12月21日(日)

 家の近所に、一角の家が全てクリスマス用のイルミネーション飾りつけをしているので有名な地区がある。市内のそこら中から見物人がやってきて、渋滞してるらしいよ、と親に言われたが、まさか渋滞しているはずはあるまい、とたかを括って、夕方車で見に行ったら、本当に渋滞していた。狭い道に路駐多数、車がすれ違うのも困難な有様で、しかも傍を子供や犬がたくさんすり抜ける。
 何とか車をとめてイルミネーションを見に行くと、はあ、こりゃ見物人が集まるはずだわ。どの家もピカピカピカピカ、巨大ネズミーランプだの、不審者と間違えそうな大きさのサンタクロースぬいぐるみだの…あれ、年々エスカレートしていくんだろうな。うちの家の向かいも相当ピカピカしていて辟易していたが、あれを見てから家に帰るとしょぼいしょぼい。何でも月に二万、電気代がかかるという噂だが、さもありなん。飾りつけそのものも高価そうだしな。それにしても、みんなサンタクロースなんて面白くないではないか。一軒ぐらい大黒様とか貧乏神とか飾ったらどうだ。

 谷亮子さんの特別番組をちらっと見て、もしプルもこんな感じになったらどうしよう、と不安になってきた。いや実はもう既にこんな感じなのかもしれんが(そうじゃないと信じたい。神様)。

 年賀状を書き始めた。こんな早くに書き始めたのは10年ぶりくらいかも。

12月22日(月)

 明け方まで眠れなくて、夕方所見つけながら爆睡してしまった。

 インフルエンザ予防接種、2回目を受けた。

 夜は別口バイト。そろそろ風邪が増えだしたが、去年のように、あっちのベッドでもこっちのベッドでも39度の人が寝てる、なんてことはない。

12月23日(火)

 大掃除1日目。風呂とトイレと廊下と寝室と。年明けるまでもう汚すなよ。

 ドリフ大爆笑を見た。面白いやん。んで、全員集合に死体役とかでいつも同じ人が出てきてたでしょ、という話をしていたら、S君がぐぐって名前を調べてくれた。すわ親治と言うらしい。そうそう、こういう顔だったよ。ニンニキニキニキで馬の人もやってたのね。この人、志村けんが入る前から付き人してたのか。てっきり志村けん加入後に付き人になって、昇格を待ってる人だと思ってたよ。きっと色々あったのね。

 S君の知合いの人(ヤグファンらしい)が、こないだのGPFを母親と見ていて、どうしてプルが負けたのかわからず、とてもとても不思議がっていたらしい。試合当日の放映で時間がなかったという特殊事情があったにしろ、なぜ負けたかを解説しなければ解説者の意味がないよなあ(五十嵐さんも不思議がっていたのだ)。ディテイルさえ見れば、ど素人のファンでも理由は分かるというのに。まあ、最初はプルの勝ちって言ってて、負けたと分かると、ジャンプだけがフィギュアスケートではない、と言ったらしいディック爺(米解説者)よりマシだが(だからジャンプ跳びすぎたand跳んでないせいで負けたんだよっ)。しかし、サルコウ跳んでないことぐらいは、見てれば分かるんだから、せめてそのあたりを指摘してくれても良かったような。。
 S君はその人に、コンビネーションを3つ跳んだせいで…とちゃんと説明したようなので、これでナゾに思っている人が2人救われましたな。えらいえらい。

12月24日(水)

 一条寺さんとこ経由で、この日記のおとなりページを見た。どこを楽しめばよいのか今いち分からないが、うごうごしてて面白いからいいや。

 すごい。世間様はケーキや鳥肉のために行列してるよ。うちの今日の晩御飯はひじきだぞ。

12月25日(木)

 仕事しに行ったら、他の先生が仕事を終えないまま診察に入ってて、結局4時間無為に待たされた(流れ作業なのだ)。

 暇なので雑誌読んでたら、肥満の人がどれくらい余命が減るかという論文が載っていた。若い時から肥満なほど、減る余命は大きいらしい。黒人の場合、歳とってからデブになっても、大して余命は変わらないらしい。

12月26日(金)

 朝から新幹線+特急(+今年で最後の最強兵器・学割)を使って長野へ。雪の残る駅前は見覚えのある建物ばかり(嫌な思い出が…)。全日本選手権の行われるリンクは、五輪ホッケーが行われたところだそうだ。観客席が少ないのがちょっと不便だが、見やすいのは見やすい。

 男子SPは、高橋君がボロボロだったのと(全ミス)、岳斗君のステップが良かったのが印象に残る。そしてクドコーチ(イリヤのコーチ)が高橋君について全日本に来ていたのも。ロシア国内選前の大事な時期に日本に来ないで〜。

 女子SPは、何と言っても荒川さん。練習滑走中から一人だけオーラ出まくりで、素晴らしい演技だった。客席の関係者が数人でウェーブしていた。あとは、真央ちゃんが物凄く可愛かった。あまりの可愛さに、途中からカメラ取り出して、撮りまくってしまったよ。美姫ちゃんは、体が一回り大きくなっていてた(特に肩が立派)。3ルッツ3ループは何回見ても迫力あるな。一方、舞ちゃんはちょっと後退した感じに。仕草がねえ…去年は綺麗だったのに…。

 女子が終わるともう10時前後。外は寒い。とても寒い。凍え死にそうになりながら、ショールかぶってホテルへ。

12月27日(土)

 一日中大雪。寒い。寒い寒い。長野の人は忍耐強いなあ。

 全日本二日目。何と言っても驚いたのが大輔君の順位。ジャンプ転倒しまくりで、成功したのはトリプル一つのみ。それに居並ぶ高得点。点数が出た途端、会場はシーン。確かに滑りは物凄く綺麗だし、ステップもつなぎも難しそうなことをやっている。でも、ほとんどジャンプ全滅の演技にあの点数はないだろう。そこまでして高橋君を表彰台に載せたいですか、世界選手権に行かせたいですか>強化部長(…行かせたいんだな)。

 同郷のよしみで応援している織田君は良い出来だった。そして最終滑走の田村。いきなり練習滑走で4-3を降りたのを見てびびる。気合入ってるのはわかるけど、もうやめとこうよ(どきどきどき)。これを見た我々は、演技前に足元を片付け、スタオベの準備をして待つ。が、やはり緊張していたのか、クワドは転倒(残念)。でも昨日と同様、気合が入っていてステップが素晴らしく、途中で敬礼しながらジャッジ前を滑り抜けるところはもう感動でしたよ。曲がヤマトですからね、敬礼ですよ、敬礼。

 後半の女子フリー。意外にもノーミスの演技がほとんどなく、低調な試合だった。去年みたいに何人トリプルアクセル跳んだんだ?みたいな大会はそうそうあるもんじゃないわけね。去年が異常すぎて、観客もみんな期待が大きかったんだと思う。唯一のハイライト、美姫ちゃんが4サルを降りた時の盛り上がりといったら凄かったもの(笑)。その美姫ちゃんもコンボが入ってなかったし、最終結果には特に不満はないものの(章枝ちゃんも良くはなかったし)、美姫ちゃん優勝というよりも、上3人は全員3位の表彰台、という感じ。

 しかし、今年の全日本のハイライトは試合ではない。それは、表彰式が終わった後に起こった。スケ連の人が氷上に出てきて、ISU選手権大会派遣選手の発表をしたのだ(それにしても、試合が終わった後、本当に即座に決まるものだな)。「ええー、本田選手は四大陸選手権までに怪我が治ることが『わかっておりますので』」…そ、そうなんですか、わかってるんですか、予定とか診断とかじゃなくて、わかってるんですね(汗)。
 その後、「『実は』日本女子は非常に層が厚く、四大陸と世界選手権派遣選手は別々にしようということに…」実はねえ…ここにいる人はみんな今日の女子の試合、見てるんですけど。しかも、そんな申し訳なさそうに言わなくても(まあまあ皆さま方、こんな感じで一つ納得して下されば幸いです、みたいな)。でもって、四大陸の補欠は章枝ちゃんですか。GPFチャンプが補欠とは凄い国だな、おい。

12月28日(日)

 朝はだらだら起きて、馬鹿話をしながら駅前のドトールで食事をし、昼の特急で帰京。

 うーん、しかし結婚してから、とみに日常生活能力が低くなった気がする…。

12月29日(月)

 朝から大掃除の続き。思ったより汚かったため予想以上に時間がかかり、夕方のバイトに遅れそうになって慌てて家を飛び出す。駅まで送ってもらったのだが、S君が車にTVを取り付けていたため、車の中で何とか地上波のGPFのプルまで見ることができた。良かった、一応プルが負けた理由説明してるよ。

 前回の放映を見た身としては、サルコウを跳んでないですね、等々の白々しいセリフには笑ってしまいそうになったが、前回の解説をそのまま流されるよりは一万倍良い。ただ、「単独の3Aがないこと」は問題じゃないと思いますが。「3つ目のコンボの基礎点は〜点ですが、それが0点になってしまったので、〜点差のエマに逆転されました」とかいう説明をM中アナに期待するのは無体というものだろうか。

 夜のバイトは激しく暇だった。夜診開けない方が良かったのでは(私は別にいいけどね)。定時に終わった後、京都駅でしおしおをピックアップしてきたS君に拾ってもらい帰宅。家で、今季の情勢をほとんど知らないしおしおと、今季前半戦の復習を開始する。とりあえず「マリニンは驚異的に格好よくなった」ということで、意見の一致を見た。しおしお説によると、首と腰の動きが良くなったらしい(双子の弟に違いない、とも言っていた)。あと、今季の男子のプログラムで一番良いのは、タケシのフリーではないか、ということでも一致。

12月30日(火)

 昼前に起きて、昨夜うちに泊まったしおしおと、今季前半戦復習の続き。私はパントンは良いと思うのだが、しおしおはトンの体つきが気にくわないらしい(しくしく)。今季の白鳥な人たちを2人見た後、「もしかして西洋人の考える白鳥の動きは、鶴なのかもしれない」という疑惑にかられたしおしおだったが、バイウルの白鳥を見せると、なるほどこれが白鳥だ、と激しく納得していた。

 それにしても、4、5時間かければ、各カテゴリ上位10人ぐらいの新プログラムは押さえられるものだな。年末にまとめて見る、というのはなかなか良い方法かもしれない。

 実家の親が数年来の野望をかなえて、産地直送の蟹を買ったので、夜に食べに行く。これであと数年ぐらいはカニ食べなくてもいい気分。

12月31日(水)

 実家に行っておせち作り。既に親が下準備をしていたので(そして薩摩芋の裏ごしはS君がしたので)きんとん練るのと、お重に詰めるくらいで、夕方にはあっさり完成。

 ビジョルド『遺伝子の使命』を読み終わった。なんで「アトスのイーサン」じゃないんだ?まあ、超能力者は凄いねってことで。遠大な計画は私は好きです>あのオチ。

 豚のように舞い、豚のように刺す、っていいな。

 実家で鰊そばを食べて21時に家に帰ったら、明日の新聞(特集版のみ)が既に来ていた。ちょっとどうかと思う。

 いやあ、曙って相撲は強そうね。

 対外的には姓が変わるというイベントがあった今年だったが、個人的には病気で苦しんだ一年という印象が強い。まだまだ続くと思うが、とりあえず辛抱強いS君には感謝。それと、昨年末には一年持つかどうか、と思っていた親とたあが、元気で一年暮らせたことも幸運と思わねばなるまい。
 願わくば来年は今年よりもいい年でありますように。お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。よいお年をお迎えください。



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