10月1日(日)

 最近のいかなご。
・細い物ならしっかり掴めるようになり、プレイマットが役に立ちはじめた。マットについている、ひも付きボールや花を引っ張って遊んでいる。そのまま寝てしまうことも多いので、実質ベビーベッド状態。
・立て抱きしても親を登らなくなった代わりに(納まりのよい大きさになってきた)、膝の上に載せると、必死に前かがみになろうとする。
・私に対して、視線ストーカー状態。
・椅子大好き。座らせるとニコニコ。
・湯船であひるさんを近づけたら、恐かったらしく激泣きされた。

 出産前に親からもらったセレモニードレス、今着せてみるとサイズがぴったり。ということは、実質サイズ70ってことね。退院の時とかに着せていたが、そりゃ、でかかったはずだわ。なぜか3着もあるし、長袖で季節的にも合っているので、普段着として流用中。てことで、夜だというのに、フリルとかついてて、無駄にお嬢様ないかなごであった。

 いかなご、相手をされながら本を読まれるのが嫌いなので(ネット見るのはいいらしい)、じゃみが全然進まず。

10月2日(月)

 未明までソファで寝て、ちょっと起きて、ディープインパクトだけ見て、また寝た。先導のしっぽにリボンつけた薄茶色のお馬さんが素敵だった。

 いかなごをお迎えに行ったら、保育園を出たところで、解剖実習が同じ斑だった同級生にばったり出会った。向こうも2歳ぐらいの男の子を抱いている。私と席が隣で仲が良かった彼は、毎日実習開始時間の10分後ぐらいに姿を現し、出欠を取ると姿を消して、夕方4時ぐらいに再びふらっと現れ、「なぁ、怒ってる?」と言いながら、ほそぼそと手伝いをする振りをする、という人間であった。その彼、私の姿を見てあっけに取られながら、ベビーカーの中のいかなごを覗き、「年月は経つもんやなあ」としみじみ言うと、「あ、そのベビーカー、うちとおんなじや」と呟いて、子供とともに去っていった(笑)。
 確かに解剖実習から、もう10年以上経ってるもんなあ。同じ斑に「俺の人生の目的は、いい女と結婚することや」と公言していた変な子がいたが、彼は結婚したのだろうか。

 いきなり言うな〜!

 夜は仕事仲間で食事会。美味しい牛肉を食べた。帰宅後、乳が出て、乳が出て。いかなごも、いつもより飲みが良い。おいしい?

10月3日(火)

 いかなご、ベビーカーの手すりに両足を載せることを覚えた。足を開いて載せているので、行き交う人々に笑われまくり。

 ナルミの子供用食器が届いた。小さくて可愛い!ブレーメンの音楽隊の絵柄も可愛い!

 夜、いかなごに「いかなごとお母さんは足がつるつるだけど、パパは毛が生えてるよー。パパだけ別の生物だね」と言っていたら、S君「パパは毛ガニです。いかなごも泡を吹くからカニです」。がーん、仲間はずれは私だったのか。

10月4日(水)

 バイト。幸い空いていて昼前に終わったので、出先の駅前のケンチキに移動して、12時から携帯で必死にチケ取り電話。全然繋がる気配がないし、帰らないわけにもいかないので、1時過ぎには電話しながら移動を開始。しかし、地下に潜る京阪には乗れないので、プラットホームで電話し続けていたら、友達から取れたとのメールが。有難や〜。

 1時半前から繋がりやすくなってきていたので、そろそろ売り切れかと思ってドキドキしていたが、動員されていたS君曰く、チケ取り屋か何かが1時ぐらいに諦めたのではないか、と。確かにヤフオクに、今日のチケットが出てたしな。

 いかなごが体全体で横を向いているところを目撃。寝返りする気はさらさらなさそう、と思っていたのだが、もしかしたら早晩寝返るかも(わくわく)。

 そういえば、最近のいかなごは、乳を飲む時に乳房に手を添えるようになった。

 ラシェーズロングのプレートも届いた。色鮮やかだし、子供はこっちの方が好きかも。

10月5日(木)

 最近眠くて仕方がない。10時にはいかなごと一緒に寝て、7時前に起床という、贅沢な暮らしをしているのに、なぜに昼間も眠いのか。そして、お腹が空いて仕方がない。昨日は、プリンを2つ食べてしまった、また体重が増えるー、という悪夢を見てしまった。体重は妊娠前−2.5kgで下げ止まり、最近増えそうな感じがひしひしと(怖)。

 いかなごをお迎えに行ったら、今度は研修医の時に同じ病院で働いていた先輩とばったり。同じクラスにその先輩と同じ名前の子がいたから(←珍しい苗字)、たぶんそうだろうとは思っていたが、なんと大学に帰った後、3人子供を産み、一番下の子がいかなごと同じクラスらしい。しかも、精神科に転科していた。そうだよなあ、メジャーじゃ育てていけないよな。同級生でも先輩でも、子供が2人以上いる人は、みんなマイナーに転科したり、健診だけの生活だったりするもんなあ。

 いかなご「うぁぁぁぁぁ」「うぁぁぁぁぁ」と小鼻ふくらませながら、超マジな顔で叫ぶようになった。何なんだ、一体。あと、両手で物を持てるようになった。

10月6日(金)

 「甘い汁が吸いたかった」って、久永…。かぶとむしかよ。

 一時期、夜は1回しか起きなかったいかなごだが、最近は2回起きがほとんど。2回の時は、3時と6時。1回しか起 きない時は5時。相変わらず時計のようないかなご。起きると添え乳するのだが、数回でぱくっと咥えられないと、あう〜 〜とお怒りになる。起こされていても特にしんどいとは感じないが、昼間眠いのはやっぱりこれが原因なのかも。

10月7日(土)

 庭の金木犀が蕾つけてた!こないだからちょくちょく見ていたが、全然蕾がつかないので、もしかしたらこの木、金木犀じゃないのかも、と落ち込んでいたのだが、季節が早かっただけなのね。小さい頃から、金木犀が庭にある家に住むのが夢だったのよね(嬉)。

 朝から新幹線に乗って学会へ。色々知らなかったことを聞いて勉強になった。同種の学会を来年主催するため、下っ端にはそれぞれ企画が割り振られ、担当企画ではスパイ行為を働くことになっていたのだが、それも無事に終了。人数数えるのが、思ったより大変だった。野鳥の会は偉い。ちなみに、学会内容とは何の関係もない某作家の招待公演もあり、写真と同じ顔の人が、作品通りのことを朗々と語っていて、なかなか面白かった。

 帰りはぷらっとこだまで帰宅。安いけど、1時間に1本しかないのは結構不便。

10月8日(日)

 10時からNHK杯チケットのリベンジ。ぴあ店頭販売に並んだが、全く取れなかった。友人がネットで取るのに成功してくれたから良かったようなものの…。

 11時過ぎに家を出て、プリンス浜松公演。最寄り駅で友人達と待ち合わせたら、地元のお祭りだったらしく、爆竹ががんがん鳴っていた。

・席は追加発売分だっただけあって、超端っこ。プリンスチームを裏から見る機会なんてそうそうないだろうから、それはそ れで面白かった。
・オープニングで、プリンスの金色ジャケットを着たタケシを見て、何だか感動。日本にプリンスがあってよかった。
・でも、今年のプリンスを見るのは初めてだったこともあり、久しぶりのプリンスチームの毒気に当てられて頭痛が。

・大島さんと誠一君がいないのは、かなり大きいと思った。
・ダイヤモンドの曲のところで、目の前をすーっと荒川さんが通って行った。群舞に入っていたのね。私の周りでは結構気付かれていた。
・「三国志」、同行の友人が「『三国志』ってこういう話だったっけ?」。違います。カケラも関係ありません。なぜ最後はドラ鳴らしてポーズ?
・『母』って何ですか。むしろ『苺』の方がマシ。

・スピスケ陣が増員されていたのは、良かったと思う。
・「おもちゃ売り場」、スピスケ用のブレードでステップを踏む新幹線が素敵だった。
・苺頭のショートケーキには感心。

・大ちゃんの「オペラ座の怪人」はフリーの一部らしい。例によってプログラムにはあまり感銘を受けなかった。最後のストレートラインがあれで、体力持つのだろうか。
・タケシの「1492」は良かった。タケシにはああいう曲がよく似合う。バレエジャンプがえらく高くなっていた。

・クーリック、ほっぺた赤いよ、クーリック。アメリカンな(?)選曲は、きっと本人が好きなんだろうな。プロ1年目の時のプログラムも、あんな感じでカクカクしていたような。個人的にはあまり好きな系統のプログラムではないが、端々にペト様入っていたのが気になった(笑)。
・エレナさん、ふくよかになっておられた。
・じゅんじゅん、あの体型と美しさを維持しているのは素晴らしいが、毎回似たようなプログラムなのよね。TV解説さえしていなければ、もっと好感を持てただろうにと思うと、それも残念。

・アプトさんへの前振り「女性ファンお待たせ」で、同行のお2人は「あ、忘れてた」。ひどい。
・アプトさんのプログラムは、巷の評判はあまり芳しくなかったようだが、非常に良いと思った。顔も相変わらず可愛いし(所詮、面食い)。アプトさんが頑張って煽っているのに、黄色い歓声がほとんどなくて、やや寂しかった。

・プルは非常に面白かった。何が面白いって、3T-3Tの後、3A跳ぼうとして2Aになったので、次に3Aをびしっと降りたにも関わらず、ラスト前にもう1回3A跳ぶあたりとか。途中で止まって3方に挨拶する仕草とか。でも、ちゃんとステップは踏むあたりとか。
・フィナーレの跳び跳ね1周は面白かったが、その後すぐに引っ込んでしまったのが残念。

・日本にプリンスがあるからこそ、プルもプロの元一流選手も、割と頻繁に日本で見ることができる。しかし、その日本唯一のアイスショーのやってることが、あのプリンスの群舞である、というところに、毎度のことながら激しい頭痛が…(あの振付・構成・発想は改善される気配なし)。

 ご同行の方々と夕ご飯を食べて帰宅。子守りをしていたS君曰く「泣いてる時に、膝の上に載せてあやしても30分は泣き止まない。でも、放置しておけば10分で泣き止む」。…いや…まあ、そうでしょうがね…。

10月9日(月)

 昼過ぎにうちの母親と父親が家に来て、いかなごはうきゃうきゃきゃと大サービス。例によって、ばばは「額が広いのは聡明なしるし」だの「表情が豊か」だの、勝手なことを言っていた。

 子守りをばばに任せて、近畿ブロックへ。シニア女子から観戦。

・女子はとにかく由希奈ちゃん!スパイラルがコーエンばりになっていて驚いた。そして、なんと言っても最後のストレートライン!手と足の動きが協調していて、踊りながらちゃんとステップを踏んでいる。これが本物のステップよね…。ちゃんと入ったジャンプは3T-2Tぐらいだったが、プログラムはちゃんとフル装備だったのが嬉しかった。日本女子として世界に出るのは大変だが、ゆかりんだってずっと苦闘していたんだし、由希奈ちゃんいも是非頑張って欲しい。

・亜紀ちゃんはぐっと痩せて、相変わらず可愛く、どことなくスルっちに似てきた気が。しかし、新フリー『黒く塗れ』はちょっと…音が寂しくて、エッジの音の方が響く時もあるぐらい。亜紀ちゃんにはあまり似合わないような…。

・ジュニア男子で良かったのは『古畑任三郎』。白シャツに蛍光赤ハンカチの衣装は今いちだったが、曲のつなぎも良いし、プログラムも素敵で、盛り上がる、盛り上がる。是非全日本に、というか、国際大会に出ていただきたい。ちなみに、このプロはきっと岳斗セレクトに違いない、と言われていた(笑)。

・シニア男子はとにかく神様!『オペラ座の怪人』といえば、私的にはウル様巨大赤マントなのだが、そのウル様ばりに神崎君は優雅に滑り、3A-2T-2Tと2A-3Tを降り、失敗しがちな2回目の3Aも綺麗に決め、美しい手つきでスローパートをこなし、イナや変形スピンをいれ、ミスはルッツだぶったのと最後にステップアウトしただけの、スタオベものの演技を見せてくれた。全日本でも、是非この出来で、大輔君とオペラ座対決をして欲しい。そして、是非四大陸出場を!

・お目当ての織田君は最終滑走。プログラムに、フリーはモーツアルトの4番と書いてあって、モーツアルト?いつの間にモーツアルトに変わったの?と大ショックを受けたが、滑り出してみたら、思い切りチャイコフスキーの4番だった。間違えてるやん!

・で、予想通り、出だしのホルンのファンファーレから始まり、打楽器打ち鳴らしながらストレートラインを踏んでいて、なかなかよろしゅうございました。つなぎも、無理矢理な割には、あまり目立たないし。曲が曲だけに、座頭市に比べたら盛り上がりにくいかもしれないが、いずれは違う路線も必要なんだし、これはこれで良いのでは。

・最後のルッツは転けていたが、3A-3T-2Rはしっかり決めて、単独3Aも綺麗だし、ステップもエッジが深くなった気がする。バトル君そっくりにいなばうっていて、他の点でもますます似てきたような。

10月10日(火)

 ド、ド、ドブリン、4Sトライしたの?!激しく3Sにダウングレードされてるけど、3Aも3-3のコンボも入れてノーミスで、 フリー1位って!ショートだって、フリップ転けてるけど、3Aちゃんと降りてるじゃないの!相変わらず加点はつかないが、 コンスタントに3A降りられるようになっただなんて…いつから、そんな頼もしい奴に(涙)。ああ、エリックとロシア、俄然楽し みになってきた。頑張れえ!

 夜帰宅したら、ちょうどS君が冷凍母乳を解凍して、いかなごに飲ませようとしているところだった。しかし、いかなご、 私が帰って来たのを知ってか知らずしてか、哺乳瓶を拒否。じゃあ、ってことで私が乳をやると、あっさり飲み始めた。「解凍母乳がもったいない」と言うS君の指示で、途中で乳から引き離して、代わりに再び哺乳瓶を口に入れたが、いかなご、口蓋で突きのけて拒否。知恵がついてきたな(笑)。



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