲しかった…。
・最初からあまりにも自爆者が多いので、このリンク、何らかの理由で疲れるリンクなんじゃないかという気が。

・ダヴィドフは、キスクラでコチンがベラルーシカラーのマフラーを巻いてあげていたのが面白かった。
・ケビンは、ジャンプは微妙な着氷が多かったが、実に格好良く、盛り上がっていた。
・コヴァレフスキー、ポーズとキャッチフットが激しく昔の誰かさん。
・イバン君、アクシデントが気の毒だったが、最後のポーズはちゃんと合わせて欲しかった…。

 イリヤ、衣装が素敵なマトリックスカラーになっていて、最初のペトルーシュカポーズも華麗に決め、4トウもあっさり降り、他のエレメンツも全く転けず(凄い!)、ダブルアクセルの後でガッツポーズまでして、おおおっと思っていたら、イーグルでいきなりずっこけた。
 いやあ、イリヤがイーグルで転けたところは、本当に初めて見たよ(びっくり)。本人も苦笑いしてるし、もの凄いオチにこっちも笑いそうだった。SPの順位が良かったら、この素晴らしい出来&素晴らしいオチをお茶の間の皆さんに届けられたのに残念。それでも演技終了後は喜んでいたし、この出来は立派だよ〜。詳細見たら、ステップもレベル2と3に認定されてるし。やっぱり、精神的なカウンセリングを始めたのが効いてるのかしら>以前から考えたら驚異的なこの安定感。

・激しくいつぞやの誰かさんを思い起こさせる曲と状況のライサチェクは頑張った!きっちり音楽に乗っているようには見えなかったところも、誰かさんとそっくり。
・サボイは思った以上に頑張っていた。演技がどうこうというより、ずっと低迷していたのに、ここまで戻して五輪に出てきて良い演技なところにプチ感動。
・エマ、フリーは大期待だったが、いつも通りというか、いつも以上のスーパー自爆エマだった。
・民君は相変わらず妙な衣装で、本日唯一の4サルを美しく降りていた。彼が引退したら、跳べるのはチェンジャンと先生だけか…。

 さて、最終グループ。プルのジャンプ予定表を見ると、4トウ3トウになっていた。安全運転予定なのね。ウォームアップで4トウと、3Aを実にあっさり、こともなげに跳んだプルを見て、調子良さそうと安心。顔色も落ち着いてるし。

 とはいえ、はじまってから最初の4-3-2と3Aを降りるまでは、プルは大丈夫そうだったが、こっちの心臓が止まりそうで。最初の4トウは今日もずるっといきかけたが、3Aは綺麗だった。手術以降、3Aが安定したのが、かなりの強みだよな。
 あとは順調にジャンプをこなし、ルッツコンボを降りて(点数稼ぎ上仕方ないんだけど、3-2のコンボはしょぼく見える…)、もう大丈夫かと安心しかけたら、キャメルスピンがとても遅くなり、なんか妙な感じに。サーキュラーも疲れてるし、これはやばい、やばいと思ったら、案の上フリップがダブルに…。その代わり、サルコウはトリプル跳べたが、ストレートラインではスピン入れるかどうか迷っているように見えたし、最後のポーズまで省略気味。体力が持たなかったのか、精神力が持たなかったのかはわからないが、平素から考えると後半ボロボロだった感は否めない。

 でも、今回ばかりはそれでもいいのだ。五輪金メダル。4年は長いよ、やっぱり。大舞台自爆持ちの選手のファンとしては、大崩しなかっただけでも、本当に良かった。どうしても欲しかったものなんだから(甘)。

 で、動揺しながら、次のステファン。アクセルはダブったが、4-3-2はとても綺麗だった。とはいえ、ルッツ転けたし、微妙な出来と言えば出来。しかし、その次のジョニーが凄かった。出てきた時から非常に顔色が悪く、結局3Aコンボ1回で2回目の3Aはダブル判定、他のジャンプもクリーンではないのボロボロの出来…。かなり哀しい。

 そこで、バトルに期待。私的にはジョニーもバトル君も好きなので、どちらが勝っていただいても良いのだ。バトル君も途中から疲れ気味だったが、美しく回転しきって転倒するクワドの職人技を見せてくれ、アクセルのコンボとルッツも決めてなかなかの出来。プレッシャーと迷いでガチガチだったジョニーより、自分ができることをきっちり決めたバトルが強いのね…。

 次のスイカ衣装ジュベは、最初のクワドから躓き、ボロボロになっていた。予想はしていたが、それにしてもボロボロ過ぎ…。2回目のクワドも、転けた3Aもダウングレードされてるし…。最後の大輔君は、転けたクワドの後も、この超自爆最終グループの中で大崩れせず、無難にまとめたのは、良かったと思う。本人のコメントが悄然としていたのと、8位に終わったとか報道されていて、まるで悪かったかのようだが、総合6位に落ちたジュベールを考えると…。
 ただ、最初のクワドがダウングレードされてしまったのと、全日本の織田君と同じミスで、3Aと3Lz-3Tと3A-3Tと3Lzの実施とみなされて最後の3ルッツをノーカウントにされたあげく、3A-2Tにダウングレードというのはいただけなかった(暗号文のようだ…)。

 最後まで見終わって、プルは偉いと思った。ええ、この中で必要なことはきっちりこなして、ちゃんと欲しいものを獲ったんだから。あと、セカンドをダブルにしておいたプル陣営は賢いとも思った。以前のGPF跳びすぎ2位の教訓が生きてそうだ。3Tじゃなくて3Lzを2回入れるためにそうしているんだろうが(コンボの評価点の設定の仕方が悪いと思う…)、やっぱり3-3も見たいので、コンボのセカンドジャンプはザヤックルールの適応からはずす、というのはどうだ。

 さて表彰式。面子が非常によろしかった。笑顔満開のバトル、ロシア国歌に合わせて啜り泣くステファン、そして静かに嬉しそうに笑みを浮かべるプル。良い表彰式を見させていただきました。ロシア国歌も歌えたし。
 あとで写真みたら、ウィニングランでロシア応援団から国旗を渡された模様。表彰台とうって変わって、国旗を持って滑る様子は実に可愛らしかった。アベルブフとかアントンとかも来てたらしいし、良かったね。

 結局、試合ゴッドファーザーは偶然見に行けた北京GPFの演技が一番良かったような。今回、ジャンプの難易度が低かったのは仕方ない。4トウ2回だって必要ならやっただろうが、対抗相手がいないんだから無理することもないし。しかし、途中から突然おかしくなったのは、やはり緊張からなのだろうか(謎)。体さえ大丈夫ならワールドに出て、今度は良い演技を見せて欲しいところだが。

 朝、仕事先に行ったら、高橋どうですか?と聞かれたので、「良かったと思いますよ。でも、4トウがダウングレードされたし、3Aと3Lz-3Tが…」てな話をしかけたら、引かれた。そもそも「さんえー」って何ですか、と言われたし(当たり前)。

 夕方、夜診先に行ったら、待合室で大音量で男子フリーを放映していて、じいちゃんばあちゃんが見入っていた。ちょうどバトルが終わって、ジュベのロードオブザダンスが流れはじめたところで、何だかいたたまれなかった。おまけに、夜診終わりかけの時には、遠くからゴッドファーザーが響いてきたし。うー、見てる人々の感想が知りたい(笑)。

 たあは昨日の夜から、突然うめき声を上げるようになったそうで、今日親が病院に連れて行ったら、ボケの一症状と言われて、鎮静剤を出されたらしい。ついにセデーションかけられるようになってしまったか。たあカメラで見たら、頻繁に顔を上にのけぞらせて叫んでいるのがよくわかった。苦しいわけじゃないらしいのが救い。

 プル、エキシビ作りにロシアに帰る途中で、濃霧による玉突き事故に巻き込まれたらしい…。ありとあらゆることをやってくれるな…。でも、エキシビを作りに帰るのは大期待(ちょっと不安だけど)。自分に何が期待されているのかはわかっているらしい。そう、あなたはオリンピックチャンピオンである前に、希代のエキシビ芸人なのです。

2月18日(土)

 ダンスはイギリス応援団になる予定。生CDはパスして寝たが、朝のNHKニュースでフーマル1位を知ってびっくり。はあ?何が起こってるんだ…で、朝から録画でCDを見た。

・女王様のワルツは素敵でしたわ。
・ベルビンのCDは、腕の動きが相変わらず素敵(まだ言ってるし)。
・森アナ、1、2、3と言い過ぎ。あと「イギリスのカー姉妹」に笑った。いや、そう言ってしまう気持ちはよくわかる>姉が先だもんね。
・そのカー姉弟、11位でびっくり。復帰組も2組いるのに、いつの間にそんなにCDが上手くなったんだ。と思ったらチャイト転倒があったのね(哀れ)。映像見たら、本当に上手くなってるよー(驚)あんなにお上手じゃなかったのに。
・デンスタは伸びがあって、まったり素敵な滑り。
・フーマル、マルが固そうだった。それにしても、マルの額が。。

 しかし、フーマルが1位って一体なぜ?このまま進んだら揉めそうだ、ダンス。接戦だけに。

 ジェーニャは1週間ロシアに帰っている間に、ワールドに出るかどうかを決めるとのこと。やっぱり。

 カーリング大好きS君。今日の中継アナは刈屋だそうで、「この人ダメだわ、前のアナより明らかにウルサイし、知識もダメだし」。…そんなアナに半分当たってしまったフィギュアが不幸ということか…。

 たあは鳴き続けるので、ずっと親が抱いているらしい。

 午後から昼寝したので、やや復活。

2月19日(日)

 朝9時前にたあが死んだと親から電話が。享年16歳。ずっと鳴いてるというので、そろそろだろうと思っていたが、犬が死ぬ前に鳴き続けるというのは本当だったのね。あと1ヶ月で17歳だったし、この頃の小型犬の寿命からすればあと2、3年、と思わないこともないが、あんな心臓ではよく持ったほうなのかも。少なくとも、悲惨な死に方をした前の犬と比べると、十分な介護の上で幸せに死んでもらえたと思う。しかし犬を飼うなら、老後の世話を考えて小型犬だな、とつくづく思ってしまった。
 それにしても、あんなに顔が整った美形の犬は、そうそう現れないだろうなあ(かなり本気)。シーズーの写真を色々見ても、可愛いくはあるにせよ、たあと同じぐらい顔の整ったシーズーはほとんどいないもの。今日はお通夜をして、明日庭に埋めるらしい。

 諸々の記事を読むと、よくプルを把握した上でのミーシン先生の作戦勝ちな気がしてきた。本人もSPよりフリーの方が緊張してたと言ってるし。さすがだ。ここで金を獲らないわけにはいかないんだから、崖っぷちでもあるしな。ある意味、前回は楽だったのかも。自分が獲れなくても、ロシアが金なのは間違いないんだし(笑)。でも先生、プーチンは泣かせなくてもいいんですけど。エキシビに感動や愛国なんて、期待してないんですが(不安)。

 予想通りのメールが届き始めた。私ははてなでも教えてgooでもない。

 数ヶ月ぶりに髪を切った。某査察のせいで、髪を肩につかないように上げろ令が出ていたため、無理矢理伸ばしていたのだが、枝毛切れ毛ばかりになってしまい、もう切りたくて切りたくて。ついでに、評判が悪かったので、再び前髪を作ることにしたが…一層丸くなった気がする…まあ今さら少々丸さが強調されたところで、どうということもないがな(ふん)。

2月20日(月)

 ODは恐ろしかった。4時半から観戦したが、この時点で既に一組転けていたらしい。

・ケアーズは姉ちゃん痩せすぎな気がするが、ODも素晴らしいプログラム。出来もよし。
・チャイサフも良かった。チャイトのスカートの羽が舞い散っていて派手だった(おい)。
・ドロバナ、特にスローパートが素敵だったのに、最後であんなに派手に転けるとは。何のために出てきたのか…(この台詞を繰り返すことになろうとは;)。
・グルと鉢巻きはいつも通り。
・デンスタはスピンミスがあって今いち(しかし後になって考えると、転けないだけ偉かったのだ、この組は)。

・うわー、デュブレイユ達、リフトの最中に手がはずれるなんて。痛そう。しかも、そこはかとなく仲悪そう。痛そうにしてるんだから、すぐにお姫様抱っこしてやれよ>ローゾン。
・と思ったら、ファイスカも転けるし(最早何が何だか)。これだけみんな転けてるのに、よく鉢巻きが転けなかったな。
・なぜ、ナフカの衣装は青い豹なんだ…。とても慎重で今いちだったが、転けなくてよかった。ドキドキしてコスの足元ばかり見ていたよ。

・そしてフーマル。マルガリオがミッドラインで追いついてないけど、なかなか良いプログラムなのでわーと思っていたら、最後でマルガリオがリフトを失敗して転倒。終わった後、挨拶もせずにじっと見つめあう2人(というか、マウリを睨みつけるバーバラ)が恐かったよ〜。こわいこわい、マジで氷上で衆人環視の中、マウリをビンタするんじゃないかと思った。もし目つきで人が殺せるなら、マウリは何回も死んでいたであろう、と語ったジマーマンレポによると、FDのリフトを直前に変更し、それを夜遅くまで練習していたために疲れてたらしいが…あれほど恐ろしいシーンがあるだろうか。今回の試合のハイライトと言ってもいいであろう…。

 さらに、キスクラも恐かった。愛想を振りまくマウリ、顔を手で押さえるバーバラ。ああ、こんな男とまた組んでしまったなんて…へらへらしてんじゃねえよ、みたいな。4年前は一応慰めていたというのに。あのシーンを見ていたコスやゴンは、恐怖に打ち震えただろうなあ…まさに明日は我が身。。

・ベルアゴ、プログラムは年寄りチームに比べるとあっさり風味で今いちな気がしたが、やっぱり若者はリフトで失敗する気がしなかった。アゴスト、丈夫そうだし。

 産科医逮捕。経験なしって、症例数が少ないものをどうやって経験しろと?つまり、経験がなければ、あるいは2人以上産科医がいなければ、そして麻酔科医がいないところでは(いなければ、出血しても全身管理ができないから)、輸血が十分に用意されていないところでは(輸血ったってすぐに血が来るわけじゃない。オーダーしてから来るまでには普通は数時間以上かかるし、前もって用意していたら不経済なので文句が出る)、たとえ予定帝切でもしたらダメってことだな。

 こんなリスキーな科に進む人は、当然いなくなるだろうな。なんかなあ、医療史で習ったことを思い出すよ。昔の医者は常に死の危険と隣り合わせ(患者が死んだら医者のせいにされて罪に問われるから)。そのうち、そんなことをしても駄目だという風潮になって、予測不可能、あるいはどうしようもない死だったら免責される、ということになった。らしいが、今の日本は逆戻り。。

 たあは今日、無事に埋葬されたらしい。午後、親からメールが入っていて「腫瘍マーカーいくらだった?」。…たあの介護に必死で、忘れてくれたかと期待していたのだが、すぐに思い出したらしい。。


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