4月11日(水)

 実験の方でも、糖尿病とお近づきになりそうな気配が。で、久しぶりにyear note(最も頻繁に使用される汎用医学参考書)をぱらぱら見ていたら、Sipple症候群、Zollinger-Ellison症候群ぐらいまでは見覚えがあるとして、WDHA症候群…こんな病気もあったな…。しかも何かたくさん線引いてあるし。が、頑張ってね>廣瀬君。

 親に電話で、こないだ歯医者に行ったと告げると「なんてお利口さんなの、天才!」と言われた。所詮一人っ子の親なんてこんなものさ。ふっ。

4月12日(木)

 特に思い当たる節がないが、今までで最高の遺伝子導入効率を記録。だがこの導入に使った機械、今日から新しいのに変わるんですけど…(機械が変わると、当然条件も少し変わったりするのだ…)。

 家に帰ってきて、新聞の切り抜きなど。結構根性いるな。

 世間様が野球のことなど毎日書いておられると妬ましさを感じる今日この頃であることよ。>大人しく本でも読んでろ。

4月13日(金)

 午前中は某大学で健診バイト。今日は新入生の日らしく、いかにも慣れてなさそうな一回生がわらわらと。ということは…勿論、即座に私の頭に浮かんだのは、こいつらジェーニャ(・プルシェンコ)と同い年なのか!である。

 診察に来ても、ジェーニャと同年同月の生まれだったり、身長が180cm位だったりすると、思わず顔をまじまじと見てしまい、笑いをこらえるのに必死。全くもって怪しい奴と化していた。

 しかし当たり前だが、同じ18歳でもジェーニャとは全然違うのだ。どうせ行くなら、ロシアの体育大学の健診に行きたかったなあ。←不埒な考え。
 そしたら「今までに大きな病気したことある?」「ニェット」「薬や食べ物でアレルギー出たことある?」「ニェット」「今どこか体調悪いとこある?」「ニェット」なんて会話が出来たかもしれないのに〜。ああ様子が想像できるぞ〜。←妄想が暴走してます。
 しかし、そもそもロシアの体育大学に定期健康診断なんてあるのだろうか?←そういう問題じゃありません。

 今日のERX。ニンジンネタは…よく聞くからな…ああいう話。

4月14日(土)

 朝よろよろと起きだして出かける準備。ノートパソコンだの辞書だのを背負って京都駅へ。親と見合い写真を撮る時に着る服を買う約束をしているのだ。
 時間がかかるだろうと思っていたのだが、すぐに気に入ったスーツが見つかり、あっさり決定。鼠色は地味だとか(結構白っぽいからいいでしょうが)、もう1着買えとか(必要がない服ほど場所を取るものはないので、心から買いたくないのだ)不満そうな親をなだめるため、ご飯を食べながら延々とおしゃべり。

 以前私の見合い相手と想定していた人には、履歴書を見せただけで断られたらしい。「こんなすごい人はいらない。僕は普通の人でいい」と言われたそうで、仲人口の人は学歴のせい、と解釈したらしいが、相手の学歴は私と大差ない。それより、趣味の欄に書いてあったことが悪いと私は思うがのう。そう言うと、親は「つき合い出してからバレるよりいいでしょ」。って、そんな写真も見せる前から断られるようでは、そもそも見合いができんでしょうが。やる気あるのか?>母上。

 夕方親と別れ、初めて行く当直先へ。敷地内に着いてから延々と迷い、遅刻気味で交代。

 三波春夫が亡くなったそうで。リアルタイムで聞いた記憶はあまりないが、この人の歌声は好きだった。CD買ってきて教室でかけようかしら。

4月15日(日)

 当直・日直は平穏。当直室からほとんど出られないが、パソコンと辞書は持って行ったので、例によってドイツ語読んだり。

 クラーク&バクスター『過ぎ去りし日々の光』を読み終わる。バランスが悪いとか、技術の進歩がいくら何でも速過ぎとか、欠点はいくらでも挙げられるとは思うが、なかなか面白かった。ワームカムの存在が圧倒的なのと、最後の加速がやはり素晴らしい。
 ああしかし、ワームカムがあったら、あんなことやこんなことも見れるなあ。ううむ。(またしても妄想暴走中)

4月16日(月)

 直明け後、大学経由で一旦家に帰って身支度など。

 天気が良かったので、お昼はみんなで鴨川端で食べた。春だのう。
 同級生がそろそろ一次出張(最初に大学から外の病院に数年間派遣されること)から大学に戻ってくる年なので、この頃そこら辺でよく遭遇する。なんか変な感じ。

 夜、新居見物とお届けもののため、しおしおの家へ。人の家で改めて見ると、プルシェンコのEx、やり過ぎのような気もしないではない(笑)。で、しおしおの感想。「色気ねえ〜」「そりゃこんだけ捨て身になれば、客も喜ぶだろうな」 はい、同感です。

 しおしお宅から家に帰る途中で、消防車を目撃。ふと前を見上げると、3、4階相当の高さまでぼうぼうと巻き上がる火の粉が。すぐ近くだった。周りの家から次々と野次馬が駆け出して来る。警察の人が、もう大丈夫とか言っていたが、あまり大丈夫そうには見えなかったがな。どうなったんだろう。
 ちなみに、場所は「ときビレ」の練習をした公園の西側をちょっと南に下がったところでした>ローカルな皆様。

4月17日(火)

 午前中は外来バイト。ずっと咳が続いているという人が来たので、レントゲンを取ったら、右肺が半分真っ白だった>お年寄りは気をつけましょう。

 バイトの日は4時間睡眠なのにもこの頃慣れてきたが、さすがに2日続けて4時間睡眠は眠い。しかも今日は実験が延々と続き、昼寝する暇がなかった。眠いよう。

4月18日(水)

 今週は毎日大量の有機溶媒と格闘。手が荒れる。

 大急ぎで実験を片付けて、夕方から「クリムキンを応援する会」(命名byしおしお)のため大阪へ。ほぼ初対面の人間が集まったとは到底思えないスムーズさで4時間しゃべりまくり。そのスムーズさたるや、私が今までに参加したコンベンションやオフ会などでの比ではなかった。
 きれいな写真をたくさん見せてもらったりもしたし(毛が毛が!とかこの目つきが〜!とか騒いでいたのは言うまでもない)ここまで時間が経つのが早かったのは久しぶり。次はいつかな。

 満員電車でしおしお@組長と帰京。ね、眠い。

 カウンタが21000を廻った。

4月19日(木)

 朝、宅急便が届いた。何かと思ったら、友人が四大陸とヨーロッパ選手権のビデオを送ってきてくれたのだった。160分テープ3本。ありがとう〜!>蛙さん(仮名)。持つべきものはCSを見ることができて録画能力のある中学高校時代の友人よ〜(感涙)。もう大阪方向には足を向けては寝られないわ。

 で、ヨーロッパ選手権。プルシェンコはショートプログラムもよい出来だったが、何回見直してもフリープログラムが凄い。この出来は気違い沙汰だ。構成的にはヤグディンに見劣りするプログラムだと思っていたが、この出来ならヤグディンが完璧でも勝てるよ。
 この時のエキシビジョン(蛍光色アロハシャツで踊る「パサディナ」)も今まで見た中で(3つだけだが)一番良かった。アンコールで、蛍光シャツのままフリープログラムの後半を滑っていたのが笑える。合ってなさ過ぎ。

 噂には聞いていたヤグディンのエキシビジョンも凄かった。曲は違うのだが、内容が試合用のプログラムから持ってきたステップのちゃんぽんなのだ。ファンでもない私が見ても、あ、これショートのあそこ、とはっきりわかるくらいそのまま(笑)。
 あと、面白かったのはフィナーレ。男子のエキシビ参加選手が揃ってジャンプを跳んでいたのだが、プルシェンコとヤグディンのジャンプがペアスケーターのようにきっちり揃っていた。打ち合わせしたのか?それとも、同じコーチに基礎を習ったから自然にそうなるとか?(笑)

 病弱超美形スケーターのアプトは、顔形もさることながら、かなり上手かった。これより上の演技をしなければいけないとなると…クリムキン来年はアプトに勝てるかしら…。

 夜は当直。

4月20日(金)

 珍しいことに前の晩9時に寝てしまい、しかも6時に吐血で起こされたので、今日だけ実に健康的な生活を送るはめに。

 明けて家に帰ると、宅急便が届いた。サラリーマン生活を送る一条寺さんが送ってくれた、関東地区限定放送の地上波世界選手権ビデオだった。ありがとう〜!衛星放映分にはなかった画像が結構あるよ(表彰式でのプルシェンコのアップとか)。もう可愛い過ぎ〜。←狂ってます。

 で、予想通りサーシャ・アプトは放映されていなかった。アプトはフリーはともかく、ショートプログラムは良い出来だったので、放映してくれてもいいのに、と思っていたら、なんとジャネットが放映されているではないか。なぜ6位のアプトをさしおいて8位のジャネットを。4位のティム君の代わりに放映したとしても、視聴者の満足度はまだ高いと思われるのに。アプトを広く日本人に知られたくない理由があるのだろうか(勿体ない、とか)?
 あ、いえ、あれだけプルシェンコのアップを入れてもらった以上、私は文句を言える筋合いではございませんでした。感謝しております>TBS様。

 大学から帰ってきて、今度は四大陸選手権を見る。ユンフェイ・リーは…やっぱり世界選手権では調子が良かっただけなのね…。ジャンプが跳べないと、他の部分の荒さが目立つ、目立つ。これはダメだわ。気長に見守ろう…。
 しかしまあ、ジャンプが跳べなくても表現力があれば、見ていても心が洗われるようだが(例:イリヤ・クリムキン)逆だと心がささくれ立つな。

 四大陸選手権を録画してくれた友人が、30分余ったので適当におまけを入れといた、と言っていたのだが、今日見てみるとなんと!ペリーヌ物語のおじいさんとの再会の回が入っていた(感涙)!
 ペリーヌのビデオ、ずっと欲しかったのだ。しかも再会の回なので、「ルクリおばさん♪」も聞けたし。「気まぐれバロン」(エンディング)を見聞きしたのは、もしかしたら本放送以来かも。ああ、気のきく良い友人を持って私は本当に幸せ者だわ〜!

 ところで、アレクセイ・ヤグディンはSFをよく読むらしい…ということは…ストルガツキー? 『ストーカー』や『収容所惑星』を読んでいるのか?(笑)>どこかにロシア人とSFに対する認識の誤りがあるに違いない…。


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