10月1日(火)

 朝起きると、雨がざーざー。用意はしていたが、家まで帰るのが悲しい。午後も、雨に濡れながらバイト先への往復。

 とはいえ、家に帰ってきて、ユンフェイがNHK杯にエントリーされたことを知ったので、今日は一日幸せ。うーん、なぜユンフェイが京都に来ることでこんなに元気が出るのか、我ながらナゾだ。

 今日は親の誕生日だったが、歳を聞いてびっくり。そりゃ歳をとるのは自分だけじゃないわな。この頃、同じことばかり何回も聞かれるようになったのも仕方のないことか。

 マガジン考課表、『夏の硝視体』の評価が高いのは予想通りだったが、『遺跡の少女』が低かったのは意外。

10月2日(水)

 実験がことごとくうまく行かないので、いらいらいらいら。

 『ワールド・フィギュアスケート』8巻が届いた。→新書館。相変わらず田村さんの個人誌状態だが、それにはもう慣れた。ジャッジの不正疑惑に関する記事も多く、田村正人さんの「求められるのはジャッジの質の向上」、田村明子さんの「ジャッジが採点理由を明らかにすべき」という発言には、死ぬほど同感。

 COIレポのページには、プルの写真がちゃんと載っていて、人気選手のファンである有難味をしみじみ。それにしても、「ヤグディン物語」の『彼がついに得ることの出来なかった「父」ミーシンの愛情』にはちょっと笑ってしまった。過去形で言い切らんでも;

10月3日(木)

 実験が相変わらずな上、今日は痛いので、さらにいらいら。しくしく。

10月4日(金)

 激震。読んで固まった研究者も多かっただろう。レトロももう終わりだ。

 多かれ少なかれ予測されていたことではあるが、こうなった以上、事の実際がどうであれ、今後の臨床応用は難しいだろう。アデノだって、あのフルミナント以来、全然だし。これからまた、全体の方向が大きく動くだろうな。

 NHK杯チケット取りは、予想以上に大変だった。「プルもヤグも来ないのに!」としおしおは憤っておりました。五輪後だから?それとも、ついでに観光できそうな京都だからか?

 ああ、日曜朝の試合が今から不安でたまらん。事実上GPファイナルのような面子とはいえ、一応お遊び大会なのに。ああ、ドキドキする。。

 姫川みかげさんの日記を読んで、『異邦の騎士』を読み返してしまった。確かにあれは私も衝撃だったし、私がこの作品を好きなのは、それに起因しているところが大きいことも確かだが、それが「ネタバレ」だとははっきり認識していなかった。危ない、危ない、気をつけねば。

10月5日(土)

 うわあ、プルまた怪我だよ。2週間前は歩けなかったって…八百万の神様、お願い助けてあげて。もういやー(壊)。

 しかも、クリムキンもフィン杯SP終って7位。うう、こっちも怪我のせいかな。

10月6日(日)

 アメリカの地方試合、キャンベルズインターナショナルクラシックの非公式結果速報をお伝えします。
 1位 アレクセイ・ヤグディン
 2位 エフゲニー・プルシェンコ
 3位 マイケル・ワイス

 詳細は不明ながら、ジェーニャはクワド転けて、コンボは3-2だったとか。怪我、悪いんだろうな…(普段は3-2なんて跳びません…)。と、とりあえずセカンドそんなに下がってなかったし、目の前でワイスに4ルッツ成功されたわけでもなさそうだし、まだマシと思うことにしよう…ううう、お願い早く治してあげて〜ボフロストまであと1ヶ月!神様!

 で、徐々に深く深く落ち込んできたりして。もう二度と元の状態に戻らなかったらどうしよう。一度や二度の怪我ならともかく、去年からずっと受傷し続けじゃないか。最初のクワド転けるのは、まあよくある話だからいいとしても、3-2だなんて……って本人が一番不安だろうな。もう1年近く、完璧に滑れたことがないんだもの。もういやー(泣)。

 フィン杯、クリムキンはフリーはちゃんと1位となり、総合3位で何とか表彰台に。色々思うところがないではないが、とりあえず良かったですよ。

 『グラン・ヴァカンス』を読み終わった。急いで読むつもりはなかったのだが、林さんからのメールに「早く読め」(大意)と書き添えられていたので、買いに走った。
 しかし、この設定やストーリー展開には納得できる筋道がないように思える。作者がこうだといえばこう、みたいな作品はやはり苦手だ。読みやすく文章はきれいだし、ホラーやファンタジーとしてはよい作品なのかもしれないが。
 絶賛されている作品を良いと思わないことを表明するのは勇気がいるが、普通に面白くなかった。

 最近、自分の頭痛と雨との関係把握に燃えていたのだが、こないだ私が頭痛がせず先輩が頭痛がする状況で雨が降ったので、何となく関係が薄いように思っていた。しかし、今日の午後から盛大に頭痛がして、夕方大学へ行こうと外に出たら…土砂降りだった(笑)。気付けよ。
 しかし、「頭痛がする→外を見ると雨が降っていた」では、何の役にも立たないんだよな。うう、起き上がると吐き気がする。

10月7日(月)

 普通に実験してバイトの一日。丸善で『航路』を見かけたが、バイトに持っていくには体積がでかすぎたので、購入は断念。もうオンラインで買おうかな。

 心が千千に乱れるとは、このことではないか。アメリカで昨日の試合のTV放映があり、続々と情報が入ってきてもう何がなにやら。
 まず、ジャンプは4トウ転倒、4トウパンク、3A単独、3A斜めコンボにできず、3ルッツ2トウという有様で、軸は軒並み曲がり、足をかばっていたとか(泣)。
 しかし、スピードやアピール力はあったようで、今までくそみそに貶されていたディックじじい(米解説者)に誉められたり、ファンにも概ね好意をもって受け入れられた様子(喜)。

 で、写真を見ると、髪型が変わっていた。見事なマッシュルームなのは前とそう変わらないが、なんとシャギーが入っている!ついにシャギーを使ってくれたか、プル担当美容師。というか、どうして今までシャギーを入れなかったのか。新しい髪型いいね、なんて非ファンに言われる日が来ようとは。やっと普通に可愛くなったよ(涙)。

 と喜んだのはいいが、キスクラ写真、異様に痩せている。大丈夫か、何か心労があるのか。ハタチの兄さんがこんなに痩せ痩せでいいのか。その上、横のミーシンコーチ。不機嫌だったらしく、手はポケットに突っ込んだままだは、キスもしなかったらしいは…どういうことですか;やっぱりダビッドは必要なんじゃないだろうか(キスクラ要員)。
 その上、プルときたら「アメリカに移るかもよ。でもこれは秘密。誰にも言っちゃだめ」などと、ジョークをモニタに向かってかましてるし…しかしこういう言い方をするということは、移る可能性があると取れるよな。ややこしいことを言うんじゃない(悩)。

10月8日(火)

 関係ない争いに巻き込まれるのは嫌なので最初に表明しておきますが、私は野尻さんのシンパではありません(というか、たしか敵認定されたままのような気も。それに萌えないし、物理嫌いだし)。それから、『航路』を未読の方でネタバレが嫌な方は、下のリンクには行かれない&下の文章を反転させない方がよいと思います。

 大森伝言板での『航路』の話がとても面白い。「死んだ人が生き返ったりとかしないので、意外性が低く見える」とか、「臨死体験部分を一種のファンタジーみたいに読んでて『ファンタジーのわりに地味』」というのは、思いもよらぬ読み方だった。やっぱりある意味SFなのは正しいのかな。

 最終章を「結局スーパーナチュラルに逃げた」ととる人はいるのだろうか。私は、あれを読んでむしろ、最後の最後まで逃げなくて素晴らしい、と思いましたが。
 それと「主人公の至る科学的結論の理屈付けが弱い」ととる人がいるのかどうかも気になるところ。一番肝心な部分「臨死体験は○○である」は、科学的に解明される種類のことではないと思うし、一瞬でメイジーを救う薬が出来る所までいってしまうところは確かにちょっとどうかと思ったが、それぐらいはご愛嬌ご愛嬌。

 私は、『航路』の素晴らしい点の一つは、あれだけ長いのに、最初から最後まで絶対にスーパーナチュナルに流れないところ、そしてそれでも圧倒的に面白いところだと思う。だからこそ是非、普段SFを読まない人にも、本を読まない人にも、できるだけ多くの人に『航路』を読んで欲しいと思うし、今日先輩に「病院が舞台で、専門用語も書いてあるから面白いですよ」と薦めてきたのは、何も『航路』が売れればもっとウィリスの本が出るかもしれない、という動機からだけではないのだ。

 それにしても、瀬名さんの発言「私は『BRAIN VALLEY』と『航路』の根本思想にそれほど違いがあるとは思っていません」には、心底びっくり仰天した。「根本思想」が何を意味しているのかよくわからないし、この発言に反論する気は全くないが、私は『BRAIN VALLEY』と『航路』では、印象が全く違うと思ったので。

 さて、今日先輩にプルの新しい髪形を見せたところ、「あ、普通やん」。そうでしょ、そうでしょ?「今までが変すぎたからね」…先輩、そんなにあっさり言わないで下さい。どれだけ今まで悲しかったと思ってるんですか(爆)。
 あのとても大人とは思えん可愛い髪形なら、今年はファンが増えやすいかも。

10月9日(水)

 元オフィシャルが更新されていて、やっとジェーニャの(ファン向けの)生の声を読むことができた。トリプルアクセルを降りた翌朝、足首腫れて歩けなくなっただ?新しいプログラム、本人がクールだと言うなら期待して待っていようじゃないか。それは信じる。だがな、君の my ankle is better and I can work now hard なんて言葉が今さら信じられると思うてか。誰ですか、前回練習やり過ぎた人は。

 サンクト出身の作曲家だか何だか、よく分からん噂が流れている新プログラムも、この際何でもいいからとりあえず新フリーをボフロスト(初戦のグランプリ大会)で滑れ!とにかく滑れ!と言いたいところだが、怪我を押して練習するぐらいなら、カルメンキープでもいいくらいだ。もう3ルッツ-2トウなんて見たくないよ(泣)。無理しないでくれ〜。ミーシンコーチ、ちゃんと管理してよ〜。

 それにしても、サメに襲われそうになったというのは、どうにかならないものですか。そんなにデイトナビーチは危ない所なんでしょうか。ファンボードに、心配することは山ほどあるのに、この上サメの心配までしなきゃならんのか、と書いてる人がいて、爆笑してしまいましたよ。

 有里さんの『航路』ネタバレ感想が面白い。これほど違う読み方があるとは!本当にびっくり。すごいぞ『航路』。
 私はタイタニックはネタバレだとも思っていなくて、ジョアンナの○は、確かに驚いたけど、そういう小説が他にないわけじゃないので、それほどの衝撃はなかった。しかし、リチャードの潜行は、本当に「…え??マジ?なんで?そんな〜っ!」という感じだった。細井氏が「『航路』はネタバレがあるから」と言ったときも、そのネタバレがジョアンナの○なのか、リチャードの潜行なのか、わからなかったぐらい。
 それが、「連れ戻すところになぜ「一番驚いた」のかが、わかんなかった」「死んだ人や死にかけた人を連れ戻しにいくのなんて、よくあることだから、リチャードが「連れ戻し」に行くのは当然」なんですか!そして「何らかのヒントを得て戻ってきて蘇生させる」のですか!なるほど!ウロコ落ちまくり。
 ちなみに、もちろん私にもジョアンナに生き返ってほしいという気持ちはありましたが、それはそれとして、私は「ずっと生き返るんじゃないかと不安だったけど、葬儀あたりで安心」しました(笑)。

 大学で先輩に『航路』の話をしていたら「趣味広いのね。スケートだけじゃないんだ」と言われてしまったでございますよ。広いか?広いか??

10月10日(木)

 大学では、島津の人の話など。

 話題のWebcat Plus、試しに昨日の日記を入れてみたら、1番目『もし、サメに襲われたら!―THE SHARKS』、2番目『何かを心配しているときにそっと開く本』、10番目に『ファンボード・セイリング : 一歩進んだウインドサーフィン』なんてのも薦められたりして(笑)←使い方間違ってるだろ。



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