7月11日(金)

 暑い。暑いよ〜。

 ハインライン『スターマン・ジョーンズ』を読み終わった。びんぼな子が記憶力を生かして船長になる話だった。状況的にはシーフォートと同じ(逆じゃ)。何やってるのかよくわからなかったが、毎回、睡眠不足の航宙士数人で人力計算してワープするための値を出すというのは…いくらハインラインでもちょっと安全性無視しすぎ。ちなみに、この本の前の所有者と思われる人は、奥付に「面白かった」と書き込んでおられまする。ええ私も面白かったです、ハインラインにしては駄作だとは思いますが。

 最近知り合った人に「学生さんでしょ?」と言われた。が、学生ってことはあなた、もしかして私を22、3だと思ってらっしゃる?(嬉)マジでそう思ってらっしゃる?(浮)

7月12日(土)

 ご当地の踏み絵。え、他の県の人は「♪腹減った〜めぇしくわせ〜♪と、お茶碗をお箸で叩きながら歌ったこと」がないんですか?というか、「信号の赤は止まれだが、黄色は『急いで渡れ』」じゃないなら何?

 「ひらかたパークを『ひらパー』と言うのは、菊人形より恥ずかしい」「かつらの『フォンテーヌ』の文字を見ると「ふぉんて〜ぬ♪」と節をつけてしまう」「番組名を繰り返すだけのテーマ曲を聞くと『キダタローの作曲?』と思ってしまう」「おつり300円を受け取るとき『はい、お釣り300万円〜』と言われたことがある」のはそうですな。でも、よかったのは京都人の「 『この前の戦争』といえば、応仁の乱」。

7月13日(日)

 先季のビデオの整理を最後まで。うーん、リストに記載されているのに行方不明のビデオがある一方、それと微妙に似た内容のビデオが発掘されたのだが…これは同じビデオか?(←内容の記述はきちんとしておきましょう)。そして、完全に重なった内容のビデオも5本ほど(2回録画してたり、なぜ2本あるのか結局わからなかったり)。これとて見る人によっては貴重な内容のはずなのだが(笑)。

 『ジェーン・エア』を読んだS君の感想→「めかけにならんジェーンが悪い」。

7月14日(月)

 バイト。も、いいですよね、名前変えなくても、と面倒くさそうに事務長さんに言われた。

 リンク効果が。なぜ破滅SFかと言うと、SFの中で一番好きだからです(超個人的理由)。フェミニズムよりもワイドスクリーンバロックよりもオ ルタネートワールドよりも。それにしても、『女の国の門』は『世界の小さな終末』に負けてしまうのか…。

 みんなそんなに朝青龍のこと嫌い?

7月15日(火)

 京都の看護婦殺害事件、犯人逮捕されたのね(驚)。

 水泳世界選手権・シンクロで日本が苦戦してて、井村コーチ激怒り、という話をそこここで見るが、それ以上の詳しい情報は見当たらないなあ、と思ってちょっと調べてみたら、シンクロのサイトってフィギュアよりずっと少ないのね。そりゃ放映も少なそうだしな。同じ採点競技として、報道の仕方が何となく気になるのだが。

 S君が交通事故に遭った(原付左折巻き込まれ)。怪我は打ち身ぐらいだが、レントゲン撮ってもらったら「尾骨が長い」と言われたらしい…。

7月16日(水)

 バイト。だーかーら、糖尿病の人は定期的に眼科に行ってくださいっ。

 シンクロ新種目の日本の演技はよろしゅうございました。デュエットは今いちだと思ったが。

7月17日(木)

 『ジェノサイドの丘』を読み終わった。ルワンダ虐殺の話だが、虐殺が具体的にどう行われたかを詳しく語るのではなく、どのような背景があり、権力者がどのように動き、国際社会がどう反応したか、そしてその後どうなったかを描いている。
 断片的なことしか知らず「ツチ族って昔支配民族だったわけでしょ、それがなんで被差別民に?」「なんでルワンダがザイールに攻め込むの?なんでザイールのツチ族がゲリラに殺されるの?」と長年ナゾに思っていたことの背景が少しわかった気がする。ツチ族が50年代から繰り返し迫害されていて、何十年も虐殺される危険を常に感じていたことや、元々ツチ族とフツ族に外見的な差があったのも知らなかった。難民キャンプで虐殺犯人達が援助物資使ってゲリラ闘争してる、というのは結構報道されていたと思うのだが、それもこの本が出た後に広まったことなのだろうか。

 大虐殺があった後でも隣国で全く同様の虐殺が繰り返されたこと、ただ援助するだけでは虐殺に手を貸すのも同じであること、そして虐殺した人と家族を皆殺しにされた人が一緒に暮らしているという事実(虐殺犯人は多すぎて逮捕できない)が分かりやすく語られ、昔からの部族対立が原因なんだし、そんなのどうしようもないやん、と思ってしまいがちなところをいさめ、どうして虐殺が繰り返されるのか、これからどういう問題が残るのか、とにかく色々考えされられる本だった。興味がある人もない人も、とりあえず読んでみることをお勧めする。

7月18日(金)

 バイト。あ、イーガン買いに行かねば。

 近くに図書館がある暮らしはいいねえ。引っ越して一番良かったことはこれかも。たいして大きくもないし、古いところだが(小学生の時から変わってない)、新刊が読めるのは素晴らしい。無図書館地帯生活が長かったから、また図書館の本が読める暮らしが夢のようだ。

7月19日(土)

 『女帝誕生』を読み終わった。昔の女帝即位の経緯と、皇室典範成立時の話と、これからどうするべきかの3部構成。第一章は色々と強弁が多い気がしたが(斉明天皇が中継ぎ天皇ではなかったと主張する根拠がよくわからん)、とりあえず系図が出てきたので楽しかった。天智・天武天皇はおじ・姪婚の子供で、天武の子、草壁皇子も叔父・姪婚の子供で、草壁の子、文武天皇も叔母・甥婚の子供ですよ(とか考えてるから時間がかかるのだ)。

 それはともかく、女系継承を認めるなら、紀宮さま婚姻時の宮家設立をどうするかという問題があり、さらに傍系男子と直系女子の継承順位問題(つまり紀宮さまが男子をお産みになった場合どうなるか)が控えているというのは新たな知見だった。

 ところで、シンクロデュエットの日本チーム、直前まで秘密主義を通してプログラムを公開せず、結局芸術性の高さを理解されずにインパクトに欠けた演技と評価された、って、ええどっかで聞いたことのあるお話ですね…だからとにかくプログラム隠しちゃ駄目なんだって、きっと。。

7月20日(日)

 梅田のヨドバシカメラって服も売ってるのね。

 う、筋肉痛が。頸が痛い。

 マガジン8月号。特集は期待していたほどではなかった(ちょっと期待しすぎてたかも)。イーガンはイーガンにしてはインパクトがなかったし(贅沢)、スティーヴンスンはちょっとなあ。部族ものはあまり好きじゃない。でも、ストロス『ロブスター』は面白かった。今後の邦訳に期待。

 ソウヤーまた獲ったんですね>星雲賞(せいうんしょう)海外長編部門。強いなあ。『航路』ダメだったのか。私的にはかなりSFなんだけどな。毎年私が最も候補作を読んでいるのは、「棄権率が高い」らしい海外短篇部門なのだが(笑)、『ルミナス』か。『バーナス鉱山全景図』は?得票差が知りたいところ。

 サンクト300年記念ガラを見た。色々あって面白かったけど、海賊の女の人の衣装は普通ああいう色なのだろうか。素人はその辺からわからん。。


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