12月21日(土)

 昨日はどれだけ薬を飲んでも、全く食べられなかったのに、今日は少しぐらいならものを食べても大丈夫なのがどうも信じられない。

 土砂降りの中、全日本を見に会場へ。なんですか、女子のショートってトリプルアクセルや3回転3回転を跳ぶものでしたっけ。美姫ちゃんの3ルッツ3ループも、あまりにも当たり前に跳ばれていて、去年ほどの驚きはありませんでしたよ。章枝ちゃんが調子悪かったのと、荒川さんのミスが残念。

 帰宅後、タケシがモロゾフ作の新フリーを用意していると知り仰天。お金かけられてますな。

12月22日(日)

 全日本フリー。最終滑走だったためもあって、勝負から超越しているタケシが出てきた時には、こちらの気分は新プログラムお披露目会。たとえ4トウこけて、2回目の4トウが3トウになり、4サルが3サルになったからといって、それが何だと言うんですか。モロゾフステップが見られただけで私は満足ですよ。新プログラムは…ストレートラインは覚悟していたより悪くないと思ったし、マミーよりはマシなプログラムだと思うが…キューバに戻す気はどうしてもないのね。

 男子を見ていたときは、やっぱりスポーツだしジャンプ跳ばないとダメなのよね、ジャンプだけじゃ駄目だけど、その前にまず跳ばないと、なんて思っていたというのに、女子ときたら…もうお腹一杯、ジャンプはしばらく見たくない、って感じ。練習滑走を含めると、今日は女子のトリプルアクセルを一体何回見たことか。美姫ちゃんも練習では4回転降りてたし、3回転3回転って女子の標準装備でしたっけ?

 恐ろしいことに、女子の最終2グループは世界選手権の最終グループを超える物凄さ。12歳で3回転3回転3回転とトリプルアクセル降りちゃう人、3アクセル2トウを降りる人、数年前なら優勝できるレベルの演技で9位になっちゃう人、その他いろいろ。

 最後から2番目の滑走の章枝ちゃんの時には、凄いものを見せられ続けて観客もいい加減疲労気味。しかし、上位陣の中で1番ジャンプに不安があるのは、ワールド銅メダリストの章枝ちゃん。最初の3ルッツ2トウを降りた時の歓声も大きかったが、中盤のループでトリプルを降りた時の歓声ときたら。ループの直前、私の周囲は特にみんな息を詰めていたが、TVで見ても歓声が全然違うところを見ると、会場は一億総おかん状態だった模様(笑)。
 その後、2つジャンプをだぶったのが残念だった。せめてもう1つ成功していればなあ。あのプログラムはやはりちょっととは思うが、昨日のショートとは違う良い演技で楽しませてもらった。

 でもって、ここで終わりではなく、最終滑走の由希奈ちゃんもノーミスでとてもよい演技。最後までお腹一杯の全日本だった。っていうか、何なんでしょうか。こんな国内選をやってる国なぞないぞ。まだジュニアにいる選手が多いが、来年になったら日本女子、3枠じゃ足りません。5枠ぐらい下さい。

12月23日(月)

 大学経由で実家へ。父親により今日下された結論。私は公務員に向いているらしい。

12月24日(火)

 午前中は親の病院。シンチ恐るべし。さあ、いよいよ忙しくなるぞ。

 いえ、体は大丈夫なんですが、食事が入らないので体力が落ちていて夜すぐに寝てしまうので更新できないのです(言い訳)。
 
12月25日(水)

 プルはインフルエンザで国内選を休むらしい。まあユーロ・ワールドには出してもらえるという見込みがあった上で休むのだろうから(そうじゃないなら恐ろしすぎる。アプト・クリムキン・ティムチェンコでワールドになぞ行かれた日にゃ、見ているこっちの身が持たない>サーシャとイリヤで足して13位以内なんて)別にいいのだが、ロシアにタミフルはあるのだろうか。というか、その前に予防接種はないのか。私より頻繁にインフルエンザに罹っていてどうする。国内選前だからよかったものの、これがワールド前だったらどうするつもりよ>プル君。

 アルビノーニのアダージョのバレエを見せていただいた。なんだな、そもそも氷上を高速で滑りながら苦悩するのに無理があるのでは、という気がしてきた。それにジャンプはともかく、苦悩するのになんでビールマンスピンせにゃならんのだ。
 元々のバレエの方がずっとずっと素晴らしいのは致し方ないことだが、やっぱりジェーニャは踊り狂うか、カルメン路線の方が似合ってるんじゃないかと思ってしまった。ま、まだ若いし、違う路線をやってみるのは大事だとは思うけど。

12月26日(木)

 午後から親の病院。予想されたことではあるが、親の出産しなさい攻撃はいよいよ本格的になってきた。二進も三進もいかないとはこのことか。

 私も気になります>ハヤカワ文庫SF。

 自業自得なのだが、あの大量のファイルを仕分けしてリンク貼り直すかと思うと、今からめまいが。それに、思ったより色々とゴミファイルをアップしているものだ…。

12月27日(金)

 ロシア国内選は、今年も唐突にオフィシャルサイトが出現した。なぜ当日まで整備しないんだ?女子の結果がなかなか出ずそのまま寝てしまったが、起きてみると、イリヤはなかなかの出来でSP1位。良きかな、良きかな。
 しかし今回はロシアでも、男子SPでクワドを降りるのは2人だけ。日本とあまり変わらんな。

 午前中は親の病院。今日行った病院はひどかった。凄い考え方の医者が未だたくさんいることは知ってはいたが、あんな封建的なところが平然と繁栄しているとはねえ。

12月28日(土)

 午後から大学。
 
 今ごろにマガジン1月号を読み終わった。シナリオ版ユービックは結構面白かったが(しかしユービックってどんな話だったっけ?)前半部・了とか言われるのもな。マーティンは面白かった。

12月29日(日)

 クリムキンは自爆して(というか、いつものイリヤだな、あれは)2位に終った。アプトもかなりボロボロだったので、千歳一隅のチャンスだったのに、と思うと結構くやしいのだが(なんたって、五輪チャンプ&世界チャンプ4回の男も持っていないロシアチャンプの座)、あの内容じゃな…去年の国内選より出来が悪いってのはどうよ?
 で、結局フリーでクリーンな4回転を降りた人は誰もいなかった模様…いくら上2人がいないとはいえ、世界4位とGP優勝者がいる国の国内選にしては悲惨な試合ですな。。

12月30日(月)

 引越しを終えた実家へ。自動で電気がつくのは鬱陶しい、床暖房の上で布団敷いて寝ると熱い、ことを学習。たあは数日前からご飯を食べるようになっていて、今のところ家族内元気度No.1の座を確保している。

 そういえば、全日本でもロシア国内選でも、採点は旧方式を採用していた。新採点法は、ジャッジは好きな点出し放題、自分が出した点の責任は取らなくてもよいという凄まじい方式なわけだが、そういう根本的なところをさておいても、どのジャッジが何点を出し、誰に何位をつけているかわからないというのは、観客の観戦の楽しみを著しく奪っていると思う。

 野球で、投げた球がストライクかボールか選手にも観客にも一切公表されないとしたら、見ていて楽しいだろうか。旧採点方式だった全日本では、例えば恩ちゃんに5.8を出したジャッジが他の人に何点を出したかわかったし、割れているプレイスを見る楽しみもあった。今シーズンだけであの新方式が葬りさられ、再び「おい4番ジャッジ(怒)」などと自在に言える日が来ることを祈らずにはいられない。

12月31日(火)

 近所のミニダックスが遊びに来た。鼻面が長くて可愛い。

 実家から一旦家に戻り、大学経由でまた実家。

 この一年は最初から最後まで色々なことがあり過ぎた。あらゆる面で先が見えない状況にある今、良い一年だったとはとても言えないが、色々楽しいこともあった一年だったとは思う。さまざまお世話になった皆様、どうもありがとうございました。良いお年を。



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