2月1日(土)

 ニュース速報で知り、とりあえず野尻掲示板へ>空中爆発。チャレンジャーの時に感じたほどの衝撃はなかった。WTCで麻痺してるかも。

 すみません、『草の死』を読んだことのある方、掲示板で助けていただけないでしょうか。

 プリンスのアイスショーに行ってきた。初の生クーリックはなかなかだった。好みのスケーターにはならないと思うが、アクセルはやっぱり綺麗だったし、滑りもプログラムもSOIで滑っていただけのことは。それと、さすがにクーリックは誰かさんと違って足が長かった。いいなあ、少し分けてほしい。

 大津公演と違い、会場の規模は大きかったが、アプトを見に来た(後ろのおばさん曰くの)「追っかけみたいな人」がいない分、拍手・歓声が少なく(というか、歓声はほとんどなかった)、クーリック相手でもシーンとしていて、意味もなく義務感を感じた我々は必死に拍手をしていた。

 クーリックとコワルコ組(パートナーが変わっても素敵だった)以外の部分は、正直2回見るのは辛いものがあったが、フィナーレでのクーリックの異様なハイテンションの踊りっぷりは凄かった。大ウケのあまり、拍手とともにヒューヒュー言ってしまったよ。

 世間様的にはアジア大会といえば北朝鮮だろうが、私は試合そのものにかなりドキドキしている。女子は、プログラムを手直したという章枝ちゃんが出るし…白鳥がどう変わったのか見たいよ。ダイジェストじゃなく、ちゃんとTV放映してくれるかしら。
 そして、それより気になるのが男子。中国男子3人組が勢ぞろいするはず。きっとワールドには行かせてもらえないユンフェイ(←李運飛)のアピールの機会ではないか。まずTV放映はしてもらえないと思うけど、行けユンフェイ!

2月2日(日)

 破滅SFファン度調査、『日本以外全部沈没』が短編1位を独走してるってのは何なんでしょう。しおしおの事前予想によると、短編1位は『太陽系最後の日』だったが、なるほど『無常の月』に負けるのね。でもって、こんなに『さなぎ』が読まれていないとは(ちょっとショック)。『人類皆殺し』並みですか。。

 ついに大台へのカウントダウンが始まったかと思うと、憂鬱な一日。時限爆弾の音が聞こえるかのようだ。いや大台に乗っても楽しく生きてる人は一杯いるんだ。だからきっと大丈夫だ。

 昨日放映された、12月のお遊び試合のビデオを見た。え、ジェーニャ、最後デスドロップに変えたの??そりゃ誰かさんに比べたらショボショボだけど、あの音楽だったらデスドロップの方が目を引くよな。ユーロはどうだったんだろう。あ、なんかドキドキしてきた。今季の新技・スパイラルもかなりツボだが、ついにデスドロップも試合に登場か?

 あとは、ティムの3ルッツ3ループにびっくり。まだ跳べるんだ>セカンドに3ループ。クワド4回より、こっちの方が面白いと思うが。トッドの背広姿が素敵に可愛かったり、ヤグのグラディエーターがステップだけウィンター系になっていて驚いたりも。そういえば、ジェーニャのインタビューを見ていて、なんか表情が人間らしくなったなとも思った。余裕が出てきたか(笑)。うまい受け答えでございました。

 アジア大会の男子SP、何といっても注目は、李君がルーチーンを4T-3T、3A、3Rに変えてきたことでしょう。やばいぞ、この状況は(恐)。
 あと、放映のために、五十嵐さんと根岸アナが現地にいたのにもびっくり。そして雪ちゃん達があのSP衣装を変える気がないことにも(お願いだから変えて下さい)。ユンフェイは、点数見たところ1ミスかな。2位とか3位とかつけてる人もいてナゾだが。ま、仕方ないですね(泣)。明日頑張って。
 タケシはステップは今いちだったが、4-3がもの凄く綺麗だった。インタビューで、「明日は4回転を3回、トウループ2回とサルコウ1回降りて、プログラムもちゃんと滑る」と言ってましたが、マジですか。あ、ウソでもいいからプルからその言葉を聞いてみたいわ>トウ2回、サルコウ1回(トリプルじゃなくってよ)。

2月3日(月)

 大学では、死にたくなるような出来事があったわけだが、それは置いておくとして、アジア大会。
 章枝ちゃんがノーミスだったのも(あの5.5は何?)SPを放映してくれたのも嬉しいが、なぜ1位の荒川さんがダイジェスト?ナゾすぎる>NHK。男子は田村君の4-3-2にびっくり。綺麗だったな。ユンフェイは…何があったのか知りませんが、四大陸頑張って下さい。というかワールドでは、頑張って足して13位以内に入って下さい>チェンジャンとミン君(既に後ろ向き、いや前向きと言うべきか)。

 しかし、そんなことより衝撃だったのがタケシのフリー。最初のクワドは単独だけど綺麗だな、と思っていたら、その後のもの凄いリンクぐるぐる助走を見てモロゾフであることを思い出した。いくらサルコウを跳ぶためとはいえ、あれではニースのプルかと。
 サーキュラーステップの体を縮めてグルグルするのは、全日本の時はなかったような…その上あのストレートライン。全日本の時はわりと印象が良かったのだが、こうしてみるとあらゆる面であまりにもモロゾフ。というか、これならむしろヤグに滑っていただきたい。ヤグを出せ〜!と思わせるようなプログラムをアジアで1番の男に作るなよ>モロゾフ。このままじゃ、今期はコピープログラム対決(ジュベール対タケシ)になってしまう…キュ、キューバを復活…。

2月4日(火)

 再び親のことで揉め出したが(もう訳わからん)、それは置いておくとして、アジア大会。
 雪ちゃん達、ペアスピンまではよかったのにねえ。章枝ちゃんのフリーはつなぎはよくなったんじゃないだろうか。あまり違和感を感じなくなってきた。最後のスピードの落ちないサーキュラーが凄いですよ。ただ今回は前半が音楽に合っていない感じがした。セカンド下げられていたのは内容のせいかプログラムのせいか…全種類跳んで3-3入れないとインパクト薄いのかな(全日本以来感覚が)。

 あとは友加里ちゃん。出てきたときから顔が強張っていて、ジャンプも調子悪そうだったが、やっぱり彼女の身のこなしは好きだわ。美姫ちゃん、由希奈ちゃんに囲まれ、上も下もいて何かと大変そうな位置にいるが…だから名古屋だけ日本から独立させちまえってば。恩ちゃんに2枠取ってきてもらって。

2月5日(水)

 先日、ドブリンの写真(雑誌の表紙)をスウェーデン土産にいただいた(感謝)。ジュニアGPF2位とはいえ、ジュニアの子を表紙にするとはなかなか大胆な。で、そのドブリンにとって今季の正念場、ロシアのジュニア国内選は(世界ジュニアへの切符取り)今日からのはずなのだが…全然情報がないな。頑張ってね(ふっ)。

 ユーロを見られた方からいただいたメールによると(ありがとうございます)、プル君「吹いたら飛びそうな弱々しいデスドロップ」をやっていたらしい。さもありなん。目に浮かぶようだ。下手だけど新しいことをやるのと、迫力ないのでいっそのことやらないのと、どちらがいいのだろう…。スピンも今いちだったようだし、頑張って精進して下さいませ。トッドの道も一里から。

 「リンクは貼っても貼られるな!」名言だと思う(だからリンク貼らない)。

2月6日(木)

 実験して、夜実家へ。

 マガジン3月号を読み終わった。今回のテッド・チャンは『あなたの人生の物語』『七十二文字』より気に入った。どの作品も圧倒的にパワーが違うにしろ、好みはまた別問題だし。それにしても、あの写真の人がこの作品を書くのか(笑)。『主任設計者』は、泣かせる話でそれなりにいいんじゃないすか。

2月7日(金)

 午前中は親の病院。珍症例(診断困難)ということで、医者が集まってきて喧喧諤諤。こういうのを見ていると、働いていた時も日々思ったことだが、「人間なるようにしかならん」「治る人は治る」「人それぞれ、寿命は決まっている」などという言葉が頭を巡る(もちろん、治療を否定しているわけではない。病気にはさまざまな要素があるので、たとえどんなに医療が進歩したとしても、どう転ぶかはわからない、というだけ)。だから結局、その日一日一日を如何に幸せに生きるかなんだよな…。

 ドブリンはジュニア国内選・SP2位につけている模様。それよりグラジェフが5位でルータイ君が4位なのが…因縁って感じ。。

2月8日(土)

 ぴあでキダムのチケットを取ってから大学。夜スーパーに行ったら、ポンカンが出ていて小躍り(私がこの世で一番好きな食べ物、それはポンカン)。

 ドブリンは総合2位。これでジュニアワールドで見られるわ(ふふふ)。でもまだ3A跳べないのか…。それより、結局ルータイ君に負けてしまったグラジェフはいったい…。

 今日はソルトレイクのB&SのSPと、去年の全日本と、一昨年のジャパン・オープンのSPプルを見た(この頃ピンポイントに凝ってるのだ)。章枝ちゃん、やっぱり今年のフリーは構成が今いちというか、去年の月光が良かったというか…せめてサルコウは早めの方がいいのでは。ジャパン・オープンSPは、クワドですってんころり、アクセルもダブルにして、もう全然ダメじゃ〜という顔で挨拶しているプルが面白いのだ。というか、やはり私はボレロが好きなのだな。

2月9日(日)

 新しいノートパソコンを物色してみたり。そう、前のノートパソコンとおさらばしたのは、忘れもしない昨年の2月14日、五輪男子SPとFSの間の日でございました。

 去年の京フェスで、とてもためになったと思ったのは、合宿の非英語圏SF企画とその後の大広間でお聞きしたロシアの小説に関する話だった。ロシアでは、小説を読むという行為は、とても大変かつ大切なことと考えられていて、電車の中でさっと読んだり、簡単に読み飛ばしたりするものではない、と。なるほど、だからミーシンコーチは「ジェーニャは本を読む」なんて突然言い出したりするのね。
 ロシアでは、いかに現実から遠いたとえで物事を表現するかが勝負なのだとか。なるほど、だからミーシンコーチは常に意味不明のたとえを口にし、ポロシンは「コカコーラよりも水が美味しいと思う人」「蝶のように舞い、蜂のように刺す」「王子に恋愛結婚は許されていない」だのと書く、と。
 あの話を聞いて以来、ポロシン(ロシアのスポーツ記者)の記事が2倍以上楽しみになった気がする。というか、最早ファンと言っても過言ではあるまい。さあ、次はどんな訳の分からんたとえを…(笑)。



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