7月1日(月)

 新シーズンが始まった。別に何が変わるわけでもないが、何となく正月気分。プルは28日のショーで、3アクセル3トウを降りたらしい(←試合でも2つ目のコンビネーションとして採用するぐらい難しい技)。

 未明に親から、田舎の親戚の愚痴と、結婚できないことへの糾弾の電話が(疲)。

 今日のバイトは暇だった。先週先々週と救急が来たことなどウソのようだ。

 ワールドカップが日本で開かれてよかったことは、いつも読む日記のサッカーに関する記述を、1割くらい理解できるようになったことのような気がする。

 ある方の日記を拝見していて、フランスのダンビエ(今年のユーロで有名、はウソだな、ちょっと注目された、なかなか素敵なプログラムを滑る選手)が去年のユーロにも出ていたことを知った。そこで去年のユーロをオンラインTVで見ていた時の、しおしおとのチャット記録を見直してみると、
私 「変だっっっ。今滑ってるひと変」
しおしお 「格好が?」
私 「しぐさが」
…変ということだけは、当時から認識していたらしい…。

 うちの先生は、スポーツは日本選手が勝つかどうかだけに興味があり、他の国の選手の試合はどうでもいいという人なのだが、五輪で本田がSP2位になったときは、私がメダルはまず無理、と言っていたためにフリーを見る気がしなかったらしい…。やはりメダルが難しいとわかっていても騒ぎ立てるマスコミは、それなりに役に立つものなのか(悩)。
 しかし、フリーも見た同期の子は、結局4位かよ、みたいな言い方してたし、聞くほうとしてはそっちの方が不快なんだよな(4位でもすごいやないの)。

7月2日(火)

 一日中、何やらバタバタ。この湿度こそ日本の梅雨だねえ。たあの体が心配だ。

 林さんのハヤカワ文庫SF目録落ちチェック。『冷たい方程式』目録落ち以来、あんまり驚かなくなってしまったな。『輪廻の蛇』や『時の門』『恋人たち』なんて、まだ落ちてなかったのか、と思ってしまった。しかし、さすがに『火星のタイム・スリップ』には仰天。ディックなのに。ディックなのに。

7月3日(水)

 英辞郎の「仏ベストセラー作家A・ノートン氏に聞く」を見るたびに、え?今でもベストセラー作家なの?と思うのは、私だけではないはずだ。いや、そもそも仏じゃないが。

 ぐったりしていたので、思わず『黒衣婦人の香り』を読み返してしまった。いい話だと思うんだけどねえ。『黄色い部屋』よりよっぽど。おかあさん、盗んだのは僕じゃありませんよ、ですよ。

 スケートサイトのソースを見直すと、tr タグがないテーブルがぼろぼろ出てきたりして、色々寒い思いをすることが多いのだが、今日は head タグを閉めていなかったことに気付いてしまった。
 …ここのソースなんて、書いた時以来一度も見直してないところが多いから、最早恐ろしくて見る気にもなれん。
 
7月4日(木)

 ついにアサインが公式発表された。予想通り、事前に流れた噂からあまり変更もなく、プル君におかれましては、今季は怪我をせずにワシントンに行っていただき、実力を発揮していただけるよう、お祈りするのみでございます。

 え、ええもちろん、長野のヤグ様状態にならないで済んでよかったなんて、ほんのちょっとしか思ってませんことよ。どんなに酷い状態でも、生プルには替え難し。

 今週は、夜痒くて起きる→抗ヒスを飲む→昼間しんどい、を繰り返しているので、なんかもう頭まわりません。

7月5日(金)

 図書館の書庫にもぐった。久しぶりに古本の匂いがするところに行けたので嬉しかった>古本なら30年前の論文でもいいのか。

 『フリーウェア』を読み終った。前半の方が後半より面白かった気がする。『ウェットウェア』を読み終ったときは、本当にフリーウェアが待ち遠しかったが、今回はそうでもない。リアルウェアはゆっくり待とう。…それにしても、「ラッカーの作品 ソフトウェア フリーウェア」てのは、やっぱり悲しいよな。

7月6日(土)

 いつもと違う抗ヒス剤を飲んだら、効きが悪い上にだるさが増強して苦しい。半日何もできず。夕方、故障していた空気清浄機が復活したので、今晩は少しマシになるかも(希望)。

 同期の子が「ショート・ショート」という言葉を知らなかった。「ドストエフスキーって誰それ?聞いたことない」という方ではない同期の子なので、ちょっとショックが(くらっ)。

 このページ、フィギュアスケート的に何かが起こると、アクセスが増える模様…。

7月7日(日)

 例によって明け方、喉と鼻が痒くて目が覚めたが、空気清浄機が効いているのだから痒くないはずっ、と気合でもう一度寝たら、1時間後に真っ赤な目とともに目が覚めた。駄目だ…気合ではマスト細胞には勝てん。

 自分で勝手にやって、自分で勝手に苦しんでいるだけだが、しゅーしゅーと恨みを吐いている人のインタビューを訳すのは、その毒にこっちまでやられてかなり苦しい。五輪前も、しゅーしゅーと毒を吐くミーシンコーチのインタビューを、ああこんなこと言ったら、そのうち跳ね返ってくるよ絶対…と思いながら訳していたが、今回はその跳ね返った結果を訳しているのでなおさらだ。なんというか、あんたら、ええ加減にせえよ…>ヤグ&ミーシン。

 その点ジェーニャのインタビューは、ヤグV.S.ミーシンの話はスルーして、たとえ上辺だけにせよ、昨シーズンのことはもう忘れたもんだの、COIツアーが楽しくって楽しくってだの、ホッケーやりたいだの犬と散歩だの言ってるところが安心できますな。

 以前から懸案のビデオ内容のインデックス作成は遅々として進まないので、死ぬまでにできることを目指すとして、とりあえずタイトルのインデックスだけ作ることにした。せめて通し番号のついたラベルでも貼っておかないと、メジャーな大会でもどこにあるのか、さっぱりわからん。01年ワールドのテープ、何バージョン持ってるんだ、私は…。

 織姫さま(?七夕は誰に祈るんだろう?)、どうかプルの足を治してあげてください。

7月8日(月)

 クスリを飲むと、それまで切り取ってしまいたかった喉や、鼻水止まらなかった鼻の痒みが面白いほど全くなくなり、頭もぼーっとしてきて、幸せな気分になる。が、しかし、寝る前に飲むと、翌朝目が覚めても体が動かなかったりするんだな、これが。…ヒスタミンとの戦いはまだまだ続く。

 アメリカの動画サイトに、プルシェンコの"career highlights"という、今までの名シーンを編集して、別の音楽に載せたビデオクリップがアップされていた。この手のもの、例えばTV局が編集したら、4回転3回転2回転とビールマンスピンだらけの無粋なものになるんじゃないかと予想されるが、ファンのやることは違う。

 いきなり、ソルトレイク五輪の表彰式に出てきた時の寂しそうな映像から始まり、ジャンプもスピンもステップも腰振りも満遍なくカバー、銀メダルに見入るプルや、最後の決めポーズ、キスクラもワールド表彰台も入っているという、しおしおをして「プルが可愛く見えてくる」と言わしめた優れもの。しかも転倒シーンがないので、安心して見ていられる。

 ということで、プルを見たことのない皆さま、一度いかがですか?→VIDEOS MONTAGES。世界初の3アクセル-ハーフループ-3フリップも見られますよ。ま、ちょっとパンツ一丁で腰振ってますが。

 SF SCANNERは、毎月絶対読んでいるコーナーだが、そんなに人気がないのであろうか。BOOK SCOPEや連載を読んでいない時はあっても、SCANNERを読んでいないことはございません。

7月9日(火)

 バイトの帰りに原付がエンストした。見るとガソリンメーターの針がEmptyのはるか下に。行きじゃなくてよかった…。

 大学で、簡単だと言うならお前やれよ、と怒り心頭に達する出来事が。その上、久しぶりに某米ヤグ掲示板に行き、例によって非常に不愉快な気分に。でもって、家に帰ってきたら、壁に巨大ゴキブリの姿。そろそろ出ると思ってたよ。ゴキジェットを噴射したが、へろへろのところを隅に逃げられてしまった。いつ再登場するだろう(恐)。…今日はロクなことがない日だな。

 昨日一昨日あたりから、Klezの量が増えており、1日何回もチェックして、せっせと削除している。アドレスから見て、スケート関係の人が感染しているようだが、感染者が誰かわからないというのは、本当に困りもの。
 無料ウェブメールを使っているので、100k以上のメールが1日10通以上来るというのは死活問題。予告なしに500k以上の添付ファイルを送ってくる知合いとかもいるので、受信できなくなると困るのだ(←そういう添付ファイルは大抵良いもの)。

 カウンタが60000をまわった。

7月10日(水)

 とある理由で夕方まで不機嫌だったが、夜データが出たので復活。今はワンステップでRTPCRが出来るキットがあるですよ。RNAとプライマー入れたら、3時間で目的のDNA断片になるですよ。魔法だ魔法だ。

 興味のある実験は楽しいのに、興味のない実験はこうまで苦痛とは。それにしても、間に合うだろうか。タイムリミットは来週の水曜日。

 00年のユーロフリーを流していたら、モニエがいた…髪の短い。さ、さわやかだった。しかもクワドサルコウ跳ぼうとして転けてた。

 で、今度はショートを見直すと、いやあヤグ凄いね。なんだ、あのデスドロップは。ヤグもプルもワールドに比べると今いちの出来だが、エレメンツを必死にこなす子供・プルに比べ、もうすぐ二十歳のヤグは端々まで神経が行き届いておられます。

 ところでこの年のワールドショート、神が降りたヤグは、最後は音楽を無視して、自分で演技を終らせている。一方プルは、最後のビールマンでバランスを崩したにも関わらず、きっちり音楽にあわせて終っている。これだけでも、この二人の違いがわかるような。


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