7月11日(水)

 夕方、懇親会で中断された以外は、だらだら実験。

 夜、作業をしに人ん家に。作業中暇だろう、ということで、スケートのビデオを持っていって見せる。
「ほら、きれいなトリプルサルコウ!」
「猿公?」
 …じゃあ、このジャンプの開発者はウルリッヒ…(笑)いかん、いくら眠いとはいえ、こんなくだらないことで受けるようでは終わってるぞ。

 ちなみに、ビデオには大して反応を示さなかったこの人、ヤグディンのトリプルアクセルにだけは、おおすごい!と感心してた(ちょっと複雑…)。

 某新聞に「ロシアからやけど治療少年来日、エフゲニー・○○君(愛称・ジェーニャ君)」と書いてあった。前のコースチャ君のことがあるからだろうけど、愛称ジェーニャ君…。

7月12日(木)

 先輩達が、例によって昨日の懇親会の残り物を持って帰ってきていたので、お昼はみんなでそれを食べる。

 半日プライマーのオーダーでばたばた。方針が決まって大分安心した。

 数日前から大学のノートパソコンのキーボードの「C」が壊れ、コピー&ペーストに苦労していたのだが、日本語入力には差し支えないので、それがせめてもの救いかと思っていた。だが、今日はプライマーのオーダーをしていたので…シトシンが、シトシンが打てませんっ。4つしかないというのに(泣)。

7月13日(金)

 日付が変わってから、ごきぶりが出た。しかし妙に落ち着いている私。今までのように、叫び声を上げたり泣いたりもせず、冷静にゴキジェットを噴射。かさこそ暴れ廻るゴキの位置を確認し続け、死骸を部屋の外にぽい。おかしい。いつから私はこんな人間に。

 暑くなってきたし、そろそろ出るだろうと予想していたから?ごきぶりに関する知識が増え、行動をある程度予測できるようになったから?同じ研究室の先生の、ごきぶりを使った研究の発表(wild type cockroach とか言われる…)を何回も聞いて、慣れてきたから?日頃たくさんネズミを見ているので、一般に怖いものに耐性ができた?それとも単に歳くって落ち着きが出てきたのか??
 なぜだ。なぜあんなに恐ろしかったものが、ちょっと恐ろしいだけになったのだ〜。

 今日は異様に忙しかった。ばたばたと動いてばかりでぐったり。でも、サザンがとてもきれいに出た。ふふふ。

 夜は久しぶりにプルシェンコの「パサディナ」を見る。金ぱんつプログラムに押されて、すっかり影が薄くなった昨シーズンのエキシビナンバー。でも明るくて、よく似合ってるよなあ。これもいい加減衣装がきてるが。

7月14日(土)

 道端で浴衣姿の女子をたくさん見れる時期なので嬉しい。

 夕方からしおしおと買物。河原町今出川からイズミヤに行くのに異様に大回りしてしまった。8年も住んでるとは思えん…。

 ところで、しおしおはニジンスキー振付の「牧神の午後」のバレエを見て、「牧神には尻尾がついている」(上半身は人間、下半身は獣なのだ)ことを発見して、たいそう嬉しかったらしい。なぜなら、イリヤ・クリムキン「牧神の午後」の衣装の、ケツの穴が何のためなのか、ずっと気になっていたから。 やっぱりアレは尻尾を出すためだったのね。エキシビジョンでは尻尾つきで滑ってくれればよかったに(笑)。

7月15日(日)

 久しぶりにゆっくり寝た。そして、プルシェンコの新プログラムを見る夢を見た。音楽は冒険系映画のサントラで、とても素晴らしくて感動したことは覚えている。音楽はともかく「とても素晴らしくて感動」のところは正夢であることを祈っておこう。

 午後から大学。行きは晴れていたが、帰りは雷ごろごろで大雨。今日は宵々山だというのに大変だ。

 瀬名さんの「講演後の反響に関して」に引用されてしまった。やはり私の日頃の行いには問題があるな。

 『「これはSFではない」という言葉の破壊力をもっと自覚したほうがいい』というご意見に対しては、その前後の論旨に必ずしも納得したわけではないにせよ、人に多大な打撃を与える言葉は使わないほうがよい、というのが正しい態度だと思うので、5年間に限らず「なるべく使わないように、また主語を省略しないように気をつけるべきなのだなあ」と思いました。

 ここ2、3日、無茶苦茶忙しかった。自業自得です。はい。

7月16日(月)

 DNAをなくしたり、血糖が上がらなかったりで意気消沈の一日。もっと勉強せねば。

 某酔うと桜の木に登るH氏は、無事に10月から医者のコスプレができる身分になったそうです>関係者の方々。長かったねえ。おめでとう!(ってこれからがまた大変なのだが。とりあえずポリクリさぼるなよ>H氏)

 プルシェンコのオフィシャルサイトが更新され、湖の上で遊んでる隙だらけの可愛い写真がアップされていた。しかし、まだ髪の毛切ってないのか。今シーズンどうするつもりよ。私は洗脳済みだからただ可愛く思うだけだが、オリンピックってのは普段フィギュアを見ない人も見るんだぞ。わかってる〜?

7月17日(火)

 午前中はバイト。早めに出たのだが、渋滞はそれほどしていなかった。帰りも、大きく迂回はしなければならなかったが、大渋滞というほどでもなく>今日は山鉾巡行。

 大学に帰り着くと、同じ教室の人の親族が亡くなったことを知らされ、急遽夕方からお通夜に行くことに。一旦家に帰って喪服に着替え、先生達と車で出発。9時過ぎに大学に帰ってきたものの、また着替えに帰るのは面倒くさいので、そのまま(いや、白衣だの清潔上着だのは着るが)教室だの動物舎だのをウロウロ。
 数年前に買ったきり一度も着ていなかったこの喪服、実はかなりフレアーなワンピース(レース付き)だったので、非常にアヤシイ奴となってしまい、廊下で色々びびられた。

7月18日(水)

 だらだらと実験。ラットでかいです。力、強いです。しくしく。

 竹宮恵子「ロンド・カプリチオーソ」を読んだ。そこそこ面白かったが、今いちどうしたらよいのかよくわからなかった。あまりにも状況に無理があるので、感情移入できない。まあ、フィギュアスケートとはあまり関係がない、とわかっただけでも収穫かも。

 ああ、あと2週間で友達との旅行だというのに、何も用意ができていない(今年は幹事なのだ)。よく誰も文句言わんな。

 ショック。プル、フリーがマイケル・ジャクソン・メドレーというのは本当なのだろうか……。今までてんで信じてなかったのだが。腰、振るんだろうな…。ヤグもウエストサイド・ストーリーなのか??
 しかしよく考えると、私はマイケル・ジャクソンの曲がどんな曲なのか、ほとんど知らないのだった。勉強しておこう…。ううう。

7月19日(木)

 ショックを引きずりながら大学へ行くと、一大事が待っていた。大学内でも一番のうるさがたで知られるとある先生を怒らせてしまったのだ。原因は全面的に私に非があることで、全くもって言い逃れの余地がない。もし相手が普通の人なら、こんな大事にはならなかったに違いないので、きちんと相手を選ぶべきだったという点でも、こちらに非がある。深く反省。
 向こうは顔指しで非難してきて、こちらの名前と顔は一致してしまったので、これから先ずーっと目をつけられるかと思うと非常にブルーである。落込。

 が、今日はゆっくり落ちこんでいる暇がなかった。炎天下ライトを求めて電気屋を探し回らねばならず、実験も押していて、あちこち走りまくり。さらに、腕を火傷したり、針で指を突いたりもした。これぞ泣きっ面に蜂。

 夕方、当直先に駆け込む。当直室で、世界水泳のシンクロソロを見た。ブロウスキニナすげえ。完全に音楽に乗ってる。シンクロは、とにかく大変そう、という印象しかないし、技も何がどうなのか全くわからないが、あの演技には惹きつけられた。
 シンクロって、点数がコールされる間、選手だけで立って待ってるのね。失敗しても一人で点数を聞かねばならんとは可哀想に。
 あとは、やっぱり立花選手の扱いが気になったり。キャッチフレーズつけられてたし……来年のオリンピック、章枝ちゃん(「ふみえ」なので覚えてね)どんなふうに報道されるかしら(心配)。

 さて、これから先、延々と恐い先生に目の敵にされることや、ボスに迷惑をかけたことより、プルシェンコの今年のプログラムが何なのかの方が、重く心にのしかかってる私であった(汗)。早く音楽公表して下さい>オフィシャルさま。もし本当っにマイケル・ジャクソン・メドレーなら、覚悟せにゃならんし…(泣)。

7月20日(金)

 昼間色々あったので、珍しく早く寝付けた。と思ったら、2時間おきに起こされ続けた。物事はうまくいかないものだ。

 直明け後は大学へ。夕方から髪を切りに行く。梳けるだけ梳いて適当にパーマかけてくれ、と頼んだら、今いちよくわからん髪型になったが、まあいいや。

 ジェーニャが今どこにいるかを教えてくれるのは嬉しいですが、音楽が何かも知りたいです(泣)>オフィシャルさま。
 色々な人から慰めの言葉(?)をいただいたが(プルは芸人だから大丈夫!とか;)なかなか気分は上向きにはならないのだった。実験もうまくいかないし…。


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