12月21日(水)

 S君が加湿器買ってきてくれた。そういや子供の頃は、私が風邪をひくと、親が古い炊飯器に水入れて、蓋開けて炊いてたな。

 明日引越しする予定だが、今回引越しの荷造りは完全にS君のみがやっている。ありがたや、ありがたや。2人で引越し5回目にしてわかったこと→S君の方が私よりダンボール詰めが3倍は速い。いやいつもギリギリになって荷造りをはじめて、引越しの前日は徹夜してるから、遅いのかと思っていたよ。

12月22日(木)

 いやあ、雪が降るとは聞いていたが、まさかこんな暴吹雪になるとは。朝起きて、原付は無理なのでタクシーで行こうと電話をかけたが、アイクリ状態で全くつながらない。諦めてバスで行こうとして外に出て、つながらない理由がわかった。どの車もチェーンつけて超徐行してる…。

 で、10cmはありそうな雪を踏みしめながらバス停に辿り着き、阪急の駅まではわりとスムーズに出られた。が、阪急は延着し、バイト先最寄り駅は猛吹雪で傘をさしていられないほど。吹雪の中、バスを待ち(もちろんタクシーは長蛇の列)、何とかバイト先に20分遅れぐらいで到着したが、私が乗ったバスが最後で、後は運休なそうな。

 こんな天気に関わらず、なぜか仕事はいつもより忙しかった。どうも台風とか大雪とか、なんでこんな日に、というような日に限って、病院というところは混むような気がする。で、バイトを終えて帰ろうとしたが、バスは運休、タクシー電話は繋がらない、決死の覚悟で雪道を歩こうとしたら、偶然病院にタクシーでやってきた人がいて、なんとかそのタクシーを捕まえられて助かった。しかし京都市内に帰ってきてからも、雪道が滑りそうで恐い恐い。

 ところで、今日は引越しだったのだが、なにせこの天候。2件目で午後からの予定だったが、1件目が全然終わらず、結局5時過ぎから始まって、生活必需品だけを運び、残りは月曜日に延期されることに(哀)。

 子パンダ、木に登ってた。その後、伏せたママの背中によじ登ったが、ママが立ち上がってあっさり振り落とされていた。

12月23日(金)

 朝、凍った道を歩いて大学へ。往復40分かかるので、健康になるかも。

 午後からはニックに買い物行ったり、近所に挨拶廻りに行ったり、シチュー作ったり。この挨拶廻りが結構大変で、新居は3方を色々な人の家に囲まれている上、なにせ京都、うなぎな家が多くて、どこがお隣さんなのかもよくわからないのだ(うちの家とは、家の裏側ばかりが接触しているところがほとんどで、玄関がどこかわからない)。

 タケシはクワドに挑戦したそうで。明日が楽しみ。

12月24日(土)

 朝起きたら、新幹線が遅れてて、慌てて家を出て京都駅へ。米原付近の雪は凄かったが、何とか40分遅れぐらいで名古屋に着き、無事男子第3グループの練習中に代々木に到着。

・男子練習は何と言っても、中庭君。曲かけでは、ジャンプを省略しつつ、最初の指輪拾い(目の前だった)、腰振りサーキュラーに、最後の振りが素敵なストレートラインをやっていて感動。

・女子のコーラーが岡崎君だった。
・第一滑走の舞ちゃんは良い出来。演技が終わった後、採点システムがおかしくなり、審判団がパソコンを再起動しているのが見えた。結局10分以上遅延したとのことで、練習滑走をやり直し。最初の練習から3-3を跳びまくっていた真央ちゃんは、やり直し練習でも跳びまくっていた。若い。
・しかし本番で魔物はダブルアクセルをシングルにしてしまい、会場からおおおっという低いどよめきが。
・貴賓席には、毎年おなじみヤグに加え、眞子さま佳子さまの姿が。

・あんみきは良くもなく悪くもなく。貴賓席のヤグがスタオベしていた。
・しーちゃんはノーミスで、会場からの声援がもの凄かった。ヤグはもちろん立っていた。
・友加里ちゃんが美姫ちゃんの点数を上回った瞬間、会場からどよめきが。

・恩ちゃんのお化けルッツが復活していた。
・章枝ちゃん、練習滑走の時は特に良くもなく心配だったが、本番ではジャンプも演技も実に安定していて、これは明日も大丈夫かも、とちょっと安心。
・しーちゃん同様、章枝ちゃんも会場からの声援がもの凄くて、スケートファンの「3人目はともかく、この2人は一緒にトリノ行ってもらいますから!」という気合が目に見えるようだった。
・奈也ちゃんのアレンジ白鳥が素敵だった。

・女子SPは、しーちゃん、章枝ちゃん、真央ちゃんが2.4点差にひしめき、4点置いて恩ちゃん、友加里ちゃん、美姫ちゃんが2点差にひしめくという凄い展開。

・男子フリーの第2グループまでは、寒いし疲れたしで半分寝そうだった。しかも第2グループでまた採点システムがおかしくなり、またしても6分間滑走のやり直し。選手も気の毒だが、我々もたるくてたるくて。しかしこの時は、この後もっと怖ろしいことが起こるとは知るよしもなかった。

・タケシはクワドがお手つきでもったいなかったし、他にもミスはあったが、気合の入った演技で最後にふさわしかったと思う。ヤグはもちろんスタオベしていて、その後姿を消してリンク傍に現れたので、声をかけに行っていたのだろう。
・タケシの後の投げ込まれた花束、プレゼントの数といったら、本当にもの凄かった。
・小塚君は素晴らしい出来。これでショートとフリー両方揃えられるようになったらね。
・かん様が今いちで悲しかった。

・織田君の3コンボは、私の席からは3A-3T-何か転倒、にしか見えなかったが、これが後々あそこまで問題になるとは。終わった後、織田君はしょぼしょぼモードで、後の大輔君のように、ミスがあってもアピールしとけばいいのに、と思った。
・大輔君はクワドとアクセルにミスがあったが、後はそこそこ。しかし、演技後の会場はノーミスで文句なく優勝の出来のような盛り上がりぶりで、少々解せないものがあった。大輔ファンって多いのね、と妙に感心した。出た点数は、フリーが織田君の2点上で、総合で織田君の優勝。

・しかし私と友人的には、優勝の行方よりも、次の中庭君の演技の方が大事。そして健ちゃんは見事に全日本ただ一人のクワドを決めてくれたのだった。しかし、その後はミスがあり、お疲れモード。でも、去年に比べてもずっとうまくなってるよ〜。まだまだ続けていただきたい。
・表彰式は和気藹々。最後に大輔君と中庭君が観客に挨拶していたのを見て、引っ込んでいた織田君が出てきて割り込んで挨拶していたのが面白かった。

・試合が終わり、係員に追い出されるようにみんなで会場の外に出て、地下鉄に乗ろうと地下に降りたところで、友人の携帯に、採点ミスで大輔君1位の第一報が入り、「は?連盟何やってるの?というか何がどうなったの?」の嵐でその場を動けず。
・しばらく経っても状況がよくわからないので、友人とひとまず宿に帰ったが、地下鉄移動の途中で内容のメモを見直しながら、織田君3A-3T-3Rと3Lz-2Tと、2A-3Tと3Rと3Lz跳んでるので、最後の3Lzノーカウントで、それを減点し忘れていたのでは?という結論に至る(そしてそれは正しかった)。さらに、誰がそれに気づかなければいけないかと言えば、それはテクニカルコントローラー(即ちのりぴー)なのでは、という結論に。

・宿に帰ったら、既にNHKでもミスが報道されていた。表彰式をやり直そうとしたが、織田君ショックで泣いてるし、観客もほとんどいないし(そりゃ既に追い出しかけてたからな)大変だったらしい。あんまりだ。

12月25日(日)

・女子最終グループの練習前に会場に到着。真央が出だしを3Aと3A-2Tを跳ぶ構成に変えていた。やる気ですか。

女子フリー
・第3グループの舞ちゃん。ジャンプの調子も良く、何より滑りが綺麗で、こんなに良いスケーターだったのかと見直した。
・奈也ちゃんはスピンが凄かった。トウジャンプは苦手なのかな?
・亜紀ちゃん、相変わらず可愛かった&凄い斜めでジャンプ降りてた。

・最終グループは練習滑走から異様な雰囲気。代々木の3階隅までびっしり観客が入っていて(GPFより満員だった)最早全日本とは思えない。
・第1滑走はしーちゃん。朝の練習ではあっさり3-3-3を決めていたが、本番はちょっとおかしかった。私が目を離している時にループをだぶったそうだし、サルコウも着氷ミス(でも転けないのがさすが)。

・真央ちゃんは予定通り3Aを2回きっちり入れていた(凄)。でもコンボのセカンドは回転不足だったし、見せ場の3R-2R-2Rが出来なかったりして、真央といえども大技を入れると崩れるらしい。
・次の恩ちゃん。素晴らしかった!恩ちゃんの演技をあそこまで素晴らしいと思ったのははじめて。ステップも本人に良く合っているし、選曲も成功だと思った。

・章枝ちゃん。昨日の出来を見て、大丈夫だろう、とは思っていたが、いざ演技が始まる前となると、ルッツ転けたら、フリップ転けたら…とそのシーンが頭をよぎり、五輪行けなかったらどうしよう、どうしよう…とドキドキドキドキ。しかし始まったら、今日の章枝ちゃんは凄まじかった。あそこまでジャンプを完璧に決めた章枝ちゃんって。ミスらしいのは、最後の2A-2Tのトウループの着氷ぐらい。この演技を、五輪がかかった全日本でやってのけるとは。
・今日の章枝ちゃんは魔物に見えました。
・観客は例によって一億総心配モード。章枝ちゃんが最初の3ルッツ-2トウを降りた時の拍手の大きさときたら、美姫ちゃんが4サル降りてもかくや、と思われるほど(笑)。

・友加里ちゃんは、最初のトリプルアクセルは明らかに回転不足だったが、他はノーミス。これだけほぼノーミスの演技を続けられるなんて(感涙)。
・美姫ちゃんは、この6人の中では出来が悪かった。ちなみに私はフリーの曲が曲として好きらしい。

・終わった後は、どうせ章枝ちゃん、しーちゃん、美姫ちゃんが代表だろうな、と思いつつも、美姫ちゃんの代わりに恩ちゃんか友加里ちゃんを、と思わずにはいられなかった。全日本であれだけの演技をやってのけたのだから、是非そのことを評価して欲しかった。
・恩ちゃんと友加里ちゃんのどちら、ということになれば、そこはポイントを勘案して友加里ちゃんを、というのなら理解できる。とまあ、そんなことを考えても、のりぴーに通用するはずもないわけだが…。

・その後の表彰式。驚いたのが、全く何の説明もなく、いきなり男子表彰式が始まったこと。織田君、大輔君と握手するところはちゃんとしていたが、その後表彰台でも、ウィニングランでも泣いてましたよ(あそこでちゃんと泣くところが織田君らしいと思い、ある意味感心したが)、気の毒に。中庭君が握手の時に織田君を慰めていた。テクニカルコントローラーののりぴーは何か織田君に声をかけていたが、いくら何でも少しは謝ったんでしょうね?
・表彰式後も、全く何の説明もなし。そりゃあれだけテレビで報道されていれば、会場に来た人で知らない人はいなかっただろうが、昨日の表彰式などなかったかのような、淡々とした進行ぶりに怒り心頭。説明もなしかよ、みたいな声をかけている人もいた。

・会場を出た後は、みんなでぞろぞろ食べ物屋を探して歩く。混んでいるだろうとの予想通り、パスタ屋は長蛇の列。その後、偶然見つけた中華料理屋(定食屋系)があいていて、倉庫のような一室にみっしり10人入って夕食。いいところを発見したわ。今度から代々木の後はあそこだな(笑)。
・食事会での話題→今日の章枝ちゃんには何かが憑いていた、或いは章枝ちゃんが自分に何かを降臨させていた→その何かを降臨させる条件として、章枝ちゃんは我が身を少しずつ差し出しているに違いない、だからこの頃痩せてきている(おい)。

・代表面子は、MOIを見ていた友人からのメールで知る。五輪代表より、ワールド代表にやや驚いた。なるほど、ワールドは美姫ちゃんはずして友加里ちゃんにしますので、これでまあひとつ、ってか(まあでも、友加里ちゃんをワールドで見られると思うと嬉しい)。ワールド代表を織田君にするのは予想通り。安定している選手を枠取りに出した方がいいだろうし。

12月26日(月)

 朝9時前に始まったらしい引越しだが、私が仕事終えて帰っても、まだ終わっておらず、結局終わったのは9時過ぎ。搬入が終わるまで落ち着かないので、仕方なくカレーなぞ作っていた。

 その後MOIの放映を見た。S君はデスドロップとフライングキャメルが違うことを学習した模様。

 にわかは相手にしない方がいい。反論するのに疲れる。私だって色々なスポーツに的はずれなことを散々言っているだろうし、寛容にならなければ。とはいえ、新採点下ではジャンプ技術のない選手が不利なのは明白、とか訳の分からんことを言われるとな…。

 うーん、そもそも美姫ちゃんがトリノでメダルを取る可能性は低いんですが。たとえ4サルを綺麗に降りたとしても、普段入れてない大技を入れれば、他で崩れる可能性が高くなるし。3人の中でメダルを取る可能性が高いのは、どう見ても荒川さんと章枝ちゃんでしょう。章枝ちゃんが全日本と同じ演技を五輪でできたら、他の選手の内容にもよるけど、かなりの確率でメダルが取れると思う。だからこそ、同じくメダルを取れる可能性が低めな恩ちゃんでも友加里ちゃんでも、選考会で頑張った選手をトリノに出して欲しいと思ってしまうわけですよ(そりゃ、スポンサーは大事でしょうけどね)。

12月27日(火)

 この頃、昼は同僚の既婚女子3人で食堂でご飯を食べることが多いのだが、今日の話題は「どうして男は年賀状を自分で書かないのか」。家庭不和中の同期の子は、今年から夫と連名の年賀状を作るのをやめ、自分一人の分だけ作って、夫に衝撃を与えたらしい。

 引越してからは、結局毎日歩いて仕事先まで通っている。仕事先は家から川を挟んで向かいにあるのだが、近くに橋がないため、南北どちらかの橋まで行って渡らねばならない。真ん中に橋か、せめて亀があれば(鴨川には亀の形の飛び石が置いてあり、渡れるようになっている)家から仕事先まで5分で行けるのに。

 夜はひたすら年賀状の宛名書き。枚数が多くなってきたし、そろそろ印刷するべきかな。

 初めに美姫ありき…代表は選考前から決まっていた。何を今さら。しかし、のりぴーが「村主や荒川の指導者だったことがある」って何の冗談だ。

12月28日(水)

 国内選プルSPを見た。音楽はまずまず改善されていて、特に前半の静かなギター部分はなかなか。サーキュラーもストレートラインも音楽に合っていて、サーキュラーは実に滑らかにくねくねしていて素敵。スピンも頑張ってるし、総じてよいと思った。
 あと、キスクラが実にわかりやすくて面白かった。いやもう全然駄目→おっとファンに挨拶しなきゃ→(先生)ま、いいじゃないか、明日頑張れよ→マーシャ、子猫ちゃん、愛してるよ〜、てか。

 午前中は外来。年内最後ということで、みんなが処置の必要な患者を廻してくるため、忙しいのなんの。午後も病棟の処置で夕方までバタバタし、その後はすぐに忘年会会場に移動して、男どもがする芸の音楽係の予行、それから受付に1時間半おおわらわ、それから芸の本番、ビンゴの進行係、学生の勧誘、と息つく暇もなかった。二次会の途中で帰らせてもらったが、三条河原町から家まで1時間弱歩いてしまった(疲)。

12月29日(木)

 朝4時に起きて、国内選結果のリアルタイムチェックなど。眠い。

 うちの坪庭に首輪はめた猫が2匹やってきて(結構可愛い)、揃って土を掘りはじめた。やめてくれ。とはいえ、家の中から猫が堂々とこちらを覗く様子が見られる家というのもなかなかいいかも(どっちなんだ)。

 国内選のイリヤとドブリンとジェーニャのフリーを見た。イリヤのフリーは素晴らしかった。曲はイリヤにしては普通だが、ちゃんとエレメンツ入ってるよ〜。ルッツはだぶっていたが、長年やってる間にいつの間にかクワドジャンパーが貴重&ジャンプを全種類入れなくても良い時代になったので、クワドと3Aをきちんと入れて、あとはスピンで加点稼げば、結構いけるんでは?(夢想)

 ドブリンは確かにいい出来だった。最後のルッツが良かったよ〜(何気にドブリンのルッツ好き)。しかし子犬のように可愛いな、この子。ジェーニャのゴッドファーザーはまた構成が変わっていたが、サーキュラーの後の2Aとか、ストレートラインのデスドロップとか、私が好きだったあらゆるものが省略されていた(ショック)。というか、ちゃんと音楽に合ってなくてエレメンツとエレメンツの間に隙間が空いてるし、いくら何でもユーロまでにはきちんと合うように固定して欲しいものだ(祈)。それにしても、だぶる危険をおかしてまで4T3Rを跳ぶ必要があるのだろうか…(いや凄いけどね)。

 居間の作りつけ本棚に、本を少し入れた。新しい本棚に本を入れるのは楽しいが、思ったより容量が少ないな。二段組本棚にしてもらうべきだったか…。

12月30日(金)

 朝は病院。帰ってきて、ご飯作ったり昼寝したり、ちょっと本棚を片付けたりしてたら夜になったので、そのまま早寝。まだ体力が回復しない。

 昨日S君が猫除けを庭に撒いたが、今日も猫がやって来て穴掘ってた…。

 そのS君、激しく風邪を引いて寝込んでいる。

12月31日(土)

 朝起きて、S君と実家へ。昼ご飯食べて、おせち作るのを少し手伝って、できたおせちを半分強奪して帰宅。

 実家でS君がこないだ買ったウェブカメラとMSNメッセの設定をしてくれて、たあが映るようになった。帰宅してMSNメッセを起動したら、本当にたあが映ってるよ〜。これで家から、たあ見放題。面白過ぎる。

 ちなみにS君は、たあの本名が「たあたん」であることを知らなかったらしい。「たん」は「ちゃん」や「君」とは違うのですよ。そりゃま、たあとか、たあちゃんとか、たろさとかしか呼んでなったので、知らなかったのも無理はないが。

 今年は、なんか後半体調が悪かったことしか思い出せないが;お世話になった方々、どうもありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

 これから年越しそば食って、カウントダウンコンサート見て年越しします(ちなみに今年は第九らしい)。


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