10月11日(金)

 先生と出かけたら、車酔いしてふらふら。気分悪い。

 8月17日のスペイン合宿ガラの動画を見た。新SPアルビノーニ、なかなかよろしゅうございました。スペインに着いて数日目でのこの披露、まだ振付も何もあったもんじゃないが(ステップ、マイケルジャクソンメドレーだし)、同じゆっくりしっとりした曲でも、「瀕死の白鳥」のように「ぼくははくちょうのふりをしています」的でもないし、お陀仏になった「くるみ割り人形」のように頑張って美しく滑ってる感もないし、これは振付次第では新しい面披露ってことになるかも(期待)。

 まだ変えるかもしれないが、曲がブツ切りじゃなかったのにも安心。静かなのでひとつひとつの技術をしっかり見せている感じがするし、これなら苦悩したり哲学したりもできようし、ただいつもと同じステップだと、なんかヨロヨロしてるように見えるな。今までと全然違った曲だけに、かなりの賭けだと思うが、ニュー振付師、頑張ってほしい。

 ジュニアGPでドブリンが一勝目。フリーは結構点数が出ているので楽しみ。これからシュービンとグリアジェフとの勝負になるのか。

 ノーベル化学賞の田中さん「授賞式、妻もドレスを着て、後でダンスをしなきゃいけないらしいんですが、そんなこと…」。そうだよなあ、んな習慣があっても困るよなあ。

10月12日(土)

 野暮用で、島津資料館に行った。今日初めて知った驚愕の事実。幼い頃、大阪京都間をよくJRで往復していた私にとって「GSバッテリー」という単語は馴染み深いものだった(電車の窓から看板が見える)。ところがこのGSというのは、なんと島津源蔵のイニシャルだったのだ!ってこれもしかして常識ですか?

 フランスで行われていたトップ・ジャンプ(ジャンプのみの競技会)。前回の覇者クリムキンは崩れ、ヤグディンに王者の地位を奪われた由(この言い方格好いいな;)。
 それにしても、ヤグはジャンプを跳べるんだよな、とつくづく思ってしまいましたよ。4回転跳びまくりのゲーブルが世界チャンピオンにならずに済んでいるのも、ヤグとプルがジャンプを跳べるおかげ。いや本当、冗談ごとじゃない。ヤグはここぞという大会以外は結構ジャンプを失敗するが、それでも並外れて跳べることに変わりはない。ステップもスピンもプレゼンも標準以上で、しかも確実にジャンプを跳べる選手が上位にいるからこそ(しかもどっちか失敗or欠場したときに備えて、予備入れて2人)、今の男子はジャンプ祭りの謗りを逃れていると言っても過言ではないだろう。って何か、もしかしてそれはミーシンコーチのおかげってこと?

 先日のキャンベルのプルの鮮明な動画があがっていた。さすが毎日滑っていただけあって、音楽の中を泳いているようなスケーティングが素敵だった。こりゃプレゼン出るはずだわ。一方ジャンプは、後半は全て本当に痛そうな感じで降りていて、一瞬泣きそうになってしまっただよ。あと、一つ間違いないこと。スピンが上手くなってる。速度が落ちることなくたくさん廻ってるビールマンはさておいても、シットとスタンドスピンが確実に速くなっている。

10月13日(日)

 天気が良かったので、鴨川(高野川)に遊びに行きました。犬がたくさんいて楽しかったです。

 アメリカの雑誌に載った、プルと推定彼女とのツーショット写真を見て、頭抱えそうになりましてよ。ああ、彼女、どうかプルを見捨てないでやって下さい。

10月14日(月)

 未明に、プルへの誕生日メッセージを考えて苦しんでいた。しおしおに原案を見せてみると「良い感じだが、でももそっと女子高生パワーのようなものを感じさせてほしい」……無茶言うな(笑)。

 なんか大したことしてないのに疲労を覚える。目が痛い。

 今日聞いたデザインのお話はすごかった。女と男で好みのデザインが違うなんて、本だけで読む理論上の話のように思っていたよ。落ちまくって、もう落ちるウロコがない。

 たぶんカウンタが70000を廻った。

10月15日(火)

 本日、火星から木星に引っ越しました。前からミラーの準備だけはしていたのですが、夕方注進メールをもらい、移動しました。
 ページがなくなったのを見て嫌な思いをされた方には非常に申し訳ないと思いますし、そもそも最初からハンドルを変えなかったのが悪いのだと複数の人から怒られもしましたし、こそこそするのも嫌なのですが、時節が悪いこともあり、とりあえず一旦引っ越すことにしました。

 もし自分が見ているサイトが急に引っ越してしまったら、と考えると、申し訳なくて正直すぐにでも帰りたい気分ですが、まあそういう訳にもいかないし…(往生際が悪い)。それにしても、もう3年近く同じアドレスだったのに引っ越すというのは、本物の引越しと同じくらいドキドキしますな。

 連休中ずっと作業していたせいか(?)、少し連続してモニタを見るとすぐに目がちかちかする。

10月16日(水)

 うーん、私はぐーぐる様の能力を誤解しておりました。そういうシステムになっていたのか…せっせとロボ除けタグを貼った労力はいったい(馬鹿)。こうなりゃ、しおしお曰くの「隠すからあやしいんだ。大っぴらにしてしまえ!」の方がいいような気がしてきた。荒らされるなら一連托生!みたいな(違う)。

 このあいだのアメリカの試合の映像を一部見た。ティム…あの新フリーは何なんでしょう。パリアメより退化しているように見えるのは、ジャンプの調子が悪かったせいだけですか。いや、久しぶりにティムを見たので私が衝撃を受けただけかもしれんが…直後にプルを見たら、いやにうまく見えましたよ。

 タケシの新フリーは、どうも今いちな印象。衣装はこれから変わるとしても、何となく盛り上がりがない感じが。あれならヤマト君の方がいいな。というか、キューバを滑るつもりはないんでしょうか。いいプログラムだと思うのにな。

 そしてプル君は…見事なきのこアタマだった。動いてるとそれほどとも思わなかったが、私服だと変だぞ。それに毎回言っているように、演技前にはヒゲを剃りなさい。しかしプルファンなんてものは、この2つで動じていてはやってられんのであった。
 演技の方は、最安定ジャンプのフリップですら危なかったし、サーキュラーずれてたし…しかし、4トウ転倒・3トウしかジャンプを跳んでない段階でも、振りに盛大な拍手、手拍子が起きているのが嬉しくて、あまり気にならなかった(おい)。というか、ストレートラインでクラクラしてたし。ま、久しぶりに見るとファンなんてこんなものか(?)。

10月17日(木)

 大学に行ったら、今日手伝うはずだった教室の仕事が、秘書さんが手伝ってくれるからいい、とお役ご免になっていた(嬉)。しかし、そのためにわざわざスーツ・スカート姿で行ったのにな。スーツは、今日手伝う予定だったことを忘れて普段着で来た先輩が代わりに着てくれたが、スカートはただ不便なだけ(上からすっぽりつなぎを着てする実験があるのだ)。

 相変わらず目が痛くて、モニタを長時間見ていられない。周りの説によると、ホメオスタシスが維持できていないせいらしい(泣)。

10月18日(金)

 一歩さんの『旦那の帝国』。素敵です。
 「センス・オブ・ワンダーとは、ワンダーな感覚の事です。ワンダーな感覚は、直感で判るのです!」
 「先生も覚醒すれば判ります」

 ああ、センス・オブ・ワンダーのことを考えてたら、ヴァーリイが読みたくなってきた。

 林さんも泣かされたらしい『航路』。後ろだけざっと読み返して、48章でちょっと泣けた。
 よく考えると、今までで一番泣いた小説は『死者の代弁者』のような気がする。次が『エンダーのゲーム』。そういや、中2のときに『冷たい方程式』のあら筋を読んで1日固まり、高1のときに本体を読んで1晩泣いたような気も。あのころは純真だったな。

 プルの新しいインタビューが出ていたが…一体トルコで何してきたんだ?まだ翻訳が出回っていないのでよくわからないが…とりあえず先に言っておこう>「さすが芸人」。

10月19日(土)

 昨日の夜、遅ればせながら前URLに削除の掲示を出したところ、その掲示を見て下さった方が想像以上に多くて、なんかもう…本当に本当に申し訳ありませんでした(と、ここに書いても意味がないのだが…)。お詫びの言葉もございません。SF研MLにも移転メール出したりして…恥かしすぎる。。

 『マイナス・ゼロ』を読み返していた。文化庁、是非これの英訳を。

 昨日のプルインタビュー、即座に訳して下さった方がいて読むことができた。トルコで休暇中、ホテルの余興コンテストでストリップをやらされ、優勝したらしい。しかし、そんな競技で誰がプルに勝てるというのか。相手は1年間、世界中をストリップしてまわった男だぞ。
 20分間のインタビューなのに、コンテストの内容について得々と語っているところを見ると、優勝してさぞ嬉しかったのであろう…さあ、もう一度言おうではないか>さすが(略)。

10月20日(日)

 リストだけ作ったまま放置してあったビデオの整理。そろそろ本格シーズンに入るので、ラベルを打ち出すのは諦め、今貼ってある手書きラベルに通し番号だけ手で書くことにした。見かけは悪いが、この際致し方ない。これでリストに検索かければ何がどこにあるか、わかるようになったはずだ。たぶん。>プル関係87本それ以外82本。
 しかし、この本棚の空き具合では年末の本整理が恐ろしい(本とビデオは一連托生)。うーん、電子ピアノの足元にカラーボックス入らないかな。

 マガジン11月号。私は編集後記から読むのでいいが、目次だけ読むと連載以外の小説は飛浩隆のみ、というのはどうなんだろう。別に飛浩隆がどうこうというわけではなく(今回はわりと面白かった)雑誌としてのお話。

 それにしてもSFミステリというのは私にとっては何回聞いてもなじめない言葉だ。『鋼鉄都市』はSF、『猿丸幻視行』はミステリでええやん、何も混ぜんでも、みたいな。ジャンル観念を強化しているように思えてしまうせいかな。

 キャンベルの続き。ワイス、確かにミスは少なかったけど、スピン以外ではヤグ・プルには勝てないでしょう。キスクラで妻が5.4〜?と叫んでいたのが恐かったよ。
 ヤグは、ジャンプはともかくステップがへこへこ。にもかかわらず、他の人とは差が歴然で、思わずちょっと見入ってしまった。

 女子、ボルチーはなかなかよかった。でもあの曲はちょっと…A→B→A→Bとつなぐのはどうかと思うよ。APMは出来はよかったけど、コーエンとはまだまだ質の差があるように思えた。
 そのコーエン、新プログラムは良いとは思ったが(ジャンプは相変わらずだったけど)、あのステップは本当にどうにかしたほうがいいんじゃないだろうか。あそこまでヤグそのもの(というかモロゾフというか)のステップを踏まれても…。
 怪我でGP棄権のサラはジャンプが重そうだった。これからまだ体型変わるだろうし、大変そうだな。優勝したクワンの新プログラム・アランフェスは、背後に曲を流してエレメンツを見せているだけに思えたが、結構気に入った。あれはオーラが出しやすくて有利なんじゃなかろうか。



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