9月17日(月)

 スマートメディアとはなんて便利なものなのだろう!こんな小さなものに32MBも入るとは(感涙)。画像を受け渡しするのに、内蔵HDを取り出して運んでいた数年前がウソのようだ(←それもどうかと…)。

 夕方から当直。昨日の寝不足が祟ったのか、意識が朦朧としている時間が多し。

9月18日(火)

 午前中は外来バイト。午後から大人しく実験。

 アメリカで軍への入隊志望者が急増、という報道を見た。今でも本当にラザルス・ロングの世界なのね…。

 初めて音楽データを自力でいじくるということをした。う。

9月19日(水)

 やっとこの頃少し、生活が落ちついてきたような気がする。メールも書く気になるし。しかしこの先詰まり状態、どうにかせねば。

 GWGレポを上げはじめました。フィギュアスケート関係の方はどうぞ。そうじゃないけど、4T-3Tとか3Aとかナゾの単語が出てくる訳の分からん文章を読むのが好きという方(いるか!)もどうぞ。

9月20日(木)

 のんびり実験、の予定だったのだが、昼過ぎに先生の代わりに当直に行かねばならないことに気づく。

 板を使わないシークエンスってこんな簡単なのね。そりゃまあ、簡単じゃなきゃゲノムなんて読んでられんが。

 そういえば、アメリカのプルシェンコサイトには、アメリカのファンに対するプルシェンコのメッセージが載せられていて、もし自分が当事者だったらとても嬉しいだろうな、と思ったりして。18歳の男の子のメッセージにそう思ってしまう時点で何かが間違っているような気がするが;でも嬉しいよな、やっぱり。

9月21日(金)

 朝TVで、マイケル・ジャクソンの新曲のビデオをちらっとやっていた。
 ジェーニャは、どうしてああいう風に腰を振れないんですかねっ(フィギュア日本監督S田さん風)。マイケル・ジャクソン・メドレーなんだから、マイケルと同じように振ればいいでしょう、それなら結構格好いいかもしれないのに…。

 昼間は学会抄録の袋詰めをやらされたり。実験は相変わらず進まず。

 アメリカスケ連は、ジュニアグランプリシリーズへのアメリカ選手の派遣を全て取りやめる様子。今の情勢では、子供を世界各国へ出すのは、安全が保障できない、ということらしい。

9月22日(土)

 有益なことといえば、部屋の片付けしかしなかったような。大学行ったら、大腸菌は生えてたけど。あとは、リンクのメンテとか、糖尿病の本読んだりとか。

 明日はもっと有益に過ごさねば。ヴォルコシガンとアップリフトが待っている。「ヴァンパイア・ジャンクション」は悩みどころだが…ソムトウ・スチャリトクルだとは言ってもホラーらしいし。そういや、5年ほど前に京フェスで失くした『スターシップと俳句』は誰が持っているのだろう。名前を書いておくべきだったな。

 狂牛病と断定。初めは自然発症?と思ったのだが、肉骨粉与えていたのか?

9月23日(日)

 今日一番ショックだったことは、メル友がプルシェンコの腰振りを「いつも楽しみにしている。大好き!」と断言したことだ。1人で全体を判断するのは論外の行為だとは思うが、それにしても、ヨーロッパ人とは一生分かり合えないのではないかと不安が。

 昼間は大学で実験。夕方、丸善で本を見ていたら、ユンフェイ・リーの今年のショートプログラムの曲が。だからこの曲、何て題名なんだっ。うう、気になる〜。
 
9月24日(月)

 大学でのろのろ実験して、そのまま当直先へ。

 今さら言うことでもないが、ニュースステーションの世論調査の報道、胡散臭すぎるな。そういえば、NHKは、アメリカの報復を支持する人が過半数を超えた国は、アメリカ、イスラエル、インドだけ、という調査結果(日本は調査対象外)を伝えていたが、この並び…。

 久しぶりに「黒い瞳」などのCDを聞いて落ち込む。ああ、あの白装束の子が、今では腰振り少年になってしまったとは…(悲)。

9月25日(火)

 午前中は外来バイト。天気が良くて涼しいため、医者にでも行こうか、と思いたって来た人が多数。疲れた。

 この頃寒くなってきたので、つい自炊をしてしまう(暑い間は、すぐに腐るので自炊は禁忌)。ちょっとどうかな、と思いつつ醤油料理にセロリを入れたが、やっぱりおいしい。恐るべし万能野菜セロリ。

 ということで、『セタガンダ』じゃなくって『天空の遺産』を読み終わった。別にアメリカ人向けなんだから、いいと言えばいいのだが、余りにもはっきり平安時代していて、ちょっとどうかと思う。『なんて素敵にジャパネスク』を読んでるみたいだ。

 デンダリィ隊を率いていない今回のマイルズは、イワンがそばにいるせいもあってか、より一層劣等感の塊の模様。しかし、マイルズって4フィート9インチだったのね(今頃気付くなよ)。145cmなのか…そりゃ小さいわ。
 で、マイルズは一端死んで蘇生するとか、グレゴール帝が結婚するとか、後書きで明かされている先の粗筋がとても気になるので、続きを早く出して下さいまし。

9月26日(水)

 一日大腸菌待ちだったにもかかわらず、増えが今いち。がるる。でも、新しいプラスミドが一個できたのでいいや。

 タリバンが無茶苦茶してるということは、随分前から言われていたことなのに、今になってがんがん報道されているのが、悲しいというか何というか…。何もしていない私が言えた義理じゃないけど。

 理由あって人様に預けていたマガジン10月号をやっと回収。ブリンのインタビューが面白かった。アップリフト特集は内容を少しでも思い返しておくのに便利。しかし、わたしゃ『サンダイバー』はカンテンがでてきたこと、『スタータイド・ライジング』はイルカには友好的な種類とそうでないのとがいること、『知性化戦争』はグーブルーだって生きていくのは大変そうだということぐらいしか覚えていないぞ。こんなんで大丈夫か。

 さて、プルシェンコの新しいフリー・プログラムは大体できていて、もしかしたら10月3日にドイツで行われるショーで、FPの一部を滑るかもしれないかも、らしい。曲名だけでも公表してくれ〜。
 プルシェンコのFPの曲予想に関する冗談として、実は「仮面の男」説(←今年のヤグディンの曲と言われている)というのがあったが、実は「グラディエーター」説(←昨季のヤグディンの曲)ってのも考えたりして。

 しかし、ショート・プログラムのマイケル・ジャクソン・メドレー&その恐るべき衣装&髪ヒゲぼさぼさショック(そういえば、アプトも髪伸ばしてたけど…ロシアの流行か?)がかなり大きかったため、ここでFPを知ってそのショックに耐えられるかどうか、ちょっと自信がない。素晴らしいと安心する可能性よりも、泣く可能性の方が高いと思うし…スルツカヤのように、これぞ五輪プログラムってのを作ってくれないだろうか。

 カウンタが32000をまわった。

9月27日(木)

 どうも私は生来疑い深いらしく、何回やってもPCR(ポリメラーゼ・チェーン・リアクション)が心からは信用できない。でかいゲノムから、たかだか数百ベース(塩基数百個)のDNA断片を正確に増幅するなんて、魔法以外の何ものでもなかろう。
 今日は増幅断片のシークエンスをチェックしていて(ええ、正確でしたとも。ナゾだ)、ここ1か月苦しんでいた原因の1つが、とある企業のミスのせいだと知る。くそ〜。

 「任務を遂行するための武器の使用、武器・弾薬の輸送」だってよ…。

 世間様と著しくずれているが、ようやくCS版の昨季のワールドの男子フリーを見た。アップとキスクラ画像が多いぞ〜(嬉)。
 とりあえず最後の2グループを見たが、久しぶりに見るとドキドキしたりして(笑)。解説の日本監督・S田さんは、今回は本田に関してあまりきついことは言っていなかった。演技直前に観客から花びらを拾わされたことで、集中力がとぎれてしまったことを、仕方がないと受け止めている様子。

 改めて見ると、ヤグディン、足痛かっただろうによく頑張ったね、と思ったりして(今さら)。年くってるように見えても、まだ21になったばっかりだもんな。演技終了後、タラソワコーチに可愛がられてすごく嬉しそうにしている姿がアップで映っていて、今でもちょっと可愛いかも、と初めて思った。

 さて、ヤグディン好きのS田さんは、プルシェンコについては、この演技では1位でも仕方がない、みたいな解説だった(泣)。表彰式でも、断然ヤグディンについてのコメントが多い。
 そのプルシェンコ、やはりかなり緊張している様子なのと、最後の笑顔が本当に全然違うのね。ダビッド@振付師が喜んでいる姿も映っていて、やはり兄のようであった。弟よ、よくやった!みたいな(笑)。

9月28日(金)

 実験は失敗。どうも頭が廻らない。
 夕方から、1週間後にうちの教授が開く学会の手伝いの説明会。内容が(私たちには)全く面白くないことがわかっている(同様の学会がこないだもあった)だけに、今から憂鬱だ。3連休全てつぶれるし、朝早いし。第一その週末には、フィンランドでフィンランディア杯という、イリヤ・クリムキンが出場する大会があるのだ。気になって受付なんてやってられるか〜。

 にしんうどんを食べた。食べないほうがいいです。

 巨人の新監督が原だって。子供の頃、色々ネタにされていた有名人が監督になるとは、何となく笑ってしまうぞ。

 今日のERはリアルだった。抗凝固療法を受けている患者さん(香水売りの人)に神経症状・意識障害が出て、さあどっちだ?状態(血液が固まりにくくなっていて脳出血をおこしたのか、逆に血の塊が脳の血管に詰まったのか)になるなんて、あまりにもリアルすぎて身につまされる。ちょっとずれるが、TTPの患者さんを持っていた同僚のことまで久しぶりに思い出してしまった。

9月29日(土)

 風呂掃除は、やりだすとなかなか終わらない。

 『20世紀SF(6)1990年代』を読み終わった。ダントツトップで既読が少ない巻だった(世間一般とずれているような気が…)。
 跳びぬけて面白かったのは、やはりイーガン「しあわせの理由」。結末で突き放すようなイーガンの短編の終わり方はあまり好きではないのだが、とにかく面白いんだから仕方がない。元は同じような話でも「祈りの海」よりこちらの方が好き。

 あとは後味の悪さが素晴らしいシモンズ「ケンタウルスの死」。「軍用機」は、あのテロ事件の後では、暗い気分になってくる。『結晶世界』&『海竜めざめる』な「キリマンジャロへ」は、読んでいて『結晶世界』をはじめて読んだ中学生の時のこと(ややトラウマ)をまざまざと思い出してしまった。
 結局イーガンとシモンズ以外は跳びぬけて面白いとは思えず。私は新しいSFには適応できない人間なのかも。ってそれはやな結論だな。

 これで20世紀SFシリーズも完結。初読で一番印象に残ったものは何かと考えてみると…ムーア「美女ありき」(40年代)かな……いいんだ古いものが好きだって、生きてはいけるんだ!

 全巻並べてみると帯の色合いもきれいだし、6冊まとめて子供にプレゼントする足長おじさんとか格好いいかも。「世界のSF」(世界SF全集)よりコンパクトだし(あの分厚さはそれはそれで惹かれるものがあったけど)。

 なんかどきっとするような書き込みを見つけてしまった。いいや、いくら何でも、もうそろそろ音楽ぐらい判明すると信じていないと、気が狂いそうだ。

9月30日(日)

 金木犀が咲きはじめたばかりだというのに、一日ぐずぐず雨振り。

 昼前に親と合流して食事し、プリンスアイスワールドが開かれる瀬田へ。瀬田は滋賀医大&一部で名高い滋賀県立図書館(青背・創元が揃っている恐るべき図書館)の最寄駅なので、何回か来たことがあるが、そのすぐ近くに県立アリーナがあるとは知らなかった。新設かしら。

 会場は思ったより小さめ、リンクは両端に板を張って小さくしてあり、片方はアリーナ席になっていた。観客席がなかなか埋まらないのでどうなることかと思ったが、最終的には8割方埋まっていた。

 楽しみにしていたレオノーワ&コワルコはやはりすごかった。あのリフトが間近で見られるとは。残念ながらボレロではなかったけど、滑った2曲とも素晴らしく、この組が終わった時だけは「素晴らし〜い」とあちこちから声が。

 みどりちゃんは1人だけコンビネーションを跳んでました。さすが。
 あとは、警官&泥棒コントで、「剣の舞」が大音量で流れた瞬間、頭が思考停止に陥ったり(←無意味に感動していた)、八木沼純子が出てきた途端「フィ〜ギュアのエキシビジョンではじめて見ました〜〜」(←プルシェンコの金ぱんつEXに対するじゅんじゅんの解説)というフレーズが頭を廻ったり、男性2人による探偵&泥棒コントで、男性の片方がクリムキンの3分の1ぐらいまで反ったスプレッドイーグルをしているのを見て、ををっと思ったり(よろめいたりして大変そうだった。よく考えたら、ジャンプはよくコケるイリヤだが、スプレッドイーグルでよろめいたシーンは見たことがない。実は凄いことなのでは!!)、とかなり間違った楽しみ方をしていたような気がしないでもない。この探偵&泥棒コントの男性2人組、スロージャンプしてたりもした(笑)。

 席は正面の前の方だったので、スケーターの顔までばっちり見え、演技中もスピードが速くないので、姿かたちがはっきりわかったのは面白かった。フィナーレでこちらを向いていたじゅんじゅん、すごく可愛かったな。

 全体としては、これはこれで面白かった、という感じ。スケート場に行くのも生まれて初めてだったらしい親は、あんなにきれいで速いとは思わなかった、生でみると違うね〜、と大いに喜んでいたので、誕生日プレゼントにも最適だった様子。めでたい。

 高橋尚子、世界新。さすが〜。


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