8月11日(土)

 売られた。

 夕方、しおしおと密談後、大学経由で実家へ。
 実家の親は予想通りパソコンを使っておらず、キーボードは厚く埃をかぶっていた。しかも、プロバイダアクセスのパスワードを忘れていて、思い出すまでひと騒動。にもかかわらず、ノートパソコンを買いたいというのはどういうことだ。プラスチックの無駄はやめよう。

 たあ(実家の犬)はわりと元気そうだった。相変わらず寝言がうるさい。いくら小さい声とはいえ、うー、わんわんわんわん、うー、わんわん、うー…と延々繰り返されると、たいそう気になる。同時に足も動かしてて、苦しそうだし。

8月12日(日)

 久しぶりの布団が気に入ったらしい犬と、一つ布団で就寝。

 実家の近くで、親といろいろ買物をしてから帰宅。
 夕方、ポカをしたことに気付き、慌てて大学へ行ったが、遅かった。プレートはサテライト出まくり。しくしく。

 夜は、鳥小屋のようだった部屋の片付け。やっと人間の住める部屋になった。

8月13日(月)

 朝起きたら、いつもより大分早かったので、のんびり洗濯などしていると、先輩から試薬のことで電話がかかってきた。ん?試薬のことということは…はっとTVをつけて時間を確認すると…昼近くではないか!?
 時計が大幅に遅れていただけで、私は自力でいつもと同じ時間に目覚めていたのだ。バイトの日じゃなくて良かったよ〜。先輩が電話をかけてくれなければ、全く気付かずに昼過ぎまで家にいたかもしれない。やはり、起きたらすぐにTVをつける習慣は変えてはならぬな。

 今日は一日体がとてもだるかった。何もしてないのにこんなにしんどいとは、週末の大会がとても不安だ。行きも帰りも夜行で、中1日は徹夜なんて、生きていられるだろうか…。

 向井さん的には、私は25歳らしい(嬉)。私と同い歳に見られたからといって、嘆かないように>細井さん。個人的には、田中君と三浦君が正しく同じ年齢と把握されているところに笑ってしまいました。私と亀井君もね。

8月14日(火)

 相変わらず、しんどい虫がついたよう。エレベーターで立っていられなくて座りこむってのは、かなり悲しい。明日は他科の先生に手技を教えてもらう予定だし、明後日は当直だし、明々後日には夜行だぞ。何とか回復しろ〜>自分。

 大会のタイムテーブルを見た。いつものことだが、行ってみたい企画はバッティングしてるんだよな(悩)>瀬名さん企画とジェンダー企画とか。

 篠田真由美『月蝕の窓』を読み終わった。いつもと同様、私のあまり好きではない点は認められるのだが(事件がいつも同じ感じだとか、必ず主人公が危険な目に合うとか、いくら何でも事故で片付けるのはどうかとか…)、このシリーズのポイントはそこじゃないと思うし、何にしろ私のオールタイムベストが『原罪の庭』であることには揺るぎがないので、その点は置いておくとして、さすがに京介と深春の関係が31歳でああなのは、ちょっとどうかと思ったがどうか。
 よく考えれば御手洗と石岡だって、随分な歳で同居しているのに、そこまで違和感は感じないのだが…。会話中に、しばしばお互いに照れたりしてるのが一因だろうな。そこがポイントな人も多いのだろうが…。

 多重人格と抑圧された記憶の話は、中途半端な感じは否めないが、これは仕方がないことでもあろう。前作では、この先どうなるのか、と思われた京介が、わりと前向きな方向に変わっているように見受けられたので、また次の作品が楽しみ。

8月15日(水)

 やや回復。半日動物室。実験が進まん〜。

 この頃、原付と自転車を使い分けて通学・通勤しているのだが、普段原付に乗ってるやつが自転車に乗るてえと、バックミラーがないのに恐怖を感じたり、つい角でウィンカーを出しそうになったり、知らないうちに車道を走っていたりしてしまう。今日は道路を左折するのに、横に歩道があるのに、車と並んで停止線で信号待ちをしてしまった。青になってからはっと気付くと、後ろの原付が怪訝そうな顔をしている。恥かしすぎるぞ…。

8月16日(木)

 ばたばた実験。

 五山の送り火のため、川端に外国人や手をつないだカップル、浴衣姿の女子達がわらわらしているのを横目に見ながら当直先へ。

 同期の子らに、ぼけた老人がたくさん帰ってきてるよ〜、と言われて見送られたが(ぼけてない人はちゃんと我が家へ帰るが、ぼけた人は間違えて病院に出るという理屈らしい)、じゃあ身寄りのない人はどこに出るというのだろう。
 む。しかし、よく考えたら9時前には全員送り火に送られて帰ってるはずなので、今日はもう出ないんじゃないのか。

 当直室で、先輩に借りたオーソン・ウェルズのラジオドラマ「宇宙戦争」をがんがんかけてみる。効果音は恐ろしいし、優雅なクラシックが途中で中断されては、緊急放送みたいにセリフが入るのは、なかなかドキドキするが、所詮何を言ってるかわからないので、大して恐くもなかったりして(爆)。これなら、So stupid! のヒステリーおばさんの方が恐ろしいぞ。
 
8月17日(金)

 5時過ぎにナゾの大音響に起こされ、結局4時間も眠れず。大学経由で家に帰り、用意をしてまた大学へ。

 この頃、本田武史の演技を見て感心することが多い。そもそも日本人である以上、フィギュアを熱心に見ていなかった頃でも、本田武史がしばしばこけたり泣いたりしている場面は、自然に目に入ってきたわけで、その結果、本田がこけるのを見ると、またかっ、と思ってしまうわけだ。しかし、もし本田が普段はあまり聞かない国の選手だったら、ジャンプも高いし動作も決まってるし、おお素晴らしい〜と思っていたに違いない。
 それほど好みの演技ではないので、クリムキンのように「クアドは跳べれば有難い」「ショートでミスするのは予想範囲内」なんて気分にはなれないと思うが、なまじ日本人なだけに色眼鏡で見ているような気はするな。

 10時前に京都駅へ。無事しおしおと合流、バスに乗り込む。

8月20日(月)

 7時前に京都駅に到着。帰りはよっぽど眠かったのか、2回くらいしか目覚めず、わりと眠れた。
 京都に着いたらどうせ暑いに違いないと思っていたのだが、なんとこっちも東京と同じくらい寒い。台風効果か。

 大学経由で家に帰り、お風呂に入ったり少し寝たり。毛布はいいねえ。2時間仮眠して起きたら、苦労して持ち帰ったヘリウム風船が既に床に落ちていて悲しかった。やっぱり1日以上は無理ね。

 実験は悲しいお知らせを聞いたり。しくしく。

 CS再放送の世界選手権のビデオを手に入れた。なぜ地上波とBSとCTV版を見たのに、CS放映版が見たいのかというと、それは言うまでもなくアングルや解説が違ったりするから。
 解説の日本チーム監督S田さんは今回も期待を裏切らなかった。ヤグディンに対しては「ジャンプはシャープでなくても、残りのステップを心をこめて、力一杯やってやり抜く」、本田武史に対しては「(強くなってるんじゃないですか?)ほんの少しずつですね」「どーして、ミスをするんですかねっっ(怒怒)」「あとで怒ろうと思ってました」
 ヤグディン好きのS田さんは、プルシェンコに対しては「マシンのような正確さ」としか言わないのが悲しいが、ま、この時のプルシェンコの演技は物凄く素晴らしいというわけではなかったしなあ。フリーでは何か言ってくれてるのかしら。

8月21日(火)

 早めに家を出て、原付&地下鉄でバイト先へ。さすがに今日は患者数が少ない。行きはまだ雨も降っておらず、大したことないやん、と思っていたら、帰りは駅まで歩くだけで傘が折れそうだし、原付に乗ったら風で傾きそうだし、結構恐かった。

 半日DNAの切り貼り方法で悩む。ええい、目視下でくっつけられたらいいのにっ。

 帰りは土砂降り。横のタクシーに頭から水をかけられ、たっぷり雨水を飲み込んでしまった。
 これからの台風の進路に住んでいる方、充分ご注意を。

 8月18日のスペインでのプルシェンコのエキシビジョンのレポートがアップされてきている。有難や有難や。音楽は "Earth Song" "Childhood" "Billy Jean" "They don't care about us" だという不確定情報を得たので、とりあえず全部聞いてみる。前2つはスロー系で、後ろ2つがジャカジャカしている様子。だから何がわかるってもんでもないが。

 そしてついに、今シーズンのショートの衣装と思われるものが明らかに。まあ…危惧していたよりひどくなさそうだが、予想通り変ではあるな。胸は相変わらず空いてるし、銀地赤地に黒のくねくね模様だし、腰前面に変なアクセントがついてるし、また手袋してるし(今度はたぶん銀色)。そんなにお手々見せたくないの?

 通りがかった先輩に写真を見せたら、一言「変」と言われた。しかし、この先輩はやさしい人なので、「まあ、フィギュアスケートの衣装なんてみんな変だしね」。ええ、同意します、でも私は「プルにしてはマシだよ」と慰めて欲しかった(我侭)。

 それでだな、なんというか、もう大人なのは充分わかったから、髪切ってくれよっ。なぜそんな中途半端な長さに放置するんだ…。


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