8月21日(土)

 家を出ると、うちのマンションの前が地蔵盆の本拠地になっていた。地蔵盆って、マジで地蔵を祭るイベントだったのね。マンション沿いの道端にあったお地蔵さんが、突然出現した立派な祭壇の奥に移されていてびっくりした。私の遠い記憶によると、地蔵盆は単に子供にお菓子袋を配る祭りだったのだが、延命地蔵菩薩さまだったとは。

 病院行った後、三条河原町に出て化粧品を補給。この頃気に入った口紅が見つからないので、売り場の人に唇につけてもらって探したり。

 午後は3時間ほど昼寝。

 星雲賞の海外長編部門はブリンなのか。なるほどね。短編部門には激しく納得。

8月22日(日)

 朝病院に行って、帰りに眼鏡屋さんで新しい眼鏡を受け取ってから、車で城崎へ。途中で見かける病院はみんな聞き覚えのある名前で(どれも関連病院)…そのうちこのどれかに送られるかも…と思いつつ北上。

 福知山でブックオフに寄った後、S君がウェブで見かけて前から行ってみたかったという、ロッコウプレイランドへ。デパートの屋上とかにあった昔のゲームが所狭しと並んでいて、子供の頃によくやっていたらしいS君は、喜んで国盗りゲームなどをやっていた(そしてクリアして、景品に馬のコスプレをしたキティの貯金箱をもらった。ちゃちさ加減が素敵)。私はピンボールゲームなどをやらせてもらったが、オーナーの人が中の構造を見せてくれたりして面白かった。

 福知山を出ると、今度はSL広場なるところで小休止。お勉強に関係があるとかで、S君はSLを勉強しに入っていったが(たくさん並んでいて素晴らしかったらしい)、私は興味ないので車の中で留守番。

 18時前に城崎について、旅館にチェックイン。とりあえず内湯へ。露天風呂は塩素がきつかった。

8月23日(月)

 途中で寝ながら女子マラソンを見た。残り1kmくらいで、追いつかれる、追いつかれる、と言いながら、S君を叩き起こしたり。視聴率30%だったんだって?

 泊まった旅館は、色浴衣を貸してもらえるところなので、S君と2人で借りて、朝から外湯めぐり。帯は普通の帯ではなく、子供が締めるみたいなしぼり系の柔らかめの帯だったが、それでも毎回着付に一苦労。夜行った柳湯の脱衣場で周囲を観察したところ、同じ普通の浴衣でも、作り帯が一番楽そうだった。廻して端についてる紐を結んで、上からちょいと載せるだけ。同じ旅館で浴衣を借りた人たちは、ただちょうちょ結びにすればよいだけとは言っても、みんなわりと苦労していた。

 外湯めぐりをしながら近くの店も見ていたら、よくわからんものを置いているインポートショップが。こ、このベイビードールは不気味だ。他にも、死んだ目をした寝てる象ぬいぐるみとか、腹で真っ二つに割れる牛の小物入れとか、素敵なものが一杯。さらに、よく光るアクセサリーも目白押しで、実に楽しい店だった。おすすめ。

 夜は外湯の並ぶ通りに栄える遊技場へ。半分壊れているパチンコ台や、パチンコの原型らしいスマートボールで、楽しい時間を過ごした。一昔前の遺物で、みんな問題なく楽しく遊んでいるところがすごい。

8月24日(火)

 7時半に無理矢理起こされ、10時にチェックアウト。土産物を買って、帰路を辿る。昼ご飯は出石町で出石そばを、ということで店を探したが、どこがいいのかわからず、たまたま空いていた駐車場に車を乗り入れると、近くから店員が出てきて、「およろい」という店に誘導された。
 出石そばは椀子そば形式で、椀の代わりに皿に盛って出てくるものらしいが、この店はすごかった。水を切っていない、というか水浸しのそばが皿に盛られて出てくる。味もその辺のスーパーで売っている3袋100円そばかという感じ。いや、その味が水浸しのせいなのか、元々そばも悪いのかは最早よくわからないのだが。

 すばらしく不味い出石そばを食べた後、亀岡のブックオフを経由して、夕方帰宅。

 体操のガラをはじめて見た。…面白いんだろうか。激しく疑問。

8月25日(水)

 今日まで夏休み。夕方からオペだったので、午前中に銀行行きなどの用事を済ませて、1時過ぎに大学に行ったら、オペが早まっていて1時半からだった…危ない、危ない。

 棒高飛びのイシンバエワとフェオファノワ。私はイシンバエワが可愛いと思うのだが、S君はフェオファノワは可愛いけど、イシンバエワは可愛くないらしい。相変わらずS君とは、女の趣味が合わない。

8月26日(木)

 9月から勤める病院に健康診断を受けに行く。こないだ大学で受けた健診の結果を出せばいいのに、自分とこの健康管理センターに来させて、一から受けさせるところがすごい。さすが民間病院。
 その後は総務の人に連れられて書類書いたり、社宅の下見をしたり、病院内を見て回ったり。迷路のようなところだ。

 新体操の生放送を見た。チャシナのボールが素晴らしかった&カバエバのフープが恐ろしかった。

 S君は「画策」を「がさく」と読むと思っていたらしい。さらに「一親等は本人のことで、親と子は二親等」と思っていたらしい。

8月27日(金)

 NHK杯のチケット争奪戦Day1に敢え無く敗れる。13時半に繋がったのでは駄目ですか。

 残務整理を色々と。来週退院予定の人のサマリ書いたり。それにしても、大学を離れると教授の教えを受けられなくなるのがちょっと悲しいな(実は教授のファン)。

8月28日(土)

 朝6時に家を出て、新幹線で東京へ。土日に仕事関係の集中講義みたいなものを受けるのだ。しかし講義は10時から。アイクリのチケット申込みも10時から。ということで、会場のすぐ外のソファに座り、ひたすら携帯で電話し続けること1時間。11時頃に運良く繋がったが、もう駄目かと思ったよ(総勢4人で電話していたのに、繋がったのは私だけ)。

 講義が終わると4時過ぎ。プリンス1回目に行った友人に電話をかけたら、章枝ちゃんやヤマトの出番は前半とのこと。プリンス2回目前半には間に合いそうになかったので、諦めてそのままホテルに直行し、夕方から飲み会。飲み会の話題は「杉爺は背筋が伸びてる人が好き」「プルシェンコは21歳」「居間でくつろいでいるかのような(by刈屋アナ)」「章枝ちゃんの新SPはトベルの曲(もしくはコス登場の曲)」その他色々。5時間ほどしゃべり、ぐったりしながらホストクラブに挟まれた歌舞伎町のホテルに帰還。
 夜はみんなで新体操団体を見たり。TVを見ながら倒れていたしおしおを起こし、ダブルルームに拉致って一晩同衾。

8月29日(日)

 会場に着くまでは元気だったが、講義中、はっと気付くと演者が変わっていること数度。今日の講義は3時過ぎに終わったので、急いで電車を乗り継いで東伏見へ。20分ほど遅れてプリンスの会場に駆け込むと、ちょうど章枝ちゃんがダブルアクセルを飛びに行くところだった…。間に合わなかったか(がっくり)。でも後半だけでも、すごく可愛いかった。どろぼーさん。章枝ちゃんにしてはスピードがなかったし、まだスカスカしてたけど、あれでスピードに乗ったら凄いだろうな。最後のお辞儀がちゃんとパンサーしていた(私は昨夜まで、ピンクパンサーはネコだと思っていたのだが)。

 アプトさんはおじさんくさい白シャツを着ていたと聞いていたが、誰かさんと違って足が長いので、スーツ姿の格好いいこと。アプトが滑っているのを見ながら、ふと去年の恐ろしいプリンスを思い出した。プルが怪我をした直後の3トウの着氷の時、痛っと激痛を感じたような表情を見せたことを(ちょうどこちらを向いて着氷したのだ)。あの時は衝撃のあまり、携帯でメル友に、プル怪我した!と一言メールを送りまくったのだった…。

 クーリックは、昨晩衣装について、中国人だのユンフェイよりちょっとマシなだけだのと聞かされていたので、どんな服かと思っていたら、本当に中国人グラデーションだったので、思わず笑ってしまった。タノダブルトウ(かな?よく見てなかった)を跳んだのにちょっとびっくり。
 ヤマトは前評判通り、いいプログラムだと思った。ヤマトの良いところがよく生きてる感じ。彼が参加するというのは、プリンスの将来にとっても良いことではなかろうか。しーちゃんは、綺麗なところと綺麗じゃないところが混在していた数年前と違い、どこをとっても綺麗で、体が大きいのがよく映えていた。

 プリンスアイスワールドチームは、熊蜂とか、チャップリンとか、モニタや坂の使い方とか、色々工夫していて面白かった。時々寒い演出が目につくのと、寒いセリフでの案内はどうにかして欲しいが、結構楽しめるような気がしてきたのは、もしかして私が慣れてきただけか?今回初めてプリンスを見た人の感想を是非聞きたいところ。

 花渡しまで見て、新幹線で京都へ。何とか終バスに間に合い、家に着いたのが23時過ぎ。結局、講義を受けに行ったというより、まるで東京に遊びに行ったような…(笑)。

8月30日(月)

 朝から簡易引越し。箸だのコップだのをダンボールに詰め、布団や折畳机とともにCUBEに押し込む。12時過ぎに出発し、高速乗って1時間半くらいで社宅に到着。台車1台使って2人で3往復ぐらいで引越し完了。荷物詰めるのも開けるのも一瞬で終わる。本がない引越しって、こんなに楽なものなのか…。

 荷物を降ろすと、リサイクルショップに行って冷蔵庫と洗濯機を買い、その足でコーナンに行って最低限の必需品を購入。繰り返す引越しにより、妙に要領が良くなっている気が。それにしても、一時住まいとは言え、引越しするとなると何かと出費が嵩むのう。

8月31日(火)

 午前中はバイト。揉めていたことが収まりそうでちょっと安心した。

 夕方戻って大学に行ったら、色々な人に幽霊を見たかのように驚かれた。今日までこっちなんですけど。

 夜は社宅へ。やっぱり1時間半では着かないな。


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