7月21日(土)
某日本語掲示板に、マイケル・ジャクソンはSPだという情報が載っていた。
大分安心(笑)。4分30秒ならどうかと思うが、2分40秒なら大丈夫だっ。腰は振るだろうが、まあそれは予想されたこと。きっと踊りまくりの楽しいSPさっ。←ショートは信頼している;
一方、イリヤ・クリムキンにオフィシャル・サイトができた。めでたい。
この中のインタビューで、クリムキンは、ロシア国内選は政治力で決まる(つまり3人目が誰かということは、国内選の出来で判断されるわけではない)という意味のことをやはり言っている。まあ、そうなんだろうな…。オリンピックに行けるかどうかは、4回転がカギ、とも。
プル・ヤグには「安定して、プログラムがもっと良くなれば」勝てる、そうだ。よくわかっているではないか〜。今季は是非stableに4回転を跳べるようになってね>ジャンプ王!
マイケル・ジャクソンSP説を知って(もちろんまだ確定したわけではないだろうが;)復活。さあ、頑張って当直に行こ。
電波少年スペシャルを見た。鉄棒少女が、本当に大車輪を廻ったのにかなりびっくり。凄え。
7月22日(日)
直明け後、大学経由で帰宅。夕方、覚悟を決めて服を買いに出たが、ついつい古本市場で本を買って帰ってきてしまった。だってストレス貯まってたんだもん。あ、でも帽子買った、帽子。
『20世紀SF(5)1980年代』を読み終わった。ギブスンは好きじゃないので表題作は置いとくとして、初訳のスターリングは面白かった。でも未読では、何と言ってもカード「肥育園」。題名からしてカードカードしているこの作品、内容も実にカードカードしていて、もう何ともいえません。最初の紹介文「有無をいわさず読者を登場人物に感情移入させる手腕」にも笑ってしまった。
「ほうれん草の最期」「系統発生」「やさしき誘惑」は、世界SF全集の短編集現代篇(64年の作品まで)に入っていても、全く違和感を感じないような気がした。私には年代判定能力がないらしい。「征たれざる国」はちょっと生々しすぎてどうも。
で、結局ベストはベア「姉妹たち」とウィリス「リアルト・ホテルで」。ウィリス、素晴らしいっす。「姉妹たち」は個人的なオールタイムベストでもあるので、入っていて嬉しかった。何回読み直しても、エンディングとは無関係に暗い気分になるのは、あんなことが起ころうと、リティーシャが同世代の中でごく少数の顔の劣った人間である事実に変わりはないこと、そして、どんなに科学が発展したとしても、今と同じように、不公平に不運に死んでいく人は絶対に存在し続けるだろうということが、頭から去らないからだと思う。
夜、世界水泳でソープを見た。18歳だし(18なら誰でもいいんかい)。速ええ。
で、400Mリレーを見ていて考えた。フィギュアスケートで1分10秒ずつフリーをリレーしたらどうなるか。ロシア、まずアンカー(?)が誰かで揉めそうだが(笑)まあ、ジャンプはプル・ヤグが全部跳んで、スローパートを含む真ん中はアプト&クリムキン。ステップはアプトが引き受け、踊りまくりながら絶世の笑顔を振りまき、クリムキンはひたすらスピンして観客の度肝を抜く、と。これはどこの国も勝てそうにないぞ。ま、ちょっと印象を統一するのが大変そうだが。当然全員お揃いの衣装(ぷぷ)。
2位はやはりアメリカか。ティム&サボイがジャンプ担当(?)残りをトッド&ワイスで締める。非常にセカンドマークが低そうなのが中国。しかし中国は、4回転ルッツだのループだのフリップだのを跳べる選手を大量に養成し、ジャンプは全て4回転を跳んで2位を狙う、と。
ああ、見たいぞ〜(←バカ)。
瀬名さんは反響のなさにショックを受けて、SFを離れられるそうだ。時々素晴らしい作品に出会える現在の状況に多くの人が満足しているのだとしたら、SFに少しでも関係のある作品は焚書、これから出る作品はSF色がないか全て検閲、てなことにしてしまえば、無触毛SFとか出てきて、そのうち大復興を遂げるのではないか。って、すみません、冗談です。それに古すぎ。
ああああ、ヤグのフリーは「仮面の男」らしい…。既に使われているとはいえ、私この曲好きなんだよなあ。ああ、また落ち込んできた。。
7月23日(月)
一日中プライマーのことで、ばたばたしていた。ややこし過ぎ。しかもキーボードの「C」は壊れかけたままだし。
ところで、先生が若い頃はPCRはまだなく、PCRができるという論文をNatureでリアルタイムで読んだのだとか。考えてみれば当たり前だが、さほど年を取っているわけでもない先生が、PCRがない時代に実験していたというのは、小さい頃は電気が来てなくて行灯で生活してた、と言われような感じでちょっと驚いた。
数年前まで、ネット上にデータベースなどなく、図書館で論文を漁ってシークエンスを拡大コピー(笑)して、この辺かな?とか言いながらプライマー探してたというのには、かなり納得がいくのだが(将来、これで歳がばれるな)。
ヤグディンがスケアメに出る、という話があるらしい。ということは、スケアメにロシア人3人!?どっちか1人、こっちにおよこし(笑)。
一方、プルシェンコもNHK杯出場は確定ではないらしい。NHK杯に出ないとなると、SPもEXも見ることができないので悲しいのは悲しいが、グランプリシリーズを3試合出て疲れるよりは、おとなしく休んでてもらった方がいいような気も。若いからって、無理は禁物。日程的にも、地元のロシア杯は出るだろうし、ファイナルもサボるわけにはいかないから、休むとしたらNHK杯だろうし…。
「ASIMOはSFですけどAIBOはSFじゃない」 from 野尻ボード。素晴らしい。
7月24日(火)
今日は暑かった。日陰にいても熱中症になるかと思うくらい。一応7分袖を着てバイトに行ったのだが、バイトの帰りに原付で30分走っただけで、残りの3分の腕が真っ赤になり(普段はすぐに色が黒くなり、赤くなることは滅多にないのだが)大学に帰ってきても熱を持ったまま。恐るべし。
んでコールドルームで涼んだりして(←やってはいけません)。
昨日先生を化石扱いした私だが、今日は、私が実験をさせてもらっていた学部学生の頃は、PCRにミネラルオイルを使っていた(今はオイルフリーの器械がある)という話になり、研究室の先輩共から年寄り呼ばわりされてしまった。でも、今でもオイルを使っているところは珍しくないと思うのだが。
そういえば、私も「SF好きなの?UFOとか信じてるんでしょ」と複数の人に言われたことがあります。ほんの10年ぐらい前。
#私の知っている限りでは、いわゆる「UFOを信じている人」のSFファンに占める割合は、世間一般に占める割合と、少なくとも同じかそれ以下と思われます。
『収容所群島』を読む方が増えているような気が。これは佐藤哲也さんの影響だろうか。実に素晴らしい。
そういう私の現在の夢は「毎晩寝る前に『収容所群島』を朗読してくれる夫を見つけること」(私、アイロンはあまりかけないので)である。誰か我こそは、と思わん方は名乗り出て下さいまし(いないって)。
7月25日(水)
円谷浩氏、肝不全で死去。享年37歳。ご冥福をお祈りいたします。
再放送も見逃していた今年のローザンヌコンクールのビデオを、ありがたいことに貸していただいた。このコンクール、将来有望な若者が出てきて、有名なクラシックバレエの一場面や短いモダンダンスを踊るという、私のように放送があれば見る程度のバレエ好きには実に最適の番組なのだ。それともう一つ、毎年出てくる実に辛辣な解説者の解説を聞くのも楽しみだったり。
最初に出てきた日本人の女の子(平田桃子)がとても安定した感じで可愛らしく、目が離せなかった。佐藤有香みたい。男の子は、アメリカ人の小さい方の子(コーネル・カレンダー)がお気に入り。しかし、いつものことながら、私には優劣の基準が全くわからないのであった。
解説の人は、昔に比べてモダンバレエに甘くなったような気がする。この振付はこの子を台無しにしてる、ってあんまし言わなかったし。
あ、あと、イリーナが使っている部分の「ドン・キホーテ」(キトリのバリエーション、というのね)で踊っている子がいた。なんか両足ビールマンをしなきゃいけないような気が(笑)。
ふと思ったのだが、「センターステージ」に出てきたバレエダンサー、スティーフェルを見たことがある気がしたのは、ローザンヌに出ていたからかもしれない。結構特徴的な顔だから、1回見たら見覚えがありそうだし。
古沢さんの掲示板を見ていて、バス『神鯨』がどんな話か全く思いだせないことに気付いた。読んだことだけは確実だが、本当にカケラも思い出せない。くじら、出てきたっけ。
カウンタが28000を廻った。
7月26日(木)
マガジン9月号を買った。アップリフトの新刊、本当に出るのね。
とりあえずテッド・チャン「あなたの人生の物語」を読む。私はファースト・コンタクトものは好きではない(というか興味がない)ので、やはり胡散臭さは捨てきれないが、それ以上に私のようなヤツにもわかるようにきれいに纏めた話は素敵。個人的には大好きにはなれないが、次の作品が楽しみ。
あ、細井さん、解説お疲れ様でした。なんか、あと何字だ〜と言いながら、えらい苦しんでいたので、とてもご苦労様な感じ>マガジンデビュー。
京フェスの企画の話などしているのを久しぶりに聞いた。大変そうやねえ。
なんとグッドウィル・ゲームズにユンフェイも出るらしい。おまけに、ティム君が背中を痛めたので、代わりに今年のジュニアワールドチャンプ、ジョニー・ワイアー君が出るとか。私的には恐いぐらいに豪華メンバーになってるぞ>GWG。あまりに豪華になっていくので心配になってきた。ジェーニャ、ちゃんと出るかしら。
サンバレーのショーのヤグディンの写真を見た。痩せてる。痩せてるぞ、ヤグ。あ、また心配になってきた。ジェーニャ大丈夫かしら…(何にでも不安になるんじゃないっ)。
7月27日(金)
ふふふ。PCR出た。
夕方みんなでカレーを食べに行ってから、体調が悪い。もしかしたら、私本当に体弱いのかも。
マガジン9月号。コードウェイナー・スミス・リディスカヴァリー・アワードというのができるらしい。隠れた名作を発掘する役割を担うのだとか。なんか凄そうだ。なんたって、コードウェイナー・スミスのリディスカヴァリーだぜ。
小野不由美『黒祠の島』を読み終わった。面白かったです。読んでいて、後ろに誰かいないか恐くなったのは久しぶり。『獄門島』より『死者の代弁者』を思い浮かべたりして。
見せていただいた昔のビデオ。98年のグランド・スラム。カート・ブラウニングかっこええ〜。クーリックがまだ凄いとか、プルシェンコがルッツで手ついてるとか、そんなことより、とにかくカート!
7月28日(土)
教室のいわゆる同門会があり、受付業務など。講演(ゾウも口蹄疫にかかる、とか)を聞いた後、懇親会。先生(野菜&甘いもの嫌い)の隣に座ったので、サラダとデザートを2人分食べられて幸せ。
あとは、ビデオ見たり、縫い物してたりしたら一日が終わってしまった。縫い物はやはり心が落ち着くのう。←単純作業が割と好き。
あああ、英語が書けるようになりたい。もちろん、英語が読めたり、話せたり、それ以前に日本語がすらすら書けたり、吹き出物治したり、痩せたり、旅行に行ったりもしたいが。とにかく今は英語が書けるようになりたいぞっ。ああ、せめて学部生時代の暇なときにもう少し…(しかし例えタキオンで過去の私にそう言ってやったとしても、従うとは思えんからなあ)。
7月29日(日)
今日こそ服を買った。あとは参議院選挙とか部屋の片付けとか。
人様からタピオカを頂くという、史上初の体験をしたので、ありがたく茹でていただく。おいしい〜。こういうゼリー系のもの大好き。
サイト名の由来に関するアンケート結果より。ヴォネガットの「その他いろいろ」の原文は“E.T.C.”だとか。そういやそんな話聞いたような気も。
でもいまさら掲示板(スケートページの)の名前(“et cetera, et cetera”)変えるのも面倒だしな。結局ティプトリーともヴォネガットとも何の関係もないことに(とほほ)。
7月30日(月)
ラット力強すぎ。
録画しておいたBSフジ「映画大王」を少しだけ見た。いつも生で話を聞く人が、TVで話をしているのを見るのは、やっぱり変な感じ。
(塩)さんの写真は色々撮って(もらって)いるが、動く映像を個人所有するのは初めてだ!…とはいえ、いつも目撃する(塩)さんとさして違うわけではないのだった(当たり前)。でも嬉しい。
7月31日(火)
午前も午後もバイト。吹き出物が興隆を極めていたので、昨夜抗生剤を飲んだら、案の定胃をやられて吐きそうになりながら外来。
こういう時に限って、同様の症状の人がたくさん来たりして。そうです、私もそうなんです、誰か私にコレと同じ薬を出してくれ〜。
午後はバイト先の近くで二千人規模の国際学会が開かれているとかで、外国人がやって来る。いやそんな、現在観光に行ってる子供が病気だと言われても…。ネイティブじゃなかったので、向こうが言ってることはわかるが、こっちが言いたいことは全く言えないのには絶望を感じた。
今日も、原付に乗っていると熱風で倒れそうになるくらい暑い。またしても、熱射病で倒れる人続出らしい。
熱射病を甘く見ないで欲しい。入院時には一見全く元気に見えた若い人が、集中治療の甲斐もなく3日でお亡くなりになったのを見てます。温度が上がれば人は死にます。
夜、先輩がタブレットを買ったとかで、みんなでお絵かきをして遊んでいて、20数年目にして「ドラえもん」の絵描き歌の真相を知る。そうか、あれは「落っこちて」で胴体を書くべきだったのね。
私しゃ、いつ胴体と足を書くべきかわからず、子供の頃に描いたドラえもんは、全て顔と手とポケットしかないアヤシイ物体になっていて、「私には絵が描けない」と思い込んでいたのだが、単に絵描き歌をちゃんと知らなかっただけじゃないか(いや、絵が描けないのは事実なのだが)。
「お池が2つできました」で足を書くんだぞっ!(お池は1つで、そこで腹を書くのだと思っていた)私にも描けるじゃないか〜ドラえもん〜(感動)。