2月19日(水)

 ワールドの日本男子とダンスの代表が発表されたが、男子はタケシ一人、ダンスは送らないって?一瞬目を疑ってしまった。そりゃ確かにダンスは戦えるレベルではないが、それにしても…。
 男子はタケシ一人を送る方が、来年3枠取ってくる可能性が高い(というか2人なら、まず3枠は無理)ということだろうが(1人なら2位以内、2人なら足して13位以内)いくら実力があっても、2位以内というのはそんなに簡単なものではあるまい。たとえもう一人が予選落ちしたとしても、タケシなら8位以内は固いだろうから、最低でも来年の2枠は大丈夫だろうし(2人で足して28位以内)今年も2人出せばよいものを。

 第一、来年の3枠の可能性のために、今年の選手が犠牲になるというのは…そりゃ阿漕なことをするのは日スケ連に限ったことではないが、それにしても選手のやる気を削ぐ一定しない決定はやめていただきたい。
 というか、要するに連盟の誰かの虫の居所で決定されたんじゃないかという気がするから腹が立つんだな。ああ、明日のユーロの放映を平静に聞けるとは思えないわ。田村が出るのを楽しみにしていたメル友になんて説明しよう…。

 今日はユーロ女子(の流し見)。いやあ、ソコロワちゃんのSP良かったよ!あれは何か降臨してましたな(神類似物が)。ブリスベンで初めてあのSPを見たとき、いいプログラムだな、これで出来がよければ、と思ったのを思い出した。
 ユリアのSPもよかった。サーキュラーは確かにモロゾフだったが、よく似合っていたと思う。そしてユリアといえば、フリーのあのお化けルッツ。クワドルッツを最初に降りるのは、ワイスでもジェーニャでもなく、ユリアではなかろうか。
 イリーナのフリー、さして良い評判は聞かないが、本人のイメージに合った曲調で、なかなかいいような気がする。プログラム構成が去年と似ているのがちょっと目立つかな。あと衣装は変更した方が良いような。

2月20日(木)

 人生の転換点にかかる第一歩を踏み出したが、それはさておきユーロ男子。解説は杉翁になっていて、昨日の今日だけにかなり安心。
 まず驚いたのがディネフ。SPを見ていて、確かにモロゾフだがそれより滑りがアプトに似てきたなあと思ったら、そういえば今年からアルトゥーリャンコーチ(アプトの前コーチ)に変わっていたのではないか。フリーもヤグよりアプト感が強く、今後どうなるのか楽しみでもあり心配でもあり。
 バフタンは実に素晴らしかった。笑顔でY字バランスだの、イーグルで手挙げたりだの、セカンド荒稼ぎ。素敵すぎます。ダビドフのフリーがプルと同じ曲だったが、おそらくこちらはアレンジしていないのだろう、見事に火サス主題歌っぽかった。

 フリー最終組は凄いメンツで、6人衣装で出てくるとびっくり人間大集合。その中でジュベールは、ヒゲを剃り髪は短く爽やかな服装をしており、「挨拶をきちんとする近所の育ちの良いお坊ちゃん」という感じで好印象。表現力があるとはまだ思えないが、エレメンツはやるだけのことはきっちりやっているので、高得点が出るのも分かる気がした。
 「だらだらしてるのでキライ(大意)」と杉翁に言われていたティムチェンコは、いつぞやのマシューのような感じになるんだろうな…気がついたらGP3位くらいにいるという。ステファンは、オンオフが傍目からはっきり見えるところが面白かった。愛すべきお調子者ぶりだ。

 さてジェーニャ、あのSPのスピンは何ですか…やっぱり病み上がりですな。フリーはジャンプの着氷が軒並み悪かったが、ストレートラインの途中の音の合わせっぷり、最後の煽りっぷりが見事かつ盛り上がっていて、ちょっと安心。どんな曲で滑っても結局ああなるんだな(笑)。しかしデスドロップはちょっと…あれはデスドロップじゃない〜ドロップしてない〜。
 キスクラで珍しくぺらぺらカメラに向かってしゃべってると思ったら、マムーリャ、パプーリャと父母を呼んでいた。立ち上がった後、ミーシンコーチがプルに手を差し出して握手していたが(その後キスしてたけど)なんだ大人扱いか?いやもちろん、それだけ今回の優勝が嬉しかったということなのかもしれないが(それにしては表彰式は面倒くさげであった)。

 しかし今回のジェーニャはどうも影が薄い。プログラムもユーロの面々の中では普通といってもよいだろう。そう、私としおしおが一番盛り上がったのはジャネットだ、ジャネット。いつからあんな美しいジャンプを跳ぶようになったんだ!終わった後、イリヤを差し置いて、巻き戻して見ちまったよ。
 そのイリヤも別に悪くはなかった。ジャンプは安定してきたと思う。しかし、ジャネットを見た後ではポロシンが小ミスだらけのイリヤをどつきたくなったのもわかろうというもの。折角素晴らしいプログラム作ってもらってるんだから、もう少し覇気が欲しいところ。

2月21日(金)

 ひょんなことで「たろたま騒動」なる騒ぎがあることを知った。アクセス数を競うテキストサイト業界はほとんど見ないので、全体的な雰囲気はよくわからないが、検証BBSなるものに書き込まれた悪口雑言には、小学校時代を思い出して吐き気がした。確か小学生のときは、よく些細な根拠もないことで、こういう騒ぎが起こっていたよ。いい大人がウェブ上でこういう書き込みをするとは。この騒動を表した「ゆいちゃんのリボン」には胸苦しさすら覚える。

 しかし我が身を振り返ってみれば、あそこまでひどい事はないにしても、自分がいじめ側に立っていた可能性や、これから立つ可能性もないとは言えない。これは一部分だけを捉えた見方だが、自分が正しいと思っていることをしていない人に対し、知りあい同士で嵩にかかって反論することがどういうことか、反面教師として記憶に留めておきたい。

 グランプリ・ファイナル、恩ちゃんが調整不足で棄権、代理に荒川さんだそうだが、連戦続きで大丈夫だろうか。相手は短期間にフリーを2種類滑らせる恐怖のGPF。ワールドに影響が出ないといいけど。

 今日はユーロEX。イリヤのノートルダムは、前のバージョンの方がより格好よかったな。今回の内容だとあまりフードをかぶっている意味がないような。ジュベールは…やっぱりEXだと素に特徴がないのがよくわかる気がした。ジュニアのような印象を受けてしまう。そりゃまだ18だが、それにしてもねえ…。
 ペアでよかったのはサラさん達。タイタニック素敵でしてよ。ソコロワちゃんのアルビノーニもよかったな。ソコロワちゃんもフードがよく似合う。

 ジェーニャ、やっぱりカルメンはいいのう。キャメルの途中で音楽にあわせて手を翻すのが著しくツボ。スピンも速かったし。3Aの着氷は相変わらずだったけど。フィナーレで隣の女の子転かしてたけど。盛大にヒゲ生えてたけど(剃れよ)。それにしても、EXだとやっぱりバタフライになるのか(笑)。

2月22日(土)

 親のフィルムを取りに行くため実家へ。追いコン行けなかったよう(泣)。

 とあることを話したら、親にあまりにも喜ばれてしまったので、気分が暗くなって悪夢を見た。

2月23日(日)

 ついに新しいノートパソコンを買った。その名も4Lz。…すぐ転けそうだと言われた。。

 ところで、ユーロ男子のモロゾフな人々を見て、もうこうなったらいっそのこと全員課題振付師モロゾフにしてしまえば、上手下手がわかりやすいんじゃないかと思えてきたが、印象を4人並べてみると
1 ケビン−全体的に難易度を落としたヤグという感じ。そう見えたのは本人の調子が悪かったためかもしれないが、中途半端な振付という感が否めない。
2 ディネフ−確かにモロゾフだが、より上品にしたヤグという感じでなかなか好印象。
3 ジュベール−SPは本当に「ヤグからそのまま持って来ました」状態で、気の毒な感じ(癖のない子供に猿真似させるな〜)。
4 タケシ−プログラムのどこをとっても、はっきりヤグに似ているということは、やっぱり上手いんだな、と再確認。いや、だからこそ、ヤグまがいはやめて欲しい。

 というかだな、ユーロ男子を見ていたら、お願いだからヤグにこのプログラムを滑らせろ、早く戻ってきてくれ〜!と叫びたい衝動を押さえることができませんでしたよ…って戻ってきても、ヤグはもうモロゾフプログラムは作らないかもしれないから、別にタケシが滑っていても構わないのかもしれないが。でもあのスカスカはやりすぎ。

2月24日(月)

 朝から親の病院。あちこちにかかっているので、明日の外来の先生に今日の外来での結論を説明するための親用アンチョコを私が書かねばならないのであった。

 夕方からバイト。終了5分前にややこしい人がきて、2時間帰れず。

 ド、ドブリン、何やったのよ〜!予選4位なんて(しくしくしく)。

2月25日(火)

 有意差が〜。

 そういえば今日から二次。母校は今年は足切りしたらしい。どうせ毎年受験人数に大差ないんだから、今年もしないであげればいいのに。

 ところで、ユーロSPのスマルン。何回見てもチャップリンには見えない。アントンはあれほどチャップリンに見えたのに、なぜだ〜。単に私がスマルン嫌いなのか?(嫌うほどまだ数見てないけど)

 で、この頃私は若き淑女のための絵入り初等読本に夢中なのです。

2月26日(水)

 有意差〜と言いながら、たらたら英語を書いていた。

 ドブリンはSP2位と持ち直し(というか、単にシュービンがミスしただけ)。しかし、ふと考えると、16歳のドブリンが、来季上がつかえているシニア(ヤグさまを除いても、軽く5人はいる。プル、アプト、イリヤ、ティムチェンコ、シュービン)に上がるとは考えにくいので、今年は順位はさておき、良い演技をすること(というか、要するに3Aを降りること)の方が大事だよな。

 ユーロのイリヤの演技を繰り返し見てかなり満足。イリヤ、こんなに良いプログラムを作ってもらってるのに、と思うとそこはかとなく腹が立つが、でも確実にジャンプが安定してきていると思う。で、その後プルを見ていて気付いた。イリヤの振付は、何となく意味するところや雰囲気がわかるが、ジェーニャの振付はわからんものの方が多い(そもそもどうして腹を切る?)。その状態に慣れきっているので、今まで思い浮かばなかったが、もしかしてこれがアメリカ人に嫌われていた理由?

2月27日(木)

 少し暇ができたので(大学の)冷凍庫の整理など。

 やくざな人に看護婦が射殺され、医者が刺された事件。怖すぎ。肝硬変で強制退院歴があるやくざな人は全くもって珍しくない。マジで怖すぎ。

2月28日(金)

 よし、あとデータ一つ。

 グランプリ・ファイナル男子途中経過速報をお伝えします。
 1位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
 2位 イリヤ・クリムキン(ロシア)
 3位 アレクサンドル・アプト(ロシア)

 点数と数秒に1枚の静止画像だけでは状況が掴めないが、とりあえずジェーニャ以外は3位から4点代が出る大自爆大会になっている模様。こういう時に強いのは常に自爆しているイリヤ、ということなのか、はたまたいつものように自爆しつつも調子が良いのか、詳細は不明だが、イリヤが今までで一番素晴らしい道のりを歩んでいることだけは間違いないので、是非明日も同様に頑張って欲しい。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。