1月11日(日)

 未明から、オンラインでロシア国内選を見ようと努力し続ける。音楽と映像が時々映るだけで、見られるかどうかは運次第。行け、ドブリン!と気合をこめて画面を見つめていたが、まともに見られたのは、3Aを転けた姿だけであった…。でも大きくなったのはわかったし、あのジャンプの高さなら、そのうち安定して3Aを降りられそうだ。さて、4トウ降りれるようになるまであと何年かかるか…。

 イリヤの時はほとんど見られなかったが、何とか順当に2位になったようで一安心。コルガノワさんとクドリャフツェフコーチにちゃんと面倒を見られているようで、それにも一安心。
 プルのプレゼンオール6.0には、いくら国内選とは言えさすがに驚いたが、点数よりも、やっとフリーをノーミスで滑ったのが、とても嬉しい。4-3-2と3A-3Tと3Aなんて十分過ぎるほど(他の人の点数見ながら、4トウなしでも勝てるな、これは、と言っていたものだ)。ロシアで膝の画像診断したけど、やっぱりダメそうだったという記事にはがっくりきたが、とにかくこれ以上悪化しないでシーズンを終えるよう、祈るしかない。

 昼に起きて、アメリカやカナダの国内選をチェック。アメリカ男子チャンプはジョニーか。我々は未来のアメリカチャンプとオーストラリアで写真を撮っていたのね。カナダはバトル君が代表落ちのようで…まあベンが調子良いみたいなので、それも仕方ないところ。あと、カナダペアでマルクー組が優勝したのが嬉しかった。ロシア杯の演技がよかったのよね。

 夕方、アプトさんの引退を知り、ちょっとがっかり。そうか、本当に引退してしまうのか。ヤブロチコのサーキュラーステップは本当に素敵だったし、アプトさんのキャメルスピンはいつ見ても好きだった。ヤグに続いてアプトさんもとは、本当に寂しくなる。

 夜はまたオンラインで国内選のEXを鑑賞。アプトさんの引退セレモニーとイリヤのEXがちらっと見られたのが嬉しかった。

1月12日(月)

 なぜか眠くて眠くて眠くて。

 S君が福男、福男とうるさい。何でも仲間がヤグザまがいに事前の場所取りを仕切っていたとか。スタート時の妨害もさることながら、そっちの方がイヤだよな。

1月13日(火)

 親が私にコートを買って来た。一緒に買いに行く約束をしていたのだが、一緒に見に行ったらこんな高いのイヤとか、探すの面倒くさいから買わないとか言い出すだろうから、一人で先に買って来たのだそうだ(うん、確かにその読みは正しい)。私の趣味からはかけ離れた色とデザインだったが、いつも同じ寒そうなコートを着てるから、暖かそうなコートを着せて金持ちの娘っぽく見えるようにしたかった、と言うからには仕方ない(疲)。しかし、コートだけ取り繕っても無駄だと思うのだが。学部柄、大学時代は周りに本物のお嬢様がたくさんいたが、あの人達、買い物に対する考え方が根本から全く違うぞ。

1月14日(水)

 Simon Clark "The night of the triffids"をようやく読み終わった。ウインダムの『トリフィドの日』の続編で、主人公はビル・メイスンの息子デイヴィッド。流星雨から30年後、飛行機のパイロットとして暮らしていたデイヴィッドは、朝起きて突然世界が真っ暗になったことに気付く。その原因を調べるため、デイヴィッドは飛行機で雲の上に向かったが、帰りに管制塔と連絡が取れなくなり、とある島に不時着する。彼は通りがかったニューヨークからの探検船に、島にいた孤児の少女と共に救助され、そのままニューヨークに連れて行かれる。

 デイヴィッドの故郷ワイト島と違い、ニューヨークはトリフィド襲来前の近代的な都市生活を維持しているように見えた。しかし、その裕福な生活は、盲人・黒人・反体制派に奴隷労働を強制して得られたもので、しかも人口を増やすために、女性は人工的に妊娠・多胎を強制されていた。ある日反体制派に誘拐され、そのキャンプでこの事実を知らされたデイヴィッドは、さらにニューヨークを支配する独裁者が、父親の仇敵トレンスであることを知る。デイヴィッドと共に救助された孤児の少女クリスティーナが、トリフィドの毒に免疫があることを知ったトレンスは、彼女の卵子を摘出して他の女性に子供を産ませ、免疫のある子供を大量生産しようと計画していた。それを知ったデイヴィッドは、反体制派と共に、クリスティーナを奪還しようとニューヨークに乗り込む。

 というのが粗筋なのだが、ニューヨークに総攻撃を仕掛けた後の結末がかなりしょぼくて、最後でがっくり。30年間出産を人工管理してるんだから、家族制度なんて崩壊してるんちゃうんかい(と日本語で突っ込んでも虚しいが)。まあ、それ以外はかなり面白かった。最初は何かというとトリフィドにやられて人が死ぬので、ホラーなのかと思ったが、途中からはハインライン風で、レジスタンスの話が主。「有色人種と盲人お断り」なんて表示がレストランに出ているという話はそうそうあるまい。

 ただ、後半はひたすら仇敵トレンス復讐打倒に重きが置かれているのがちょっと悲しい。トレンスの言う、「トリフィドに対抗するには人口を増やすのが先決」にも、一理あると思うのよね。実際、『トリフィドの日』では、人口が少ないために、みんな日々の生活に追われて子供に教育を受けさせる時間がないだろう、という懸念も語られているわけだし。その辺りをもう少し書き込んで欲しいところ。総じて現体制の打倒話が中心で、じゃあどう暮らしていくか、ということについては薄いのが「『トリフィドの日』の続編」としては不満だが、ともあれこれはこれで楽しめる面白い作品だとは思う。

 プルの国内選フリーの動画を見た。まさかあんなに大幅に音楽を変えるとは。何も私が一番好きなフレーズを変更せんでも(泣)。昔はコロコロ衣装を変えていたが、最近は音楽を変えることにしたとか?それはさておき、久しぶりに流れの良いジャンプのランディングを見られたのは、とても嬉しかった。動きもスムーズだし、スピンも速いし。もうちょっとポジションが綺麗だともっといいけどね(高望み)。それにしても、終盤でポーズ取ってるのは、あの位置が必須なのだろうか。終盤でやるとあからさまに休んでるみたいで、ちょっとイヤなんですけど。

 携帯のZOO KEEPER、やっと20面クリアした。でもS君のランキングトップ点にはまだまだ。

1月15日(木)

 試験で緊張する人もいる、ということを最近知った。ピアノの発表会とか結婚式の入場とかならいざ知らず、一人で用紙に向き合う試験は、始まってしまえば緊張しないものだとずっと思っていたのだが。どうして今は縁のない試験のことを今さら思い出したかというと、私の大学入試の発表の時、大学には発表を見に行かないと事前に言っていた親が、こっそり発表を見に行って私に電話して来たことを、先日のコートフライング購入事件で思い出したからだ。そういえば、昔から親はそういう人だった。たあも、今日は飼うかどうか決めない、と言いながら犬屋に見に行き、いざ買って家に連れて帰ってみたら、実は親は首輪など一式を既にこっそり用意していたのだった…(笑)。

1月16日(金)

 『エレファント・マン』を読み終わった。話には聞いていたが、どんな生涯を送った人なのか全然知らなかったので、興味深かった。実際の写真や頭蓋骨の写真もついていたが、これほど変形が著明だとは。病名もレックリングハウゼンだとばかり思っていたのだが、ウェブで調べたら、プロテウス症候群なる病気の可能性があると言われているらしい。何にしろ、物凄く珍しい病気だったのは間違いないし、あまりにも特殊な例過ぎて一般化して考えられないが、わりと幸せだったと思われる最後の数年間の暮らしぶりには惹き付けられる。

 またナウシカ見てしまったよ。最初に見たのは、小学校の全体鑑賞だったな。あの頃小学校で見せられる映画といえば、原爆映画ばかりだったので、また恐いもの見せられるよ、と憂鬱だったのだが(ただれた皮膚が出てくるのが、物凄く恐ろしかったのだ)、どうやら今回は原爆映画ではないらしい、と聞いて驚いたものだ(その代わり巨神兵が溶けるのが恐かった)。それが今となっては、火の七日間と聞くと思わず笑ってしまうようになるとは。

1月17日(土)

 実家の親が、たあを頼む、と言い置いて、結婚式に出かけて行った。そして、我が家はあまりにも寒い。寒過ぎる。ということで、S君と2人でパソコン持って、実家を占拠しに行く。たあの面倒も見られるしな(でも主目的は暖かい部屋)。この頃、たあは突然ブルブル震え出すようになったので、どうも見ていると恐ろしい。親はパーキンソンじゃないかと言うのだが…犬もなるのか?

 有難い篤志により、名古屋限定放映の全日本メンバー名古屋エキシビを見た。いやあ、さすが名古屋>名古屋出身者だけインタビューがつくのか。真央ちゃんを可愛い可愛いと連呼する山田コーチにも、ちょっと度肝を抜かれた。いや確かに可愛いのだが、そんなあからさまに魅力にやられていることを公言せんでも(笑)。それにしても、舞ちゃんもまだ中3なのか。友加里ちゃんがとても大人に見えましたよ。

1月18日(日)

 頭が痛い。もう割れる。

 センターの日本史をやってみた。…44点だった。受験生の皆様は偉い。

 プルの国内選フリーを見直しては、いい出来だなあ、としみじみ。もう音楽が変わったことも気にならなくなってきた(自己洗脳されやすい)。というか、元のメロディーは元々ビールマンスパイラルにはあまり合ってなかったしな。ただサーキュラーは是非復活させて欲しいところだが…それも見てるうちに気にならなくなってきたりして。プログラム構成より流れの良い演技。

1月19日(月)

 バイトの帰りは車だった上、ヨーグルトレーズンチョコを与えられたので幸せ。

1月20日(火)

 学位や奨学金関係の書類を出したり。あ、健康診断受けに行かねば。

 たあの夜診受診の付き添い。2年前くらいからMRを指摘されているのだが、もう肺水腫一歩手前で、いつ腱索断裂で突然死してもおかしくないと言われた。だから、鳴かせるな、と言っておろうに〜>親。レントゲン撮ってもらったら、正面像ではまあ普通の心拡大だったのでちょっと安心していたら、犬は側面像が大事らしい(…そらそうだわな、普段の体勢に近いのは側面像だ)。で、側面像ではやっぱり肺水腫一歩手前、でも犬は人間と違って心臓が低い位置にあるので、一気に心不全になる確率は低いらしい(なるほど)。あと、数年前に犬にもACE阻害剤が使われ出してから、予後が良くなったんだと。医学の進歩はありがたいねえ。しかし、もう肺高血圧の状態ですから、なんて言われたため、親子揃ってもうビクビク。鳴くな動くな大人しく寝ててくれ〜。



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