10月2日(土)
今日中にプルの新しいプログラムが2つとも見られる、と思ったら、興奮して眠れなくなり(←バカ)結局完徹。そのおかげでゆっくり準備できたので、それはそれでよかったかも。
新幹線に乗って(車内で2時間ほど爆睡)一路福岡へ。珍しくさして迷わずに会場に辿り着き、まずは切符を買いに行く。A席下さい、と言うと、同じ値段でいいので、S席に行ってくれませんか?と言われる。え、そんなに埋まってないんですか、と思わず聞くと、いや団体のキャンセルがあって、と向こうはブツブツ。しかし、実際座って見ると、それほど空席が目立つわけでも(ほっ)。周囲には、観光ツアーで来ているらしい、旗を持ったガイドさんに連れられたおばさん達がたくさん。東京公演とはえらい違いだ。
1回目のプルSPは今いちだった。あまり滑っていない感じで、ステップも今までの焼き直し風に見え、かなりへこむ。休憩時間に外に出て、友人にいかにへこんでいるかを訴えていたら、通路にいきなりプル出現(笑)。あっさりお話することができ、フリーの曲はゴッドファーザーであることを本人から聞く。
後半の新FSの方は、第一印象からかなり良かった。最初は苦悩するゴッドファーザーかと思ったが、途中からビートのきいた音楽に変わって踊りまくり。こ、これはいいぞ、いいぞ。ゴッドファーザーとどう関係があるのか全く理解できないけど、いいぞ。
それにしても、衣装が前半がサンクト(2年前の衣装)、後半はワンス(4年前の衣装)、しかも髪が短くてヒゲを剃っているため、やたら若く以前に戻ったような印象を受ける。プル、こんなに可愛かったか?
1回目と2回目の間にもプルと遭遇し、話をしたような気がする。エージェントのアリさんと友人がしゃべっていたため、横の私とジェーニャが取り残され、手持ち無沙汰だったので、ここぞとばかりに質問。この日は周りにもあまりファンがおらず、のんびりムードだった。アプトさんは観客とともにエスカレーターに乗っていたが、誰にも気付かれていなかったし。
さて、2回目の公演。プルは突然滑りがよろしくなり、いきなりSPで3Aを跳ばれてびびる。なんだ、今のは。幻か?(友人に確認するまでマジで目の錯覚かと)1回目と全然違うやん。フリーでも、目の前で3Aをシェイキーながら降りる。しかもよくわかっていなかったが、イーグルから跳んでるのはルッツなのね。あまりにすぐ跳んでるのでフリップかと思ったよ。もちろん調子が良い、という感じではなかったが、それはきっと練習していないからで、どこかが悪い、という感じではなかったのに一安心。まあ、医者からコンビネーションジャンプを禁止されているらしいので、その状態で痛みがないからと言って、どうというものでもないとは思うが。
この回は雪崩(公演が終わると、出場者に直接花束を渡したり、写真を撮ったりできるのだ)に参加し、「ゴッドファーザーのプログラム、大好き」と口走る。
公演が終わった後は、ラーメンを食べに行ったり。さすがに早めに寝たが、昨夜一睡も出来なかったのは、これほど良いものが見られ、かつプルと遭遇しまくり、というこの状況を予期していたのかも、と思ったり。新プログラムはどうよ?と聞かれた覚えもあるが、あれは果たしていつのことだったか。
それにしても、プルはやたらにこやかにしていて、びっくり。「久しぶりにサーシャと一緒でウキウキしていた」説、「グランプリシリーズを棄権すると公表して出なくてもいいことになったので、突然元気になった」説、「去年はウリヤナちゃん(元彼女)と一緒
だったので、相当に気を遣っていたが、今年は一人なので気が楽」説、「今はどこも痛くないので幸せ」説などが出ていたが、実際のところはどうなのやら。
おお、イチローが笑ってる。
10月3日(日)
S君が通っていた高校が会場のすぐ近くにあり、時間があったら見て来い、と言われていたので、10時前にホテルを出て、地図片手に高校を探していたら…目の前に金色に光る物体が。もしかして…と思ったら、ジーンズ姿のプルだった。こんなに早くリンク入りするのか?(公演開始は2時間近く後。ちなみにアプトさんは開始30分前に会場入りしていた)。ありがとう、S君。指令がなければ、こんなに早くにホテルを出ることはなかったであろう。しかし、びっくりしたな、もう。
1回目。今度はSPもかなり好印象。ペチュホフ風味なのがわかる。それにしても、ジェーニャは相変わらずロングサイドが正面だと思ってるな(挨拶は必ずロングサイドから)。
フリーはなんかニコニコしながら滑っていて、可愛いのなんの。友人の話によると、初見のおばさんをして「あら可愛い」と言わせていたらしい(笑)。
ちなみに、この時も休憩時間に突然出現し、機嫌良く振付きでお話したり、微笑んだりしていた。なんだ、この異様な遭遇率は?
2回目。ショートは2Aだったが、フリーでは3Aをばしっと。この時のフリーは、かなり構成を変えて滑っていた。休憩時間に、ジェーニャとアプトさんはファンに見つからないように、こっそりエレベーターで降りて外に出ていたが、帰りは待つのが面倒だったのか(?)、観客とともにエスカレーターで上ってきていた。そして、廊下で寒さをしのいでいた我々に向って、すれ違いざまに一言「Are you tired?」。いいえ、今回は疲れていません。2日間、ショーを見るだけで疲れたりはしません。選手権大会は疲れるけどな。ちなみに、この時アプトさんが振りまいた微笑みが凄かった。世の中にあれほど可愛らしいものがあるだろうか。
当然のことながら、プリンスチームの演技も何回も見たわけだが、やはり昔を思うと隔世の感が。昔は大島さん達以外は、単なるコスプレショーと言っても過言ではないレベルだったと思う。今でもコスプレショーになっている演目はあるが、スケートのプログラムとして見られるものも多くなってきたような。しかし、それでも最後の「花嫁と両親」は辛かったな。あれを何回も見るのは寒すぎ。
アプトさんとヤマトはどちらも良かった。席の関係で、目の前でアプトさんに投げキスされたり、ヤマトに踊り狂われたりして、幸せ(笑)。相変わらず、ヤマトは正しい道を歩んでいるよね、という評判高し。
ところで、新フリーを見て、やっぱりプルは踊り狂わなきゃ!と激しく思った。私を惹き付けているプルの特徴は、踊り狂うところにあるのだ。その意味では今回のショーは、ジャンプを跳ばなきゃいけない本物のフリーより、見ごたえがあったのかもしれない>踊り狂い。とはいえ、これだけ見てしまうと、試合が見たくなるのが人情というもので…(悲)。
それにしても、これほど密度が濃く(ショートもフリーも複数回見られたわけだし)、プルを見まくりの観戦(戦ってないけど)は初めてであった。なんだったんだ、いったい…。
10月4日(月)
目はかすんでるし、体中痛いし、眠くてぼーっとしてるし。2日間力一杯遊んだツケが。
イリヤは今季絶望か…なんか拍子抜けなシーズンだ…。
今日の晩御飯。S君が風邪を引いたと言うので、麻婆豆腐と野菜スープとお粥。
10月5日(火)
仕事用のMOが突然読めなくなり、データ消えたのかと冷汗たらたら。お願いだからマックフォーマットなんてしないで下さい>上の先生。
今日の晩御飯。さんまと大根おろし、ぜんまい煮物、蓮根の金平、野菜スープ。いつもは高くて買えない蓮根が、一袋152円だった(驚)。さんま美味し。
10月6日(水)
うわ、ジオが移行するなんて全然知らなかったよ。朝更新しようとしたらできないので、初めて気付いた。あ、カウンタもリセットされてる。10万ちょいだったっけ。
病院では弔事があって大騒ぎ。残された幼い子供がみんなの涙を誘っていた。子供達はいかに親に権力があったか、はじめて気付いたのではなかろうか。
今日の晩御飯。九州土産の芥子高菜チャーハン。薩摩揚げと大根おろし。残り物の豆腐。S君に九州九州した献立だと言われた。
10月7日(木)
外来が暇々。
3年半前は、ずっとやってればいつか翻訳スピードも上がるんじゃないか、と根拠なく思っていたが、全然スピードアップしないものだな。
10月8日(金)
当直。
うむ、そりゃ人間の子も可愛いけど「犬の方が人間の子より絶対かわいい」と思ってるぞ。産むなら子犬を産みたいと言って、S君に罵倒されたりもしてるぞ。
しかし「自分の子は、コロに匹敵するぐらい、あるいはそれ以上にかわいいのだ!」、そ、そーなのか。それはたあと同等以上に可愛いということだな。それは想像を絶するほど可愛いそうだ>自分の子。欲しいぞ。
10月9日(土)
夜中に確認で呼ばれた以外は特に何事もなく。主治医は、連絡を受けてから、台風の中1時間かけて来たそうだ。大変だ(私は当直室に帰ってすぐ寝た)。ここの当直は、朝ご飯も食堂で出してくれるので嬉しい。
午後から京都へ。2時間かけて研究会の会場に行き、1時間だけ講義を聞いて抜け出して、また2時間かけて梅田へ(しんどいぞ…)。しかし当初の予定では、当直が明けてすぐに京都の家に帰って、喪服取って大阪に戻り葬式に参加し、その後京都に戻って研究会、それから梅田で同窓会、という予定だったので(時間的に無理と判明して、葬式は不参加にしたが)それに比べりゃ大分マシか。
高校の同窓会には10分ほど遅れて飛び込んだが、ドアを開けた途端、あちこちから「あ、Yさん」と声が上って、私全然変わってないのか、とややガックリ。全然見かけが違う人もいれば、全く変わってない人もいて、でも相変わらず名前を思い出せるのは中学から一緒だったか、親しかった人のみ。もう2人目を産み終わった人も結構いる一方、1年以内に結婚予定、という人もたくさんいたりして、この年頃はさまざまだな。
担任の先生方からは「今の子らは君達より大学進学成績はいいが、それだけという感じで、教えてても楽しくない」などと言われた(おいおい)。それにしても、担任の1人が私らが高1の時は、今の私らと同い年だったという事実には驚いた。「うちらぐらいの歳の人に、あんなに素直に従ってたのか」なんて言い出す人もいたりして(笑)。後30年もたてば、歳の差なんて誤差だよな。今回は親しい友人がドタキ
ャンしたので、あまり話す相手がいなかったが、それなりに楽しい一夜だった。
10月10日(日)
朝起きて、掃除洗濯して、パソコン背負って京都へ。
体操もだそうで。こういうのを見てると、ジェーニャには悪いが、早く五輪種目からフィギュアをはずしてくれ!と思ってしまう。トリノでも何か起きそうな気が…。
半日、裏を取る作業。面倒くさ。