5月11日(金)

 実験は有機溶媒の日。

 『怪奇植物トリフィドの侵略』を読み返した。面白いぞ〜。ウインダムが言いたいことはがんがん一言でまとめながら、要所要所はしっかり押さえていて 見通しやすい話になっている。訳者がえらいのか、と思って見ると、訳者の人は『タイタンの妖怪』(集英社・ジュニア版世界のSF)と同じ人だった。『タイタンの妖怪』にはあまり感心しなかったけどな。ということはやはり原作がよいのか(笑)。

5月12日(土)

 部屋を片付けたり、英語読んだり、ビデオをダビングしたり。

 夜、新歓コンパが終わったところで、1次会会場の外に呼び出され(うちの家は1次会会場徒歩30秒くらいのところにあるのだ)そのまま2次会へ。3人来たという1回生のうち1人しか見れなかったが、いかにも1回生という感じで、よろしいんじゃないでしょうか。でも19歳だって(←やめろって)。

 酔っ払った組長に抱きつかれたりしながら、田中邸経由でカラオケへ。その間に、追加したイリヤ・クリムキンビデオ(これでやっと30分は超えたんじゃないだろうか)としおしお用ツボビデオを受け渡し。ちなみにツボビデオは1分半しか録画されていないが、前半は「病気の男がぐったりしているさま」後半は「若い男が正面からこけるさま」である。

 カラオケはコスプレできることで有名(らしい)いつものカラオケ屋。23時以降5時まで一定料金なので多用されているのだが、初めて衣装が置いてある部屋に入った。すると…ピエロの衣装があった。大きさもまるで誂えたようにしおしお@組長にぴったり。ということで、着ていただきました。帽子も含め、とてもとてもよく似合っておりました。ピエロだしね(『ペトローシュカ』>今年のクリムキンの新作フリープログラム)。

 カラオケはとても久しぶり。13人で一部屋だったせいか、5時までずっとマックスまで入力されたまま。みんな元気だねえ。
 最後に、2回続けて入力して歌う替え歌を歌うことになったのだが、例によって正確な歌詞を覚えていない。それは1番だ、いやこっちが4番だ、そこの続きがわからない、とみんなうろ覚えの中、順番はともかくほぼ全ての歌詞を思い出した江川君、凄すぎ。

 終了後は、家に直行して就寝。

5月13日(日)

 起きたら腹が痛かった。そのうち頭も痛くなってきて、まったく動けず。うう。大学に行きたかったのに。

 仕方がないので時々休みながらビデオ鑑賞。一番昔のやつからプルシェンコの演技を延々と見ていた。何時からキャッチフットスピンをやらなくなったかとか、何時頃からスパイラルをやるようになったかとか、見てると色々楽しめるな。年毎にジャンプが失敗しそうになったときのごまかし技術が発達したのもよくわかる(昔は転んでいたのだが、今はなんとか耐える)。

5月14日(月)

 腹痛続く。上腹部も下腹部も痛い。
 RIの再講習(結局去年1度も使ってないけど)と論文の抄読当番をクリアするともうぐったり。

 NHKスペシャルの再放送で、アイとアユムの話をやっていた。チンパンジーにも新生児微笑がみられるそうで。そうか、人間とあんまり違わないんだもんな。じゃあアップリフトも簡単だな!

5月15日(火)

 午前中はバイト。終わってからバイト先でカルテを作ってもらい、吹き出物の薬を出してもらった。この頃、治ってからも痕が残るようになったので、たかが吹き出物と言えど、油断はならない。

 バイト先から帰る途中で腹痛が再発し、そうだ胃薬も出してもらえばよかった、とはたと気付く。バイト中は痛くなかったとはいえ迂闊過ぎるぞ。
 そしてやはり、午後からはずっと腹痛に悩まされ続けた。うう。

 プルシェンコ連続回帰の続き。何となく今シーズンのフリーはほとんどノーミスだったような気がしていたのだが、カップオブロシアではルッツが2回転になっていたのね。その前に恐ろしい勢いで4回転を飛んでいるので、ほとんど印象に残らないが。
 
5月16日(水)

 腹痛は自力回復。ふふ。

 大会のプログレスが届いた。星雲賞、どうも今年は短編部門の候補作をたくさん読んでいるなあ、と思ったら、マガジンを読んだからではないか。ほら、マガジンを読むとこんなにもよいことが!(いえ、まだ5月号を読んでいる奴の言うことではありません…)
 私が投票するものは大概大方の好みとずれているのだが、何せ星雲賞だけに、私の1票にも多少の力を期待してしまう。しかし海外長編部門、『フレームシフト』に『ダーウィンの使者』……。

 田中君の新邸が決まったらしい。ごく近所に後輩達が大勢住んでいる好位置 。ゴミは出してもらえるかな。そして私の家にもぐんと近づいた。

5月17日(木)

 だらだらしていたらあっという間に夕方になり、あわてて当直先へ。この頃遅くなっても日が高いので時間感覚がよくわからない。

 NHKのにんげんドキュメントを見た。ナノ単位の誤差を測る測定器を作る町工場の職人のはなし。見ているだけでキレそうな職業だった。ご苦労さまです。

 たぶんカウンタが23000を廻った。

5月18日(金)

 朝7時55分に呼ばれた(当直は8時まで)。恨み買うようなことした覚えはないのだが。

 明けて家で少し作業をした後、大学へ。午後からは今日の研究発表と論文抄読の準備。「事前に準備する」という言葉は私の辞書からは削除されたらしい。直前までばたばたして、夕方ようやく終了。

 死にそうに眠いので10時過ぎには帰宅したが、結局徹夜。例によって昨日は眠れなかったし、今週は忙しいので、いつもの半分くらいしか寝てないかも。まあ、忙しい理由は自業自得だが。

5月19日(土)

 昼前に起きて作業の続き。
 午後、親から電話があり、たあ(実家の犬)の調子が悪いという。今朝からぐったりしていて、医者に連れて行ったら極度の貧血と炎症反応高値を指摘されたとか。この頃の獣医は人間並みの検査をして、結果も全て説明してくれるのだが、親の説明はどうも要領を得ない。素人じゃないんだからさ(看護婦である)。すぐに会いに行くと言ったら、そこまででもない、と言われたが、後でもう一度電話がかかってきて、息が荒いのでやっぱり見に来い、と言うので急遽実家へ。

 たあはやはり調子悪そうだった。しっぽは下がったままだし、寝転んだ状態で足を出そうとするのだが、しんどいらしくて立ち上がらない。Hgb 9.1にCRP 7.0。医者は貧血は慢性的なものみたいだが原因は不明、CRP上昇の原因も不明、とりあえず抗生剤で様子を見ろ、と言ったらしい。あんまり良さそうな雰囲気ではなかったとか。まあもう齢が齢だしな…。

 両親とも溺愛しているだけに、いつしんどそうにしただの、薬を飲ませただのを克明に記録し、たあの一挙手一投足を追っている。あれじゃ、たあも緊張しそうだ。うちの家族は前の犬に悲惨な死に方をさせてしまったので、この犬だけは幸せにしてやろうという意識が強い。

 どうも私がいると、たあはとりあえず起きているつもりのようなので、アメリカ土産のフィギュアスケートビデオだの、貴金属だの、ナゾのへらだのをもらってとっとと帰宅。たあのことも心配だが、このところ鬱気味の親の反応も心配だ。ああもう、親は元気でいて欲しいよ、ほんとに。

 猟奇ウサギ、可愛い。

5月20日(日)

 ということで、新たなページをオープンしました。The Men Who Skate The Soulです。題名は…まあ内容は深く考えずイメージということで。ヘレン・アメリカじゃなくて、イワン・ロシアだろうが、とか思わんこともないですが、他に思いつかなかったので。

 中にプルシェンコページとクリムキンページがあります。まだ写真もなく、穴だらけのデータと翻訳記事とレポぐらいしかありませんが、これから中身を増やしていく予定(一応)ですので、フィギュアスケート関係の方はどうぞ。
 ちなみにトップページとクリムキンページのデザインはしおしおにやってもらったので、しお組関係の方もどうぞ。

 私がやったデザインはプルシェンンコページだけなのだが、この頃はずっと、壁紙が襲ってきたり、テーブルタグに肩の上に乗られたり、フレームに首を締められたりしている気分だった。この世で最も嫌いなことはページデザインだっ。しかも更新しようとしたら、ここのトップページまでテーブル崩れるし(泣)。


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