5月1日(水)

 昨日の晩からやばいと思っていたのだが、たあは時間感覚が狂ったのか、朝早くから起き出して散歩に行きたいと言うので、しぶしぶ連れて行く(←耳元で不満の鳴声を聞き続けるという拷問に合いながら寝るよりは、連れて行った方が早い)。が、おかげで著しく寝不足。

 実験は絶望的。もう、いや。

 ソルトレイク五輪で、後から2つ目の金メダルを授与されたカナダのサレー・ペルティエ組がアマチュアを引退し、プロに転向するとのこと。
 ちなみに、金メダルのエレナ・アントン組(ロシア)は、今後しばらくは休むとだけ表明している。あの騒動には、本当に苦々しい思いしか抱けない現在、エレナ・アントンには是非アマチュアに戻ってきてトリノに参加してもらい、「ソルトレイクではあんなこともあったね」と、以前のごたごたとして思い起こせる日が来て欲しいと思わずにはいられない。

5月2日(木)

 ちょっと、何ですかあれは!!速いよ、速く見えるよ、シットスピン!
 いや、話には聞いていたが、実際に映像を見るとびびってしまったぞ。スタンドスピンも、腕の位置が今いちなのは相変わらずだが、速くなってるよ〜! (驚)

 ということで、COIの映像を見せていただいた。ジェーニャ、ジャンプはダブルだったし、休んでいるところも多かったが、ステップは凄かったっす。特にストレートラインは格好いいぞ〜!あれは生で見たら、さぞかし凄かろうて。

 他はまだペトレンコしか見ていない。今年の犬のぬいぐるみを持ったプログラムは評判が悪いが、私はとても気に入った。前の囚人や女の人ぬいぐるみプログラムより良いと思う。合間もしっかり踊ってるし、大きなぬいぐるみを持ったまま、スピンやあのペト様ジャンプが見られるし(嬉)。

 ちなみに、さすがにアメリカ人にさえも一部で不評のエンディングは実にひどかった。半分が外国人の集団に、アメリカ国旗の服を着せて恥かしくないのか?(恥かしくないんだな、アメリカ人は…)
 その中でも、最悪クラスのセンスの悪いパジャマのような国旗服を着せられていたジェーニャだったが、動き出すと意外に似合っているように見えた(所詮「意外に」レベルではあるが)。
 しかしともかく、あのナンバーはやめたほうがいいと思う。去年一昨年に比べて、あまりにもレベルが低いぞ。

 引き続き、たあは時間の見境がなくなっており、今日も7時前に起こされる。そりゃあんたは、一日20時間以上寝てるからいいかもしれないけど…せめて私も連続5時間以上寝かせていただきたいんですが。聞いてる?

 午後から、来週末の教室主催の学会の準備など。来週末のことを考えると憂鬱だ。実験は染色など。

5月3日(金)

 一計を案じて、丑三つ時にたあを散歩に連れて行ってみたが、結局7時過ぎにまた起こされた。駄目やん。これはあきらめて二度寝するのが正しい対処だな…。

 昼過ぎと夜に大学に行った以外は家でだらだら。

 真面目にHP作成ソフト買って、使い方学習したほうがいいかも、と今日はじめて思った。英語版含めて同時に6つファイル作るのは、ひたすら面倒くさいっす。

 毎日新聞村田記者5月2日

5月4日(土)

 早朝の散歩後、二度寝するも、たあの寝言がうるさくて安眠できず。もう少し静かに寝てくれないものか。

 今日はお出かけしようと思っていたのだが、雨で断念。代わりに、夕方たあを連れて田中邸に乱入。おびえる犬嫌いの人がいたので面白かった(おい)。

 COIツアー、通しで見たが、やはりペトレンコに見入ってしまった。どうして評判が悪いんだろう。あれだけ踊れる人はいないと思うのだが。それとも私がペト中なだけ?
 他には、セーラー服着て、YMCAで踊るガリンド(←ゲイをカムアウトしている)が面白かったかな。まさにそのまま。

 ちなみに合間画像のジェーニャは、ボーン姉さんにサッカーの相手をしてもらっているところくらい。つるむ仲間はできたのかしら(不安)。それにしても、去年、一昨年に比べると、はっきり大人に見えるな。

 今年は忘れずにチェックして、ローザンヌコンクールを録画。まだ一部しか見ていないが、ど素人目に見ても、今年のレベルは低そうに思える。残念。

5月5日(日)

 パソコンを消して寝る準備をして、ふと思い出したことがあったので、もう一度パソコンの電源を入れたところ、壊れていた。
 朝起きても状況は変わらず、サポートに電話したら「駄目ですね。初期化してください」と言われる。最後の手段として復活呪文を教えてくれ、ワラにすがる思いで唱えたところ、なんとか現状復帰して事なきを得たが、寿命が縮まったぞ。なんて恐ろしい。しかも原因不明。

 ということで、昼間はばたばた、夜はバックアップ取りに必死。でも今日は布団を干せたから、ふかふか布団で寝られたたあは満足であろう。

 ローザンヌを最後まで見た。フリーでキトリを踊ったロシアの女の子が素敵だった。あとは、一瞬放映された歴代優勝者の映像。熊川哲也、16歳だったのか。あの時放映を見ていて、ふうんこの人は凄いのか、へえ、とだけ思った覚えがあるが、今から見たら凄いな、あのジャンプ。

 で、今年のワールドのフリーを少し見直したりして。やはりサーシャ・アプトは生で見るほうが数倍良いような気がする。これは凄いと思った予選も、TVで見ると欠点が目について…生だとオーラにやられるとみた。

 また嫌な知らせを聞いてしまった。

5月6日(月)

 例によって早く起こされ、午後から実家にたあを返しに行く。その帰りに買い物に行ったのが、唯一休みらしい行事だったかも。結局、毎日大学行ってたような(虚)。

 夕方に親が旅行から帰ってくるはずだったのだが、夜になっても一向に連絡がない。たあを置き去りにしてきたので、親が帰ってこないと困るのだ。何回電話しても留守電になっているので、心配になって夜中に実家に押しかけると、親は帰ってきていて、たあに、ん?なんで来たの?てな顔をされる。
 なんでも、携帯に連絡入れておいたから、それでいいと思って寝てしまったそうで。携帯壊れてるって言っておいたよね?「うん、でも直ってるかと思って」はあ?家の電話の方に一言入れておくのがそんなに大変だったわけ?帰ってきたという連絡がなければ、こっちが不安になることぐらい予想つかなかったわけ?たあを一人にしとくわけにいかんでしょうが。
 しかも、家に戻ってきて留守電を聞いたら、私が実家へ向かった後に、親からの返事らしきものが入っていて、それがなんと無言だった…それじゃ帰ってきたかどうかわからんでしょうがっ。昔はそういうことはきちんとする親だったのになあ…。

 夕方大学へ行くと、机の上に先輩の置き土産が。アルベールビル五輪のEXだ(嬉)。ペト様だペト様だっ。
 EXプログラム自体はそんなに好みではなかったが、アンコールが無茶苦茶格好よかった。ああ、ペト様だよー。おまけに2度目のアンコールで3アクセルを連続で跳んでいた。すげえ。
 今さらながらペトレンコファンと化しているが、映像はあまり見たことがない(リアルタイムでも見ていたと思うが、ほとんど記憶にない)。五輪4種類と、N杯2種類、ショーが4種類ぐらい。まあ、こうやって時折福音が訪れるくらいが、先の楽しみがあっていいのかも。

5月7日(火)

 午後からバイト。GW明けであるからして、1週間前から風邪を引いて云々、の人がたくさん。

 だらだらしていたら、また教室から帰るのがべべたになってしまった。しくしく。←べべた嫌い。

 今年のワールドSPを見直してみると、本当に観客の声援がものすごい。これはもしかしてカナダより凄いのでは、と去年のワールドを見直してみたら…そうかも。確かにカナダも歓声は凄いが、手拍子の統一ぶり、試合後に立つ素早さなどは日本もひけを取らない。素早いのは、観客の年齢層が低いのと(カナダはお年寄りが多い)、大挙してリンクにものを投げにいくので(←これはかなりみっともない)下準備で立ちかかっているせいではないかと。
 んで、去年のヤグSPを見ると、怪我した状態でのジャンプであっても、今年の本田と比べて、質が全然高いように思えた。こんなに違うのか。しかし、このSPはいつみても凄いな…(遠い目)。

5月8日(水)

 昼間は、臍帯血をエリザベト・バートリにあげたら喜ぶか、などとくだらない話をしながら、みんなで細胞取り。

 さて、一人だけ試合用のプログラムを滑っているせいもあってか、なかなか評判がよい出稼ぎツアー中のプル君。プルファンではない人が書いた最新のレポの中で、またスピンが速い!と驚かれていた。本当にみんな驚いてるな。映像を見た今となっても、スクラッチスピンが速いプルなんて、どうも想像がつかないのだが(おい…)。

5月9日(木)

 一日中眠かった。GTTの合間に熟睡。
 
 五輪前にアメリカの新聞に出たプルの記事がある。プルがいかに苦労して大きくなったか、という特集記事で、内容が事実としても、書き方はお涙頂戴系。これを初めて見たとき、私は嬉しくなかった。なぜなら、去年の世界選手権の前に、同様にヤグの生い立ちをまとめたお涙頂戴ものの記事が出て、世界選手権でヤグは負けたから。←迷信深い私。

 それはともかく、この記事の力はすごいものがある。北米でも日本でも、プルに対する好意的な意見が一気に増えたように思えた。それまでも、プルの苦労話はちょくちょく出ていたが、まとめてあるとこうも違うものか、という感じ。
 見た感じでプルに好感を持たない人もたくさんいるので、こういうキャンペーン的な記事の存在は貴重だと思うが、記事一つにこれほどの力があるものか、情報操作はいかに重大なことかと、この記事の影響を感じるたびに身近に実感する。

5月10日(金)

 明日からの行事のことで、教室員総出で大騒ぎ。備品をたくさん移動しなければいけないのに、雨降ってるし。
 長机がたくさんあったので、合間に机に座って足をぶらぶらさせ「ソルトレイク五輪フリー後のプルごっこ」をしていた(←プルは、自分のフリー演技が終わった後、ガキみたくその辺に腰掛けて足ぶらぶらさせ、気の抜けまくった顔で何かモノ食いながら、ティム君の演技を見ていた。その後に、極不満顔の表彰式が続く)。あ、なんか自虐的だな。

 んで、大騒ぎの最中に先生と二人でこっそり備品のグランドピアノを弾く。ううっ、何年振りだろ、本物のピアノ弾いたの(嬉)。しかし、所詮小学校低学年レベルの私、暗譜で弾ける曲などないに等しいのであった。グランドピアノなんて、猫に小判もいいところ。
 それにしても、なぜ先生は、月光だの愛の夢だの、叙情的な曲ばかり弾くのだろう…(私はそういうのは苦手、速くて低音響くやつが好き)。

 たとえ毎日おばあちゃん扱いされていようとも、私は自分が体が弱いとは思っていない。高校時代は皆勤したこともあるし、研修医2年間も死なずに乗り切ったし、第一病院にいる人を思えば、私が不健康などと言っては、ばちが当たろうというもの。
 しかし、今日の夕方、ひょんなことから漢方の先生に診察され、虚弱体質だと言われてしまった。ほんまかいな。いや、この吹き出物と肩凝りと便秘と生理痛が治る薬がもらえるなら、何と言われようと別にいいけど。特に前2つ。この頃、肩痛くて痛くて、まじでミオナール飲もうかと。

 ダリぐーぐる素敵。


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